プログラミングを学習すれば未経験でも簡単に転職できるって本当?

最近ネット上には、

  • プログラミングを学べば転職に有利!
  • プログラミング未経験でもエンジニア転職が可能!

といった謳い文句の記事や広告をたくさん目にします。

プログラミングを習得して、エンジニアとして転職したいと思っている方は特に、そんな内容の記事をよく見るのではないでしょうか。

しかし、本当にそんなに簡単に、プログラミングの学習をしただけで未経験からエンジニアとして転職できるものなのでしょうか?

結論から言うと、未経験からエンジニア転職は可能です!

ただし、エンジニアとして転職を成功させるためには努力してスキルを身に着けるのはもちろんのこと、おさえておきたいポイントがいくつかあります。この記事では、そのおさえるべきポイントについてお伝えしていきます。

「未経験可」と書かれている求人とは

未経験OKの求人は危険

求人サイトなどでエンジニアの求人を検索してみると、ほとんどが「実務経験2年以上」というような採用条件があるものばかりですが、中には「未経験者可」となっている求人もあります。

実は、そういった「未経験者OK」と謳っている求人は要注意です。

その理由は、企業の立場になって考えてみればわかります。未経験者を採用するということは、経験者を採用するのに比べてものすごく教育コストがかかります。

なので企業として基本的に実務経験者を採用したいと思っており、未経験者をエンジニアとして一から育てていくという考えにはならないのですね。

なぜ「未経験者OK」の求人があるのか?

それは、その求人の仕事内容がプログラムを書く「エンジニア」では無いからです。

もちろん、そうでない場合もありますが、募集内容が

  • ・IT人材
  • ・WEB制作スタッフ
  • ・システム開発や保守業務全般に携わっていただきます

等のふわっとした内容だった場合、未経験で採用されたとしても、実際の業務内容はプログラミングではなく、誰でもできるような簡単な事務作業ばかりという可能性があります。

要は、

未経験OKだけど、実際はプログラミングをする仕事ではないですよ。

という事。

そうなると、エンジニアとして転職したのに全くプログラミングの実務経験を積めないということになってしまいます。そういった求人で採用されたとしても、‘エンジニア転職’ができたか? というと、そうではないですよね。

「未経験でもエンジニア転職可能!」という言葉には、そういった仕事内容での転職も含まれているという裏があるという事。それがこの言葉の真相です。

企業が求めている人材とは

プログラミングスキルだけでは不十分

では、プログラミングを学んだだけの実務未経験の状態で、エンジニアとして転職するためにはどうすれば良いのでしょうか?

それにはまず、

・プログラミングスキル以外のところでアピールする

ということが重要です。

企業が求めている人材は、もちろんある程度のプログラミングスキルも重要ですが、それだけではなくコミュニケーション能力や、自分で調べて問題を解決していける能力など、自分の力で成長してくことができるポテンシャルを持っている人です。

ある程度の年齢で転職をする場合は特に、前職での経験で得たスキルがあることを期待される他、基本的な社会人としての常識は備わっていることが前提条件となります。

なので、まずは「実務経験必須」となっている企業に、「未経験だけど、こんなことができます!」という何か自分の強みを持って応募してみることです。

転職にプログラミング技術はもちろん必要

ポートフォリオで技術レベルをアピール

とはいえ、ある程度までのプログラミングスキルがあるという事は当然アピールしなければいけません。

スキルのアピール方法としては、ポートフォリオを作成するというのが一般的ですね。
何かしらのアプリケーションを自分の力で作り、その成果物を見てもらうというものです。

自分がどれくらいのプログラミングスキルを持っているかという事は、ポートフォリオを見てもらえばわかるので、採用担当の方に見てもらうポートフォリオの内容はとても重要です。

 ポートフォリオを作れるレベルまで学習

では、 ‘エンジニア採用’ に繋がるようなポートフォリオを作ることができるようになるには、どのくらいのプログラミングスキルが必要なのでしょうか?

基本的には、ものすごく高度な技術を盛り込む必要は無く、単純なアプリでも

  • ・ユーザーのことを考えて作られている
  • ・何かの問題を解決するために作られている
  • ・1つだけでなく複数のアプリを作っている

など、作成したプロセスや思考、やる気などの技術面以外も重要な評価の基準になるようです。

なので、世の中に出ているような完璧なアプリを作るまではできなくても、ある程度のものを作れて、作った成果物に対してその概要をしっかりと説明できるということが大切ですね。

独学よりプログラミングスクールが転職への最短の道

独学は無駄な時間がかかる

とはいえ、簡単なものであっても自分の力で1からアプリケーションを作るという事は、プログラミングを全くやったことがない方にとっては非常に難しいです。

基礎の学習からはじめて、ある程度のアプリを作れるまでのスキルを身に着けるためには相応の学習時間がかかります。

個人差はあると思いますが、全くの未経験からだと最低でも半年間くらいの学習期間を考えたほうがいいかもしれません。

学習方法としては、今は無料で学べる教材がネット上にたくさんありますので、そういったものを活用して独学するのも良いと思います。

しかし、独学だと学習方法や学習順序など分からないことが多く、それを調べたりすることで、どうしても無駄な時間がかかってしまうのも現実ですよね。

スクールなら効率良く学べる

少しでも早くスキルを身につけて、‘エンジニア転職’したい!という方は、やはりスクールに入るのがおすすめです。

技術だけでなく、「学習の流れ」から「エンジニアとして転職するまでのノウハウ」なども総合的に教えてもらえるスクールであれば、独学でかかる無駄な時間を大幅に短縮することができますよ!

おすすめなのは、プログラミング言語の学習だけでなく、実際の開発現場で行われている技術のトレンドや業界の常識、働き方などまで網羅的に教えてくれるスクールです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

  • ・「プログラミング未経験でもエンジニア転職は可能」という言葉の真相
  • ・「未経験OK」な求人に応募する際の注意点
  • ・未経験でも本当の ‘エンジニア転職’ をするための方法

についてお伝えしました。

業界未経験でも、今からプログラミングを学んで転職することは十分に可能です!

未経験から ‘エンジニア転職’ を目指している方に、この記事でお伝えしたポイントを参考にしていただければと思います。

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