突如現れた音声SNS『Clubhouse(クラブハウス)』。もうすでにご存じの方も多くいらっしゃるでしょう。
今回は
などなど、クラブハウスに関する謎を徹底解明します!まさに今SNSの形が変わるとき。皆さんもぜひこの波に乗っていきましょう。
目次
Clubhouse(クラブハウス)とは?
2020年にアメリカでスタートした新しい形のSNS
日本に上陸したのはつい最近ですが、クラブハウス自体は2020年の4月にスタートしていました。
2020年2月、グーグルに努めていたポール・ダヴィソンとローハン・セスの2人が、共同でAlpha Exploration[アルファエクスプロレーション]を立ち上げ、同年4月にクラブハウスをリリースしました。
コロナ禍で外出できない中、家からでも手軽に人との交流が楽しめると人気が急増。現在はβ版のみの展開で、iOSのみの対応となっており、Android版は開発中です。
2021年ついに日本に上陸!
リリースから約9か月経った2021年1月に、β版がついに日本に上陸しました。開始から数か月で日本でもアメリカ同様にユーザーが急増。
Twitterは文章の、Instagramは画像の、そしてクラブハウスは「音声の」SNSとして瞬く間に広がりを見せています。
クラブハウスの機能は?
一番気になるクラブハウスの機能ですが「音声SNS」と言われている通り、政治、音楽、パフォーマンスなど、様々なトピックについて音声を通じて会話をする場が提供されています。
コロナの自粛期間で他人と接する機会がない中、実際に人と会って会話しているかのような体験が得られるのが、このクラブハウスの特徴です。
アプリの登録は招待制?
クラブハウスの特徴は、今までSNSでは当たり前だった匿名性が薄れていることです。
- 実名での登録が義務付けられている
- 18歳以上が登録可能
- 電話番号とIDが紐づけられる
- 現在アプリに登録するには既存のユーザーから招待される必要がある
今までは匿名で利用するのが当たり前のSNSでしたが、クラブハウスでは実名の公開が義務。
また利用は18歳以上に限られ、アカウントの情報は電話番号と結びつけられます。また参加方法も少し独特で、既に参加しているユーザーから招待してもらう必要があります。
しかもその招待枠は1人に付き5つしか与えられないため、フリマアプリを通して招待枠の売買が行われている状況です。
クラブハウスの利用に抵抗あり?クラブハウスの安全面の対策について
クラブハウスは安全なのか?
今までSNSではありえなかった「実名公開」や確実な「電話番号の紐づけ」が特徴的なクラブハウスですが、モラル面はどうなっているのでしょうか?
結果から述べるとクラブハウスはモラル面にかなり配慮した制度をとっており、違法行為は限りなく排除されるシステムが考案されています。
- 実名公開
- 運営による音声の録音(調査目的)
- 嫌がらせ、脅迫、差別、許可なく個人情報を公開するなどの行為の禁止
- クラブハウス内で得られた情報は基本的に他言無用
- 録音の禁止(参加メンバーの許可がある場合は認められる)
以上がクラブハウスの運営側が取っている対策の現状です。
基本的にクラブハウス内の会話は録音禁止。内容を複製したり、記録したり、他に漏らすことも禁止されています。つまりクラブハウス内の発言は「オフレコ」であることが原則決まっているのです。
まだまだ改善余地がありそう・・・
クラブハウスの「実名登録」はとても良いシステムだと思いますが、実は大きな落とし穴があります。
それは偽名でも登録ができてしまうと言う事。運営側に提出するのは電話番号の情報だけなので、身分証明書の提示は必要ありません。つまり偽名でも「それっぽい名前」を使えば登録できてしまうのです。
また違法行為に対する罰則もまだあやふやなまま。音声で意見を交換するので、文章のように事前に自分の発言をチェックすることもできません。
話している内容によっては発言内容が激化する可能性もあるので、もっと抜け目のない対策が必要といえるでしょう。
これで本当に本人かを確認するシステムが導入されれば、実名を背負って発言することになるので、モラルに反する行為は横行しないのではないでしょうか。
クラブハウスがここまで人気な理由
ではなぜクラブハウスはここまでの人気を集めているのでしょうか?今までにも音声で会話ができるツールはあったはず。
この章ではクラブハウスの魅力についてご紹介します。
行き当たりばったりの井戸端会議
クラブハウスが人気の理由第1位は、「一期一会である」ことではないでしょうか?クラブハウスで出会う人間は、全くつながりのない人間。
日常生活では出会えなかった人々と、様々なトピックスに関して話し合えるというのが、クラブハウスの人気に火をつけました。
また周囲の人間とは話しづらいディープな話題も、気軽に意見交換ができるとしてクラブハウスは重宝されています。
発言しなくても良い!聞くだけでもOK
また誤解しがちですが、クラブハウスは自ら発言しなくても「ただ聞いているだけ」でもOK。
例えば家事をしながら、勉強をしながら、寝る前に、など、自分は他人の意見や討論に耳を傾けているだけでも良いというシステムが、ユーザーの登録数を後押ししています。
意見を言いたい人は言えば良いし、発言したくない人はしなくても良い。そんな自由性があるのがクラブハウスの特徴です。
これは既存のSNSと同じようなシステムですね。自分から投稿せずとも、他人の投稿を閲覧することは可能。しかし文章や画像とは違って、他の作業をしながらでも他人の意見を知れるのは、忙しい現代人のニーズを満たしているのではないでしょうか?
クラブハウスを始めるには?
まずはアプリをダウンロードする
まずはクラブハウスのアプリをダウンロードしましょう。先述した通り現在はiOSでのみ利用可能です。
https://apps.apple.com/jp/app/clubhouse-drop-in-audio-chat/id1503133294
ウェイトリストに登録する
まずはウェイトリストに登録しましょう。アプリのインストール完了後、アプリを起動すると電話番号の入力が促されるので、自分の電話番号を入力します。
電話番号宛にショートメッセージでコードが届くので、それを入力し、氏名とユーザーネームの登録に移行します。これで登録準備は完了!
あとは待つだけ…なのですが、正式な登録が完了するまではクラブハウスを利用することはできません。
この正式認証を経て、ようやく招待の手順に移行することが出来ます。
知人から招待を受ける
アカウントの準備が整ったら、既にクラブハウスに登録している知人からの招待を受けましょう。知人は必ず「電話帳」に登録されていることが前提。
既に登録している知人から招待を受け、その招待通知をタップすることでようやくクラブハウスの利用が可能になります。
まとめ
今回は今話題のSNS「クラブハウス」について紹介しました。音声を通じた交流の場を設けたクラブハウスは、まさに時代の最先端を行く画期的なサービスといえます。
しかし先発のSNSでは犯罪行為が横行したり、モラルに反するユーザーが問題行為を起こしたり、SNSにトラブルはつきものです。
まだリリースされてから間もないので次第に安全面を強化していくのでしょうが、一歩間違えれば大惨事となることに注意して利用するのが良いでしょう。
また現在会員登録のニーズが大きくなり、招待枠の売買が横行しているのも問題です。この招待制をどう改善していくのか、はたまた撤廃するのか、運営の動向が気になります。
参考文献:
Clubhouse(アプリケーション) – Wikipedia