フリーランスになる為に必要なのもの4編 [チェックシート付き!]

こんにちは、みいです。みなさんはノマド(遊牧民、放浪者)って言葉を知っていますか?

最近はノマドワーカーなんて呼ばれる人達も出てきました。主にパソコンなど、IT機器を駆使して会社やオフィスにとらわれず、様々な場所で仕事をする人の事です。

ノマドが場所にとらわれない仕事のスタイルについての言葉であるのに対して、フリーランスは会社に属さず複数のクライアントから仕事を請け負う人(X会社員)の事をいいます。

似ている言葉ですが、微妙な違いがあるんですね。今日はそんな特定の企業に属さない、自立したフリーランスになるために必要なものについてまとめていきます。

フリーランスとして働く前に準備してほしいことをまとめた記事です!この記事でフリーランスとしてスタートする準備を進めていきましょう。

フリーランスに必要な手続き[各種手続き編]

なる前にする手続き(クレジットカード、ローン)

フリーランスは会社員の様にある企業に属し、毎月決まった額のお給料をもらえるわけではありません。そのためフリーランスは一般的に社会的信用が低いと言われています。

そこで関わってくるのがクレジットカードの発行と、不動産の賃貸契約やローン契約です。もちろんフリーランスになったからといって、絶対に審査が通らないわけではありませんが、その分契約が複雑になったり時間が掛かったりするかもしれません。

フリーランスとして独立するために会社を辞めようと考えている場合には、会社員のうちにこれらの手続きを済ませておくのがよいでしょう。特にクレジットカードは年会費無料のものも多くあるので、経費の申請をするのにも1枚持っておくと便利です。

なった後にする手続き(保険、年金、開業届、青色申告)

次はフリーランスになった後に行う手続きについてまとめます。

健康保険、年金の切り替え

会社員時代は給料から天引きされ、特に気にしていない方も多いと思います。会社を退職したら、退職手続きの中で健康保険、厚生年金も脱退処理されるため、下のようにそれぞれ切り替えが必要です。

  • 健康保険 → 国民健康保険
  • 厚生年金 → 国民年金(日本年金機構/会社を退職した時の手続き
    *どちらも退職から14日以内に手続きをします。

健康保険の場合は会社員時代の健康保険に任意加入したり、國民健康保険組合(同業種の人々が運営する組合)が運営する健康保険に加入することもできます。地域や会社員時代の収入によってはメリットがある場合があります。

開業届と青色申告承認申請書の提出

フリーランスのスタートは開業届の提出です。開業届を出すかどうかは個人の自由ですが、確定申告を有利にすすめるには開業届+青色申告承認申請書の提出が必要です。

開業届を提出し、個人事業主になることで屋号の銀行口座開設も可能になります。また青色申告の申請書は開業届の提出から2ヶ月以内にする必要があります!

フリーランスに必要なもの[備品編]

仕事道具(名刺、メールアドレス、書類テンプレ、ポートフォリオ、会計ソフト)

その1 名刺
始めたばかりで取引先が多くなくても、早くからあった方がいいといわれるのが名刺です。提案をしたりするときにもサッと渡せる名刺があると、相手の印象にも残りやすいです。

自分のイメージにあわせた名刺を用意して上手くブランディングできるようにしましょう。

その2 メールアドレス
無料のフリーアドレスを持っている人が多いと思いますが、未読メールで一杯になったりしていませんか?フリーランスとして働くにはクライアントの連絡に即座に対応できるようにしておかなければいけません。

独自のドメインを利用することでビジネス相手の信頼を得られる場合もあるので、仕事用に新しいアドレスを取得するのも手です。途中で変更すると連絡に手間がかかるので、始めから用意するのがいいでしょう。

大手ドメイン取得業者

お名前.com
ムームードメイン
スタードメイン

その3 各書類のテンプレート
フリーランスになると、案件の契約から報酬金の回収まですべて自分でしなければいけません。意外と忘れがちなのが、書類の準備です。

急な見積もりや繁忙期の書類発行に対応できるように、基本的な書類のテンプレートは前もって準備しておくと助かります。簡単に作成できるオンラインの書類発行サービスや無料で使えるテンプレートを公開しているサイトもあります。

請求書作成サービス

Misoca
MakeLeaps
マネーフォワードクラウド請求書

その4 ポートフォリオ
フリーランスには必須といえるポートフォリオの準備も欠かせません。初案件を受けるときはもちろんのこと、これまでの仕事実績から新しいクライアントを発掘するときにも役立ちます。

一度作って終わりではなく、常にアップデートすることを心掛ければ、案件ゲットのチャンスを逃さず対応できます。

ポートフォリオ作成サービス

Striking.ly
Salon.io
JAYPEG

その5 会計ソフト
フリーランスとして活躍している人の中には会計ソフトを使って、収支の管理や確定申告を行っている人が多いです。普段からオンラインで一括管理をすることで、確定申告をする時にあわてる必要がありません

また先に紹介した契約書等の書類管理も合わせてできるサービスもあるため、検討の価値ありです!

仕事環境(仕事部屋、パソコン等)

フリーランスにとって忘れてはいけないのが仕事場の管理です。少し騒音がある方が仕事がはかどる人、自分だけの空間が必要な人、まずは自分のスタイルを知る事がその第一歩です。

その1 デスクとチェア

自宅にオフィスを作る場合は、デスクとチェアは必須です!「お金をかけるのももったいないし、今あるソファーとリビングのテーブルで大丈夫」と思う人もいるかもしれません。

自分の身体に合わない机や椅子を使っていると、どうしても首や肩、目に負担がかかります。積もり積もった疲労を取り除くのは大変…ここはぜひ投資をしてほしいポイントです!

その2 パソコン

パソコンもデスクトップにするのか、ノートブックにするのか。WindowsかMacか。デザイン界隈ではMacが絶大な支持を得ていますが、デザイナーを志望する人はそのあたりも一度調べてみるのがいいと思います。

また翻訳や、プログラミング、Webデザインなどその職種に関わらず自宅メインで働いているフリーランサーは作業効率アップのためにモニター2台を設置している人もいます。始めから必要なわけではありませんが、自分のスタイルに合わせて設備投資はする必要がありそうです。

その3 当面の資金

とくに会社員を辞めてフリーランスとして独立しようとする場合には、仕事が軌道に乗るまでの資金を準備しておくと安心です。会社員のように毎月決まった日にお給料が入ってくるわけではなく、支給方法はクライアントによって異なります。

順調に仕事をゲットできた場合でも、フリーランスとなって数か月後に初めて収入が得られるのが一般的です。メンタル的な不安にも繋がりますので、始めは少し余裕をもってスタートする必要があります。

会社員を辞める前から副業としてお仕事をしていくのも、ひとつの方法です。

フリーランスに必要な能力[スキル編]

手続きと仕事道具の準備が整っても、やっぱりフリーランスのスキルがなければ活躍することはできません。

ネットワーク作り(SNS、クライアント開拓)

フリーランスは仕事を獲得するところから始まるので、何よりネットワーク(繋がり)が大事だとされています。実際に元の就業先から業務委託として仕事をもらう人も多いようです。

新しいクライアントを開拓するにはやはりオンライン上の繋がりも大事です。その中でもSNSを利用し、活動を発信することで興味をもってくれるクライアントも出てきます。

Twitter、ブログ、インスタグラム、Facebookなど自分の専門分野とそれぞれのソーシャルメディアの特徴を分析して、いくつかのメディアを組み合わせて使うのも有効です。

またフリーランスは同業者との情報交換も大切とされています。SNSでの交流はもちろんのこと、最近ではオンラインサロンに参加して一緒にプロジェクトを進めたり、切磋琢磨してスキルアップを図る人達も出てきています。

管理能力(料金設定、仕事量把握)

会社員のように管理してくれる上司がいないので、自分でスケジューリングをして仕事をこなしていく管理能力が必要です。時間や基本的なビジネスマナーは言うまでもなく、自分の能力を把握する事も大事です。

仕事量の把握
フリーランスは複数のクライアントの仕事を同時に進行していくため、自分のキャパシティ(請け負える量)を越えると思った時にはせっかくの仕事を断る場面もあるでしょう。残念に思うかもしれませんが、出来ない仕事は絶対に受けてはいけません。

誠実に対応すれば、クライアントはきっと次のチャンスをくれるでしょう。自分の仕事量を調整するのもフリーランスの仕事のひとつです。

見積相場の把握
クライアントから見積もりを頼まれたときに、パッと相場が思いつかないこともあるかもしれません。自分の能力を把握し、的確な料金を設定することが大事です。

始めはとにかく低価格でも沢山の案件をこなすことで経験を積みたいと考えるひともいますが、いつまでもそれではフリーランスとして生活していけません。客観的に自分の能力を知り、価格を調整するクセをつけることで、その先の報酬アップに必要なスキルも見えてくるかもしれません。

自己ブランディング力(屋号、ホームページ、キャッチコピー)

自分自身が看板となるフリーランスでは自分だけの価値を認めてもらうこと、すなわち自己ブランディング力が必要です。

自分でできるブランディングの第一歩はやはり屋号を付けることでしょう。開業届を提出することで、屋号を決めることができます。

名刺やホームページにも他と差別化できる素敵なネーミングがあれば、少しでもクライアントの目に止まりやすいでしょう。自分で愛着の持てる屋号を持てるといいですね。

SNSやホームページの集客が主となるため、ぴったりなキャッチコピーをつけることも大事です。キャッチコピーについて学ぶ事で、SNSの更新にも生かせる文章力を得られるでしょう。

フリーランスに必要な「モノ」チェックシート

チェックシートを利用して準備に役立ててください!

まとめ

いかがでしたか。会社員からフリーランスとして独立しようとしている人、専業主婦からフリーランスの仕事を始めようとしている人、オンラインの仕事でアルバイトをしようとしている大学生、それぞれの立場があると思います。

フリーランスの仕事を始める前に、ぜひ一度フリーランスに必要な「モノ」チェックシートで準備をしてみてください。この記事がそんな第一歩の手助けとなればうれしいです。

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