どうも、ガルシュアです。
「エンジニアになろうと思っているけれど、女性は不向きなの?」
「女性の自分がエンジニアに適性があるのか知りたい。」
こんな悩みを抱えていませんか。
昨今はIT業界の急成長と共に、エンジニアに興味のある女性も増えてきました。一方で、女性はエンジニアに向かないとの意見も散見されます。
結論から言うと、女性だからエンジニアに向かないということはありません。
この記事では、女性がエンジニアに向かないと言われる理由、女性がエンジニアを目指すメリット等について解説しています。
目次
女性がエンジニアに向かないと言われる理由4つ
身の回りのエンジニアの方を見ていると、他の職種に比べて女性は少ない印象があるかと思います。
なぜそこまで女性はエンジニアに向かないと言われているのか、主な背景を4つ紹介します。
ただしここで紹介する背景は、かなり世間の偏見も含まれているので、その点に留意しながら読み進めてください。
- 労働時間が長い
- ライフイベントに左右される
- 理系出身者が少ない
- 直感で行動する女性が多い
労働時間が長い
エンジニアは労働時間が長くなりがちなために、女性には向かないと言う意見もあります。
昨今の働き方改革で残業規制はかなり厳しくなりましたが、未だに休日出勤や時間外労働が常態化している企業は珍しくありません。
育児や家事など家庭のことが気になる女性は、労働時間が長いエンジニアには向かないと思っている方が多いようです。
ライフイベントに左右される
ライフイベントに人生を左右されやすい女性は、エンジニアに向かないと言う人も一定数います。
ライフイベントとは以下のようなものです。
- 結婚
- 出産、育児
- パートナーの転勤
一昔前なら、結婚したら会社を辞める寿退社が女性の定番のような風潮がありました。
今でこそ結婚で仕事を辞める女性は減りましたが、育児など家庭の比重が増えるせいでキャリアを中断する方はたくさんいます。
女性はライフイベントに影響されることが多いため、エンジニアには向かないと思われているのかもしれません。
理系出身者が少ない
理系出身の女性が少ないのも、女性がエンジニアが向かないと見られる背景の1つです。
就活・転職活動でも応募要項を読むと、エンジニアでは理系の専攻であるか前職がエンジニア経験者など、バックグラウンドを絞っています。
女性も理系より文学や経済など文系を好む傾向にあるので、自然と理系出身の女性は少なくなります。理系出身の女性の割合が少ない事実が、女性がエンジニアに向かないという偏見を生んでいるのでしょう。
直感で行動する女性が多い
女性は男性より感情や直感で行動する方が多い傾向にあるため、エンジニアに向かないと考えている人が一定数います。
エンジニアは高度な論理的思考力を求められます。お客さんが求めるシステムを開発するために緻密なロジックを積み上げて実装しなくてはいけません。
女性は言語能力は優れているが論理力に難ありと決め付けて、女性エンジニアの採用を渋る企業も少なくありません。
【向かないなんてウソ?】女性こそエンジニアに適性がある理由3つ
「女性がエンジニアに向かないと言われる背景は分かったけれど、女性はエンジニアにならない方がいいの?」
こんな疑問を持っている方もいるかもしれません。しかし、女性がエンジニアに向かないと言われる理由の大変は偏見から来るものです。
むしろ、女性の強みに着目すれば、女性こそエンジニアはおすすめの職業と言えます。ここではエンジニアが女性に向いている理由を3つ紹介します。
- コミュニケーション能力が高い
- 肉体的負担が少ない
- 男性の苦手な分野をフォローできる
コミュニケーション能力が高い
女性の高いコミュニケーション能力はエンジニアでは強みになります。なぜなら、エンジニアはコミュニケーションが苦手な方が多いからです。
コミュニケーションが苦手なエンジニア同士だと意思疎通がうまくいかずに、トラブルに発展するケースがあります。コミュニケーションが活発でないため、雰囲気ががどんよりしている職場も珍しくありません。
女性ならではの気配りや心遣いをフル活用できれば、エンジニアでかなり重宝されます。
実際、私の職場でも女性エンジニアが増えたことで、コミュニケーションの円滑さが増しました。
女性のコミュニケーション能力はエンジニアで大切にされることでしょう。
肉体的負担が少ない
エンジニアは肉体的負荷が少ないので女性向きの職業と言えます。エンジニアの商売道具は基本パソコンなので、重量物を運ぶといった肉体労働は求められません。
私の職場にも長くエンジニアとして働かれている女性上司がいますが、事務職と同様、体の負担が少ないおかげでずっと続けられていると仰っていました。
小売店など立ちっ放しで肉体的負担が大きい労働に比べたら、エンジニアは座り仕事な分女性向きと言えるでしょう。
男性の苦手な分野をフォローできる
少し抽象的ですが、男性の苦手なジャンルをフォローできるのも女性がエンジニアに向いている理由の1つです。
特に、物事を言葉にしたりビジュアル化するのは、女性の方が得意な傾向にあります。
私がプレゼンテーションの原稿を書いていたときのことですが、うまく言葉にできずどう説明したらいいかかなりモヤモヤしていました。
そこで後輩の女性に頼んだところ、自分が説明したかった所を的確に言語化してくれたことを覚えています。
このように、技術だけでなく男性の苦手分野をさりげなくフォローできる女性は総合力の高いエンジニアに適任です。
【向かない人もいる】エンジニアはこんな女性におすすめ
女性がエンジニアに向いている理由は何となく分かってもらえたかもしれませんが、全ての女性がエンジニアに向いているとは限りません。
スキルはあるが、自分はエンジニアに合わなかったと別の職業に就く女性もたくさんおられます。
ここでは、どんな女性がエンジニアにおすすめか特徴を3つ解説します。
働き方や将来性等の観点からも解説しているので、じっくり読んで下さい。
- 高収入が欲しい
- 働き方を選びたい
- スキルを極めたい
高収入が欲しい
高収入を得たい女性はエンジニア向きと言えます。なぜなら、エンジニアは昨今のIT人材不足の影響で高待遇で迎えられるケースが多いからです。
政府の賃金実態調査では、女性エンジニアの平均年収(企業規模1000人以上)は532.14万円と日本の正社員の平均年収441万円をはるかに上回っています。
ITがトレンド市場かつ供給が追いついていない状況は今後も続くと予想されるので、食いっぱぐれる心配もいりません。
安定して高い収入を確保したい女性に、エンジニアはおすすめと言えるでしょう。
働き方を選びたい
多様な働き方を選びたい女性は、エンジニアがおすすめです。エンジニアの働き方は会社員だけでなく、リモートワークやフリーランスなど多岐に渡るからです。
もし、子供さんの面倒を見ながら仕事がしたいなら、リモートの会社を選べばOKです。
パートナーの転勤についていかなければいけない時でも、フリーランスならキャリアを中断せずに済みます。
ライフイベントに合わせて柔軟に働き方を選びたいなら、エンジニアはうってつけと言えるでしょう。
スキルを極めたい
何か1つスキルを極めたい女性にもエンジニアは適任です。なぜなら、IT業界は他のどの業界も進歩が速いからです。
最新のプログラミング言語でも、数年後には時代遅れになっているということも珍しくありません。
常に勉強する姿勢が求められるので自然とスキルを極められます。
手に職をつけてスキルを磨きいたい女性に、エンジニアは適していると言えるでしょう。
【向かないなんて言わせない】女性が未経験からエンジニアになるための3ステップ
ここまで読んで、エンジニアにチャレンジしたくなった女性も多いのではないでしょうか。ただし、エンジニアに必須のプログラミングスキルを習得するのは超カンタンと言うわけではありません。
毎年一定数の方がプログラミングの難しさに挫折しています。ここでは未経験から確実にエンジニアとして活躍するために必要なステップを紹介します。
- 入門レベルを独学で勉強
- プログラミングスクールに通う
- 人脈を広げる
入門レベルのプログラミングを独学で勉強
まず初めに、入門レベルのプログラミングを独学で勉強しましょう。
プログラミングに限ったことではありませんが、初心者からスキルを身につけるには、ある程度の独学力が必要です。
触りの段階でお金をかけるのはもったいないので、入門レベルは独学で勉強しましょう。具体的には以下の内容を何となく掴めたらOKです。
- プログラミングの基礎概念
- 文字列を出力するコードの入力
- カンタンな足し算ができるプログラム
もし分からないことがあっても全てを理解する必要はありません。大切なのは、プログラミングの雰囲気を感じることです。
プログラミングスクールに通う
独学でプログラミングの雰囲気を掴んだら、プログラミングスクールで本格的に勉強しましょう。
なぜなら、プロのエンジニアが教えてくれるので、その分速くスキルアップできるからです。
私の友人にも未経験からエンジニアデビューした方がいますが、実務の基礎はほぼプログラミングスクールで習得できたと言っています。
また大手のプログラミングスクールなら転職サポートをしているところもあるので、最速でエンジニアデビューをする上でもおすすめです。
関連記事>>【厳選】初心者でもエンジニアに転職できるプログラミングスクール10選
人脈を広げる
エンジニアとしてキャリアアップするなら、人脈を広げる努力をしましょう。なぜなら、女性のエンジニアはまだまだ少ないからです。
自分が女性エンジニアというだけでかなり目立ちますし、女性エンジニアの仲間がいればお互い悩みや有益な情報を共有できます。
人脈を広げるのにおすすめのツールがSNS。
私の友人でも女性エンジニアの友達はSNS経由で知り合ったと言っています。それくらい、リアルでは身近に女性エンジニアが少ないのです。
もちろん、単なる人脈コレクターになってはいけません。自分がエンジニアになった(もしくは目指している)中で、得た学びなどをSNSで発信しましょう。
本気の悩みや学びを発信できれば、すぐに仲間が見つかります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
女性がエンジニアを目指すと「女性には向いていない。」と差別的な目線で言われることがあるかもしれません。繰り返しですが、女性だからエンジニアに向かないということはありません。
女性の強みに着目すれば、むしろエンジニアこそ女性向きの職業と言えます。
ぜひ、この記事を参考に女性エンジニアとしてデビューしましょう。