ネットでのウェブカツは批判されがちです。そして、批判する人の中には、ウェブカツの炎上を利用してお金儲けをしている人がいるのも事実です。
そこで今回は、炎上ネタでお金稼ぎが可能なアフィリエイトビジネスについて解説します。また、アフィリエイトサイトが行う悪質行為についても紹介していきます。
目次
ウェブカツを批判するネット炎上の罠
ウェブカツ運営者「かずきち」の過激ツイートは、ネットをたびたび炎上させています。
多くの人は、「かずきち」に否定的な意見を持つ人が多いから炎上するのだと思うでしょう。しかし、ネット炎上が引き起こされる理由は、批判する人が多いからだけではありません。
実は批判する人の中には、「かずきち」の発言に怒っているのではなく、別の目的を持った人もいます。むしろ、別の目的を持った人の方が多いかもしれません。
- アフィリエイトサイトに誘導してお金稼ぎに利用したい
- 正義感のあるコメントで「いいね」を集めたい
- 経営者としての健全性をアピールしたい
上記は、あくまでも考えられる目的の一部です。炎上しているということは、それだけ注目度が高いということなので、それを利用しようとする人もたくさんいます。
例えば、「かずきち」を批判する人達は、結果的にウェブカツ卒業生のことまで批判します。これは、最終的に自分の利益につながるプログラミングスクールに誘導するアフィリエイトや、自分の会社の信用性アップにつなげることができます。
つまり、世間の注目を利用して、いかに自分の利益に利用できるかが、近年のネットビジネスを生き抜く処世術ともいえます。
ウェブカツ運営者「かずきち」は炎上させやすい
それでは、なぜ「かずきち」の発言は炎上しやすいのかについて考えていきます。
1つは、「かずきち」自身が、炎上マーケティングを利用しているというのはあるでしょう。しかし、悪い噂が広まるだけでは、スクールの受講生は増えません。
「かずきち」の発言の本当の目的は、自身のスクールと他社スクールの違いをアピールすることだといえるでしょう。実際、「かずきち」は同業他社を批判するツイートが多く、それを見た人達が「蹴落とそうとしている」と感じるため、批判が集まります。
もちろん、ウェブカツのサービスや他社との違いを理解しているのであれば、「かずきち」の発言の意図は理解できます。ただし、「かずきち」の炎上を利用したい人達にとって、ウェブカツのサービスや他社との違いなどはどうでもいいことです。
例えば「運営者がこんな発言をするウェブカツは意味ない。通うなら○○スクールがコスパ最強!!」などツイートして、自身が運営するアフィリエイトサイトに誘導します。すると、ウェブカツの受講を考えていた人の一部が、○○スクールに申し込むかもしれません。
そして、多くの人の批判対象になっている発言に対して、対立する意見を言うと、その発言が正しいような気がしてしまいます。特に、多数決社会ともいえる日本では、効果の高い戦法です。だからこそ、悪者のレッテルを貼りやすく、注目度の高い「かずきち」の発言は、炎上させやすいのです。
炎上すれば、火種となった批判ツイートの注目度も高まるので、インフルエンサーに寄生するのです。実際、批判するために批判対象をフォローする人も多く存在します。
アフィリエイトビジネスとは?
そもそも皆さんは、アフィリエイトビジネスについて理解しているでしょうか?
アフィリエイトとは、成果報酬型の広告のことです。基本的な流れは次の通りです。
- 自身が運営するWebサイトやブログで、特定の商品やサービスの広告を掲載
- 訪問者が広告をクリックして、商品やサービスを購入する
- 広告主が得た売上の一部が、広告費としてサイト運営者に支払われる
掲載する広告の報酬は、広告主によって決められます。特にプログラミングスクールのアフィリエイト報酬は高額です。アフィリエイトで生計を立てているアフィリエイターにとって、人気のカテゴリです。
だからこそ、アフィリエイトサイトでの人気サービスは、報酬の額に影響を多聞に受けます。鵜呑みにするのは、危険な行為です。
アフィリエイトの見分け方
サイトがアフィリエイトをしているかどうかを見分けるには、URLに注目しましょう。
PCであれば、カーソルをテキストリンクや画像リンクに合わことで、ブラウザの左下にURLが表示されます。スマホであれば、リンクを長押しするとURLが表示されます。
アフィリエイトリンクのURLには、通常のURLの後に「?」が付き、以降にURLパラメータが定義されます。例えば、広告主が遷移元のサイトを判別するために「id」をURLパラメータに定義したりします。
ただし、何の見返りも求めずにサイトを運営している人は、ほとんどいません。URLがアフィリエイトリンクでない場合、広告主から個別に広告費を貰って、宣伝している場合もあります。
アフィリエイトビジネスが抱える闇
前述したようにアフィリエイトビジネスでは、掲載広告の商品が売れないと、収入を得ることはできません。そのため、公式サイトではできない悪質な方法で、商品を宣伝している場合があります。
こういった悪質サイトが蔓延っているため、アフィリエイトを嫌う一部の人からは「アフィカス」などと揶揄されています。
アフィリエイトビジネスでよく見られる代表的な悪質行為は、次の通りです。
- アフィリエイト報酬でランキングや評価を決める
- 嘘の宣伝で商品を買わせる
それでは、それぞれの内容について詳しく紹介していきましょう。
アフィリエイト報酬でランキングや評価を決める
アフィリエイトサイトで稼ごうと思ったら、よりコスパに優れたサービスに誘導するのが効率的です。
そのため、サイト内で評価されるランキングは、アフィリエイト報酬の額で決まる場合がほとんどです。実際、どのサイトを見てもランキング上位は定番化していて、アフィリエイトをしていない商品やサービスは、紹介すらされません。
つまり、アフィリエイトサイトで高い評価を得られるのは、広告費にお金をかけられる企業に限られます。
もしくは、サービスを提供してからの期間が長ければ長いほど、多くのサイトに広告が存在することになり、人気を集めやすくなります。
だからこそ新規参入企業は、サービスが良くても成功は難しいのです。正しい評価を得られるまでの時間も必要です。
政治でもたびたび話題に上がる、既得権益がネットの世界にもあるということですね。
嘘の宣伝で商品を買わせる
公式サイトには絶対できないことが、アフィリエイトサイトならできます。
それが、嘘情報を使った商品の宣伝です。
- モデルなら全員使っているダイエットサプリ
- 筋肉芸人が隠れて使っている人気サプリ
- 最新の研究でわかったノーベル賞級の大発見
- この薬を飲むとガンが治るらしい
上記は、あくまでも参考例ですが、似たような宣伝文句を聞いたことはありませんか?
公式サイトができるのは、せいぜい誇大広告程度です。嘘の宣伝は問題になります。しかし、アフィリエイトサイトの嘘であれば、騙されたで終わる場合がほとんどです。
特に、購入後に実感しづらい美容系商品や、高額サービスほど、こういった嘘の宣伝を使われる場合が多いです。
アフィリエイトサイトで紹介されている内容を、全て信用すると痛い目にあうかもしれません。公式サイトの情報や複数サイトの情報を確認して、騙されないように注意しましょう。
まとめ
ウェブカツの炎上で、お金儲けをしている人がいます。だからこそ批判する人が多いのも事実です。
特にプログラミングスクールは、高額なアフィリエイト収入を得られる人気カテゴリです。
ウェブカツの炎上を利用して自身のサイト収益を上げようとするアフィリエイターは多く存在します。しかし、アフィリエイトサイトの中には悪質なサイトもあるので注意が必要です。