これからプログラミングを勉強しようと思うけど、なんの言語から勉強したらいいんだろう?
プログラミング経験者なら誰もが抱いた疑問です。この記事ではPHPをおすすめしています。PHPで作れるものや、PHPを使っているwebサービスを紹介しながら「なぜPHPをおすすめするのか」をお伝えしていきます。これからプログラミングを始める方には参考になりますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
PHPとは
PHPは正式名称を「Hypertext Preprocessor」といいます。PHPは動的なWebサイトを作ることができます。動的といっても少しイメージしづらいかもしれません。
まずは、静的なWebサイトからイメージすると分かりやすいです。静的なWebサイトはHTMLやCSSで作られるWebサイトのことで、いつみても何をしても、見た目が変わらないWebサイトのことです。
一方、動的なWebサイトは見るタイミングやクリックなど、アクションを起こすことで見た目に変化があるWebサイトのことです。
PHPで作られているサービス
私たちが普段使っているwebサービスの中にも、PHPで作られているサービスは多数あります。以下PHPで作られているサービスです。
- ぐるなび
- Schoo
- CAMPFIRE
ぐるなび
ぐるなびは飲食店の検索サービスです。「近くにいいレストランはないかな」と思った時にぐるなびを使えばおすすめのレストランが見つかります。ユーザーが評価できる機能がついているので、評判のお店などの検索が容易になっています。
Schoo
schooはデザインやプログラミングなどの各ジャンルの先生から動画授業が受けられるサービスです。「未来に向けて、今学んでおくべきこと」をテーマに大人が学べる環境を用意してくれています。
CAMPFIRE
CAMPFIREは国内最大のクラウドファンディングのサイトです。クラウドファンディングとは、あるプロジェクトに対して資金を支援し、一定の資金が貯まったらプロジェクトを開始して、モノや体験でリターンするものです。プロジェクトは誰でも立ち上げることができます。
ソーシャル・ネットワーキング・サービスのFacebook。友達はもちろん、友達の友達や繋がりのある人とネットで簡単に繋がることができるサービスです。
Facebookは今ではHackというPHPの新しいバージョンのようなものを使用していますが、元々はPHPで作られていました。
以上のように、PHPは私たちの身近にあります。PHPを学んで自分が使いやすいと思うWebサービスを参考につくってみると、理解が深まりやすいですよ。
PHPで作れるもの
PHPで作れる主な機能は以下のものになります。
- お問い合わせホーム
- ログイン機能
- 検索機能
- 予約システム
- ECサイト
それぞれ解説していきます。
お問い合わせフォーム
まずはお問い合わせフォーム。Webサイトには必ず設定するべきものですので、PHPを学習したらまずはお問合せフォームを設置してみましょう。
ログイン機能
ログイン機能は基本的にアカウント名とパスワードを設定して本人確認を行うための機能です。ログイン機能を設定することによって、なりすましなどの不正行為を防ぐことができます。ではログインの仕組みはどうやって作られているのでしょうか?
ログイン機能の仕組みは以下の通り。
- ユーザー登録時、アカウント名とパスワードを登録
- データベースに登録
- ユーザがログイン時に、アカウント名とパスワードの値をデータベースに送信
- サーバー側で、登録時のアカウント名とパスワードと比較
- 比較の結果、同じ値なら認証
以上の流れになります。
検索機能
Webサイト内で必要な情報をすぐに見つけたいときに便利な検索機能。検索機能もPHPで作ることができます。検索機能の処理の流れは以下の通り。
- 検索フォームに値を入力
- PHPでSQL文を作成し、データベースに送信
- データベースから返信
- PHPで結果を一覧で表示
上記の流れに沿った処理を実装することで検索機能を作れることができます。
予約システム
ホテルや施設、レストランのWebサイトには欠かせない予約システム。予約システムを作っておけば24時間いつでも予約対応ができるのでお店側にもお客様にとっても便利な機能です。PHPを学んだらぜひ作っておきたい機能の一つです。
ECサイト
アマゾンやYahooショッピングなどのショッピングサイト( ECサイト)もPHPで作ることができます。ECサイトが作れるようになればそれを仕事にすることも可能です。PHPを勉強したならECサイトの構築までできるようになれば十分PHPの知識が身についたといってもいいでしょう。
PHPでできないこと
ここまでみてきたようにPHPで作れるものは色々ありますが、PHPにもできなことはあります。PHPはWebサービスの裏側の設計をする言語(サーバーサイド)なので、Webサービスの見た目(デザイン)を作ることはできません。
Webサービスの見た目(デザイン)を設計したり、整えたりしたい場合はHTML, CSS, javascript などの言語を学ぶ必要があります。
PHPを身につけてできる働き方
PHPを学んでWebサービスが作れるようになると、リモートワークで働くことができます。サラリーマンは通勤や人間関係によるストレスとは切っても切り離せない関係です。しかし、リモートワークで働くことができるようになると、通勤や人間関係での悩みを無くし快適な生活が送れるようになります。
ただリモートで働きたいなら「PHPではなくRubyや他の言語でもいいのでは?」と思うかもしれません。次にPHPがリモートワークに向いている理由を紹介します。
PHPがリモートワークに向いている理由
- 求人数が他の言語に比べて圧倒的に多い
- 開発環境が簡単に作れる
- クラウドソーシングサイトでも案件数が豊富
それぞれ解説していきます。
求人数が他の言語に比べて圧倒的に多い
Nojov というプログラミング言語別に求人数を計測しているデータによると、PHPは「Java」,「Javascript」 に次いで3番目に多い求人数です。求人数に関しては4位以下は大きな差があり、「Ruby」と比較しても2,000人以上PHPの方が多いです。
ベンチャー企業やスタートアップ企業では、特に人手不足で人材を確保するために雇用形態や働き方を柔軟にしている企業も多いので、リモートワークに適しています。
出典:Nojov | プログラミング言語別求人数
開発環境が簡単に作れる
プログラムを動かす為には必要なソフトをダウンロード、インストールしてプログラムを動かせる環境を作る必要があります。マイナーな言語であればソフトが有料なものであったり、社内でしか使えないものもあります。しかしPHPならソースコードが無償で公開され利用できるオープンソースのため、開発環境を簡単に作ることができます。
クラウドソーシングサイトでも案件数が豊富
ワードプレス案件などの小規模の案件は、クラウドソーシングサイトでよく出されています。単価は少し低めではありますが、PHPを学べば比較的簡単にこなせてしまう案件も多くあります。
まとめ
いかがでしたか?今回は、「PHPで作れるものとできる働き方」についてご紹介しました。この記事でこれから何の言語から学習するべきかという疑問が解決できましたね。ぜひ参考にしてみてください。