プログラミング教育が必修化!3つの目的と不安点を解説

プログラミング教育が必修化!3つの目的とは

小学校 中学校 高校
導入時期  2020年度 2021年度 2022年度

表のように、2020年度から導入され始めたプログラミング教育。子供たちの将来のためにも、正しい情報を把握したいですよね。

IT市場がどんどん広がっていく現代で、小さいうちからプログラミングに触れられるのは、かなり重要なことです。

この記事を読めば、

  • ・プログラミング教育の導入時期や学習のポイントを把握できる
  • ・のちに始まるプログラミング授業の準備ができる
  • ・息子/娘のプログラミング学習を手助けできる

気になる方は、ぜひ参考にしてくださいね。

現代のプログラミングの重要性

ITが加速する現代において、プログラミングの知識は非常に重要です。

今後生み出されるAI技術によって多くの職業が失われると予想できますが、その技術を創造するプログラマーたちの需要は高まるばかり。

また、エンジニアにならないにしても、IT社会を生き抜くうえでプログラムの知識をある程度把握していないと、社会の変化に対応できなくなってしまいます。

少なくとも30~40年はITがベースになると考えられるため、若いうちにプログラミングの考え方に触れることは本当に大切なことなのです。

プログラミング教育必修化の3つのねらい・目的

プログラミング教育を必修化するねらいは3つあり、以下のようになります。

  • ・「プログラミング的思考」を育てる
  • ・プログラミングやコンピュータの便利さを知る
  • ・作り手になれると気付かせる

それぞれの目的について、詳しく解説します。

「プログラミング的思考」を育てる

今回導入されるプログラミング教育では、「プログラミング的思考を育てる」を最大の目的としています。

論理的処理を大前提としているコンピュータを学ぶことで、今後さまざまな状況で活きる論理的思考力を養おうという試みです。

実際、二十歳を過ぎた大人でも物事を論理的に処理できる人は少なく、根拠を持って行動をできる人なんてそういません

成人前の若い段階から論理的思考を学べるプログラミング教育は、生徒にとって非常に有益なものになるでしょう。

プログラミングやコンピュータの便利さを知る

2つ目の目的として、「プログラミングによるコンピュータの便利さを知る」が挙げられます。

現在人々の生活を便利にしているのは間違いなくITシステムです。WebやSNSなどのアプリケーションは全てプログラミングによって実現されています。

生徒たちには、「プログラミングによって様々な想像を現実化できる」ことを学んで欲しいのです。

作り手になれると気付かせる

3つ目の目的は、プログラミングを学ぶことで、いつでも作り手になれると気付かせることです。

InstagramやYouTubeは今やだれもが利用するシステムですが、プログラミングを学べばこれらの革新的なシステムを作り出すこともできます

便利なシステムをただ利用するだけではなく、いつでも作り手にもなれると認識してもらうことが重要なのです。

エンジニアになれというわけではなく、将来作り手の1人として世界から愛されるシステムを作り出せたらかなり面白いですよね。

プログラミング教育導入の3つの学習ポイント

プログラミング教育を導入するうえで、前提となる3つの学習ポイントがあります。以下の3つです。

  • ・コーディングを学ぶわけではない
  • ・PCを利用しなくてもできる
  • ・新しい教科が設定されるわけではない

それぞれのポイントについて、詳しく解説します。

コーディングを学ぶわけではない

今回導入されるプログラミング教育では、具体的なコーディングを学ぶわけではありません。

前述のとおり、目的は「論理的思考を学ぶこと」や「プログラムの便利さに気付くこと」なので、実践的なプログラムスキルを身に付ける必要はないのです。

教育の中で、エンジニアになりたいと感じたら目指せば良いですし、そうでなければ基礎知識のみ学んでおけば将来役に立ちます。

重要なことは「若いうちにプログラムに触れる事」なので、コーディングについての不安を感じる必要はないでしょう。

PCを利用しなくてもできる

今回のプログラミング教育では、PCやタブレットを利用しなくても教育を実施できます。

繰り返しますが、具体的なプログラミング言語を学ぶわけではないので、電子機器が必要というわけではありません

現段階では、従来通りの黒板とノート主体でプログラミング的思考を学ぶことになるでしょう。

しかし将来的には、プログラムと並行して電子機器に触れることも重要視され得るため、1人1台タブレットを持って勉強することが予想されますね。

新しい教科が設定されるわけではない

今回のプログラミング教育は必修化こそされますが、国語・数学のように1つの教科として設定されるわけではありません。

理系教科・総合・クラブ活動などの時間の中で、プログラミング教育に必ず触れてくださいという形式。

授業時間自体が増えたり、テスト対策が必要になったりすることはないので、その点の心配はいりません。

ただし、この形式はあくまでも現段階の決定であるため、将来的にはいつ教科科されてもおかしくない教育といえますね。

プログラミング教育導入への3つの不安

プログラミングの重要性について話しましたが、いくつか不安が残りますよね。

具体的に、以下の3つの不安について解説します。

  • ・先生は教えられるのか
  • ・タブレットやPCを用意できるのか
  • ・教材・言語・ソフトは何を使うのか

先生は教えられるのか

結論、ある程度の準備期間を設ければ、現在勤務中の先生でも教育は可能です。

前述のとおり、今回導入されたプログラミング教育はコーディングの習得を目的としていません。したがって、教員がプログラムをマスターしている必要はないのです。

若い世代に伝えたいのは「論理的な考え方」と「プログラミングの便利さ」の2点。

以上2つを伝えるための知識やマニュアルが用意されれば、小・中・高のどこの教員でも教育は可能ですね。

タブレットやPCは用意できるのか

結論、2021年中には1人1台のネット環境を兼ね備えたタブレットが支給されると考えられています。

2020年中に全国の小・中学校で1人1台タブレットを実現する見通しでしたが、コロナの影響もあってまだ完全ではありません。

今後の教育体制がどうなるかは分かりませんが、コロナワクチンが実用化されて、子供たちが安心して通学できる環境になれば、タブレット支給も加速化するはずです。

ただ、前述したとおり、今回のプログラミング教育の目的はコーディングを学ぶことではないので、タブレットが用意されなくても教育は可能ですね。

教材・言語・ソフトは何を使うのか

現状、プログラミング教育に利用する教材・言語・ソフトは指定されていないので、各学校が用意する必要があります。

多くの場合、学校は教材を用意する程度だと予想されます。言語やソフトはコーディングを学ぶためのツールであって、今回の教育の趣旨とは異なるためです。

ただし、学校によっては、プログラム自体に触れさせることを目的に、「Scratch」というプログラミング学習用のフリーソフトを使うかもしれません。

いずれにしても最終的な目的はズレないので、生徒たちにとって有益な授業になることは間違いないでしょう。

プログラミング教育はアップデートしていく

プログラミング教育の重要性や目的について解説してきましたが、この必修教育はまだまだ導入段階です。

導入後に問題が起きれば、その度にアップデートしていくでしょう。

やがて保護者・先生・生徒それぞれにとってメリットの大きい教育となり、今後の社会において、あらゆる場面で助けとなる知識を施してくれるはずです。

未来を担う子供たちがより良い社会を目指せるように、プログラミング教育のアップデートを手助けしていきましょう

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