仮想通貨の投資を始めてみたい。あなたもそう思ったことはありませんか?
給料が上がることは期待できない時代ですから、将来のためにも仮想通貨で儲けられたらと思いますよね。
けれど会社員の場合、副業は禁止されているとこが多く、仮想通貨の投資が副業に該当するのかは気になるところです。
ここでは、
- 仮想通貨は副業になるのか
- 仮想通貨の投資は会社にばれるのか
- 仮想通貨の投資をするメリットとデメリット
などをご紹介します。
仮想通貨は新しい資産運用の形で、リスクもありますがその分高リターンを獲得している人も多いです。
資産を増やして将来の貯えをしたり、ゆとりある暮らしを手に入れたい方の参考になれば幸いです。
目次
仮想通貨は副業になる?会社にばれたらどうする?
仮想通貨を取引して利益を得るのが副業に該当するのか気になるところですが、基本的には副業ではなく資産運用に該当するので、会社員でも問題なく取引できます。
副業とはある程度の時間や労力を割いて、別の仕事や収入源を持つことを指します。つまり、副業は本業とは別に行われる、収入を目的とした仕事のことです。
日本では厚生労働省のモデル就業規則でも、副業禁止の記載は外されていますが、いまだ多くの企業では副業を禁止しています。
参考 モデル就業規則厚生労働省それは、本業以外の別の労働によって、就労時間の超過や情報漏洩国のリスクを負わないようにするためです。
ですが、仮想通貨による資産運用は通常はこれらには値しないので、副業としてはまず問題ないでしょう。
それでも心配な時は、一度自分が勤めている企業の就業規則を確認してみることをお勧めします。
仮想通貨の利益は会社員は必ず申告が必要になる
会社員として給与を得ている場合、仮想通貨の利益は金額に関係なく申告が必要です。
副業の収入は一年を通して20万円を超えなければ、申告の必要はないと思っている人も多いですが、それは間違いです。
- 仮想通貨の利益が1年間に20万円を超えた場合=税務署に所得税の確定申告
- 仮想通貨の利益が1年間に20万円以下だった場合=市区町村に住民税の申告
となっていますので注意してください。
また、会社で仮想通貨による資産運用が禁止されていなくても、会社には知られたくない場合は、所得税や住民税の申告の際に「自分で納付」に〇をつけて下さい。
こうしておくと、税金の決定の通知が会社ではなく自分宛てに送られてきますので、会社にはバレません。
自分で納付することを「普通徴収」と言います。会社員の給与に対する住民税は「特別徴収」と言って給料から天引きされ、会社が自分の代わりにまとめて納める方法を取っています。
資産運用の利益は自分自身によるもので、会社とは関係ないので「普通徴収」にすることができます。
普通徴収についてはこちらの記事に詳しく書かれています。
普通徴収なら副業はバレない?住民税の正しい申告方法と注意点仮想通貨は副業として稼げるのか?
仮想通貨の運用で副業収入を得られるのかについてですが、他の資産運用と同じく可能性はもちろんあります。
どんな資産運用にも言えることですが、それぞれにメリットやデメリットがあり、それを理解して投資することが大切です。
仮想通貨はどちらかと言うとハイリスクハイリターンの投資に属すると思いますので、積極的に資産を増やしたい人にはおすすめと言えます。
ただ、一時期仮想通貨の価格の高騰で資産を増やした人がたくさんいましたが、そうした一攫千金を狙った投資は資産運用とは言えません。
副業として安定した利益を得たいのであれば、自分のお金を預ける運用先の一つに仮想通貨を選ぶのが良いです。
具体的には、株や為替、投資信託、債券、不動産などから複数の投資先を選んでリスクを分散し、その中の一つに仮想通貨を加えると言うことですね。
仮想通貨による副業のメリットとデメリット
ここからは、仮想通貨を副業に利用するメリットとデメリットをご紹介します。
仮想通貨の副業のメリット
- 24時間取引が可能
- 少ない金額で始められる
- 労力を必要としない
- 高いリターンが期待できる
- 分散投資ができる
- オンラインで取引できる
24時間取引が可能
仮想通貨の市場は、24時間取引が可能であるため、時間的制約が少なく投資家は自分の都合に合わせて投資を行うことができます。
本業を持っていても、自宅へ戻ってからの時間を利用して取引することができるのです。
株式の場合は、午後3時で取引が終わってしまうので、本業を持っているとなかなか市場に参加できないこともありますが、仮想通貨ならその心配はありません。
少ない金額で始められる
仮想通貨は、一時期一攫千金を果たした人が話題になったこともあり、ある程度資金がないと投資できないと思っている人も多いです。
ですが実際は少額から投資を始められます。
仮想通貨市場には、ビットコインをはじめとする多数の仮想通貨が存在し、その価値も通貨によって違います。
中には数円や数十円の暗号資産もありますので、少ない資金でも始めることができます。
労力を必要としない
仮想通貨の副業は、労働ではないので労力は必要ありません。本業を終えて疲れて家に戻ってからでも行えます。
単発のアルバイトなら本業を持ちながらでも可能かもしれませんが、継続するとなると疲労の蓄積も心配ですよね。
毎日疲れがたまった体で働けは、本業にも影響します。
でも仮想通貨の取引なら体力勝負ではないので、コツコツ継続も可能です。
高いリターンが期待できる
仮想通貨市場はまだ新興市場であり、成長余地があるため将来的に価格が上昇する可能性があります。
メディアでもかなり話題になりましたが、一部の仮想通貨は過去に高いリターンを生み出した実績もあり、短期間の投資で億万長者が誕生しました。
ですが、この時期に仮想通貨を購入した多くの投資家は、どれだけ価格が急騰するのか予測して購入していたわけではありません。
あくまで将来性を見越して資金を投じていたのだと思います。投資は先を予測するのは難しいですし、ましてや新しい暗号資産と言う分野ですから誰も実績がないですしね。
仮想通貨は高いリターンが期待できる資産の一つですが、以前のような高騰を期待するより、長期的に価格の推移を見守ると言うスタンスで保有し、もしも価格が高騰したら売却を考えると言う心構えで良いのではないかと思います。
分散投資ができる
仮想通貨は、株式や債券とは異なるアセットクラスであるため、分散投資の一つの手段として利用することができます。
ポートフォリオ内に仮想通貨を加えることで、リスクを分散させることができ、尚且つ高いリターンも狙えます。
オンラインで取引できる
仮想通貨の市場は、インターネットを通じて暗号資産のデータをやり取りするため、オンラインで取引ができます。
わざわざ証券会社などに足を運ぶ必要もないので、投資のハードルが低く、忙しい人や投資初心者でも比較的容易に投資を始めることができます。
仮想通貨の副業のデメリット
- 価格変動が激しくリスクが高い
- 技術的な問題が起こることがある
- 流動性が低い場合がある
- 法律上の規制が不透明
価格変動が激しくリスクが高い
仮想通貨の取引は、価格変動が激しいためリスクが高い投資と言われています。自分が持っている暗号資産の価格が高騰すればもちろん良いですが、それとは逆に急落することもあります。
急落した場合は、そのまま損失を確定すると元本割れすることもあるので、仮想通貨の投資をするなら、あくまで資産の一部を暗号資産にするというスタンがおすすです
技術的な問題が起こることがある
仮想通貨は、テクノロジーに基づいて電子データをやり取りする取引です。そのため、テクノロジーの技術的な問題が発生する可能性があります。
例えば、ハッキングや不正アクセス、システムの障害、ハードウェアの問題などが挙げられます。
こればかりは、自分の力ではどうすることもできませんので、高いリターンを期待する代わりに、これらの問題が起きた時に自分は許容できるのか?投資前に確認しておきましょう。
技術的な問題を少なくするためには、技術的な面に力を入れている、大手の取引所を選ぶのがやはり得策です。
流動性が低い場合がある
仮想通貨市場は、現金市場よりも流動性が低い場合があります。流動性とは現金化がしやすいかどうかと言うことです。
仮想通貨では、自分が持っている暗号資産を売却しようとしたとき、市場での買い手が存在しない場合があります。
買い手がいないので、当然ですが売却は困難です。
このことから、仮想通貨は頻繁に売買を繰り返すよりも、ある程度の期間は保有する投資が望ましいと言えます。
すぐに資金が必要な時に現金化できる資産は、仮想通貨とは別のものにした方が安心です。
法律上の規制が不透明
仮想通貨市場は、まだ歴史の浅い市場ですから、法律上の規制が整備されていないため、不透明な部分もあります。
今後、規制当局による規制や監督の強化が行われた場合、それに伴い法律が変わっていくことで、仮想通貨の取引所の規定も変わる可能性があります。
仮想通貨の副業におすすめの取引所4選
仮想通貨のメリットやデメリットをご紹介しましたが、取引にはリスクが少なからずあるため、その分しっかりした取引所を選ぶことが必要です。
以下に国内大手取引所を4つご紹介します。
Coincheck
コインチェックは、日本で最大級の仮想通貨取引所であり、ユーザー数も多く、取扱い仮想通貨の種類も豊富です。
また、日本円での入出金が可能であり、日本国内の法的枠組みにも準拠しているため、日本の投資家にとっては利用しやすい取引所の一つです。
DMM Bitcoin.
DMM Bitcoin.は、セキュリティ面で厳しい対策を取っており、2段階認証やGoogleAuthenticatorによるログイン、Cold Walletによる保管など、ユーザーの資産を守るための機能が備わっています。
また、DMM Bitcoin.は取引画面がシンプルで、トレードに必要な情報も分かりやすく表示されているので、初心者にもわかりやすく使いやすい取引所と言えます。
口座維持手数料、出金手数料、各種手数料が無料に設定されていて利用しやすいです。
bitFlyer
bitFlyerは、取引量が非常に大きく、高い流動性を持つ取引所の一つです。また、日本円での入出金が可能であり、日本の法律にも準拠しているため、投資家にとっては利用しやすい取引所です。
bitFlyerは、ビットコインをはじめとする仮想通貨の取引だけでなく、仮想通貨に関する情報提供や、ビットコインに関する調査報告書の発行、企業向けのブロックチェーン技術の提供など、幅広いサービスを提供しており、ハッキング0が7年以上続いています。
GMOコイン
GMOコインは、日本のインターネットサービス企業であるGMOインターネットグループが運営する仮想通貨取引所の一つです。2017年にサービスを開始し、ビットコインやイーサリアムなど、主要な仮想通貨を取り扱っています。
取引画面もシンプルで使いやすく、初心者でも取引しやすいという特徴があります。
セキュリティ面も、2段階認証やCold Walletなどの機能が備わっていて高いレベルの保護が行われています。
仮想通貨以外のおすすめの副業は?
仮想通貨の資産運用による副業は、リスクを許容できるかどうかがポイントになります。
投資はどんなものでもある程度のリスクがありますが、仮想通貨はより利益獲得については不透明なんですね。
為替や株に比べると、取引量がどうしても少なくなるため、流動性が低く価格変動に繋がりやすいのです。
ですから必ず「万が一減ってしまっても生活に支障のない資金」を投入して運用する必要があります。
資産運用を始めたいけど、リスクは許容できそうもない場合は、仮想通貨よりはリスクが少ない株や為替などを検討してみるのも手です。
また、副業には様々な種類があり、初期費用を抑えてもう一つの収入源を作る方法は多岐に渡ります。
こちらの記事では、会社員が月に3万円を副業で稼ぐ具体的な方法を紹介していますので、参考にしてください。
サラリーマンが副業で毎月3万稼ぐ方法は?おすすめの副業も解説まとめ
- 仮想通貨の資産運用はほとんどの場合副業には該当しない
- 仮想通貨の資産運用を副業にするならメリットとデメリットを把握する
- 仮想通貨の副業を継続するにはリスクが許容できるかが大切なポイント
- 仮想通貨のリスクが許容できない時は他の資産運用や副業を検討する