こんにちは、
元プログラマーライターのゆきです。
さて、本題に入りたいと思います。
プログラミングを始めたいと思ったらまずは最低限の道具をそろえる必要があります。とはいってもプログラミングはパソコンが1台とネット環境さえあれば始めることができます。しかし、パソコンしか必要ではないからこそ、どんなものを用意すればいいのかが気になりますよね。
現在一般的に使われているパソコンをosで分けると、WindowsかMacの2択となります。その中でも使用比率は圧倒的にWindowsが高いです。
しかし、「プログラミングにはmacがいい」と聞いたことがある方もいるかと思います。
この記事では、プログラミングの学習を進めていく上でMacのパソコンは必要なのかということを解説していきます。
目次
プログラミング使用を中心にMacとwindowsの違いを解説!
OSが違う
Windowsの場合は「Microsoft」社がOSを開発しており、パソコン本体は国内ではSONYや富士通始め多くのメーカーが製造しています。
それに対して、Macの場合は「Apple」社がOSからパソコン本体の製造までを全て行っています。
現在、Windowsの最新版のOSはWindows 10、Macの最新版OSはmacOS Catalinaとなっています。また、Macは2020年10月には新しいバージョンも発表予定となっています。
キーボードなどの操作性の違い
MacとWindowsでキーボードの配置などが違います。用途はほとんど同じですが、Windowsの『Ctrlキー』 の位置にはMacだと『Commandキー』があります。
また、MacとWindowsではトラックパッドの操作性は全然違います。Macのほうがトラックパッドが滑らかに動作し使い心地が良いです。
プログラミングで長時間使用する場合はトラックパッドが使いやすいMacの方が後々は楽かもしれません。
結論。プログラミングにはmacは必須ではありません。
Macのパソコンがないとプログラミングができないわけではない
Macは「ものづくりパソコン」と呼ばれることもあり、クリエイティブな作業に向いているパソコンです。その理由としては操作が直感的なことや余計な機能がほとんどないこと、プログラミングなどの環境が最初から整っていることが挙げられます。
しかし、Macでないとプログラミングということは全くありません。appleで開発された一部の言語はMacでしか開発することができませんが、それ以外の言語でしたらWindowsでもプログラミングをすることは可能です。
実際の開発現場でもWindowsも多く使われている
実際の開発現場では実はWindowsを使っているところのほうが多いです。私が以前働いていた開発現場でもすべての社員がWindowsのパソコンを使っていました。
Web系の言語ではMacを使っている会社もありますが、プログラミング業界全体で言うとWindowsのほうが多く使われているようです。
これから購入する人で金銭的に余裕があるならMacを推奨
どちらを購入するか迷っている方でプログラミングが主な用途の場合、金銭的に余裕がある方にはMacを推奨します。ただし、今までにMacを扱ったことがなく操作する自信がない方など、使いこなせるかわからない方には無理にはおすすめしません。
無理にMacを購入して結局操作ができずにほとんど使わずに売ってしまうという人もいるそうですので、ご注意ください。
Macのメリット・デメリット
Macのメリット
直感的で操作が分かりやすい
Macのメリットは操作が直感的で分かりやすいことです。慣れや好みもあるので一概には言えませんがユーザ目線で考えられた直感的な操作がMacの売りです。
コマンドプロントなどがあり設定不要でプログラミングができる
Macにはアプリのインストールや管理を簡単にするHomebrewというパッケージ管理システムがあります。Homebrewを使うと、前提知識がなくてもコマンドを打ち込んでいくだけで比較的簡単に開発環境を構築することができます。
プログラミング初心者がMacを使う一番のメリットはこちらです。
Macのデメリット
値段が高価
MacのパソコンはWindowsに比べると高価です。メモリやCPUなどが同じスペックのパソコンをWindowsとMacで比べてみると2倍近く差があります。(ただし、Windowsは複数の会社から出ていますので製品によって差があります。)
また、Macのパソコンは最も安いモデルでも10万円程度はします。Windowsのパソコンは5万円程度でも使用に困らないものがありますので、この差はかなり大きいです。
osが対応していないソフトがある
近年ではだいぶ少なくなってきましたが、Macには対応しておらず、Windowsのみのソフトもあります。もちろんMacのみのソフトもありますが、Windowsのみのソフトに比べると数は少ないです。一般向けのソフトを多く使う方はWindowsのほうが無難といえます。
Windowsのメリット・デメリット
Windowsのメリット
様々なメーカーのPCがある
Macのパソコンはapple社のみで製造されているのに対し、Windowsのパソコンは国内の有名メーカーを始め様々な会社から販売されています。見た目や材質を含めて選択肢が多いほうが言い方はWindowsがおすすめです。
カスタマイズが可能
Macのパソコンは基本的に自分では、カスタマイズが不可能です。例えば、メモリが8GBのMacを購入して後から16GBにメモリの増設をすることはできません。しかし、Windowsのパソコンは技術が必要ですが、パーツを買えば自分でもメモリやCPUなどをカスタマイズすることが可能です。また、自作のパソコンを作ることもできます。
Macに比べると値段が安価
Macの項目でもお話しましたがWindowsは値段が安価なのも魅力です。ドン・キホーテなどから激安のパソコンも出ており2万円代などの安価で購入することも可能です。
Windowsのデメリット
Windowsのデメリットについて見ていきましょう。
プログラミングをする場合は設定が必要
WindowsのパソコンにはMacのように最初からプログラミングができる環境が整っていません。ですので、初心者はこの環境設定で挫折してしまうということもあります。
apple対応のアプリがつくれない
Appleが開発している言語は、Macでしか開発できません。例としては以下のような言語が挙げられます。また、iphoneのアプリもMacでしか作ることができません。
- Swift
- Objective-C
まとめ
いかがでしたか?今回は、プログラミングにはMacのパソコンが必要なのかについて説明しました。
プログラミングはWindowsでも十分に可能ですが、金銭的に余裕がありプログラミング学習に使うパソコンを購入する方にはMacをおすすめします。Macが気になるけど操作に自信がないという方は有料ですがレンタルもありますので、お試しで使ってみるのも良いでしょう。
また、絶対にMacのパソコンがないとプログラミングができないというわけではありませんので、Windowsのパソコンをお持ちであれば、そのパソコンを使ってみるのが第一です。Macでしか扱えない言語で開発をする以外であれば十分にプログラミングが可能です。パソコンの性能などのことを考えるのは後々で十分です。
この記事が、プログラミング学習の第一歩に役立つと嬉しいです。