民泊の副業は儲かる?収益に繋がる物件選びのポイントと始め方

民泊の副業を会社員をしながら始めてみたいと思っていませんか?

ホテルや旅館よりも安価に泊まれる民泊は、需要も多く初めは副業でも徐々に物件を増やし、高収入を得ている人もいます。

特に自分で所有している空き物件がある人は、民泊を検討してみるといいですね。

このページでは、

  • 民泊の副業は儲かるのか?
  • 民泊の副業のメリットとデメリット
  • 民泊の副業の始め方や注意点

などをご紹介します。

本業の他に民泊を副業として収入を得たい人の参考になれば嬉しいです。

民泊の副業は儲かる?

民泊の副業は、自分が所有する空き部屋や空き物件、または賃貸した物件を、旅行者やビジネスマンなどに提供して収入を得ます。

最近では民泊の登録サイトも増え、スマートフォンでも気軽に予約できるようになり、貸し出す方も気軽に提供できるようになってきました。

その分ライバルも増え、以前より法規制も厳しくなってきたことから、今後民泊を副業にするには事前準備がかなり大切になってきます。

とはいえ、一度軌道に乗れば継続した収入が得られる魅力的な副業であることは、間違いありません。初期段階でしっかりとしたリサーチや準備をすれば、本業をしながらでも副業として収入を得ていくことは可能です。

まずは、民泊の副業にどんなメリットとデメリットがあるのか見ていきましょう。

副業で民泊を行うメリットとデメリット

副業で民泊を行うメリット

副業で民泊の運営をしていくのは、以下のメリットがあります。

  • 収入の拡大が期待できる
  • 空き家を持っている人は効率よく資産活用できる
  • 継続した収入が得られる
  • 運営代行会社に任せると不労所得になる
  • 自分でも利用できる

収入の拡大が期待できる

民泊の副業は始めこそ手間もお金もかかりますが、収入が上り始めると維持するための時間のみになってきます。

空いた時間で同じように民泊の物件を増やしていけば、その分収入も拡大していきます。これが副業で民泊をしていく醍醐味です。

実際に民泊を始めると、物件を増やしていくのはほぼ同じ作業の繰り返しになります。そして、滞在してくれるお客様を見つけるのも、今は民泊の集客用サイトがあるのでそれほど大変ではなくなってきます。

上手く物件を回して増やしていくことで、副業といえども大きな収入に繋がっていきます。

空き家を持っている人は効率よく資産活用できる

民泊の副業は、許可を貰えそうな賃貸物件を見つけて運営している人がとても多いです。ですが、始めから自分で空き家の物件を所有しているなら、それを利用することができます。

民泊の許可が下りる物件探しはとても大変なので、その作業がいらないのは民泊の副業をしていく上で大きなアドバンテージになりますね。

空き家はそのままにしていると維持や固定資産税など、マイナスになることも多いですが、民泊として運営して少しでも利益を出せれば、今までのマイナスだった分がプラスになってきます。

空き家のエリアにもよりますが、人気が出れば収入も安定して立派な資産運用になります。

もしも民泊としては向いていないエリアでも、内装やコンセプトにこだわり、貸し部屋として利用する方法もありますので検討してみてください。

貸し部屋の副業の始め方|収入につなげるポイントと注意点  

継続した収入が得られる

民泊の副業は季節や時期にもよりますが、一年を通して月によってばらつきがあるものの継続した収入が見込めます。

また、民泊のサイトに登録することで、予約や決済などの処理に自分の時間を使うことがないため、自分が実際に出向いて作業することはほとんどありません。

本業を持っていても副業として継続できるため、収入も継続して得られる可能性が高いです。副業は無理をすると続かないので、この点は民泊の副業の良いところと言えます。

運営代行会社に任せると不労所得になる

今は一般のマンションや一軒家を民泊として貸し出している物件がたくさんあります。そのため、民泊物件専門の運営代行会社もたくさん存在します。この運営会社は、自分が所有する民泊物件を代わりに運営し・管理してくれます。

具体的には、広告宣伝、予約管理、清掃やメンテナンス、ゲストとのコミュニケーションやトラブル対応などを代行してくれます。

この運営代行会社に任せることで、自分の民泊物件の管理・運営にかかる手間や時間を省くことができ、自分はほとんど何もしない正に不労所得と呼べる収入になります。

自分でも利用できる

民泊として常に稼働しているのが理想ですが、予約の入っていない時に自分で利用するのも良いですね。

実際に泊まってみると「ここを変えてみようか」など新たな課題や改善点が見つかるかもしれませんし、自分の気分転換にもなります。

家族や友人の誕生日のイベントなどで、会場として利用してもいいですね。

副業で民泊を行うデメリット

副業で民泊を運営していくのは、メリットも多いですが以下のようなデメリットもあります。

  • 収入が時期によって変わる
    初めは特に運営の手間がかかる
    近隣住民からのクレームなどトラブルの可能性がある
    法改正に対応する必要がある
    初期費用をある程度用意する必要がある

収入が時期によって変わる

民泊は宿泊業と同じく繁忙期と閑散期があります。繁忙期は、大型連休やイベント開催時などで、特にゴールデンウィーク、お盆、年末年始は繁忙期となります。

また、都市周辺のビジネスエリアでは、会議や展示会の開催時期が繁忙期になります。基本的にそれ以外の時は、予約でいっぱいという状況になるためにはエリアも関係してきます。

外国人の観光客が多いエリアでは、日本国内の繁忙期以外でも一年を通して宿泊客が見込めますが、こうしたエリアはライバルも多くなります。

民泊の副業は、繁忙期と閑散期を繰り返し、収入が時期によって変わるのが普通なので、そうしたことを踏まえて収入の見込みを立て、ビジネスを展開することが重要です。

初めは特に運営の手間がかかる

民泊の副業は、始めは少々手間がかかります。所有している物件を利用する場合は、コンセプトやインテリア、備品などの調達から始まりますが、そうでない場合はまず物件探しから始まります。

また、民泊に利用する物件が決まってからも、内装や利用規約の作成、宣伝方法など運営には様々なことを取り決める必要があります。

本業を持ちながら副業として民泊の運営をスタートさせるのは初めは大変ですが、慣れてきて軌道に乗れば仕事をしながらでも運営できるようになります。

どうしても仕事をしながら無理だと感じたら、民泊の運営会社に任せることもできますよ。

近隣住民からのクレームなどトラブルの可能性がある

民泊として利用する物件は、元々は誰かが生活するために作られたものがほとんどです。ですから、住宅街のエリアに位置することも多いです。

特に都内なら、住宅街に民泊の物件があっても、街の中心に出るのに便利なところはたくさんあります。

ただ、住宅街と言うことは実際に住んでいる人が周りにいますので、必要以上の騒音、ごみ問題などはクレームが来たりトラブルになることも多いです。

この近隣住民とのトラブルを懸念して、民泊と聞くと物件の賃貸を断るオーナーも多いです。特に外国からの観光客が多く利用しそうな地域は、生活習慣の違いなどで日本人なら起こらないような想定外のトラブルもあります。

筆者の家のすぐ近くにも、一軒家を利用した民泊があります。便利な場所なのでかなり利用されていますが、外国人の観光客が多く、家の前で大勢でたむろしていたりと周辺の住民には少し異様な光景に映ることもあります。

自分が借りようとしてるエリアにはどんな利用者が多いのか、ある程度は事前にリサーチしておきましょう。

法改正に対応する必要がある

民泊を副業としていくには、住宅宿泊事業法(民泊新法)に基づいた運営をしていく必要があります。住宅宿泊事業法(民泊新法)は、急激に増えた民泊業を健全に普及させるために作られた法律で、平成29年6月に成立しました。

ただ、今後民泊業が更に多様化していくと、この住宅宿泊事業法(民泊新法)も更に改定される可能性もあります。

法改正が行われた時は速やかに対応する必要があることを、念のため覚えておいてください。

また、民泊には地方自治体が定める条例があり、地方自治体によって内容が異なります。自分が民泊を運営したいエリアが決まったら、まずはその地域の地方自治体の条例を確認しておきましょう。

参考 民泊(住宅宿泊事業)に関する条例一般財団法人 地方自治研究機構

初期費用をある程度用意する必要がある

民泊は気軽なホテルのような内装から、こだわった内装までいろいろあります。自分がどれだけ資金を用意できるかにもよりますが、初期費用はそれなりに必要になります。

安く見積もっても初めに数十万円は必要です。これは他の副業と比べるとハードルが高い部分です。しかも必ず元が取れるとは限りませんので、きちんと戦略を立て、万が一回収できなくても生活に困らない資金を使う必要があります。

あまり初期費用が用意できない方は、他の副業を検討してみるの手です。資金がほとんどかからない副業はたくさんありますし、まずはそこから始めて貯めた資金で民泊を始めると言うのも良い方法ですね。

会社員に向いている他の副業については、こちらでも詳しく解説しています。

会社員の副業には在宅ワークがおすすめ!成功のポイントも解説

民泊の副業の始め方

民泊を始める準備は、民泊に使用する物件が所有しているものか賃貸によるものかで変わってきます。

自分で賃貸している部屋を民泊に利用する場合

自分で賃貸している物件を民泊として貸し出すことを転貸と言います。この転貸は賃貸借契約を結ぶ際に交わした契約書の中で、禁止が明記されていることが多いです。

オーナーとしては、継続した家賃を得るために身元の安全な人に貸したいので、自分の知らないところで知らない人に貸し出されるのは困るのです。

また、賃貸契約書に記載がなくても、賃貸している物件の管理規約で民泊禁止と明記されていることもあります。

まずは、賃貸契約書と管理規約に、民泊について書かれているか確認します。

禁止と明記されている場合は民泊として運営するのは難しいですが、ここはオーナーとの交渉でOKが出る場合もありますので、どうしてもその物件で民泊をしたいときはトライする価値はあるでしょう。

自分で所有している物件で民泊をする場合

自分で所有している物件の場合は、オーナーは自分なので許可はいりませんが、マンションの場合は管理規約は確認しておきましょう。

1から賃貸物件を見つけて民泊を始める場合

民泊OKの物件探しは、かなり時間がかかります。オーナーは近隣住民とのトラブルなどを嫌いますので、リスクのある民泊に使用されるのを嫌がる人も多いのです。

自分で1から探すのが一番確実ですし、オーナーとの交渉など今後民泊の副業を継続していく上で、ノウハウとして自分の中の財産になります。

不動産会社のウェブサイトや興味のある地域の不動産屋などを訪ねて、情報を集めましょう。物件の内装はある程度カスタマイズできますが、物件の場所は後から変えられませんので、慎重に決めます。

どうしても本業が忙しく民泊の物件選びに時間をかけられないときは、代行して探してくれる業者もあります。

物件が決まった後の流れ

 

  • STEP.1
    地方自治体への届け出
    民泊を行う際には、事前に地方自治体に届け出を出すことが義務づけられています。
  • STEP.2
    施設の設備基準の確認
    地方自治体によって異なりますが、民泊施設には、一定の設備基準を満たすことが求められます。火災予防設備、緊急時の対応、衛生設備、快適性、民泊運営者が守るべきルールなどを確認します。
  • STEP.3
    実際の施設の準備
    清潔で快適な環境を提供するための設備や内装、備品の準備、インターネット環境などを整えます。
  • STEP.4
    料金設定や予約管理の準備
    民泊運営プラットフォームへの登録、予約の確認方法、料金設定などを決めます。
  • STEP.5
    運営していくための準備
    宿泊者からの質問への回答事項、緊急時の連絡対応、宿泊前の事前確認、チェックアウト後の清掃や備品の補充などを取り決めておきます。
  • STEP.6
    PRや宣伝活動
    民泊運営のプラットホームを利用しても、始めはなかなか予約が入らないことがあります。そのため、SNSやブログ、口コミなどを活用して宣伝をすることが大切です。

民泊を副業として始める時の注意点

民泊の副業を始めるにあたっての注意点を書いていきます。

  • 物件選びと周辺環境のリサーチはしっかり行う
    お金は全部にかけずにメリハリをつける
    自分で気になる民泊を実際に利用してみるのもおすすめ

物件選びと周辺環境のリサーチはしっかり行う

民泊の副業を収入に繋げられるかどうかは、物件選びがカギになります。自分で所有している場合は場所を動かすことができませんが、万が一収益に繋がらなくても大きくマイナスになることはありません。

ですが、実際には1から賃貸物件を探して民泊を始める人の方が多いのが実情です。ですから、始めてから「しまった」とならないよう、最初の物件選びは慎重にしましょう。

具体的には、まず周辺環境、交通アクセスの便や近隣施設の充実度を確認することが大切です。人気のスポット、観光地、商業地区などから近い物件は必然的に需要が高くなり、収益が期待できます。

また、色々な場所へアクセスしやすい場所もおすすめです。そうした場所はすでにライバルも多くいる可能性がありますが、人の集まらない場所に民泊を開業しても収益は期待できません。

お金は全部にかけずにメリハリをつける

民泊のサイトを見ていると、内装や設備にとてもお金をかけているものをたくさんあります。中には数千万円をかけているものもあります。

この場所は収益が見込めるとなれば、お金をかけて充実させていくことは大切ですが、なかなか初めから多額のお金を用意するのは難しいですよね。

ですので、初めはお金をかけるところ、節約するところをしっかりと分けましょう。例えば、お客様が眠るベッドは良いものを使い、ソファやクッションなどはお金をかけ過ぎないとか。

女性向けの民泊にするなら、インテリア小物やアメニティには良いものを使うとかなどです。民泊のコンセプトが決まったら、どこにお金をかけるか決めて予算を組んでみてください。

自分で気になる民泊を実際に利用してみるのもおすすめ

自分も民泊をよく利用すると言う方は別として、今まであまり利用したことがないなら、勉強がてら実際に予約して、他の民泊に泊まっているものも良い経験になります。

良かった点や悪かった点、真似したい点など、なぜそう思ったのか等も詳細に書き出して情報を集めれば、自分の民泊運営のヒントになります。

民泊を始めたら、後は運営のルーティンをこなしていくことがメインになりますが、継続して利用してもらうには、常に良い方へ改善していくことも大切です。

お客様からのクレームにもいろいろなヒントがあると思いますが、評価のコメントなども見ながら自分の民泊の部屋を客観的に見てみると、改善点も見つかりやすいです。

まとめ

  • 民泊の副業は最初は準備が大変だけど軌道に乗ればよい収入に繋がる
  • 民泊の副業はメリットやデメリットをしっかり確認する
  • 民泊の副業は法律や地方自治体の条例を確認して健全に運営する
  • 民泊の副業は物件選びがとても大切なのでしっかり時間をかけて行う

BLOGコンテンツをパーソナライズします

あなたは現在「プログラミング学習者」ですか?