プログラミング言語の人気を分析!2020年終盤に学ぶべき言語

プログラミング言語の人気は、大変重要です。

当然ですね。需要がない言語を必死になって勉強して、ようやく習得したころには「仕事で使う場がない」では、あまりにも報われないというものでしょう。

 

そして、IT分野における進化のスピードは想像以上に速いという事実を、よくよく認識しなければなりません。

昨年はあんなに話題だったのに、今年は気鋭の新しい言語に話題を奪われている。

そんな新陳代謝とも世代交代とも言うべき出来事が、頻繁に起こっています。

 

ですから、常に最新のフレッシュな情報で脳を満たしておきましょう

どんなに情報技術が進歩しても、最後の鍵となるのはそれを取り扱う人間の頭脳です。

考えを巡らせ、変化に適応していく姿勢が、「最高の人材」としてのあなたを保証してくれるでしょう。

 

この記事では、プログラミングをこれから始めようという方から、現行の古い言語での限界を感じている方まで、広く最新の情報を提供していきます。

2020年、そして2021年以降に「違い」を作るための要素を詰め込んでいますので、ぜひともご覧ください。

読み終えたころには、あなたの先にはこれまでと全く違う「世界基準の需要や報酬」がくっきりと見えてくることでしょう。

 

 

主要プログラミング言語の人気はどうなっているのか

プログラミング言語は多種多様に分かれており、ひとつひとつ人気を確かめていたら、それだけで1日が終わってしまいます。

そこで、有名で評判の高い言語について、いくつかピックアップしました。

 

Python

2020年の流行を知る中で、避けて通れないのがPythonです。

AI、すなわち人工知能の開発に最も適していると言われるこのPython。

今後の新しい世界を切り開く上で、欠かせない存在であると言えるでしょう。

 

すでにアメリカでは人気言語の地位を獲得していますが、日本ではまだまだスペシャリストの数が不足しているのが現状です。

 

 

すなわち、「先行者利益を獲得できる言語」と表現することもできるでしょう。

 

事実、Pythonの使い手は高い給与が保証され、案件は大都市を中心に多く募集されています。

習得の難易度も決して高くないため、「稼ぎたい」という欲求を持っていたとしたら、ぜひとも選びたい言語のひとつになるでしょうね。

 

Java

1995年に登場したJavaは、今や不動の人気言語としての地位を確立しています。

世界の求人数ランキングではトップレベルを維持し、「案件を取りたいならJavaをやれ」と言っていいほどに魅力にあふれています。

 

Javaがこれほど受け入れられた理由は、広く受け入れられやすい土壌が関係していました。

Windowsでも、Macでも、Linuxでも、Javaで作られたプログラムは問題なく動きます。

それは決して当然のことではなく、すごい現象なんです。

 

また、それまで敷居の高かったプログラミングの世界を、一目見ただけでわかりやすいものとしたのもJavaの功績です。

結果として、多くの大企業によって主力の開発言語に採用され、現在の支配的な地位を築き上げました。

登場から四半世紀経ち、さすがに輝きに陰りが見えてきたとはいえ、Androidアプリの主要言語としての地位を始め、様々な分野で必要とされている言語と言えます。

 

報酬面でも非常に恵まれており、日本を始めとして世界中で1,000万円プレイヤー、10万ドルプレイヤーが続出しています。

案件も多いため、専業でも兼業でもつぶしが効きやすい言語として、Javaは強力な選択肢に成り得るでしょう。

 

PHP

PHPは世界各地で使われている言語であり、前身から含めると20年以上に渡って活躍を続けてきました。

その魅力は非常に多くのウェブサービスで使用されている点にあり、今やブログなどの運営からは切っても切れないWordPressもPHPで作られています。

WordPressのシェアは今後も伸び続けることが予測されているため、PHPの需要も縮小することなく続くと見られている点は、豊かな魅力ですね。

 

PHPはまたウェブとの親和性が高く、主流言語のHTMLやCSSと併用して使える点もポイントです。

こうした特性もあって、PHPの案件は世界中に転がっています。

 

また、ウェブが強みという点は、2020年に大いに知られることになったテレワークやリモートワークといった、「出勤や出社を伴わない遠隔での業務」に向いているという特性もあります。

フリーランスのエンジニアとして独立し、自由な生き方を志向するにあたっては、PHPはとても使い勝手のいいプログラミング言語であると表現できるでしょう。

 

C/C++

C言語は1972年に登場してから使われて続けている、大変歴史が深いプログラミング言語です。

また、1983年にC言語を拡張して作成されたC++も、C言語の弟分としてその存在を誇示しています。

両者は名前こそ違うものの、その根っこにあるものは同じであるため、同一カテゴリで扱いました。

 

C言語はパーソナルコンピュータ、いわゆる家庭用コンピュータ「パソコン」が主流になる前から使われていた経緯もあり、電子機器の制御などに長けた言語です。

OS本体を作り上げることも可能な一方で、「これぞプログラミング」と言われるほど難解

な見た目で、多くの初学者の壁となってきました。

 

その点を解決したのがC++(シープラスプラス)であり、開発効率のある程度の簡素化を果たしています。

C++はC言語との親和性や高い実現性をフルに生かすことによって、主流ウェブブラウザである「Google Chrome」やゲームエンジンのひとつである「Unreal Engine」などの開発に貢献しました。

C言語もC++も新しい言語ではないために爆発的な需要や超高額な報酬があるわけではありませんが、安定期に入っているために一定の需要は担保されています。

 

C#

ここまでに名前を挙げてきたC++とJavaを素地として作られたのが、C#(シーシャープ)というプログラミング言語です。

このため、C#はC言語やC++と名前こそ似ていますが、中身はオリジナルの思想であると言えますね。

 

マイクロソフトで開発された言語である背景から、同社の基幹サイトであるMSNや検索サイトのBingに使われています。

また、需要が増加傾向のゲームエンジン「Unity」にも採用されているため、とりわけゲーム業界においてはC#は欠かせない存在になっています。

Unityが使われている代表的なゲームといえば、世界的な大ヒットになった『Pokémon GO』や、1億ダウンロードを達成した『白猫プロジェクト』が挙げられるでしょう。

 

C言語やC++よりも難易度が低く、理解しやすいという点からも、ますます担い手が増えると予測される言語です。

いわゆる「鉄板言語」のひとつとして、今後も人気が衰えないと推測できるでしょう。

 

Ruby

多くのプログラミング言語がアメリカやヨーロッパ諸国で開発される中で、日本でも誕生した言語があります。

それが、Rubyです。

 

特徴はとにかくわかりやすく、習得しやすい言語であるということ。

国産言語であるアドバンテージも大きく、日本語での解説本や解説サイトが多く展開しているのは、英語解説が主流である他言語にはない強みです。

Rubyは日本で開発された言語ですが、その生産性の高さから、今では世界中で使われています。

このため、日本での需要の高さを見込んで学習を始めたとしても、そのまま世界へ打って出られるのはメリットのひとつですね。

 

ただし、ウェブに強い言語であるために、ライバル言語のPHPとはしのぎを削る関係になっています。

このため、「将来はシェアを食い合うのでは?」という懸念もある点は、よくよく理解しておかなければなりません。

年収帯はかなり幅広く、経験を積むことでどんどんレベルの高い案件に挑戦できます。

 

プログラミング言語の人気から読み解く2020年以降に狙い目の言語

 

これまでの項目では、すでに爆発的な人気が出たプログラミング言語、または確固たる地位を築き上げたプログラミング言語を中心に取り上げてきました。

ですが、まだまだ伸び盛りで、かつブルーオーシャンなプログラミング言語を知りたいというお気持ちもあるのではありませんか。

 

すなわち、「これから来る」プログラミング言語。「プログラミング言語の人気を先取りできる」選択。

 

 

もちろん、わかります。

誰だって、株は安いうちに買いたいと思うものですよね。

そこで、本項では、近年中に需要と人気が大いに伸びると考えられるプログラミング言語を解説しました。

 

Go

Go言語、単純にGoとも、languageとつなげてgolangとも呼ばれるプログラミング言語です。

2009年に、あのGoogleによって開発され、以後は同社の主要言語のひとつとして使われています。

 

最大の特徴はふたつあり、「とても速い」と「誰が書いてもほぼ同じで読みやすいコードになる」という点が挙げられるでしょう。

速度が速いことは、スピードが共通の命題となりつつある2020年以降の世界において、とても重要な要素です。

また、誰が書いても似たような形になる機能は、多数の人間が参画する大規模プロジェクトに適しています。

 

GoはGoogle以外でも使われ始めている言語で、日本国内の有名なところでは「メルカリ」のバナーや各種サービス、「クックパッド」、それに「グノシー」などが採用しています。

プログラミングを志す人の中では「ぜひ習得したい」という声が高まっており、今後の求人数や報酬の高額化は間違いないと言える言語でしょう。

 

Kotlin

「Androidアプリを作るなら、言語はJavaしかない」という言説は、今や時代遅れになりつつあります。

なぜなら、プログラミング言語のKotlinが登場し、その存在感が年々増してきているからです。

事実、2011年に登場したKotlinは、2017年にはAndroidアプリの公式開発言語としても採用され、簡易で安全なコードを作れるとして飛躍的にその注目を集めています。

 

KotlinがAndroid分野においてその勢力を伸ばしている理由は、他言語であるJavaとの高い互換性です。

それでいてJavaよりも安全なコードが作成できるため、今後はJavaからKotlinにどんどん勢力図が塗り替えられていくと考えられています。

Javaは非常に汎用性が高く、Android以外の場面でも使われていますが、Kotlinにもそうした拡張性が今後付与されていくことが期待されるでしょう。

いずれはJavaのような「絶対的人気」を獲得する可能性がある。Kotlinにはそういう魅力があります。

 

Swift

世界におけるスマートフォンのシェアは、AndroidとiOSによって二分されています。

その中で、iOSで動作する言語として期待されているのが、2014年に登場したSwiftです。

何しろ総本山であるAppleが発表したプログラミング言語であるため、iPhone、iPad、Apple Watch、その他様々なサービスの作成をSwiftで網羅できます。

 

Swiftが登場する前までは、Objective-Cという言語が使われていました。

しかし、これは非常に難解で独特な記述形式だったため、習得が困難で他言語に応用しづらいという欠点がありました。

Swiftはこうした部分を改善し、より世界的な言語として幅広く活用されるために登場した未来志向のプログラミング言語と言えるでしょう。

 

書きやすく、安全性が高く、何よりAppleが提供していることもあり、Swiftの企業案件は日を追って増加傾向にあります。

現在は専任のエンジニアが少ないですが、「Apple製品には欠かせない唯一無二のプログラミング言語」という強みがあるため、今後は激しい競争の時代が訪れると予測できるでしょう。

 

Rust

Rustは個人が趣味で開発し、これに興味を示したMoziilaが開発チームを編成し、様々な仕様変更を経て2010年にようやく形になりました。

以後は安定した更新が続けられている、新進気鋭のプログラミング言語です。

ウェブブラウザのFirefoxで有名なMoziilaが、個人で開発したこの言語に興味を向けた理由は、Rustが既存のプログラミング言語を大幅に改善する内容だったからに他なりません。

そう、Rustはプログラミング言語のC++を発展改良した言語なのです。

 

C++は世界中で広く使われている言語ですが、現代での使用にあたってはいささかデメリットが存在するのも確かでした。

こうした問題点を解決に導いたRustは、安全性を担保しながらも高速での実行を可能にしています。

既存のサービスでは、先に挙げたFirefoxの他に、ファイルストレージサービスの大手であるDropboxがRustを採用。その他にも採用を決定する企業が現れ、地位を高めつつあるのが現状です。

 

Rustの高い生産性の評判から、世界中で使われている「C」ならびに「C++」を引き継ぐことが期待されます。

それはひいては両言語の需要をまるまる引き継ぎつつ、安全性の高さやコードの見やすさから、新規のパイを獲得するということでもあります。

今はまだマイナーな分野に入るRustですが、日進月歩のプログラミングの世界においては、一気に日の出の勢いで成長する要素にあふれていると分析できるでしょう。

 

まとめ

2020年のプログラミング言語の人気と、それに伴う各種の情報についてお伝えしました。

現在の世界で使われているプログラミング言語。

そして、今後の世界で求められているプログラミング言語。

これらの内容について、おわかりいただけたものと思います。

 

一部の言語については、具体的な報酬についてもお話をさせていただきました。

人気があるからには需要があり、需要があるからには高い報酬が用意されているからです。

ただ、それはまた同時に、他者との差別化を図ることによって、どのような言語でも「スペシャルな人材」になれるのだということを認識しておいてください。

 

加えて述べるなら、需要だけを追いかけて学習を進めるのではなく、プログラミング言語の人気の向こう側にある「何をしたいのか」を自分の中に見つけることによって、そのスペシャリティは飛躍的に向上するのです。

そうして、他の誰でもない何者かになった時こそ、言語を超えた不動の人気が自らに身につくと申し上げてもよいでしょう。

 

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