IT業界は人材が不足? 噂の理由や日本の今後

こんにちは、
残り1ヵ月になって、今年の目標を忘れてしまっていたことに気がついたfinishです。

さて、本題に入りたいと思います。

I T業界が人材の数が不足していると聞いたことは、あるでしょうか?
たくさん会社があるのに、これ以上、人材が必要なの?と理解ができない方も少なくないのでは。と思い、今回はIT業界における人材の不足について分かりやすく説明していきます。

IT業界に興味のある方や、IT業界に転職したい方は、ぜひ読んでみてくださいね。

どうしてIT業界は人材が必要なの?

国際的に日本は遅れている

皆さんは、IT業界はたくさん会社があるのに、どうして人材が不足していると騒いでいるの?と思ったことはないでしょうか。結論からいいますと、IT先進国に置いていかれるから必要なのです。人口が多いアメリカ、中国、インドのような国は人材が豊富です。しかし、人口が少ない日本はIT人材を確保するのに、苦戦しています。遅れずについていくには、さらにITの教育を進める必要があります。

IT技術者数を国・地域別で見ると、米国がトップの477.6万人、ついで中国の227.2万人、インドの212万人と続く。この3か国で世界のIT技術者の約43%を占めており、IT大国として大きな存在であることが分かる(図表③)。

なお、日本は109万人で世界第4位。しかし、トップの米国の2割強、3位のインドと比較しても約半数に留まった。

 

出典:ヒューマンリソシア https://git.resocia.jp/info/post-developers-around-the-globe-survey/

人材が必要とされるIT分野

これらの需要は年々増えているため、先端IT技術を扱うためには、日々の勉強は必要です。勉強する習慣が身に付けば、IT業界で長く働いていく事ができるでしょう。次に、特に人材が不足しているIT分野を紹介します。

今後市場拡大が予想される「ビッグデータ」、「IoT」、「人工知能」を担う人材について、貴省の調査によれば、先端IT人材は約9.7万人、現時点での不足数は約1.5万人であり、2020年までにこの人材数が13.9万人、不足数が4.8万人にまで拡大すると試算されている。また、情報セキュリティ対策を担う人材は、産業界全体において非常に重要な役割を担うことが期待され、現時点での情報セキュリティ人材は約28.1万人、現時点での不足数は約13.2万人2020年までにこの人材数が37.1万人、不足数が19.3万人にまで拡大すると試算されている。

出典:経済産業省「ITベンチャー等によるイノベーション促進のための人材育成・確保モデル事業」

  • ビッグデータ

集積された膨大なデータはビッグデータとして、小売業などの販売業、人材紹介業などでも使われ始めています。ビッグデータを扱う人材は、ビッグデータを蓄積するための仕組みを設計・構築するサーバーサイドなどのインフラエンジニアやデータを分析して、社会に貢献するためにデータを活用するデータサイエンティストなどが考えられ、求人も増えてきています。

  • IoT

IoTとは、Internet of Things(モノのインターネット)の略です。電気やガスのスマートメーターや家電、自動車など家庭用、工業用問わず、あらゆるところで利用が始まっています。IoTを開発して、暮らしを豊かにするエンジニアは、需要が高まり続けます。

  • ロボット

人の代わりに重たいものを運んだり、危険な作業することが期待されているのがロボットです。少子高齢化により、労働力人口が減少する中で、ロボットの急速な進化の必要性が高まっています。産業用だけではなく、介護やサービス業などの分野で一定の品質のサービスを提供し続けられるロボットが人の代わりとして期待が高まっています。ロボットの開発やメンテナンスできる機械エンジニアが増えていくことを期待します。

  • AI(人工知能)

AIは過去のデータから、80~90%の高確率で当たるデータを瞬時に計算で導き出して、未来予測ができるため、医療業界や自動車業界、物流業界など多くの業界がロスを削減するために、導入したいと思われている技術です。例えば、在庫管理システムでは、売れ行きから在庫状況を分析し、店舗への適切な配送数を予測する、気温の変化、天気を予測するといった技術がすでに実現されています。

日本の現状

IT業界の人材の不足が発生した理由がお分かりでしょうか?

少子高齢化

次に、IT人材が不足している理由について解説します。

IT人材が不足する大きな理由は、少子高齢化に伴う日本の労働力人口(15歳以上で働く能力と意思のある者)の減少が原因です。

平均寿命が伸びた反面で、急激な出生率の低下が発生しております。これから日本の人口は減少していくと推測されています。労働力人口が減少する一方で、現代の産業はITが必要不可欠ですので、IT市場は年々拡大を続けています。つまり、労働力人口の減少とIT案件の増加が同時に起こっています。それが深刻なIT人材の不足を引き起こす原因です。

 

図・1950年度から2019年度までの各世代人口の推移を示すグラフ。さらに2065年度までの予測推移をも示す。2019年度と比べて、2065年度では19歳以下人口が17%から14%に、20歳から64歳人口が55%から48%に減少する。65歳以上人口は29%から38%へ上昇する見込みである。

人材の不足解消のための取り組み

少子高齢化が進む日本では、次の世代に期待するのは難しいです。人材の不足を解消するためには、どうしたら良いのでしょうか?

社内で育成

  • メリット

社員のIT教育に力を入れることで、必要な人材の不足を補うこともできます。人材の不足を補うため、今いる戦力をスキルアップして活用する手段もあります。現代社会では、IT技術の活用が欠かせません。

そのため、IT企業でなくとも今後ITスキルを有する人材の需要が高まっており、優秀な人材の争奪戦が起こっています。ですので、第一に社員が最先端のIT技術を使いこなすために、基本的なITスキルを高めることが必要です。

社内で早いうちからIT人材を育成することは、企業間の生存競争を勝ち抜いていくための手段のひとつなのです。

  • デメリット

研修内容が不十分な場合がある。研修環境が整っていない企業が社内で育成しようとしても、研修が不十分になってしまい、計画通りにプロジェクトが進行しなくなってしまいます

十分な研修環境を整えるか、アウトソーシングして、スキルの高い社員を育成しましょう。

外国人を雇う

  • メリット

人材の不足を解消するために、人員が確保できます。育成して、安定した企業基盤を確保したい企業の役員にとって、人口数が減少している日本人の採用は難しいです。世界に目を向けて、採用ターゲットを日本人以外に広げれば、多国語を話せる真面目で優秀な人材を採用できる可能性も出てきます。
海外進出をもくろんでいる企業には、自社や日本を理解しており、通訳もできる外国人の社員は貴重な存在に間違いありません。

  • デメリット

一方で、デメリットとして、挙げられることは、故郷ではない日本で生活しているので、慣れるまではサポートが必要なことです。外国人と日本人では、文化の違いから労働への意識にずれが生じています。そのため、外国人社員と日本人社員が、かみ合わないことが頻繁に起こります。また、使用できる言語の違いから、コミュニケーションが取りづらく、意味を間違えるなどの誤解が起きます。それにより、業務に支障が出ることも多いです。

日本での生活に慣れるまでは、日本人社員が外国人に対して、電車の乗り方や生活用品が買えるお店を紹介するなどの生活サポートを積極的に行い、それをきっかけにコミュニケーションを取る習慣を身に付けさせましょう

まとめ

 いかがでしたか?今回は、IT業界における人材の不足について説明しました。I T業界ばかり重要視してはいけないと感じますが、国際的に後れを取らないためには、必要なのです。人材の不足を少しても解消しようと頑張っている方々は多数存在します。
今回、IT業界に興味を持たれた方は、ゆっくりと理解を深めていってくださいね。

BLOGコンテンツをパーソナライズします

あなたは現在「プログラミング学習者」ですか?