コロナ後はどうなる?IT業界の動向と将来性を徹底解説!

こんにちは。

コロナ禍の中、IT業界は比較的その影響は少ないと言われています。このため、IT業界への転職を考えている人もいると思います。

とはいえ、IT業界には将来性があるのか気になっている人も多いのではないですか?この記事ではIT業界のトレンドと将来性について紹介します。

IT業界のトレンド

ここでは、最新のITトレンドについて紹介します。

DX

DXとは「デジタルトランスフォーメーション」の略称で、「デジタル技術やデータを使ったビジネスモデル、業務プロセス、組織の変革」を表します。

経済産業省が2018年12月にまとめたレポート「デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン(DX推進ガイドライン)」によると、「データとデジタル技術を活用して製品、サービス、ビジネスモデルの変革を行わなければ、競争から取り残される」と述べています。特に「各企業がDXに取り組み、2025年の崖を乗り越えないと、2025年から2030年にかけて年間最大12兆円の経済損失が発生する」と、「2025年の崖」として危機感を表しています。

このことから、多くの企業がDXを直近の経営課題と捉え、レガシーシステムの刷新とデジタル技術の活用に向けたシステム投資が増えています。このため、多くのDX推進プロジェクトではITエンジニアを求めています。特に、基幹系システムなどの大規模システム開発では、Javaプログラマを中心にITエンジニアの需要が高まっています。

AI

AIは「Artificial Inteligence」の略で、人工知能を表します。

現在は「第3次AIブーム」と呼ばれるほど、ディープラーニングをはじめとした人工知能技術に注目が集まっています。また、自動運転、無人小売店舗、メイクアップアドバイスアプリなど、活用事例もニュースで発信されるようになりました。これに伴い、あらゆる業種で、特に人手不足の業界を中心にAIを活用しようとする動きがあります。

ただ、コロナ禍の影響はAI市場にも影響が出ています。株式会社グローバルインフォメーションのレポート「人工知能サービスの世界市場 2020-2030年:Covid 19による成長と変化」によると、コロナ禍の影響でAI市場は80億円程度縮小すると予測しています。これは、前年比9.46%のマイナスです。しかし、この影響は長く続かず、AI市場は回復すると述べています。これは、新型コロナ感染予防対策をはじめ、AIの活用フィールドは今後も広がると予想しているためです。

とはいえ、AIを活用するためには、Pythonといったプログラミング言語で実装することが必要です。このため、Phthonのプログラミングスキルを持つITエンジニアの需要が高まっています。

ビッグデータ

AIに関連して注目を集めているのが「ビッグデータ」です。

ビッグデータの活用例では「ECサイトのレコメンド機能」が有名です。これは、顧客の大量の購買履歴をAIが解析して購買傾向を算出し、条件に合致した顧客にオススメの商品などを紹介する機能です。これによって顧客が気づかなかった商品に気づかせることができ、ECサイトの売上向上に貢献しています。

また、気象庁と企業が連携し、2017年3月に「気象ビジネス推進コンソーシアム」が発足しました。これは、企業データを活用しながら天気予報とリンクさせ、ビジネスに活用しようとするものです。例えば、「天候や気温の変化で人出や商品の売れ行きにどのような影響を及ぼしたか」などです。ここにもビッグデータが活用されています。このようにビッグデータは各方面で活用の動きが出ています。

これに伴い、AIでも注目を集めているPythonのスキルを持つITエンジニアの需要が高まっています。

IoT

IoTとは「Internet of Things」の略称で、「今までつながっていなかったモノやデバイスをインターネットにつなげ、利用者に新しい付加価値を提供する取り組みです。

IT専門調査会社のIDC Japanのレポート「国内IoT市場 テクノロジー別予測を発表」によると、2019年の日本国内のIoT市場は7兆258円でした。2020年および2021年のIoT市場はコロナ禍の影響で減速するものの、2024年には11兆4,697億円と成長が見込まれています。

また、新型コロナ感染予防対策として無人化や非接触機器でのIoT活用事例が話題となりました。特に製造業や物流業ではIoT活用による生産性向上が期待されています。また、「Smart City」といった都市開発や住宅開発でもIoTが活用されています。これらの動きにより、IoTの活用は、今後も拡大するものと期待されています。

このため、Python、Java、C言語をはじめとしたIoTに必要なプログラミング言語スキルを持つITエンジニアの需要が高まっています。

5G

5Gは「第5世代移動通信システム」の略称で、日本国内では2020年3月にサービスをスタートしました。4Gに比べ、「高速で大容量」、「高信頼で低遅延」、「多数の機器による同時接続」などのメリットがあります。

総務省の「令和2年 情報通信白書」によると、キャッシュレス、多言語音声翻訳、農業、安心・安全分野など、さまざまな分野での活用が期待されています。また、コロナ禍によって進められたテレワークにも、オンライン会議やデータ共有などでの活用が期待されています。

また、情報通信白書によると、情報通信産業の国内生産額は99.1兆円で、実質GDP成長率に対する情報通信産業の寄与率は40.8%と高い数値を示しています。そして、5Gのサービス開始に伴い、一層の成長が期待されています。

5Gで注目されているのは「Go言語」です。このプログラミング言語はGoogleによって設計・開発されました。Go言語のITエンジニアはフリーランスや転職市場でも高い年収を誇っているなど、注目を集めています。

IT業界の将来性

現在はコロナ禍によりT投資抑制の動きはあるものの、生活様式や社会構造の変化により、ITを活用した新しいプロダクトやサービスが登場しています。例えば、テレワークによるオンライン会議やオンライン商談の活用などです。これらのサービスは、コロナ禍前では、これほど話題になるとは想定されていなかったものです。このように、ニューノーマルに対応するビジネスやサービスの進展により、ITが果たす役割は大きくなっています。

また、先にも紹介した通り、「DX」、「AI」、「ビッグデータ」、「IoT」、「5G」などの活用により、ITエンジニアの需要は今後も高まると期待されています。特に、AI、ビッグデータ、5Gを活用としたITシステムの開発で必要となるPythonやGo言語のプログラミング言語スキルを持つITエンジニアは、多くのシステム開発プロジェクトで求められています。

このため、「IT業界は今後も将来性がある業界」と言えます。

まとめ

この記事ではIT業界の動向と将来性について紹介しましたが、いかがでしたか?

「DX」、「AI」、「ビッグデータ」など、これらをキーワードに、どの業種もIT需要が高待っています。また、これに伴い、IT人材の需要が高まっています。

このため、IT業界は今後も将来性があると言えます。

これからも、IT業界の将来性と今後に期待しましょう。

 

 

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