近年のコロナ禍や物価高など経済や社会情勢の影響などにより、会社員の中には副業を始める人も増えてきています。
本業以外に副業や兼業として仕事をすることで収入につなげられるのはもちろんのことですが、新しいことに挑戦したりスキルアップにつながったりというメリットもあります。
しかし、副業には様々な種類があり、自分にどんな副業が合っているのか分からないという人もいるでしょう。
会社員が副業をする場合には在宅ワークがおすすめです。パソコンやスマホとインターネット環境があればできる副業も多く、本業後や休みの日などに無理なく取り組むこともできます。
この記事では会社員が在宅でできる副業や副業を成功させるポイントについて解説します。自分に合った副業を見つける参考にしてみてください。
会社員でも副業は可能?
厚生労働省は平成30年1月に「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を作成しました。これは、企業や社員が安心して副業や兼業に取り組むことができるルールを明確化しているものです。副業や兼業は新しい技術を取り入れることができたり、オープンイノベーションや起業の手段として有効とされ、政府も積極的に副業を推進しています。
また、「モデル就業規則」からも以前まで明記されていた副業禁止規定が削除され、副業解禁の風潮が高まっていると言えます。
しかし、未だに副業を禁止している会社も多く、会社にバレないように内緒で副業を行っている人が多いのが現状です。副業をしようと考えている人は、一度会社の就業規則を確認してみましょう。
会社員の副業に在宅ワークがおすすめな理由
会社員は平日8時間会社で仕事をしており、職種によっては残業があったり休日出勤があったりする場合もあります。シフトが決まっているアルバイトなどは時間的にも難しく、体力も消耗してしまいます。
また、サービスや飲食店のアルバイトなどは会社の人や知り合いなどに姿を見られてしまう可能性もあり、会社に内緒で副業を行っている人には不向きです。
忙しい会社員でも安全に取り組めるのが在宅ワークです。会社員に在宅ワークがおすすめな理由は2つあります。
時間や場所に縛られずに働ける
在宅ワークの副業の多くは、パソコンやインターネット環境が必要になります。環境さえそろっていれば場所を問わずどこでも自由に仕事ができるため、会社員の副業におすすめです。
通勤や出社の必要もないため、時間に縛られることもありません。最近はテレワークなども増えているため、通勤時間に充てていた時間や休憩時間などを使って効率的に副業に取り組むことが可能です。
自分の好きなことを仕事にできる
副業には様々な種類があるため、自分の好きなことを仕事に選ぶことが可能です。自分の特技や趣味を生かした仕事や、興味のある仕事に気軽に挑戦することができます。
会社員におすすめの副業在宅ワーク
ここからは会社員におすすめの副業在宅ワークを紹介します。副業によって様々な特徴やメリット・デメリットがあるため、自分に合った副業を見つけてみましょう。
投資
会社員におすすめな副業として投資があります。投資というと専門的な知識が必要だったり、リスクがあったりと難しいイメージもありますよね。
しかし、多少損失が出たとしても生活を維持できるくらいの余裕がもてるくらいの安定した収入を得ることができている会社員だからこそ、投資はおすすめと言えるでしょう。
投資には次のような種類があります。
| 種類 | 内容 |
|---|---|
| 株式投資 | 企業が資金調達のために発行する株式を売買し、利益や配当金を得る方法。株式の現物取引では、損失があっても自己投資金額以上になることはなく、株式を保有することで配当や株式優待が期待できる |
| FX(外国為替証拠品取引) | 外貨を売買して差額を利益とする方法。少ない資金でも大きな投資が可能だが、損失が大きくなる可能性もある |
| 暗号資産(仮想通貨) | 暗号資産とはインターネット上でやりとりされる通貨のことで、需要や市場の変動によって価格が大きく変わってくるためリスクも大きい |
| 不動産投資 | 土地やアパートなどの不動産を購入し、土地の価値が上がった際に売却して利益を得たり、賃貸として貸し出して家賃収入を得たりする方法。不動産を購入するための大きな資金が必要 |
| 投資信託 | 運用会社が個人に替わって運用を行う手法の投資。多数の投資家がお金を投資する仕組みで複数の対象に投資を行うため、小額からの投資が可能 |
投資のメリット
投資には次のようなメリットがあります。
- 空いた時間を使って取り組みやすい
- 大きな金額を稼ぐことができる
- 経済情勢に詳しくなれる
投資は空いた時間を使って取り組みやすい副業です。本業で忙しい人でも、通勤時間や昼休憩などの短い時間を使って取引を行うことができます。
一度の取引で大きな金額を稼ぐことができる可能性が大きいのも投資のメリットであり、投資の勉強を通して経済や世界情勢に詳しくなれます。
投資のデメリット
投資には次のようなデメリットもあります。
- 大きなリスクを背負っている
- 常に勉強や情報収集が必要
- 自己判断が要求される
投資は大きな金額を稼ぐことができる副業ですが、その分リスクも大きくなります。経済だけでなく政治の勉強も必要になります。ニュースなどで時事情報を確認し、常にアンテナを張っておくことが大切です。
また、投資では判断力も重要なポイントになります。利益を見込んで投資信託や株式を購入したとしても、期待通りの利益になるとは限らず、投資した資金を失う可能性も出てきてしまうのが投資のデメリットといえます。
クラウドソーシング
「クラウドソーシング」とは、企業などがネット上で不特定多数の人に仕事を依頼するという業務形態の仕事です。クラウドソーシングサイトではたくさんの仕事が発注され、小規模なものから大規模なものまで様々な種類があります。
具体的な仕事の種類は以下の通りです。
| 仕事の種類 | 内容 |
|---|---|
| ライティング | メディアに掲載する記事やブログ、コラムなどの文章の執筆や、動画やゲームなどのシナリオなどを依頼。未経験からプロのライターまで幅広い案件がある |
| プログラミング | システムの開発や修正・アプリの開発などプログラミング業務を依頼。専門的知識が必要な分報酬は高め |
| デザイン・イラスト | ホームページやバナーなどウェブサイトのデザインや、名刺・看板などのデザイン制作を依頼。デザインソフトや技術を要するものもあり、プロのデザイナー向けの案件もある |
| アンケートやモニター | 企業の商品を試した感想のアンケート依頼や、飲食店やエステサロンなどを利用して評価し謝礼を受け取る案件がある。簡単にできるものが多い分、報酬も安価となっている |
| 動画編集 | YouTubeを始めとする動画の編集作業。企業だけでなく個人の利用者も増えてきているため、案件数も多くなってきている |
クラウドソーシングのメリット
クラウドソーシングサイトの多くは誰でも無料で利用することができ、仕事の発注や受注を行うことが可能です。
クラウドソーシングを利用した副業には次のようなメリットがあります。
- 場所や時間を問わず自由に働ける
- 未経験の仕事にも挑戦しやすい
- 自分の好きな仕事を選べる
クラウドソーシングを利用した仕事には、パソコンやスマホ、タブレットなどでできる仕事が多くあります。ほとんどはオンライン上でやりとりできるため、場所や時間を選ばず自由に仕事ができます。会社員として働いている中でも副業として取り組みやすいのがメリットです。
また、クラウドソーシングにはたくさんの仕事が発注されています。未経験からできる仕事やプロ向けの仕事まで種類も様々です。自分が得意な仕事ややってみたい仕事にも挑戦しやすいのもクラウドソーシングのメリットといえるでしょう。
クラウドソーシングのデメリット
クラウドソーシングにはデメリットもあります。
- 安定した収入を得られない
- 手数料が高い
- コミュニケーションが取りにくい
クラウドソーシングの仕事は成功報酬であり、納品した分の収入を得ることができます。やればやるだけ報酬が得られますが、仕事の内容や単価によって報酬額は変わるため、かかった時間に対してあまり稼げないということもあります。
応募したからといって常に仕事を受注できるわけでもないため安定した収入にはつながりにくく、手数料が高いというデメリットもあります。
また、クラウドソーシングの案件では、サイトの連絡ツールや外部チャットツール、ビデオ通話を通してのやりとりが多くなります。質問や分からないことなどにすぐに答えてもらえるわけではないためコミュニケーションが取りにくい場合もあり、やりとりがうまくいかないせいで仕事の内容にも影響が出てしまう可能性もあります。
物販
物販とは、店舗やECサイト(Amazonや楽天市場など)、フリマアプリなどで安く仕入れた商品を仕入れ値よりも高い金額で販売して利益を得る仕事です。物販にもいくつか種類があり、種類によって難易度も変わります。
| 種類 | 内容 |
|---|---|
| せどり | 商品を安く仕入れて仕入れ値よりも安く販売し、その差額を利益にできる仕事。仕入れるための資金や仕入れ先のリサーチが必要 |
| 輸入販売 | 海外のECサイトから安く入手した商品を国内のECサイトやフリマアプリなどで販売する仕事。関税の知識や輸入禁止商品などの情報収集が求められる |
| ネットショップ運営 | ネットショップのオーナーとして店を経営する仕事。運用の全て(仕入れや集客、発送業務、在庫管理など)を自分で行わなければならない |
物販のメリット
物販には次のようなメリットがあります。
- 初期投資がいらず始めやすい
- 自分の好きなものを商品にできる
- 店舗を構える必要がない
- スキマ時間でできる
一見難しそうに感じる物販ビジネスですが、その仕組みはシンプルで、仕入先や購入方法、販売方法がわかれば初心者でも始められます。雑貨や洋服などの自分の好きなものを商品として販売できるため、詳しい分野であれば成功させやすくなります。
また、商品の販売はインターネット上で行うため店舗を構える必要がなく、コストを抑えることができます。在宅でスキマ時間に取り組むことができるため本業と両立して続けやすいのがメリットといえます。
物販のデメリット
物販にはいくつかのデメリットもあります。
- 人気度が高く競争が激しい
- 在庫を抱える可能性もある
- 安い仕入先や商品のリサーチが必要
- 発送の手間がかかる
物販は特別なスキルが必要ない分誰でも始めやすいため、競争率も高くなります。他の人よりも安い値段設定や魅力のあるショップを作れるかどうかが成功のカギとなります。
また、商品が売れなければ在庫を抱えてしまうことになり、収益がマイナスとなってしまう可能性もあります。自宅で在庫管理をする場合は商品を置くスペースなども必要になります。
安い仕入先や日頃から流行や商品のリサーチを行うことも必要です。商品が売れた際の梱包・発送の手間もかかるため、利益を得るためにたくさんの商品を仕入れてしまうとその分大変になってしまいます。
ハンドメイド販売
ハンドメイド販売とは、自分で作ったアクセサリーなどの製品を、メルカリなどのフリマアプリやネットオークションなどで販売するという仕事です。
ハンドメイドというと主婦の副業として人気という印象を受けますが、会社員の中にもハンドメイド販売を副業にしている人もいます。
ハンドメイド販売のメリット
ハンドメイド販売には次のようなメリットがあります。
- 気分転換になる
- 自分だけのオリジナル作品を作ることができる
- アプリやネットオークションを使って手軽に出品できる
ハンドメイド作成は、手先を動かしてモノ作りをするのが好きな人におすすめです。時間を忘れて好きなことに熱中できるので趣味としても楽しめ、良い気分転換になります。
作る作品は自分の好きなものを自由に作成できます。自分の作ったものを買ってもらえた時は、本業では得られない喜びを感じることができます。
メルカリやミンネなどのフリマアプリは集客力があり、手軽に出品し自分の作品をたくさんの人に見てもらうことができます。売り上げが出せるようになったら、自分のオリジナルサイトを立ち上げることもできるようになります。
ハンドメイド販売のデメリット
ハンドメイド販売にはデメリットもあります。
- 材料費がかかる
- ライバルが多い
- 在庫を抱えてしまう可能性もある
ハンドメイドを作る際は当然材料費がかかります。材料は100均などでもハンドメイドの材料を手軽に購入できますが、材料費だけでなく発送する際の梱包材なども必要になります。ネットを介した販売では手数料も取られるため、安い値段で出品していた場合は手元に残るお金が少なくなってしまう場合もあります。
ハンドメイドを販売している人はとても多いため、競争も激しくなっています。ターゲットに気に入られるためには、ターゲットに向けた作品作りを考えなければなりません。
また、ハンドメイドの販売は作ったものを撮影して出品するため、売れなかった場合は在庫を抱えてしまうことになります。好きという気持ちがあれば続けられるかもしれませんが、売れ残ってしまうことが続いた場合、モチベーションが下がって挫折してしまう可能性もあります。
ブログ
ブログは自分のホームページやサイト上などで文章を書いて投稿し、アクセス数や広告のクリック、紹介した商品の購入数に応じて収益化できるというものです。
ブログを収益化させるには、いくつかの方法があります。
| 種類 | 内容 |
|---|---|
| アフィリエイト | ブログの中で商品やサービスを紹介し、読者が購入に至った場合、企業から報酬を受け取れる方法 |
| Googleアドセンス | 自分のブログに表示されている広告をクリック・表示した回数に応じて収益が発生する |
| コンテンツの販売 | 自分のスキルや得意なことなどをブログや電子書籍として販売し利益を得る方法 |
ブログのメリット
- 初期費用が少なく、リスクもない
- パソコンや文章作成のスキルが身につく
- 放置している間も収益を得られる
ブログはスマホやパソコンを持っていれば誰でも始められ、リスクもほとんどありません。続けていくうちに、パソコンのスキルや文章作成能力も身に付きます。
収益化に成功すると、それまでに書いた記事は自分自身の資産となるため、放置していても収益が発生し大きな金額を稼ぐことができる可能性もあります。
ブログのデメリット
- すぐに成果が出るとは限らない
- SEO対策や専門知識が必要となることもある
ブログは誰でも始めやすい一方で、収益化できるまでの道のりは険しいと言えます。最初は成果が出なくても、とにかく継続していくことが大切です。
また、ただ好きなことを書くだけでなく、検索上位に表示させるためのSEO対策やジャンルの統一、見せ方の工夫なども必要です。
動画チャンネル運営
YouTubeやTiktokなどの動画配信も副業として人気を集めています。最近は顔出しをしない動画投稿や、日常ルーティンなどの動画が増え、顔バレしたくない会社員も副業して始めやすくなってきています。
動画チャンネル運営のメリット
動画チャンネル運営には次のようなメリットがあります。
- 自分のペースでできる
- 初期投資がかからない
- 収益化できれば寝ている間にも収益が発生する
YouTubeなどの動画投稿は、自分の好きなペースで続けることができます。本業が忙しい人は毎週土曜日に撮影して日曜日に投稿するなど、時間に縛られずに自由にできるのが動画投稿のメリットです。
撮影や編集機器についても、スマホやパソコンがあればすぐに始めることができます。スマホにも高性能な編集アプリがあるため、動画の撮影から編集までスマホひとつで行うことも可能です。
動画編集には知識やスキルが必要ですが、編集アプリの使い方や動画投稿の仕方を解説しているブログや動画などもあるため参考にしながら覚えることができます。
また、投稿した動画がバズった場合、大きな収益を得られる可能性もあります。たくさんの人に見てもらいチャンネル登録者が増えると安定した収入にもつなげることができるようになり、本業より稼げるようになる可能性もあるかもしれません。
動画チャンネル運営のデメリット
動画チャンネル運営にはデメリットもあります。
- 収益化までに時間がかかる
- 競争が激しい
- 定期的な動画投稿が必要
YouTubeで収益化するためには、Googleアドセンスの認定が必要です。認定されるためには「チャンネル登録者数が1,000人以上」「過去1年間の総再生時間が4,000時間以上」が条件となっています。
この条件を達成すると収益化できますが、それまでには多くの時間を要します。最初はなかなかチャンネル登録者が増えない可能性もありますが、それでも諦めずにコツコツ続けていくことが大切です。
また、YouTubeにはゲームやパフォーマンス、日常やグルメなどたくさんのジャンルがあります。自分の好きなジャンルで始めやすいと言う一方、競争率が激しいジャンル内でどうすれば注目を集められるかを考えながら工夫していくことが重要です。
たくさんの人に動画を見てもらうためには、定期的に動画を投稿し続けることも大切です。本業が忙しい中で動画を撮影し、編集するのには時間も労力もかかります。YouTubeには納期や締め切りなどもないため、仕事で疲れていたり予定があったりすると後回しになってしまうことも。本人の裁量に全てが任されるというのがメリットでもあり、デメリットでもあります。
会社員の副業成功のポイント
ここからは会社員の人が本業をしながら副業を成功させるためのポイントについて解説します。
継続しやすい副業を選ぶ
副業を成功させるためには、まず何よりも継続することが大切です。アルバイトなどと違い、在宅での副業は収益を出せるようになるまで時間がかかることも少なくありません。どんなに頑張っていても想像していたほどの収入にならないこともあります。
しかしそれは、現在副業で成功している人たちにも同じことがいえます。みんな努力や挑戦を重ねながらコツコツと継続してきたからこそ成功につながっているのです。
最初からうまくいかなくても諦めずに、勉強や努力を続けていくことが成功への近道となります。そのためには、報酬が高いからという理由だけで副業を選ぶのではなく、自分の好きな分野の長く続けられそうな副業を選ぶことが大切です。
本業やプライベートとのバランスがとりやすい副業を選ぶ
「副業に熱中しすぎて仕事中も副業のことばかり考えてしまう」「副業が忙しくて睡眠不足から体調不良になって会社を休んでしまった」など、副業に重心がかかりすぎるのは良くありません。
副業も仕事として大切ですが、本業に悪影響を及ぼすようなことがあると副業を禁止される可能性もあります。本業の就業時間内はしっかりと本業に打ち込めるよう、日頃から管理を行っていくことが大切です。
また、自分や家族の時間とのバランスも重要です。副業が忙しくなったせいでプライベートの時間を作れず、家族から反対されたり途中で挫折してしまったりする可能性もあります。
会社員が副業する際の注意点
会社員が副業を副業をする際には、注意しなければならない点もあります。本業と副業を両立するためにも、副業するときの注意点をおさえておきましょう。
本業に支障が出ないようにする
副業を成功させるためのポイントでも解説したように、副業する際は本業に支障が出ないように無理なく行いましょう。本業に支障が出るだけでなく周りの人に迷惑をかけてしまうことにもつながるため、副業の選び方にも注意が必要です。
収支管理や税金の申告は自分で行う
本業の場合は会社側が年末調整を行ってくれますが、副業の場合は自分で税金の申告や収支の管理を行わなければなりません。
副業で確定申告が必要になるのは、年間の所得が20万円を超える場合です。所得とは、売り上げから経費を引いた額のことで、20万円の収入を得ていたとしても、10万円を経費として使っていたのであれば確定申告は必要ありません。
毎月の収入額や経費などは副業専用の口座を作ってひとつにまとめておくのがおすすめです。日頃からこまめに仕訳をしておき、確定申告の際に慌てないようにしましょう。
機密情報や個人情報の漏洩には十分注意する
副業では、機密情報の漏洩や本業に損失を与える行為には十分に気をつけなければなりません。
社員が競合他社などで副業していることがバレた場合、または企業・顧客の情報を漏洩した場合、会社は損害を被るだけでなく、社会的な信用を失ってしまう可能性もあります。
自分自身も解雇や懲戒免職などの処分をくだされる可能性も大きく、これからの人生にも大きく響いてしまうことになるため、本業のスキルを活かした副業を行う場合は特に注意しましょう。
まとめ
今回は、会社員の副業におすすめの在宅ワークの紹介や、会社員が副業を成功させるためのポイントについて解説しました。
- 会社員の副業には、時間や場所に縛られずに好きなことを仕事にできる在宅ワークがおすすめ
- 「投資」は短いスキマ時間で行えるメリットがあるが、初期費用やリスクも大きい
- 「クラウドソーシング」は未経験から好きな仕事に挑戦しやすいメリットがあるが、報酬はピンキリで安定した収入を得にくいというデメリットもある
- 「物販」は初心者でも低コストで始めやすいメリットがあるが、在庫を抱える可能性や発送の手間がかかるといったデメリットもある
- 「ハンドメイド販売」は集客力のあるフリマアプリを使ってたくさんの人に自分の作品を見てもらえるというメリットがある一方で、手数料がかかるためあまり稼げないというデメリットがある
- 「ブログ」などのコンテンツ作成は、誰でも始めやすく資産にできるというメリットがあるが、すぐに成果が出るわけではないため挫折しやすいというデメリットがある
- 「YouTubeなどの動画チャンネル運営」は初期費用がかからず自分のペースで続けやすいメリットがある一方で、競争が激しく収益化までにはかなりの時間を要する可能性もある
- 会社員が副業を成功させるためには、「継続しやすい副業を選ぶこと」「本業やプライベートとのバランスがとりやすい副業を選ぶこと」が大切
好きな仕事を自由に選ぶことができる在宅ワークは会社員の副業としておすすめです。ただし、どの副業も継続が大切なので、本業の空いた時間を使って無理なく続けられる副業を選ぶようにしましょう。
