本記事では、JavaScriptを用いて文字列の操作(連結・検索・切り出しなど)についてサンプルコードと共に解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
+演算子
文字列を連結するには、+演算子を用いるパターンを見ていきましょう。
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対象の文字列 + 対象の文字列; |
サンプルコードを例に見ていきましょう。
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let string1 = 'あいう'; let string2 = 'えお'; let result = string1 + string2; console.log(result); |
実行結果として、
1 |
あいうえお // console.logの結果 |
が返ってきます。
【JavaScript】文字を結合させる方法を解説!テンプレートリテラル
文字列を連結するには、+演算子を用いるパターン以外にもES6で登場したテンプレートリテラルで文字列を連結するパターンを見ていきましょう。
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let a = '文字列'; let b = '文字列'; let result = `${a}と${b}です`; |
サンプルコードを例に見ていきましょう。
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let a = 'あいう'; let b = 'えお'; let result = `${a}${b}`; console.log(result); |
実行結果として、
1 |
あいうえお // console.logの結果 |
が返ってきます。
slice()メソッド・substr()メソッド・substring()メソッド
文字列を切り出したいときは、slice()メソッドとsubstr()メソッドとsubstring()メソッドを使います。
まずは、slice()メソッドについて見ていきましょう。
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対象の文字列.slice( 開始位置, 終了位置); |
サンプルコードと共にslice()メソッドを見ていきましょう。
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let string = 'お疲れさまでした。'; let result = string.slice(0, 3); console.log(result); |
実行結果として、
1 |
お疲れ // console.logの結果 |
が返ってきます。
次にsubstr()メソッドを見ていきましょう。
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対象の文字列.substr( 開始位置, 切り出す文字数); |
サンプルコードと共にsubstr()メソッドを見ていきましょう。
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let string = 'お疲れさまでした。'; let result = string.substr(5, 3); console.log(result); |
実行結果として、
1 |
でした // console.logの結果 |
が返ってきます。
最後にsubstring()メソッドを見ていきましょう。
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対象の文字列.substring( 開始位置, 終了位置); |
サンプルコードと共にsubstring()メソッドを見ていきましょう。
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let string = 'お疲れさまでした。'; let result = string.substring(0, 5); console.log(result); |
実行結果として、
1 |
お疲れさま // console.logの結果 |
が返ってきます。
【初心者向け】JavaScriptの文字列を分割する方法は?基本から実践例までわかりやすく解説!splitメソッド
文字列をカンマ区切りで配列に格納したいときにsplit()メソッドを使います。
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対象の文字列.split(); |
サンプルコードを例にsplit()メソッドを見ていきましょう。
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let string = 'a,b,c,d,e,f,g'; let result = string.split(','); console.log(result); |
実行結果として、
1 |
["a", "b", "c", "d", "e", "f", "g"] // console.logの結果 |
が返ってきます。
JavaScriptで文字列を分割して新たな配列を作る方法!replace()メソッド
文字列を置換・削除したいときに、replace()を使います。
最初は文字列の置換についていきましょう。
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対象の文字列.replace(置換前の文字列, 置換後の文字列); |
サンプルコードを例に見ていきます。
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let string = 'abcdefg'; let result = string.replace('abcdefg', 'xyz'); console.log(result); |
実行結果として、
1 |
xyz // console.logの結果 |
が返ってきます。
次に、文字列を削除するパターンを見ていきましょう。
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対象の文字列.replace(削除したい文字列, ''); |
サンプルコードを使って見ていきましょう。
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let string = 'abcdefg'; let result = string.replace('abc', ''); console.log(result); |
実行結果として、
1 |
defg // console.logの結果 |
が返ってきます。
indexOf()メソッド・lastIndexOf()メソッド
文字列で検索をしたいときは、indexOf()メソッドを使います。
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対象の文字列.indexOf( 検索したい文字列 ); |
- 検索したい文字列を含んでいればインデックスを返す(0文字目から数えて何文字目なのか?)
- 検索したい文字列を含まない場合、「-1」を返す
サンプルコードを例に見ていきましょう。
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let string = 'お疲れさまでした'; let result = string.indexOf('でした'); let result2 = string.indexOf('!'); console.log(result); console.log(result2); |
実行結果として、
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5 // console.logの結果 -1 // console.logの結果 |
が返ってきます。
文字列を最後から検索するときに使うメソッドがlastIndexOf()メソッドになります。
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対象の文字列.lastIndexOf( 検索したい文字列 ); |
- 検索したい文字列を含んでいればインデックスを返す
- 検索したい対象の文字列を最後から検索する(インデックスは文字列の先頭から数えた値になる)
- 検索したい文字列を含まない場合、「-1」を返す
lastIndexOf()メソッドを用いたサンプルコードを見ていきましょう。
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let string = 'お疲れさまでした'; let result = string.lastIndexOf('でした'); let result2 = string.lastIndexOf('!'); console.log(result); console.log(result2); |
実行結果として、
1 2 |
5 // console.logの結果 -1 // console.logの結果 |
が返ってきます。
trim()メソッド
文字列の前後の空白を削除するときに、trim()を使います。
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対象の文字列.trim(); |
サンプルコードを例にtrim()メソッドを見ていきましょう。
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let string = ' abcdefg '; let result = string.trim(); console.log(result); |
実行結果として、
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abcdefg // console.logの結果 |
が返ってきます。
toUpperCase()メソッド・toLowerCase()メソッド
文字列を大文字・小文字に変換するときは、大文字だとtoUpperCase()メソッドを用いて、小文字だとtoLowerCase()メソッドを使います。
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対象の文字列.toUpperCase(); 対象の文字列.toLowerCase(); |
サンプルコードを例にtoUpperCase()メソッドとtoLowerCase()メソッドを見ていきましょう。
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let string = 'abcdefg'; let result = string.toUpperCase(); console.log(result); let string = 'VWXYZ'; let result = string.toLowerCase(); console.log(result); |
実行結果として、
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ABCDEFG // console.log の結果 vwxyz // console.log の結果 |
が返ってきます。
lengthメソッド
文字列の文字数をカウントするときは、lengthメソッドを使います。
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対象の文字列.length; |
サンプルコードを例にlengthメソッドを見ていきましょう。
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let string = 'abcdefg'; let result = string.length; console.log(result); |
実行結果として、
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7 // console.logの結果 |
が返ってきます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は文字列の操作で使われるメソッドをサンプルコードとともに解説しました。
JavaScriptを用いた文字列の操作は実務でも頻出ですので、この機会に習得することをおすすめします。