文系でもなれる?ITエンジニアとして就職する方法!

将来なりたい職業ランキングでも、ITエンジニアがランクインしたそうですが、エンジニアにはどんな種類があるのか?エンジニアとして就職するためにはどうすればいいのか?など、実は実態はあまり知られていないのではないでしょうか?

この記事では、そんな学生の方や社会人の方のために、「エンジニアにはどんな種類があるのか」、「エンジニアとして就職するためにはどうすればいいのか」について紹介したいと思います。

ITエンジニアは文系でも就職できる職業?

結論から申しますと、文系でも全然エンジニアになれます。実は、文系出身のエンジニアも多く活躍しているのです。世の中でITエンジニア=理系というイメージが強いため、意外に思われた方も多いかもしれませんね。

では、なぜ文系でもITエンジニアになることができるのか?理由をいくつかにまとめてみました。

理由その① コミュニケーションが必要とされる

ITエンジニアに求められるスキルは、決してプログラミングスキルだけではありません。クライアントから正しくヒアリングする力や仲間と共同でシステムを開発する際には、高いコミュニケーション能力が必要とされるのです。

それだけではありません。エンジニアは、組織単位で活動することも多いため、チームをマネジメントする能力も必要になります。

これらの能力は理系よりも文系の方が優れている場合が多いのではないでしょうか?

プログラミングの能力自体は、本人のやる気次第で就職してから磨くことが十分できますし、必ずしも入社前から持っている必要はないのです。

理由その② エンジニアの人材が不足している

IT業界には、慢性的な技術者の人材不足が続いています。とにかく人材が欲しいという企業が多いため、理系だけ採用していては仕事が追いつかないのです。そのため、多くの企業では文系・理系関係なしで多くの新卒の大学生を獲得し、入社させてからエンジニアを育てるという方式をとっています。

もちろん、企業側も採用にリスクがあるため、エンジニアとして活躍できそうな可能性のある学生を採用しているのですが、この人材不足はエンジニアになりたい文系学生にとってはチャンスなのではないでしょうか?

- IT 人材需給に関する調査 - 調査報告書

ITエンジニアにはたくさんの種類がある?

ひとくくりにITエンジニアと言っても、エンジニアにはたくさんの種類があります。そして、どのエンジニアを目指すかで業務内容や使用するプログラミング言語、勉強の方法など大きく変わってきてしまうので、まずは自分はどのエンジニアになりたいのかを考えなければなりません。

そこで、ITエンジニアの種類を一部だけ紹介させていただきます。

その① システムエンジニア

ITエンジニアの大部分を占めるのがこのシステムエンジニアです。主に、システムインテグレーターと言われるようなシステム開発会社の技術者のことを言います。

仕事の内容

  1. クライアントからニーズや課題をヒアリングする
  2. クライアントの要望を満たす大まかなシステムの設計を行う
  3. プログラミング言語をもとにシステム開発を行う

などシステムエンジニアの仕事の範囲が多いため、技術力だけではなくコミュニケーション能力が必要とされます。文系が得意としているコミュニケーション能力を生かせる分野が多い職種であるため、多くの文系出身者が活躍するのもこのシステムエンジニアです。

その② プログラマー

プログラマーはシステムエンジニアが設計した設計図をもとにプログラミング言語を用いてシステムを作る仕事をする人を指します。

仕事内容

  1. 仕様書をもとにプログラミングを行う
  2. システムが正確に作動するようにバグを修正する

システムエンジニアが設計図を作る建築士とすると、図面通りに建築する大工がプログラマーという例え方をすると分かりやすいですね。

その③ Webエンジニア

Webエンジニアは、webサイトやWebアプリケーションなどの開発を行うエンジニアのことを指します。

仕事内容

  1. システムの構築
  2. Webサイトやアプリケーションの制作
  3. Webサイトやアプリケーションの保守・運用

Webエンジニアは特に専門性が必要とされ、技術力が重要視されます。また、プログラミング言語は日々進化し続けていくため、常に学び続けなければなりません。また、Web系の企業は私服出勤やリモートワークなど働きやすい環境が整っている場合が多いのが特徴です。

ITエンジニアとして就職する方法

それでは、ITエンジニアとして就職するためにはどうすればよいのでしょうか?上で説明した3種類のエンジニアについて説明していきます。

システムエンジニアになるには?

システムエンジニアは、プログラミング未経験の学生でも新卒でIT業界の企業に技術者として入社すればなることができます。企業側も文系か理系かはあまり重要視しておらず、学生の適正や可能性で採用して1からエンジニアを育てるという方式をとっています。

ただし、文系学生やプログラミング未経験の学生は、なぜIT業界でエンジニアとして働くことを志望したのかを具体的に説明し、納得してもらわなければなりません。

採用したけどやる気がなくてすぐ辞められてしまっては、企業側としても大きな不利益ですからね。したがって、エンジニアになりたい方は強い意思を持って就職活動に挑みましょう。

プログラマーになるには?

文系の学生や未経験者がプログラマーになる方法は、未経験者でも入社可能な企業に就職するか、プログラミングを勉強し、スキルをつけるという方法があります。

プログラマーの仕事は主にプログラミング言語を用いたコーディングですので、初めから技術力を必要とする企業が多いです。そのため、文系学生などの未経験者は比較的ハードルが高いと言えるでしょう。

Webエンジニアになるには?

Webエンジニアは学歴や資格はあまり重視されず、実績や実力が重視されます。ですので、Webエンジニアも未経験で就職するのは不可能ではありませんが、難易度は上がります。

しかし、実力や実績があれば学歴関係なく目指せる職種なので、プログラミングスクールや独学でプログラミングを学習し、インターンシップやアルバイトを通じて実務経験を積んでおくと就職活動で有利な状況が作れるでしょう。

ITエンジニアとして就職できる人ってどんな人?

ここまで、エンジニアの種類や就職する方法を紹介してきましたが、どんな人がエンジニアとしての適性があるのでしょうか?種類別に分けて細かく紹介させていただきます。

システムエンジニアに向いている人

コミュニケーション能力が高く、勉強意欲がある人です。

システムエンジニアの仕事はチーム単位でこなすことが多く、話の要点と全体を捉えて論理的に伝える力やクライアントの要求を正しく聞き出す力が必要です。さらに、IT業界では技術の進化が著しいため、新しい知識を得るためにまめに勉強できる力が必要になってきます。

プログラマーに向いている人

論理的な思考力がある人や、ものづくりが好きな人です

コーディングの仕事をしていると必ずと言っていいほどバグやエラーが発生します。プログラマーはそのバグやエラーと常に戦わなければならない仕事でもあります。なぜエラーが発生したのか?どこを修正すればいいのか?を論理的に考え、解決する力が必要になってきます。

プログラマーの仕事の1番のやりがいは、プログラムが思い通りに動いた時です。そこにやりがいを感じれる人がプログラマーに向いていると言えるでしょう。

Webエンジニアに向いている人

技術が好きで学ぶことが苦にならない人です。

Webの業界では、技術の入れ替わりが激しいです。したがって、常に新しい技術を学び続けないと周りの優秀なエンジニアに追いつけないということも。どのエンジニアにも共通して言えることですが、勉強嫌いだと厳しいかもしれません。

まとめ

今回は、文系でもエンジニアになる方法やエンジニアの種類について紹介しました。IT人材は今後も人手不足が続いていくと言われており、多くの企業が優秀な人材を欲してます。

それゆえ、高い技術力を持っていれば年収を上げることができる分かりやすい職業ですが、イメージや憧れだけでなんとなく職業を選んでしまうのはやや危険かもしれませんね。

この記事をきっかけに本気で目指そうと思った方は、独学でプログラミングの学習を始めてみるなど、自分に適性があるのかを調べてみることをおすすめします。

 

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