未経験からITエンジニアになる方法は?必要な条件も紹介

「未経験だけど、ITエンジニアになるにはどうしたらいいんだろう?」

という考えを持つ人は多いでしょう。

エンジニアと聞くと理系だけがなれる職業というイメージが強くなりがちですが、ITエンジニアは文系でも採用されやすい職業の1つです。

そこで今回はITエンジニアとしての適性や必要な条件などを紹介していきます。

 

そもそもエンジニアとは何か?

まずはエンジニアという職業について説明しましょう。

工学(エンジニアリング)に関する専門的な知識やスキルを持った人材」という意味で、現代社会を陰から支えている縁の下の力持ちとも言える存在です。

IT業界が進歩した現代では、インターネット関連のITの専門知識やスキルを備えた「ITエンジニア」が活躍しており、今後も社会で必要とされる職業として期待されています。

 

エンジニアに向いている人のタイプ

 

エンジニアとしてIT業界に就職するには、特定の知識や技術が必要となります。熱意だけで採用されるのは難しく、周囲の同僚やクライアントとの連携が取れなければ仕事も上手く回らなくなるからです。

それだけエンジニアは一筋縄ではいかない職業とされているので、就職を目指す際はその点も念頭に置いておいて下さいね。

ここではエンジニア適性のある人間として多い、4つのタイプを紹介しましょう。

 

ITやプログラミングへの関心が高い

ITの仕組みやプログラミングについて、強い関心を持っている程エンジニアには向いていると言えます。

IT業界は進化が著しく、スキルを高めるためにも情報収集を繰り返し、新たな言語や知識を吸収する事が必要です。

プログラミングをする際は日本語ではなく、数字や文字列によるソースコードを入力する必要があるので、指定通りの動きができるように技術も鍛錬した方が好ましいでしょう。

 

コミュニケーション能力に優れる

エンジニアと言ってもPCに関する作業のみならず、他の職種のスタッフと会話したり、会議に参加して意見を述べたりと、ある程度の意思疎通の能力も求められます。

例えば事前打ち合わせの際、同僚からコードの内容について質問されたり、スケジュールに関する打ち合わせをしたりと、コミュニケーション能力が必要な場面は多いです。この時に実作業のコミュニケーションをした方がやるべき事が明確になり、結果的に生産性を高められるようになります。

クライアントとの打ち合わせなど、相手の話を聞く能力や的確に答える能力も必要となるので、会話に関するスキルも磨いた方がいいでしょう。

 

集中力と忍耐力に優れる

プログラミング作業中はシステムを正常に動かすべく、入力・テスト・調整の3工程をひたすら繰り返します。1つ1つ入力しては確認するという地道な作業が続くので、集中力や忍耐力が必要となる場面は多いでしょう。

この試行錯誤に慣れながら、何度もエラーを前にしても耐えられる精神力を養うのがエンジニアとしての成長に関わってきます。目的達成のためのロジックは複数パターンが存在するので、その中から最適なものを選ぶには、粘り強く動作を検証していくしかありません。

パソコンでの長時間作業となる場合も珍しくなく、特に納期直前だとクライアントの注文が殺到するのはもちろん、急な障害やエラーも起きやすくなります。その時にストレスに耐えながら1つ1つ丁寧にこなしていくのが重要です。

 

新しいものを開発したいという情熱に満ちている

IT業界に限らず、どの世界でも新しいものを作り続けようとする情熱は原動力として重宝されます。

与えられた仕事をきちんとこなす人物でもその環境に慣れてしまい、知らないうちに成長や創造性が止まってしまう事は珍しくありません。

今までにない斬新なサービスを生み出せるか、プログラミングを駆使して新しい技法や仕組みを構築できるかなど、創造性に優れている人の方が新時代を切り開くエンジニアとして活躍できるでしょう。

 

ITエンジニアは文系でもオススメ!

 

「エンジニア」という名前から理系の人材がする仕事という印象が強いですが、ITエンジニアは文系でもなりやすい職業の1つです。

既に説明したとおり、ITエンジニアにはコンピューターの処理のみならず、コミュニケーションや文章力といった能力やスキルも要求されます。そのため理系以外の人材でもコンピューターが好きだったり、興味を持っていたりすれば、ITエンジニアを目指す事はできます。

未経験でも知識やスキルを身に付ければ、希望職として就職できる分野でもあるので、ITエンジニアに転職しようとする人も少なくないようです。

 

未経験からITエンジニアになる方法を紹介!

 

続いては未経験からITエンジニアになる方法を3つ紹介します。独学で学ぶ方法やセミナーに通う方法などがあり、メリットやデメリットもそれぞれ異なるのが特徴です。

状況や予算に見合った方法を選び、必要なスキルを習得しながらITエンジニアへの夢を実現させましょう。

 

未経験からITエンジニアになる方法①:独学で学ぶ

独学でITエンジニアを目指す場合、プログラミング技術を公開しているサイトを利用しながらスキルを高めていくのが好ましいでしょう。

独学ならほぼお金がかからず、自分のペースで学べるので時間に余裕がある場合は有効な手段です。

ただし、1人だと教わる相手がいないので、問題解決までに時間がかかるというデメリットもあります。

 

未経験からITエンジニアになる方法②:スクールやセミナーに通う

ITが発展するにつれてプログラミングを学べるスクールやセミナーも急増しており、中でもオンラインスクールは場所を問わず勉強できる場所としてオススメです。

通学時間や授業料がかかる点がネックですが、独学と比べてスムーズかつ効率的にスキルを習得できるのが魅力的です。

オンラインスクール以外にもイベントなど、プログラミング関連の選択肢は多いので、気になったものがあれば積極的に参加した方がいいでしょう。

 

未経験からITエンジニアになる方法③:会社の研修で学ぶ

新入社員向け、もしくは既存社員向けの研修を通じてITエンジニアになろうとする場合、IT研修を専門とする教育機関に依頼する事をオススメします。体制作りがきちんとしていないと成果にバラつきが出たり、現場に必要なノウハウが身に付かない場合も珍しくありません。

IT研修を専門としている教育機関であれば、必要なノウハウやスキルが身に付くのはもちろん、多少レベルの差があっても適切な課題によって全体的に高いスキルが習得できるでしょう。

 

ITエンジニアは人材需要が高い!

 

経済産業省が発表する「IT人材受給に関する調査」によれば、2018年から2023年にかけてIT市場は年平均約1.5%伸びる見込みがあると言われています。すなわちITエンジニアによる需要が今後高まっていくという事です。

この数値は日本の実質GDPの平均成長率(0.6~1.2%)よりも高く、日本のIT業界が今後も将来性が高いと予想されています。

更に2030年までに日本では最大78.7万人のIT人材不足になる事が予測されています。日本の重要なIT人材として、ITエンジニアは今後もますますニーズを増していくと言えるでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

エンジニアに適性のあるタイプや、ITエンジニアになるための方法をご紹介しました。

スキルや専門的な知識の習得も重要ですが、一番大切なのは粘り強く継続できるように強い精神を持つ事です。

即戦力として働けるように、ITエンジニアとして研鑽を積んでいって下さいね!

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