プログラミングを書く上で、繰り返しの処理をしたいことがありますよね。
そこで使えるのが、「for文」です。
ただ、慣れないうちは使い方が分かりにくいですよね。
そこで今回はPHP初心者に向けて、
・for文の使い方
・break、continueの使い方
をご紹介します。
PHP初心者がつまづきやすいポイントを分かりやすく解説します。
for文っていまいちよく分からない方は、ぜひ最後まで読んで理解を深めてくださいね。
for文の使い方
for文の書き方は以下の通りです。
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for ("初期値"; "条件式"; "更新式"){ 実行する処理 } |
まずは簡単な例で流れをみてみましょう
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for ($i = 1; $i <= 10; $i++){ echo $i.'<br>'; } |
このfor文を実行すると、次のように表示されます。
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では、処理の流れをみてみましょう。
- 初期化($i = 1)で変数$i を 「1」 に初期化する
- 条件式($i<=10)で変数$i が 「10以下」 である場合処理を続ける
$i = 1 で 「10以下」なので、処理を続ける - 処理の実行(echo $i.'<br>’)で変数$i を出力、今回は「1」を出力
- 更新式($i++)で変数$i をインクリメント(+1)する
- 変数$i が「2」になり、条件式から繰り返す
- 条件式に当てはまらなくなった場合、for文から抜け出す。
break、continueの使い方
繰り返しの途中で処理を中断したい場合、「break文」を使います。
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for ( ”初期値”; "条件式"; "更新式"){ 実行する処理 break; } |
break文が実行されると、現在の処理を終了してfor文を抜ける処理となります。
同じく繰り返しの途中で処理を中断するものに、「continue文」があります。
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for ( ”初期値”; "条件式"; "更新式"){ 実行する処理 continue; } |
continue文はbreak文と違い、現在の処理を終了してfor文を続ける処理となります。
具体例をみてみましょう。
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for ($i = 0; $i < 5; $i++){ if($i = 2){ break; } echo $i.'<br>'; } //実行結果 0 1 |
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for ($i = 0; $i < 5; $i++){ if($i = 2){ continue; } echo $i.'<br>'; } //実行結果 0 1 3 4 |
break文の方は、$i=2の時にfor文が終了されています。
対してcontinue文の方は、$i=2の時の処理をスキップして、以降の処理を続行します。
まとめ
今回は「for文」について、
・for文の書き方
・break、continueの使い方
を解説しました。
phpの繰り返し処理にfor文は必要不可欠なものですので、しっかりと理解できるようにしておきましょう。