【実践編】プログラミング用語19選!初心者が知っておくべき基礎知識

前回はプログラミングでよく使う用語の中から、初心者がまず覚えておきたいIT用語と、

【IT用語編】プログラミング用語22選!初心者が知っておきたい基礎知識

プログラミングをする中で実際によく使われる用語をご紹介しました。

【学習準備編】プログラミング用語16選!初心者がおさえておきたい基礎知識

今回はさらに、実際にコードを書く中で登場する用語をご紹介します。

プログラミングをする際にでてくる用語ばかりなので、必ずおさえておきましょう!さらに、WEBプログラミングでよくでてくる用語も合わせてご紹介します。

プログラミングをしていてわからない用語がでてきた時は、この記事を一度チェックしてみてくださいね。

プログラミングでコードを書く時に必要になる用語13選

変数・配列などのプログラミングをする中でよく登場する用語をまとめました。なんとなくしか理解できていないという方は、この機会にしっかりおさらいしておきましょう。

変数

プログラム内で使われる、年齢や名前・計算結果など様々なデータを入れておく入れ物のこと。例えば、データベースには名前や住所・年齢など、ユーザーによって内容が変わるデータがたくさんあります。それらのデータを記憶し、必要な時に利用できるようつける固有の名前を「変数」といいます。

定数

定数は変数の仲間で、同じようにプログラム内で使われるデータを入れておく入れ物のことです。ただし、変数と違って一度値を入れると中身は変化しません。

プログラミングで扱われるデータには「型」が指定されています。

例えば、

・数値型
・文字列型
・関数型
・論理型
・配列型

などがあります。

文字型の5と数値型の5は、見た目は一緒でも内部での扱われ方は異なります。

代入

代入とは、データごとに異なる変数の中に具体的な値を入れるということです。

例えば「a = 3」であれば、aという名前の変数に3というデータが入っているという意味になります。ただし、「=」は「代入する」という意味であって「aは3である」という意味ではないので注意しましょう。

真と偽

プログラム中ではたびたび条件式を提示して、それが成り立つか成り立たないかによって処理が分岐していきます。

それぞれ、

条件が成り立つ true(真)
条件が成り立たない false(偽)

と表現します。

例えば、

aがりんご(true)→食べる
aがりんごじゃない(false)→食べない

といった具合に、条件が成り立つ場合(真)成り立たない場合(偽)で処理をわけることができます。

算術演算子

算術演算子とは、プログラム中で計算をする時に用いる記号のことです。一般的に以下のようなルールがあります。

例)aとbを計算する場合

名前 記号 例の意味
加算  + a + b  aにbを加える
減算  – a – b  aからbを引く
乗算  * a * b  aにbをかける
除算  / a / b  aをbで割る
剰余算 % a % b  aをbで割った余りを求める

※言語により記号が異なる場合もあります

比較演算子

比較演算子は、変数が大きいか小さいかなどを比較する場合に使います。関係演算子とも呼ばれます。

例の意味
a < b aはbより小さい
a <= b aはb以下
a > b aはbより大きい
a >= b aはb以上
a == b aとbは等しい
a != b aとbは異なる

※言語により記号が異なる場合もあります

論理演算子

比較演算子を用いた条件を複数組み合わせて使いたい時に用います。

名前 例の意味
論理積(AND) a && b aとbが共に真の場合「真」
論理和(OR) a || b aまたはbどちらかが真の場合「真」
否定(NOT) !a aが偽の場合「真」、aが真の場合「偽」

※言語により記号が異なる場合もあります

関数

プログラム内ではコードで様々な処理を記述します。その中には、何度も繰り返しでてくる同じ処理や、年齢計算や消費税計算のように決まった手順を踏む処理があります。

その場合、処理をする部分をひとかたまりにして別の場所に記載し、呼び出し方を決めたものを関数と呼びます。処理が必要になった時に関数を呼び出すことで、何度も同じ処理を書く必要がなくなるのです。

コメント

コメントとは、プログラムの中に書く注意書きのようなものです。言語によって異なりますが、冒頭に「//」などの定められた記号を使うことで、コードがプログラムとして認識されなくなります。そのため、プログラムの計算処理に影響を与えず、好きな内容の文字を書き残すことができます。

わかりづらい処理や複数人で開発する場合、誰が見ても処理の内容がわかるようにコメントを書く癖をつけておきましょう。

配列

配列とは、変数が複数集まった中に仕切りのある箱のようなもの。例えば大きなarrayという箱があった場合、その中にa・b・cなどの小さな箱がたくさん入っているイメージです。

添字

添字とは、「配列の中の何番目のデータ」を指定するための数字を意味します。arrayという名前の配列があった場合、array[0]array[1]と指定することで、配列内の指定した番号のデータを取得することができます。

ループ

ループとは、繰り返す同じ処理をさせたいときに使う機能のことです。ループ処理でよく使われる「for」「while」は、どのプログラミング言語にもよく備わっています。

Webプログラミングで知っておきたい用語6選

続いて、WEBプログラミングをする際に知っておきたい用語をご紹介します。合わせて覚えておきましょう!

クライアント

一般的に、WEB利用者が操作するWEBブラウザやPCそのものを指します。クライアント側がサーバ側に様々な要求を送り、サーバ側はそれに応えて処理を行ったり応答したりします。

サーバ側からの機能や情報を受け、クライアント側は画面表示や入力を手元で行います。

サーバ

サーバとは、クライアント側の要求に対し情報を提供する機能や、情報そのものを保有しているコンピュータまたはソフトウェアのことです。

ネットワークを管理しているパソコンやソフトウェアのことを指し、サーバに接続しているクライアントへ情報を提供したりアクセス制限を行うなどの働きをします。

MVC(モデル・ビュー・コントローラ)

ソフトウェア設計モデルの一つで、処理全般を担当する「Model(モデル)」表示やファイル出力を担当する「View(ビュー)」クライアントからの入力に応じてViewとModelを制御する働き「Controller(コントローラ)」の3つの要素を組み合わせ、システムを実装する方式のことを言います。

それぞれ担当する機能が明確に分かれているため、プログラミング開発作業を分業することが簡単になり、互いの変更の影響も受けにくいのが特徴です。多人数での開発はもちろん、一人で開発する場合にも管理がしやすい設計モデルです。

データベース(DB)

コンピュータ上で作成・保管されて、データベース管理システムという専用のソフトウェアによって管理されるデータのことです。データベース管理システム(DBMS:データベースマネジメントシステム)のことをデータベースと呼ぶ場合もあります。

簡単に言うと、氏名や電話番号・メールアドレスなどのたくさんのデータを保存している引き出しのようなもので、データをすぐに引き出せるように工夫されています。

MVCのソフトウェア設計モデルを使っている場合、「Model」が必要に応じてデータベースからデータを検索・取得する役割を担っています。その情報を元に「View」が表示を行っているのです。

SQL

データベースマネジメントシステム(DBMS)へ、利用者が外部のソフトウェアからの命令をするために用いる言語をSQLと呼びます。つまり、データベースへのデータ保存やデータ検索をする際に使われるんですね。

代表的な構文に、以下があります。

検索 SELECT
新規追加 INSERT
削除 DELETE
更新 UPDATE

SQLはデータベースとは切り離すことができず、データベースを扱うためには必須の言語となります。

フレームワーク

フレームワークは骨格・骨組みという意味で、アプリケーションを開発する際に基本的な機能のみを搭載した状態のことをそう呼びます。

フレームワークには汎用的な機能がすでに実装されているため、一部機能を改変するだけで済んだりするため開発の効率がグッとアップしますよ。

まとめ

以上、初心者が知って起きたいプログラミング用語について

・プログラミングでコードを書く時に必要になる用語13選
・Webプログラミングで知っておきたい用語6選

をご紹介しました。

プログラミングを学習する中で欠かせない用語ばかりですので、この機会にぜひ覚えておきましょう!

前回のIT用語編・学習準備編はこちらからご覧ください。

【IT用語編】プログラミング用語22選!初心者が知っておきたい基礎知識 【学習準備編】プログラミング用語16選!初心者がおさえておきたい基礎知識

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