株のデイトレードは、お金持ちになりたい、デイトレーダーになって会社員から解放されたい、老後の資金を貯めたいなど始める理由は様々だと思います。ですが、どうにもこうにも勝てない、デイトレードで負ける理由がわからない、こんな状態に陥っている人が少なくありません。
お金を増やすために始めたのに、減っていくばかりなんて悲しいですよね。
そこでこのページでは、
- デイトレードで負ける理由は何か?
- デイトレードで負ける原因と対策
- デイトレードで負けない自分になるために必要なこと
などをご紹介していきます。せっかくデイトレードを始めたのに、資金ばかりが減って焦っている人のお役に立てれば幸いです。
豊かな生活や安定した老後のためにも、デイトレードで資金を増やせるようになりましょう。
目次
デイトレードで負ける理由を知りたい
デイトレードで負ける理由は色々ありますが、大まかなところで言うと「勝てる場面を知らない」と言うことだと思います。
デイトレードではチャートと呼ばれるグラフを使うことが多いと思いますが、チャートは相場に参加している投資家たちの売買の結果です。そのチャートから利益を出す可能性の高い場面で取引ができないのが負ける理由です。
株を長期保有するのとは違い、デイトレードですからおよそ数時間から1日くらいの間ポジションを保有する取引になると思います。
でも、相場はいつも良い場面ばかりとは限りません。自分が相場に参加した時に勝てる場面でなければ
取引は見送らなくてはいけませんが、そもそも勝てる場面を知らないと見送ることもできなくなります。
東京取引証券所の銘柄で取引する場合、株式市場で取引できるのは朝9時から15時まです。11時半から12時半まではお昼の休憩になるので、実際に開いているのは午前2時間半(前場)午後2時間半(後場)です。この時間の間に、取引してもいい場面かどうかを判断しなければなりません。
けれど、どんな場面で取引するのが利益に繋がりやすいのかわからないため、負ける回数が増えるのです。もちろん、負ける理由は細かく言うともっとあります。以下で詳しく説明していきます。
株のデイトレードで負ける5つの理由
デイトレードで負ける理由は「勝てる場面を知らないから」と言う大まかな理由があると書いていきましたが、そこを細分化していくと理由は以下の5つがあげられます。
- 相場の分析手法を知らない
ポジポジ病
ロスカットがうまくいかない
マイルールが決まっていない
根拠のない利益確定
相場の分析手法を知らない
株式のチャートは、投資家たちが売買した結果作られています。その形から、ここから売買すると利益になりやすいという場面が存在します。相場を分析するのはこの場面を見つけるためです。
でも、分析方法を知らないと自分が見た時のチャートの形だけでなんとなく「まだ上がりそう」「どんどん上がっているから自分も買ってみよう」など値ごろ感だけでトレードしてしまいがちです。
けれど、相場では利益になりやすい場面は決まっていて、自分が参加した時にその場面が訪れている確率は低いため、負ける回数が増えて資金が減っていくのです。
株のデイトレードで利益を上げていくには、いかに利益につながる場面を分析して、その場面が来た時だけトレードできるかがカギになります。
ポジポジ病
ポジポジ病は「デイトレードしたくてついつい取引してしまう」状態のことで、負ける理由の中ではかなり多いものです。デイトレードを始める一番の目的は、全員が共通して利益を上げたいからだと思います。でも、その思いが強いあまり「どんどんトレードしないと利益を出せない」となっているのです。
この理由も、相場において利益を出せる場面を知らないからと言うことがあげられますが、自分が誰に教わっているかと言うことも関係します。
株のトレードを教えている人の中には、「利益を出すこと」にフォーカスして煽るような広告を出している人が多くいます。そういう人の元でトレードを始めてしまうと、とにかく取引しなければという気持ちになり、ポジポジと取引を繰り返して自分の資金を減らしてしまうのです。
ロスカットがうまくいかない
ロスカットは損切のことで、自分が思った方向にチャートが伸びなかった(損が出た時)に自分が許容できる損の金額を越した場合に、決済して取引を終わらせることを言います。
特に株のデイトレードを始めたばかりの人は、このロスカットが苦手ない人が多いようです。けれど、トレードは1回1回の勝ち負けより、トータルで利益が出ているのか?と言うことが大切です。
相場は多くの人が参加しているため、自分が思った方向へ利益が出ないことも度々起こります。その時に取り戻せるくらいの小さな損でロスカットしておけば、次回利益が出せた時に相殺してプラスにできる可能性が広がります。
けれど損を確定したくないがために、ロスカットせずにどんどん損が膨らんで、資金を大幅に減らしたり資金を無くしたりと言う状態に陥ることも多いのです。
資金が無くなってしまえばその先の取引もできなくなるので、どんな場面でトレードするかと言うことも大切ですが、うまくいかなかったときにどれくらい資金が減ったところでロスカットするかもとても大切です。
マイルールが決まっていない
株のデイトレードで利益を上げている人たちは「どんな場面が来たら自分は取引する」と言うマイルールを必ず持っています。そしてそのマイルールは、分析によって利益になりやすい場面を元に作られます。
どうやってその場面を見つけるのか、株式チャートがどんな形になったらとか、投資家によってマイルールは違いますが、継続して利益を上げていくにはマイルールがあること、そしてそれを守ることが必須です。
なかなか利益を出せない人は、まずはマイルール作りから始めてみましょう。
相場で利益を出しやすいのはトレンドフォロー
投資の初心者でも利益を出しやすいのは、トレンドフォローを中心とした取引です。トレンドフォローとは、すでにトレンドが出ている状態のチャートで、そのトレンドに乗っていくと言うものです。
トレンドが出ているということは、既に買いが強いのか売りが強いのかはっきりしているので、取引の際迷わなくて済みます。マイルールを作る時はトレンドフォローを軸にしていきましょう。
デイトレードで勝てる自分になる3つのルール
ここからは、株のデイトレードで負ける自分から勝てる自分に代わる3つのルールをご紹介します。
- マイルールを設定してエントリー場所を絞る
- 取引の記録をつける
- 利益を出せるまで諦めない
マイルールを設定してエントリー場所を絞る
相場の基本から勉強して、どんな場面が利益に繋がりやすいのかまずは確認します。そのうえで「自分はどんな場面が来たら取引する」と言うマイルールを作ります。
マイルールを設定するとエントリーする場所が絞られるため、取引回数はかなり減ります。ポジポジ病の人はうずうずするかもしれませんが、根拠のないデイトレードは資金を減らす可能性が高いです。
また、自分がどれくらいの損失を許容できるのか、ロスカットの基準もマイルールには必ず盛り込みましょう。マイルールを設定したら、継続して守りながらデイトレードをしていきます。これで負ける理由が一つ減ります。
取引の記録をつける
株のデイトレードは、ただ取引を繰り返したらうまくなるものではありません。利益でも損が出ても、その取引した場面を振り返り分析して次のデイトレードに生かしていくことでうまくなっていきます。
ですが、人間は過去のことを細かく覚えておくことができません。ですから、デイトレードを振り返り技術を上げていけるよう、取引の記録をきちんとつけましょう。
手書きでノートに書いていくのもいいですし、アプリでデータを保存することもできます。
具体的な取引の記録は、以下のような情報です。
- 取引日時
- 取引銘柄や商品名
- 取引数量
- 取引価格
- 手数料や税金
- 取引方法(買い or 売り)
- 取引の理由や状況(株価の上昇や下落、企業の業績など)
上記は取引するたびに記録して、自分の成績や傾向、うまく言った理由、うまくいかなかった理由などを把握して次に生かします。
利益を出せるまで諦めない
株のデイトレードを始めた人の中には、初めは軽い気持ちで始めた人も結構いると思います。チャートを眺めていると「上がるか下がるか」の2択なので、当たる確率が高いと思ってしまうこともあると思います。
ですが、株のデイトレードはプロの投資家の人たちが参加している場所です。そこで利益を上げ続けるには、自分もそのプロの人たちと同じレベルになる必要があります。
例えば、何かスポーツを始める時、基礎から学んで初めは地味な練習を繰り返しますよね?そしてそこから応用できるようになったり、自分の得意なものを生かしたり、苦手なことを回避したりと成長していくと思います。
デイトレードも同じです。まずは相場の基礎を知り、マイルールを作り、それを元に繰り返し練習する必要があります。その中で徐々に安定して利益を上げられるようになり、資金が増えていくのです。
ですから、そこに到達するまでに諦めずに繰り返すことがとても大切です。
デモトレードで勝つまで練習するのもおすすめ
資金があまり多くない人は、マイルールを守っても初めはなかなかうまくいかず、資金が減ってしまい気持ちが落ち込むこともあると思います。そんな時は一旦取引をお休みして、デモトレードの練習に切り替えてみてはいかがでしょうか?
デモトレードで安定して利益が出せるようになると、それが自信に繋がり実際の相場でも上手くいく確率が上がります。
株のデイトレードの良いところは、一度できるようになるとそこからはただ繰り返すだけで、利益が出せるようになるところです。早く勝ちたい気持ちは誰でもありますが、焦っても良い結果は生まれません。
まだ自分のデイトレードに自信が持てないうちは、デモトレードで練習するのもおすすめですよ!
まとめ
- デイトレードで負ける理由は勝てる場面を知らないから
- デモトレードで負ける理由のどれに自分が当てはまるのか知って改善していく
- デモトレードで負けないためには記録をつけ自分の取引を分析する
- デモトレードで負けないためには諦めずに繰り返し練習する