「ブラウザがうまく動かないけど対処法はないの?」
みなさんが普段お使いのスマホで、JavaScriptの設定について考えたことはありますか?
JavaScriptの設定が有効になっていないと、Webサイトがうまく動作しない場合があります。実際にうまく動作しない際に、どのように対処していいか分からないと困ってしまいますよね。
この記事でスマホやパソコンでJavaScriptが動かない場合の対処法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
なぜJavaScriptを有効化するのか
スマホやパソコンでWebサイトなどを閲覧している際に、うまく動作しなかったという経験はないでしょうか?
実はお使いのブラウザにはJavaScriptを有効化 / 無効化する設定があり、この設定が無効化されている場合は動作不良が起こる場合があります。
JavaScriptを使った動的なWebサイトを表示させるためには、必ずJavaScriptの有効化を行う必要があります。
ではなぜ、わざわざJavaScriptを有効化 / 無効化する設定があるかというと、セキュリティの観点で無効化する必要がある場面があるからです。
ブラウザ側でセキュリティ対策ができていないと、クロスサイトスクリプティング(XSS)と呼ばれる手法などにより、攻撃を受ける可能性があります。Webサイトのセキュリティの貧弱性が狙われ、個人情報を盗み出されたりする場合もあるため注意しましょう。
まとめとしてJavaScriptによって不正なポップアップメニューなどが表示された場合に、ユーザーが被害を受けないためにも、JavaScriptの有効化 / 無効化の設定があることを覚えておきましょう。
スマホでJavaScriptの設定を行う方法
JavaScriptの有効化について、スマホでの設定方法をご紹介していきます。ブラウザごとに設定方法は少し違いますが、大まかな流れは同じですのでしっかりと覚えてきましょう!
iPhoneでの設定
- 設定を開く
- Safariの設定を選択
- 詳細を開く
- JavaScriptをオンにする
iPhoneの場合標準ブラウザはSafariとなっています。設定の手順は上記の通りです。
Androidでの設定
- 標準ブラウザ表示時に「メニュー」を開く
- 設定をタップ
- 高度な設定をタップ
- 「JavaScriptを有効にする」をオンにする
Androidの場合、ブラウザを一旦開いて設定を行うようになります。手順は上記の通りです。
パソコンでJavaScriptの設定を行う方法
次にパソコンをお使いの場合の、JavaScriptを有効化する方法について解説していきます。パソコンもSafariやChromeなどブラウザごとに分かれていますが、しっかりと設定方法を覚えておきましょう!
Safari(Mac)での設定
- Safariを開き、メニューの「開発」をクリック
- JavaScriptを有効(無効)にするをクリック
手順としては簡単ですね。
もしメニューに「開発」が表示されていない場合は、以下の手順で表示設定を行っていきましょう。
- Safariを起動
- Safariメニューの「環境設定」を選択
- 「詳細」をクリック
- メニューバーに ”開発” メニューを表示にチェック
Google Chromeでの設定
- 右上の「・・・」メニューから「設定」を選択
- 「プライバシーとセキュリティ」から「サイトの設定」をクリック
- 「JavaScript」を選択して「許可(推奨)」をオンにする
Google Chromeのユーザーはかなり多いため、この設定手順を覚えておくと役に立つでしょう。
Internet Explorerでの設定
- 右上の歯車マークから「インターネットオプション」を選択
- 「セキュリティ」タブの「レベルをカスタマイズ」ボタンをクリック
- 「アクティブスクリプト」で「有効にする」を選択
Windowsをお使いの方は、Internet ExplorerでWebサイトを閲覧することでしょう。手順は上記の通りです。
JavaScriptが有効化を確認する方法【コードあり】
ここまでの内容で、ブラウザごとにJavaScriptを有効化 / 無効化する方法についてご紹介しました。ここからは、HTMLとJavaScriptを使ってJavaScriptが有効か確認する方法についてまとめていきます。
現在のJavaScriptが有効かどうかを判断するためには、HTMLとJavaScriptを組み合わせます。これによって第三者(ユーザー)がJavaScriptを使える状況なのかを、プログラムから判断することができます。
「script」「noscript」タグについて
HTMLの中にJavaScriptを組み込むには、2つのタグが提供されています。それが以下の通りです。
- scriptタグ:JavaScriptを記述する場所
- noscriputタグ:JavaScriptが無効の際に表示される場所
この2つのタグをHTMLに記述することで、ユーザーがJavaScriptを無効にしている場合に限り、メッセージを表示させることができます。どのようなメッセージがというと、「JavaScriptを有効にしてください。」といったアラートなどが該当します。
JavaScriptの有効・無効にして確認
では「script」タグと「noscript」タグを使い、実際の実行結果について確認していきましょう。
下記のサンプルコードを例にしてご紹介します。
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<body> <script> document.write('JavaScriptが有効化されています'); </script> <noscript> <h2>JavaScriptが無効です</h2> <p>ブラウザの設定から有効にして再度お試しください</p> </noscript> </body> |
JavaScriptが有効化されている場合は<script>〜</script>内のプログラムが、JavaScriptが無効化されている場合は<noscript>〜</noscript>内のプログラムが実行されて、メッセージが表示されます。
「noscriopt」ダグの中はJavaScriptのプログラムを記述することができたいため、HTMLを使ってメッセージを記述していく必要があります。このメッセージによって、ユーザーにJavaScriptの設定を促すことができます。
JavaScriptを有効化しているのにうまく動作しない原因とは?
稀にですが、JavaScriptを有効化していてもブラウザがうまく動作しない場合があります。その際は以下の対処法を試してみましょう。
- ブラウザを開き直す
- Cookieや履歴を削除する
- 別のブラウザで試す
- ブラウザを再インストールする
変更点がきちんと反映されていない可能性があるため、まずはブラウザを開き直したりCookieや履歴の削除をしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回の記事では、「スマホでJavaScriptが動かない時の対処法」についてご紹介しました。ブラウザごとに細かな設定方法は違いますが、お使いのデバイスやブラウザに合わせて設定を見直してみましょう。
JavaScriptが有効化されていると動的ページの表示が可能ですが、場合によってはセキュリティ面で危ない可能性があります。しかし現在のブラウザはセキュリティが向上しているため、あまり気にする必要はありませんのでご安心ください。