JavaScript初心者の方へ向けて、日時の基本について
・日時の取得方法
・日時の加算・減算方法
・日時の格納方法
をまとめました。
日時を取得したり格納する場面でお困りの場合は、参考にしてみてください。
日時の取得方法
今の年・月・日や時間などを取得したい。そういった場面は必ずといっていいほど出てくると思います。
現在の日時の取得方法
まずは1番の基本です。現在の日時の取得をしますが「new Date()」を使用します。
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let today = new Date(); //変数todayに現在の日時データを入れる。 console.log(today); |
出力結果です。こういった形式でデータが保存されるんですね。
Wed Jul 22 2020 09:17:40 GMT+0900 (日本標準時)
年・月・日・時・分・秒の取得方法
今度は、年や月といった個別のデータだけを取得したい場合の方法です。
「get〜」というプロパティで取得ができます。
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console.log( today.getFullYear() +"年です。"); console.log( (today.getMonth()+1) + "月です。"); console.log( today.getDate() + "日です。"); console.log( today.getHours() + "時です。"); console.log( today.getMinutes() + "分です。"); console.log( today.getSeconds() + "秒です。"); |
上記の出力結果です。
2020年です。
7月です。
22日です。
9時です。
17分です。
40秒です。
ここで「あれ?」と気づかれた方は、なかなか鋭い観察眼がありますね。
そうなんです。「月」だけなぜか、「today.getMonth()+1」と1が加算されていますね。
でも出力をするとただしく「7月です」を示しています。
「new Date()」での月のカウントは、1月は「0」となる仕様となっていますのでご注意ください!
日時の加算・減算方法
今度は取得した日付データに加算・減算する方法をみていきましょう。
過去・未来の日時の取得方法
今度は現在だけではなく、過去や未来の日時の取得方法をみていきましょう。
基本的には現在の時刻から「○年後」「●時間前」といった方法になりますが、まずは1年後の日付の取得方法です。
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let date = new Date(); //変数dateに現在の日時データを入れる。 console.log( "現在の日時:" + date); date.setMonth(date.getMonth() + 1); //1ヶ月後のデータに変換する console.log( "1ヶ月後の日時:" + date); |
出力結果です。
現在の日時:Wed Jul 22 2020 09:51:08 GMT+0900 (日本標準時)
1ヶ月後の日時:Sat Aug 22 2020 09:51:08 GMT+0900 (日本標準時)
2行目の「date.getMonth()」で1ヶ月前が何月なのかを取得。
それを「date.setMonth()」で先ほど取得した月に変更します。
年や日も同じように1年後、1日後と取得できます。(それぞれプロパティが変わるのでご注意ください)
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date.setFullYear(date.getFullYear() + 1); //1年後のデータに変換する date.setDate(date.getDate() + 1); //1日後のデータに変換する |
日時の格納方法
今度は任意の日時を指定して変数に格納していきましょう。
最初に出てきた「new Date()」を使用しますが、引数で指定することができます。
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// 2020/7/1 12:00:00 を格納します。 var date1 = new Date(2020, 6, 1, 12, 00, 00); // 1995/12/30 01:30:15 を格納します。 var date2 = new Date(1995, 11, 30, 01, 30, 15); console.log("date1の日時:" + date1); console.log("date2の日時:" + date2); |
このように出力されます。
date1の日時:Wed Jul 01 2020 12:00:00 GMT+0900 (日本標準時)
date2の日時:Sat Dec 30 1995 01:30:15 GMT+0900 (日本標準時)
ここも最初と同じように、月を指定する場合は「実際の月−1」で指定をする必要がありますのでご注意ください。
まとめ
以上、JavaScriptの日時の操作について、
・日時の取得方法
・日時の加算・減算方法
・日時の格納方法
をご紹介しました。日時の取得や格納をする場面は出てくると思いますので、その際はぜひ参考にしてみてください。