Lesson9 | 計測方法と色々な計測指標

KGIからCSFを見極め、その目標を達成するための施策としてKPIをいくつか決めました。



そしたら、後は実行ですね。


しかし、実行して「なんか上がったかも、下がったかも」という「体感」だけで終わらせてはいけません。


きちんと


数値


として結果を「測定(計測)」する必要があります。


色々な計測方法


計測にはいくつか方法があります。


大きくは3つです。


1.自動的に計測をしてくれるサーバーを借りる
2.自前でログをサーバーへ送信し、DBやファイルに保存してそれを計測データとして使う
3.GoogleAnalyticsやAdobe SiteCatalystなどの計測サービスを使う

1に関しては専用のサーバーを借りる必要があり、お金もかかり今ではあまり使っている企業はありません。


2に関しては3の計測サービスで測定できないような独自のデータを取りたい時に実装する事がありますが、これもあまりやっている企業は少ないのが現状です。


というように現在では、3が主流となっています。


中でも無料で使えるGoogleAnalyticsがメジャーな計測ツールとして大抵のプロジェクトで使われています。


リクルートなど大手ではAdobe社が提供している有料のSiteCatalystというツールを使っていたりもします。


有料のツールの方が細かく計測したりと痒い所に手が届く部分がありますが、中小企業のプロジェクトや小さいプロジェクト、個人サービスであれば無料のGoogleAnalyticsで十分です。


計測で使う主要な指標


WEBマーケティングでは、計測をする際に一般的によく使う指標がいくつかあります。


どの計測ツールだろうと共通の指標です。


また、この指標は計測をする際に使われ、さらに最初の施策を立てる際のアイディアの元として見るものになります。


一般的に使われる指標は大きく6つです。


指標は日ごとに見たり、月ごと年ごとに見たり、サイト全体やページごとで見たり、単純な「数」として見たり、何かと比較した「率」で見たりします。


1.PV(ピーブイ)


PVは「ページビュー」の略で、ある1ページ(画面)が何回見られたか?を表す数値です。1回画面に表示されたら1PVとなり、同じ人が10回画面をリロードすれば10PVとなります。


サイト全体でのPVを見たり、1ページごとのPVで見ることもあります。


実店舗とした場合のイメージは、サイト全体のPVであれば「お店の入り口を通った回数」、ページごとのPVであれば「店内の商品を見た(手に取った)回数」といったところでしょうか。


サイトのページ一つ一つが「商品」というわけです。


2.セッション


「訪問者数」とか「流入数」とも言ったりします。


ある1ページにユーザーが何回訪れたか?を表すものですが、PVと違う点は「30分以内に再度訪れても同じ1カウント」になるという点です。


なので、あるユーザーがあるページを1度表示すれば1セッション。


さらに一度他のサイトに行ってしまい、30分以内にまたサイトに訪れた場合は1セッションのまま。です。


30分を過ぎて訪れた場合は2セッションとカウントされます。


同じページで指標を見た場合、PVよりもセッション数の方が必ず少なくなります。


実店舗とした場合のイメージは、「来店者数」ですね。

ラーメン屋に例えるなら、お昼にラーメンを食べに来たお客が夜にもラーメンを食べに来たとしても、その日の来店者は2人ということです。


3.UU(ユーユー)


UUは「ユニークユーザー」の略で、「ユーザー数」を表します。


そのため、何度サイトを訪れても1人としてカウントされます。


なので、1日のうちに何度サイトを訪れても、何度同じページを見ても、同じ人が見たので「1UU」です。


月ごとで見た場合でも、その月内に何度同じ人が訪れても「1UU」です。


そのサイトの実際の「ユーザー数」、そのページを閲覧した実際の「ユーザー数」がわかるということです。


厳密には、クッキーの機能を使って計測を行なっているので、クッキー期限が切れたり、別のブラウザで訪問した場合は別のUUとしてカウントされるため「純粋なユーザー数」ではありませんが、計測する分には十分でしょう。


(クッキーに関して分からない人はネットワーク・サーバー部を受講してください。)


ここまでをまとめると下記のようになります。



5/30にサイト内を閲覧し、A、B、Cのページを閲覧。


6/2に同じサイトを閲覧し、A、B、Cのページを閲覧。


その場合、PVは6。


セッションは2。


ユーザーは1。


となりますね。


4.直帰


「直行直帰」なんて言葉がありますが、その直帰です。


検索エンジンや他者のサイトから自サイト内のどこかのページへ訪問・閲覧し、そのままサイト内の他のページを閲覧せずに(遷移せずに)ブラウザを閉じたり、他サイトへ移動してしまう場合のことをいいます。


アパレルショップなど店内に入って、「あ、この店なんか違うな。自分の目的のものじゃない。」と思ってすぐ退店している。ということです。


直帰数として見たり、直帰率で見たりします。


直帰が多いページがあれば、そのページに問題があるか、もしくは


そのページに飛ぶ際の「検索キーワード」や他サイトからリンクされている紹介文などと実際のページコンテンツとにギャップがある。


という可能性があります。


「無料」で検索していたり、「無料」と紹介されてリンクを開いてみたら有料の商品を紹介しているページだった。といった具合ですね。


5.離脱


直帰も「離脱」の1つですが、ここで言う「離脱」は自サイト内のページを閲覧し、どこかのページでブラウザを閉じたり他サイトへ移動した。


という意味になります。


なので、直帰の場合もあれば、店内を少し見て周り(ページをいくつか閲覧)どこかのページで「離脱」ということも含まれます。


どこかのページで離脱率が高いのであれば、そのページに問題があるかもしれない。ということになります。


6.CV(しーぶい) 


「コンバージョン」の略で、「ある目的を達成した数」を表します。


「ある目的」はそのサイトによって異なります。


有料会員にさせるのがそのサイトの目的であれば、「有料会員になった数」が「CV数」となります。


お問い合わせさせるのがそのサイトの目的であれば、「お問い合わせ数」が「CV数」となります。


そのプロジェクトによって、「何をCVとしたいか」を決める。必要があります。


あるページからのCV数が低いのであれば、そのページに魅力がないなど訴求が足りないか、お問い合わせや購入フォームがあるのであれば、入力が面倒だったりと「ユーザビリティ」に問題を抱えている可能性があります。


このようにWEBマーケティングでは、大きく6つの指標を元に計測を行い、


さらにその計測データを元に日ごとや月ごと、年ごと、サイト全体やページごと、


単純な「人数」から「率」として色々な側面でデータを比較することで


また新たな「改善策(施策)」を考えていくのです。

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