・キーを取得するためのarray_keysってどう使うの?
・取得したキーや値を表示させたい!
PHPでよく使う連想配列には、キーと値を設定することができますが、そのキーと値をどうやって取得すればいいのかわからない人も多いでしょう。
そこでこの記事では、PHPの連想配列でキーや値を取得する方法について解説していきます。
この記事を読めば、PHPの連想配列からキーや値を取得し、出力するところまで理解することができるでしょう。
PHPで連想配列の使い方に慣れていない、キーや値を取得する方法を知りたい人は、ぜひ最後までご覧ください。
連想配列を作る
連想配列のキーや値を取得するために、まずは連想配列を作っていきましょう。
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<?php $profile = array( "名前" => "山田太郎", "生年月日" => "2000年1月1日", "性別" => "男", "住所" => "東京都〇〇〇〇1-2-3", "メールアドレス" => "example@mail.com" ); ?> |
連想配列は、array関数を使用して作ることができます。
書き方は、「キー => 値」というようになり、複数指定する場合はコンマ(,)で区切っていきます。
今回は、個人の情報が入った連想配列を作るため、キーの部分に「名前」や「生年月日」などの項目を書き、値にその詳細を記述します。(自分の情報を使って配列を作ってみましょう)
そして、この連想配列を「$profile」という変数に代入しておきます。
これで連想配列は出来上がったので、実際にキーや値を取得していきましょう。
連想配列のキーや値を取得する方法
では、実際に連想配列のキーや値を取得する方法について解説していきます。
取得の仕方を知らない人は、しっかりと理解していきましょう。
連想配列のキーを取得する
まずは、連想配列のキーを取得する方法です。
連想配列のキーを取得する場合は、array_keysという関数を使うことで実装できます。
書き方は簡単で、array_key($配列名)と指定するだけでキーを取得できます。
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<?php $profile = array( "名前" => "山田太郎", "生年月日" => "2000年1月1日", "性別" => "男", "住所" => "東京都〇〇〇〇1-2-3", "メールアドレス" => "example@mail.com" ); $keys = array_keys($profile); var_dump($keys); ?> |
先ほど作成した連想配列のキーを取得するために、「array_keys($profile)」と指定します。
そして、そのarray_keysを変数の「$keys」に代入して、var_dumpで確認してみましょう。
結果は上記のようになりました。
配列の中身は1つずつ番号がつけられていて、キーだけが表示されていますね。
このように、array_keysを使用することで、連想配列のキーを取得することができます。
連想配列の値を取得する
続いて、連想配列の値を取得する方法について学んでいきましょう。
連想配列の値を取得する場合は、配列名に対して[]を使用し、その[]の中にキーを指定します。
実際にコードに書いて見ていきましょう。
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<?php $profile = array( "名前" => "山田太郎", "生年月日" => "2000年1月1日", "性別" => "男", "住所" => "東京都〇〇〇〇1-2-3", "メールアドレス" => "example@mail.com" ); $name = $profile["名前"]; $birthday = $profile["生年月日"]; $gender = $profile["性別"]; $address = $profile["住所"]; $email = $profile["メールアドレス"]; var_dump($name, $birthday, $gender, $address, $email); ?> |
今回の連想配列は、配列名が「$profile」なので、値を取得するときは「$profile[]」と書きます。
取得したい値のキーを[]の中に書き、それを変数に代入しておきましょう。
※変数名をそれぞれ「$name, $birthday, $gender, $address, $email」とします。
取得した値を、var_dumpで確認してみます。
結果を表示すると、上記のようになりました。
連想配列の値だけが表示されていますね。
このように、連想配列の変数に[]をつけて、キーを指定することで、値を取得することができます。
連想配列で取得したキーや値を出力してみよう
今度は、連想配列で取得したキーや値をブラウザに出力してみましょう。
連想配列のキーと値を出力する場合は、foreach文を使って実装することができます。
foreach文は配列の繰り返し処理を行うことができる構文で、以下のように書きます。
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<?php foreach($配列名 as $key => $value){ // 処理 }; ?> |
()の中は、配列名を指定し、asの後に「$key => $value」とすることで、キーと値を取得することができます。
※$keyはキー、$valueは値を表します。
では、実際に連想配列で取得したキーや値を出力してみましょう。
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<?php $profile = array( "名前" => "山田太郎", "生年月日" => "2000年1月1日", "性別" => "男", "住所" => "東京都〇〇〇〇1-2-3", "メールアドレス" => "example@mail.com" ); foreach ($profile as $key => $value) { echo $key.":".$value."<br>"; } ?> |
今回は連想配列の配列名が「$profile」なので、foreach文の()の中は、「$profile as $key => $value」となります。
そして、foreach文の処理では、echoを用いてキーと値を出力します。(brは改行させるために指定しています)
結果を表示して、確認してみましょう。
キーと値がきちんと表示されていますね。
ここでは、「キー:値」というようにそれぞれ配列の中身が繰り返し出力されるようになっています。
このように、連想配列で取得したキーや値は、foreach文を使って出力することができます。
なので、使い方を覚えておくといいでしょう。
まとめ
今回は、PHPで連想配列のキーや値を取得する方法について解説しました。
連想配列からキーを取得する場合は、array_keys関数を使用することで取得できます。
また、値を取得する場合は、配列名に[]をつけ、[]内にキーを指定することで取得可能です。
このようにして、連想配列のキーと値を取得できるので、使い方を覚えておきましょう。
この記事がPHPの学習に役立つと幸いです。