それぞれの人生の分岐点において、転職や副業を始める人も多いでしょう。収入面ややりがい、職場の環境など、それぞれ転職や副業を考える目的は異なります。
新しいことを始めるのは勇気がいることです。転職や副業を考えていても、自分に向いているのはどちらなのか悩んでしまう人もいるのではないかと思います。
転職と副業それぞれ良し悪しがあり、万人に対してどちらが良いかということは一概には決められません。転職と副業のどちらかを選ぶのではなく、長い人生の中で転職や副業のどちらも活用していくべきなのです。
この記事では、転職と副業のそれぞれの特徴やメリット・デメリットなどを解説します。内容を参考に、自分にはどちらが向いているのか、何を目的に仕事がしたいのかを考える参考にしてみてください。
目次
転職と副業ではどちらを選ぶべき?
まず、転職と副業は全く働き方が異なるものであり、それぞれ良し悪しがあります。どちらかを選ぶのが正解ということではなく、二つを上手く活用しながら自分に合った働き方を決めて行くことが大切です。
平成30年1月に厚生労働省が発表した「副業・兼業の促進に関するガイドライン」では、副業や兼業が労働者と会社それぞれに大きなメリットをもたらすとして、副業を希望する労働者が安心して副業に取り組めるようにするための対策や管理などについてが記載されています。
厚生労働省の「副業・兼業の現状①」によると、副業を希望している人や実際に副業を行っている人の割合は年々増えているという調査結果が出ています。副業を始めた理由としては、「収入を上げるため」という理由以外にも、「スキルアップのため」「時間を有効活用するため」といった理由も多いようです。
一方で、転職をする人の割合も年々増えています。総務省統計局の「労働力調査(詳細集計)2022年(令和4年)平均結果の概要」によると、2022年の転職者数は303万人で、前年に比べて約13万人増加しています。コロナ禍での経済情勢の悪化や企業の業績不振、倒産などの影響を受けている背景や、労働者自身が「もっと良い条件の会社に就職したい」「給料が上がらないので収入が多い会社を選びたい」という理由などで転職を決める人も多いようです。
自分がどうなりたいかを考える
転職や副業を考えている人の中には、本業に対しての不安や悩みを持っている人も多いのではないかと思います。本業に不満がなくても、「違うことをやってみたい」「新しい出会いや刺激がほしい」と考えている人もいるでしょう。転職や副業を考える目的はそれぞれ異なります。
- 収入が増えない
- やりがいがない
- 人間関係が悪い
- 別の仕事もしてみたい
- 新しい出会いや刺激がほしい
- 仕事が忙しすぎる など…
まずは転職や副業をして、自分がどういう仕事をしたいのか、どうなりたいのかという目的を考えることが大切です。
転職や副業の例
具体的な転職や副業の例を何点か解説します。
収入を上げたいという場合
とにかく収入を上げたいという場合には、3つの選択肢があります。
- 本業をやりながら副業を行う
- 転職する
- 転職して副業も行う
本業をやりながら副業を始めるという場合には、就業規則で副業が禁止されている場合もあるため、まずは会社の就業規則を確認しましょう。フッ有形が禁止される理由として、本業に支障が出ることや競合会社で働くことによる自社への損害、機密情報の漏えいが挙げられます。会社に黙ってできる副業もありますが、確定申告や住民税の申請などを自分で行う必要があり、税金関係で会社に副業がバレてしまう可能性もあるため注意しなければなりません。
転職する場合は、本業よりも年収がアップする会社を選ぶことが大切です。転職しても収入が大きく上がらない場合は本業と副業を組み合わせて行うのも一つの方法ですが、全く別の分野に転職する場合、本業に慣れるまでに時間がかかり、副業に割ける時間がなかなか取れないという可能性もあります。いきなり収入を上げようとするのは大変なので、無理のない方法で収入アップできる方法を選びましょう。
自分のやりたい仕事をしたい場合
本業ではやりがいがなく、自分の好きなことややりたい仕事をしたいという場合、主に3つの選択肢に分けられます。
- 本業をしながら副業で自分の好きな仕事をする
- やりたい仕事ができる会社に転職する
- 時間の融通が利く会社に転職し、自分の好きな仕事をする
自分の好きな仕事をしたいが、まだスキルや知識などがない状態の場合は、本業をしながら副業で好きな仕事を始めていくのがおすすめです。趣味としては好きなことでも、仕事にするとなるとスキルや専門知識が必要になる場合もあります。まずは本業で安定した収入を得ながら副業としてチャレンジして、軌道に乗ることができたら起業するという方法もあります。
また、自分のやりたい仕事ができる会社に転職するという方法もあります。スキルや知識があれば即戦力として採用されやすいですが、未経験から始める場合は収入面や任される仕事などに差が出てくる可能性もあるので注意が必要です。
今の会社では仕事が忙しく副業ができないという場合は、時間の融通が利く会社に転職して副業としてやりたい仕事を行うという方法もあります。この場合も、時間の融通が利く分収入が減ってしまったり、副業が軌道に乗るまでは大きく稼げなかったりする可能性があります。
仕事の環境を変えたい場合
人間関係や仕事量など、本業での仕事が嫌になってしまい環境を変えて仕事をしたい場合は思い切って転職するのもひとつの方法です。人間関係や仕事量は自分一人の力でどうにかすることは難しい場合もあり、転職することで人間関係や労働環境などをリセットすることができます。
人や仕事に縛られずに仕事を楽しみたいなら起業という方法もありますが、起業して個人で仕事をするとなると準備やスキルアップも必要です。
自分に合っている方法を模索しながら、転職と副業を活用していきましょう。
転職と副業の特徴やメリット
ここからは転職や副業の特徴やメリットを解説していきます。
転職の特徴
転職とは、現在の会社を辞めて新しい会社や職業に就くことを言います。同じ業界や職種での転職は即戦力にもなるため持っている力を発揮しやすいですが、未経験の業種の場合においても、これまでの仕事での経験や知識が活かせる場合もあります。
転職のメリット
転職のメリットは以下のとおりです。
- 収入を上げられる可能性がある
- 新しいスキルや経験が積める
- 人間関係をリセットできる
- 労働環境を変えられる
収入を上げられる可能性がある
年収が今の会社よりも多い会社に転職することで、収入アップが期待できます。
新しいスキルや経験が積める
転職先によっては自分の持っているスキルが活かせたり、また新しいスキルを習得したりすることが可能です。転職先で新しい出会いや経験を積むことによって、これからの人生の糧にできます。
人間関係をリセットできる
人間関係はどこの会社に行ってもあるものですが、今の会社の人間関係に不満がある場合、環境をリセットしてまた1から新たに始めることができます。
労働環境を変えられる
仕事が忙しすぎたり、残業や休日出勤が多いといった労働環境の場合は、転職することで仕事の環境を変えることができます。
転職のデメリット
転職にメリットがある一方で、転職にはデメリットもあります。
- 収入が下がる可能性もある
- 人間関係をまた1から築かなければならない
- 労働環境が悪い可能性もある
収入が下がる可能性もある
転職すれば必ずしも収入アップが期待できるわけではありません。持っているスキルや経験によって収入に差が出る可能性もあります。求人票に書かれていた収入と違っていた、という場合も否定できないため、収入を目的に転職を行う場合は各手当や保険などの細かい部分についてもしっかりと確認しておくことが必要です。
人間関係をまた1から築かなければならない
人間関係をリセットできるのが転職のメリットでもありますが、転職することでまた1から人間関係を築いていかなければなりません。特に、人間関係がうまくいかずに辞めてしまった場合は、転職先での社員との関係作りにつまづいた際に再びストレスとなってしまいやすいです。
人間関係については、働いてみないとわからないという部分も大きいため、不安な人は転職エージェントを使用して相談したり、ネット上の口コミや評判を確認してみることをおすすめします。
労働環境が悪い可能性もある
転職先が労働環境が良いかどうかは、実際に働いてみないとわかりません。働いてみたら「面接で言われたような労働条件ではなかった」や「人間関係が悪かった」という場合もあります。
労働環境も人間関係と同様で、転職前に会社の雰囲気や労働環境を見極めることは難しいというのが実際のところです。転職エージェントへの相談やネットでの評判を参考にするのが良いでしょう。
転職が向いている人
転職が向いているのはこんな人です。
- 今の会社の人間関係や労働環境を変えたい人
- キャリアアップや収入アップを目指す人
- より自分に合った会社で働きたいと思っている人
- 一つの仕事に集中したい人
転職は、今の現状を変えたいと思っている人や、収入やキャリアアップを目指す人には転職が向いています。また、今の会社よりも自分に合った会社で仕事をしたい場合や、副業という形ではなく本業で好きな仕事をしながら専門性を高めていきたい場合にも転職が向いていると言えるでしょう。
転職する時の注意点
転職する際に気をつけたいポイントを解説します。
- 本当に転職が必要かどうか考える
- 何のために転職するのか目的を明確にする
- 転職活動の流れを把握しておく
- 転職エージェントなどを活用しながら自分に合った仕事を探す
本当に転職が必要かどうかを考える
一度嫌だと感じると、転職や離職にばかり意識が向かってしまいがちですが、一度落ち着いて、転職が本当に必要なのかどうかを考えましょう。収入面のことだけでなく、福利厚生や通勤時間、仕事の内容や同僚や先輩との関係など、転職することで今まで築き上げてきたものが全てなくなってしまうことになります。
一旦立ち止まって考えてみると、意外と深刻ではないことだったり、転職ではなく副業でもいいのではないかと思える可能性もあります。
何のために転職をするのか目的を明確にする
本当に転職が必要だと感じた場合は転職活動に移ることになりますが、闇雲に転職先を探すのはNGです。
転職先を探す際は、まず何を目的に転職するのかを明確にしましょう。「収入を上げたい」「自分の持っているスキルを生かせる仕事をしたい」などの目的が転職選びの条件にもつながります。
目的があやふやなまま転職しても、転職先で何かあった時に「前の会社のほうが良かった」となってしまう可能性もあります。
転職活動の流れを把握しておく
転職活動は基本的に一人で行うものです。在職中に転職活動を始めるなら、転職したい時期までのスケジュールをしっかりと組んでおく必要があります。
転職活動の流れは、求人などの情報検索や応募から始まり、履歴書や職務経歴書の作成、書類選考や面接といった流れで行われます。転職先が決まった後も、今の会社での引き継ぎや退職、入職の準備などがあります。
転職に際して必要な自己分析や情報収集などにはしっかりと時間を掛けて、自分に合った方法で転職活動を行っていくことが大切です。
転職エージェントなどを活用しながら自分に合った仕事を探す
自分に合った仕事を探すなら、転職サイトや転職エージェントを活用するのもおすすめです。
転職サイトはWebサイトに掲載されている求人情報の中から、勤務地や職種などの条件に合った求人を検索できるものです。インターネットがあれば日時や時間を問わず利用することができるので、昼休み時間や休憩時間などの時間を使って求人の情報を検索することも可能です。
転職エージェントは求職者や企業を結びつける人材紹介サービスのことです。登録すると転職についての相談や求人探し、面接対策など幅広く無料でサポートしてもらえます。担当のキャリアアドバイザーと一緒に転職活動を進めていく形になるので、より求人の情報を詳しく知ることができ選択肢も多くなります。
担当者から企業への推薦状や年収の交渉なども行ってもらえるため、自分の求める条件での転職もしやすくなります。転職活動に不安がある人や、自分の求める条件で転職したいという人には転職エージェントがおすすめです。
副業の特徴
副業とは、本業の他にする職業のことを言います。とはいえ、副業の定義は法律で定められているわけではないため、一般的には本業の収入以外で収入を得た場合を副業としています。
兼業や複業と同じ意味として扱われる場合も多いですが、一般的に兼業は本業と同じくらいの労力をかけて行っている仕事のことで、複業は複数の仕事を掛け持ちしていることです。
かつては本業以外での収入を増やすことを目的に行っている人が多いとされていましたが、最近では収入面以外にも、やりがいやスキルアップなどの自己実現を目指して副業を始める人も増えてきています。
世間の副業に対しての印象も変わってきていて、副業や兼業を解禁する企業なども増えてきました。コロナ禍や働き方改革によって、副業や兼業を行う人もさらに増えていくと思われます。
副業の種類は様々です。
- パートやアルバイト
- ブログやアフィリエイト
- 自分のスキルを活かした仕事
- クラウドソーシングサイトを通じての仕事
- ライターやプログラミング・デザイナー
- ハンドメイド作品などの販売
- You Tubeなどの動画配信
- ウーバーイーツなどの配達
- 物販やせどり など
基本的に不動産収入や株式・FXなどの投資は副業にはあたりませんが、場合によっては副業とみなされる場合もあります。本業の他に収入を得ている場合は、それが副業に当たるのかどうか確認しておくのが良いでしょう。
副業のメリット
副業のメリットは以下のとおりです。
- 安定した収入を得ながらスキル・経験が積める
- 自分のやりたいこと・好きなことを仕事にできる
- 本業しながら副業することで収入アップが期待できる
- 副業をきっかけに起業や転職につなげられる
安定した収入を得ながらスキル・経験が積める
本業で安定した収入を得られることで、副業にも安心して取り組むことが可能です。副業への投資や、新たなスキルや知識の獲得などを通じて、本業以外のスキルや経験を積むことができます。
自分のやりたいこと・好きなことを仕事にできる
副業には様々な種類があり、初期投資なしでできるものも多いため、自分のやりたいことや好きなことを副業として仕事にすることも可能です。
いろいろなジャンルの仕事に気軽に挑戦できるため、興味のある分野に挑戦して得意なことを見つけていくのも良いでしょう。
本業しながら副業することで収入アップが期待できる
本業の安定した収入の他に副業の収入が得られるようになると収入アップが期待でき、生活水準を上げることができます。生活費として補填したり、貯金に回したり、自己投資に使ったりすることが可能となり、生活にも余裕が生まれます。
副業をきっかけに起業や転職につなげられる
副業している人の中には、副業がきっかけで起業したり、新しいスキルを得て転職したりする人もいます。いきなり好きな仕事で起業するのはハードルが高いですが、コツコツと積み重ねてきた副業の経験があれば、全く未経験から始めるよりも起業しやすいでしょう。
副業のデメリット
副業にはたくさんのメリットがある一方で、デメリットもあります。
- 自分の時間がなくなる
- 長時間労働になり、本業に支障をきたしてしまう可能性もある
- 副業の種類によっては稼げないものもある
- 確定申告が必要
自分の時間がなくなる
副業は自分の時間を使って行います。本業で平日に8時間働いている人は、仕事から帰ってからの時間や仕事の休憩時間、休日等を使用して副業に取り組むことになります。
平日は家事をする時間も必要ですし、家族を持っている人であれば家族との時間も必要です。副業が忙しくなれば、自ずと自分の自由な時間が少なくなってしまいます。
長時間労働になり、本業に支障をきたしてしまう可能性もある
本業の就業時間に加えて副業も行っている場合は長時間労働となっています。副業に力を入れすぎて夜中まで取り組んだり、忙しくて食事を抜いたりしているうちに寝不足や体調不良を引き起こし、本業に支障が出てしまう可能性もあります。
健康面に影響が出ることで、最悪の場合本業や副業を続けられなくなってしまう可能性もあるため気をつけましょう。
副業は無理なく継続できるものを選び、本業や私生活に影響しないようにすることが大切です。
副業の種類によっては稼げないものもある
副業には、誰でもできるものから専門的なスキルが必要な仕事まで様々な種類があります。未経験でもできるような仕事は報酬が低い傾向があり、副業を始めたばかりのうちはあまり大きな金額を稼ぐことができない可能性もあります。副業は長期的にコツコツと続けていくことが大切です。
確定申告が必要
本業の会社では毎年年末調整を行ってくれるため、個人での税金の申告は基本的には必要ありません。しかし、副業の場合は自分で確定申告が必要となります。
確定申告をしないまたは虚偽の申告をした場合はペナルティとして無申告加算税や延滞税、重加算税といった罰則が課せられます。さらに悪質な場合は脱税として懲役や罰金などの刑事罰となってしまう可能性もあるため、副業だからと軽く考えずに忘れずに申告しましょう。
副業が向いている人
副業に向いているのはこんな人です。
- 本業の収入にプラスαの収入を得たい人
- 本業に不満はないが他のこともやってみたい人
- 未経験だが好きな仕事ややりたい仕事にチャレンジしてみたい人
- 時間に余裕があり、何かやることを探している人
- 将来的に起業を考えている人
副業はいきなり大きな金額を稼げるというものではないため、長期的にコツコツと継続していくことが必要です。スキマ時間を使って何かに挑戦したいと考えている人や、自分の好きなことを仕事としてチャレンジしてみたい人、本業に加えてもう少し収入が欲しい人などには副業がおすすめです。
また、将来的に起業を考えている人も、まずは副業から始めてみることをおすすめします。始めやすく辞めやすい副業であれば、うまくいかなかった時の損失も少なく済みます。
副業をする時の注意点
副業をする際には、気をつけなければならないポイントがあります。
- 会社が副業禁止かどうか確認する
- 本業に影響が出ないように無理なくできる副業を探す
- 自分がやりたい仕事を選ぶ
- 年間所得が20万円を超える場合は確定申告が必要
会社が副業禁止かどうか確認する
まずは会社が副業を禁止していないかどうか、就業規則を確認することが大切です。会社に黙って副業をすることも可能ですが、住民税から副業していることがバレてしまったり、副業していることを誰かに見られてしまったりする可能性もあります。
黙って副業していたことが会社にバレてしまうと場合によっては処分を受ける可能性もあるため、会社が副業を禁止している場合は副業の内容にも注意が必要です。
本業に支障が出ないように無理なくできる副業を探す
副業によっては納期や締切がある仕事や、体力を消耗する仕事、シフト制の仕事などもあります。副業に時間がかかりすぎるために睡眠時間や自分の時間を削ってしまい、寝不足や体調不良から本業にも支障が出る可能性もあります。
副業のせいで本業に支障や損失が出た場合は、処分の対象となる可能性もあるため、健康管理や副業の選び方には十分気をつけましょう。
自分がやりたい仕事を選ぶ
副業にはたくさんの種類があり、自分で好きな仕事を選ぶことができます。副業は会社のように仲間がいるわけではなく個人で行うためモチベーションの維持がとても重要です。
あまり得意ではない仕事を選んでも続かないため、副業には自分のやりたいことや好きなこと、得意なことを選びましょう。
年間所得が20万円以上の場合は確定申告が必要
年間所得が20万円を超える場合は確定申告が必要です。「所得」というのは年間の副業収入から必要経費を引いた金額のことで、副業の収入が30万円だったとしても経費が15万円かかっている場合所得は15万円となるため、確定申告は必要ありません。
ただし、確定申告が必要ない場合でも、収入が少しでもあれば住民税の申告が必要です。住民税は基本的に本業の会社から天引きして徴収される「特別徴収」になっているため、副業がバレたくない人は徴収方法を「普通徴収」として自分で納付する方法を取りましょう。
住民税の申告方法についてはこちらの記事でも解説していますので参考にしてみてください。
まとめ
今回は、転職と副業ではどちらがいいのかについてや、転職や副業それぞれの特徴やメリット・デメリットなどについて解説しました。
- 転職と副業はどちらかを選ぶのではなく、状況や目的に応じて組み合わせながら活用していくのが良い
- 転職には、人間関係や労働環境をリセットし、収入アップができるといったメリットがある
- 副業には自分の好きなことを仕事にして、収入を増やせるといったメリットがある
- 転職後に前の会社と比べて公開してしまう可能性もあるので、転職活動では転職する目的を明確にして置くことが必要
- 副業は長時間労働になり健康に支障が出てしまう場合もあるため、空き時間を使って無理なくデキる仕事を選ぶことが必要
転職や副業を行う人は年々増加しています。他の人がやっているからといって闇雲に選ぶのではなく、自分の目的や将来設計に合わせて、転職や副業を組み合わせながら活用していきましょう。