PHPを学ぶ上で、付きまとうのが「エラー」ですよね。
ですが、初心者にとってエラーの内容を調べるのも大変ですよね。
そこで今回はPHP初心者に向けて、
- ・エラーを表示させる方法
- ・エラー箇所を特定する方法
をご紹介します。
PHP初心者がつまづきやすいポイントを分かりやすく解説します。
エラーの解決に詰まった時、ぜひ最後まで読んで理解を深めてくださいね。
目次
エラーを表示させる方法
まず、PHPでエラーを表示させる方法を確認しましょう。
基本的にはphp.iniファイルでエラー表示の設定を行うのですが、phpファイル内で設定することもできます。
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ini_set('display_errors', 1); // エラー表示を有効 ini_set('error_reporting', E_ALL); // エラー出力の範囲を指定します ini_set('error_log', 'error.log'); // エラーログの保存先 |
ini_set()関数を使うことで、php.iniファイルの設定を変更することができます。
書き方は ini_set(‘設定オプション名’, ‘設定する値’) となります。
display_errors では、エラー表示の有無を設定できます。
1で表示、0で非表示となります。
error_reporting では、エラー出力の範囲を設定できます。
E_ALLでは全てのエラーを、E_ERRORでは致命的なエラーを表示します。
error_log では、エラーログの保存先を指定できます。
これでエラーが発生した場合、ログが記録されるようになります。
エラー箇所を特定する方法
エラーログにメッセージを出力する
error_logs(‘メッセージ’); と記述することで、エラーログにメッセージを出力することができます。
error_logs(‘メッセージ’.$変数); と、変数を共に出力することも可能です。
複数箇所にメッセージを書き込むことで、処理がどこで止まるのか確認できます。
var_dump()で変数の中身を確認する
var_dump(変数名); と記述することで、変数の中身を確認することができます。
変数の中身が想定通りの値かを確認することで、処理の流れを確認できます。
print_r()で配列の中身を確認する
print_r(変数名, true); と記述することで、配列の中身を確認することができます。
変数の中身が配列の場合は、こちらを使いましょう。
コメントアウトする
「//」や「/ /」などで怪しいところをコメントアウトして、エラーの発生箇所を特定することができます。
原始的な方法ですが、怪しい箇所を特定し、範囲を狭めながら要因を特定していきます。
まとめ
今回はPHPのエラーについて、
- ・エラーの表示方法
- ・エラー箇所を特定する方法
を解説しました。
PHPにおいてエラーはつきものですので、しっかりと理解できるようにしておきましょう。