vtuberに関わる副業には何がある?vtuberの仕事内容や始め方を解説

YouTubeなどの動画配信をする人が増えてきている中で、バーチャルキャラクターを使って動画配信を行うvtuberも増加してきています。

vtuberは理想の自分になって自由に配信できるため、動画配信してみたいけど身バレや顔出ししたくないという人も挑戦しやすく、副業としても人気が出ています。

vtuberが増えるにつれてvtuberに関わる仕事も増えてきており、vtuberやyoutuberの経験者はスキルや経験を活かした仕事を行うことも可能です。

この記事では、vtuberに関わる仕事の種類や、vtuberに関わる仕事をするための方法、注意点などについて解説します。vtuberに関わる副業を考えているという人はぜひ参考にしてみてください。

vtuberとは

vtuberとはバーチャルユーチューバーの略称で、YouTubeなどの動画配信サービスの中で2Dや3Dのバーチャルキャラクターを使って歌やダンスといったパフォーマンスを行う動画配信者のことをいいます。

個人に限らずグループでの配信や、vtuberの会社に所属して楽曲をリリースするなどその活動は多岐にわたります。企業とのコラボやテレビ出演など、エンターテイメント業界からも注目されています。

vtuberの仕事内容

vtuberの仕事内容は、3Dや2Dのバーチャルキャラクターを使って動画配信を行うというものです。Youtuberと仕事の内容はほとんど同じですが、配信者自らが動画に出演するのに対して、vtuberは自分の代わりとなるキャラクターが動画に出演します。

動画の中でキャラクターが自由に動いたり、視聴者とコミュニケーションを取ったりできるスタイルが人気を呼んでいます。

vtuberの収益源

vtuberの主な収入源は、Youtuberと同様に動画の再生回数に応じた広告収入となります。YouTubeでは、収益化の条件を「総再生数4,000時間以上とチャンネル登録者数1,000人以上」となっていて、動画のジャンルなどにもよりますが広告収入は動画再生1回につき約0,05〜0,1円ほどになります。

その他にも、ライブ配信などでの投げ銭や企業案件などの広告収入、グッズの販売など人気が出ることで収益も上がっていくことが期待されます。

vtuberの魅力

vtuberの一番の魅力は、「なりたい自分になれる」というところです。架空のキャラクターになれるため、性別や年齢・外見が全く別の自分になりきることができます。

また、アニメやゲームのキャラクターと違い、まるで本当に存在しているいかのように生き生きと動いたり話したりできるというところに魅力を感じる人も多いようです。

自分が作り出したキャラクターをプロデュースしてコンテンツを大きくしていけることに喜びを見出せる可能性もあります。

vtuberに関わる副業の種類

vtuberには、キャラクターのデザインから動画撮影、編集作業などたくさんの仕事があります。副業として一人ですべての作業を行っている人もいれば、役割分担をしながらチームで運営している人やvtuberの会社に所属して活動している人もいます。

ここからはvtuberに関わる仕事の種類をご紹介します。

vtuber

vtuberとして動画に出演し、キャラクターに動きや声をつける仕事です。副業でvtuberをしている人も多いでしょう。vtuberになるためには特別な資格は必要なく、最低限スマホがあれば誰でも始めることが可能です。

vtuberは個人で活動している人や、vtuber事務所に所属しながら活動をしている人がいます。

デザイナー

vtuberとして活動する3Dや2Dのキャラクターデザインを行う仕事です。キャラクターデザインだけでなく、グッズやWEBコンテンツのデザイン、モーション制作などに携わる可能性もあります。

キャラクターデザインのスキルはもちろんですが、仕事の内容によってはサイトやアプリのデザインやシステム構成などを担当する場合もあり、発想力や企画力なども必要です。

副業として行う場合は、クラウドソーシングサイトや求人情報からvtuberキャラクターのデザイナーまたはWEBコンテンツのデザイナーなどの募集を見つけることもできます。

技術エンジニア

vtuberの動画を作る過程で必要になるのが、配信機能やシステムの設計や開発など技術面での作業です。エンジニアには、ゲームエンジンである「Unity」のエンジニアをはじめVRエンジニア、サーバーサイドエンジニアなどがあり、専門的な知識やスキルが必要となります。

アシスタント

アシスタントはvtuberが動画配信を行うためのサポート全般を行う仕事です。動画の企画や配信環境の調整、機材のメンテナンスなど、仕事の内容は幅広いため、その分求められる知識や経験も多くなりますが、動画配信や制作などの経験を活かすこともできます。

アシスタントを経てディレクターになるというケースも多く、副業から本業にできる可能性もあります。

プランナー

vtuberのコンテンツ企画や制作などに携わる仕事です。取引先への営業やイベントの管理、予算の管理なども幅広く行います。配信に関する知識や分析・運用力が必要であり、vtuberが増えている中で需要が高まっている仕事と言えます。

副業ではなく、vtuber事務所に所属する社員として募集されていることが多いです。

vtuberに関わる副業をするには?

動画配信という仕事がメジャーとなってきている現在、vtuberも人気のある副業です。vtuberをきっかけに本格的に事務所に所属したり、vtuberに関わる仕事ができる会社に転職するといったケースも出てきています。

では、vtuberに関わる仕事はどのように見つければよいのでしょうか。主に次のような方法があります。

クラウドソーシングや求人情報でvtuber関連の仕事を受注する

自分がvtuberになるのではなく、デザインや動画編集などvtuberに関わる仕事をしたいという場合には、自分のやりたい分野の仕事を受注するという方法もあります。

キャラクターデザインや動画編集、動画のシナリオライターなどの案件はクラウドソーシングでも多数発注されているため副業として行うことも可能です。

求人サイト等にもvtuber事務所業務の求人情報が掲載されているため、本格的にvtuberに関わって仕事をしたい場合はそちらを見てみるのも良いでしょう。

vtuber事務所に所属する

現在はvtuber事務所の数も増えてきているため、本格的にvtuberとして活動したい場合は事務所に所属するという方法もあります。vtuber事務所が開催しているオーディションに合格するとvtuberとしてデビューできます。

大手のvtuber事務所ではサポートも充実しているため、認知度が上がりやすいというメリットがあります。デザインや編集なども担当者がついてくれるため、個人の負担が少ないのも魅力です。

vtuber事務所に就職し、サポートする側として働くこともできます。マネジメントや事務、エンジニアなど幅広い業務があるため、自分に合った仕事を選びましょう。

まずは副業として始めてみる

未経験だけれどvtuberに興味があるという人は、まず副業として始めてみるという方法もあります。個人でvtuberになる場合、全ての作業を一人で行わなければならないため時間や手間がかかりますが、自分のペースで自由に動画を作ることが出来るというメリットもあります。

準備や撮影のためにはvtuberの知識や動画制作のためのスキルなども必要になります。本格的にvtuberとして取り組む場合は動画配信に必要な機器を揃えなければならないため、youtuberよりも初期投資がかかってしまうデメリットも。ただ現在はバーチャル配信などを体験できるスマホアプリなどもあり、スマホ一つで撮影や配信できるようになってきているので、まずはスマホアプリを使って気軽に動画投稿してみるのも良いでしょう。

vtuberの始め方

ここからは実際にvtuberを始める手順について解説します。

1.必要機材を揃える

上述したように、気軽に動画配信をするならスマホ一つでもできます。ただし、アプリでは使える機能が限られてしまうため、本格的にvtuberとして配信したいという場合には、パソコンやモーションキャプチャソフト、カメラなどが必要になります。

2.キャラクターを作る

まずは動画に出演するキャラクターを制作します。バーチャルキャラクターには「3DCGモデル」と「2Dモデル」とがあり、自分でデザインする以外にデザイナーに外注したキャラクターを使用する方法もあります。

最近ではアプリを使ってパーツとパーツを組み合わせるだけでキャラクター制作ができるものも増えているため、絵やデザインが得意ではないという場合でも簡単に自作することも可能です。

動画の中で自分となって動くキャラクターになるため、なりたい自分をイメージしてデザインをしてみましょう。

3.キャラクターに声と動きをつける

キャラクターデザインができたら、キャラクターに動きと声をつけていきます。自分の動きとリアルタイムに連動させて動かすには「モーションキャプチャ」というシステムが必要です。

キャラクターの声は地声のほか、ボイスチェンジャーで声を変換させることもできます。ボイスチェンジャーを使うことで、異性の声や子供の声など自由に声を変換することが可能です。

4.動画内容を企画する

キャラクターが決まったら動画の企画を立てます。歌やダンス、ゲーム実況などの好きなことをしたり、ライブ形式でのトーク配信や悩み相談など、視聴者とコミュニケーションを取りながら配信する方法もあります。

動画の内容次第でファンが増えたり、興味を持ってもらえる可能性も高くなります。最初は自分の好きなジャンルにすると、動画の内容を考えやすく継続しやすいのでおすすめです。動画の内容はざっくりではなく、演出面なども細かく設定していきましょう。

5.動画を撮影する

動画の内容が決まったら撮影を行います。動画配信のプラットフォームとしてはYouTubeが有名ですが、最近ではリアルタイムで動画を配信・視聴できるライブ配信アプリも人気です。

6.動画編集をする

撮影が終わったら、動画を編集します。音楽や効果音の挿入、場面のつなぎ合わせやカットなど編集作業に時間がかかってしまうことも多いです。しかし、編集次第で動画の面白さも大きく変わってくるため、編集はしっかりと行いましょう。動画編集をプロに外注するのも手です。

7.動画を配信する

すべての作業が終了したら、最後に動画を投稿します。ライブ配信の場合はパソコンやスマホなどの周辺機器を接続して配信を行いましょう。

vtuberに関わる副業をする際の注意点

最後に、vtuberに関わる副業する場合の注意点について解説します。

副業がバレてしまう可能性もある

vtuberは身バレする可能性が低いため副業としても人気ですが、確実にバレないというわけではありません。副業収益が反映されたために住民税額が増え、副業していることが会社にバレてしまう可能性も考えられます。

副業をする際は事前に会社の就業規則を確認し、副業禁止かどうかを確認するようにしましょう。

炎上や配信の際のトラブルに注意

vtuberであっても、配信内容によっては動画が炎上してしまう可能性もあります。ちょっとしたことがきっかけで誹謗中傷されたり、思わぬトラブルに巻き込まれてしまうケースもあるため注意が必要です。

不特定多数の人に見られているということを意識しながら動画制作を行うようにしましょう。

収益は適切に申告すること

副業vtuberで得た収益は「雑所得」または「事業所得」となります。収益から必要経費を差し引いた年間総所得が20円以上の場合は、確定申告をしなければなりません。

動画撮影で必要となる機材や通信費の一部などは経費として計上することが可能です。

まとめ

この記事では、vtuberに関わる副業の種類や、vtuberに関わる副業をする方法などについて解説しました。

  • vtuberはYouTubeなどでバーチャルキャラクターを使って動画配信を行う動画投稿者のこと
  • vtuberの収入源はyoutuberと同様広告収入が主になる
  • vtuberとして人気が出てくると、企業案件やグッズ販売などでも収入を得られるようになる
  • vtuberの魅力は、なりたい自分になって動画配信を行えるということや、自分の作り出したキャラクターをプロデュースできるという
  • 視聴者にとっても、生きているかのように動いたり話したりできるキャラクターに魅力を感じることができる
  • vtuberに関わる仕事として、動画に出演するvtuberのほか、デザイナーや技術エンジニア、プランナーやアシスタントなどがある
  • vtuberに関わる仕事の中には副業としてできる仕事もある
  • vtuberに関わる仕事をするためには、直接vtuber事務所に所属する方法や、副業として自分で仕事を探すという方法がある
  • 副業やフリーランスとして個人でvtuberもできる
  • vtuberに気軽に挑戦してみたいなら、スマホ一つで始めることも可能
  • 本格的にvtuberとして活動していきたい場合は、まず必要な周辺機器を揃えるところから始める
  • vtuberに必要なキャラクターは自分で作ることができるほか、クラウドソーシング等を使ってデザイナーなどに依頼するということも可能
  • vtuberに動きをつけるためには「モーションキャプチャ」というシステムが必要になる
  • vtuberの声は地声でも良いが、ボイスチェンジャーを使えばキャラクターに合った声に変換することが可能
  • ファンを増やすためにも動画のジャンルや内容をしっかりと考えることが大切
  • vtuberに関わる副業をする際は、本業の会社で副業が禁止されていないかを確認しておくことが必要
  • vtuberは周りにバレにくいので副業にもおすすめだが、収益が上がって所得が増えることによって住民税額も増え、会社に副業していることがバレてしまう可能性もある
  • vtuberでも動画が炎上したり、思わぬトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあるため、対策をしっかりと講じておくことが大切
  • vtuberとして収入がある場合、収入から経費を引いた所得が年間20万円以上になると確定申告が必要

vtuberに関わる仕事は、vtuberをする本人以外にも周りでサポートをしたりシステムやアプリの開発をしたりする仕事など色々な種類があります。

youtuberやvtuberの経験がある人はもちろん、未経験でも知識やスキルを持っている人はvtuberに関わる副業に携わってみるのも良いでしょう。

 

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