「仕事を早く進めるためにタイピングを上達させたい」
「ゆくゆくはブラインドタッチで素早くパソコンで作業をしたい」
上記以外にも、スマートフォンの台頭でパソコンに触れる機会が少なかったという理由でタイピングに苦手意識を持っている方もいるのではないでしょうか。
タイピングが遅いことは仕事や作業の遅さに繋がるので、パソコン業務で一番大事なスキルといえます。本記事では、具体的にどのような練習法でタイピングを上達できるのかを分かりやすく解説します。
年々需要が上がっているパソコンスキルの基本であるタイピングを身につけていきましょう。
目次
タイピング初心者が身につけるべき基本ポジション
正しいタイピングをマスターするには、キーボードに搭載されている「文字の配列」に慣れることからはじめましょう。
キーボードにはFキーとJキーに凹凸(場合によっては点)があります。Fキーに左手の人指し指、Jキーに右手の人指し指を置きます。
次に左手で「D・S・Aキー」の順番で中指・薬指・小指を置きます。右手も同様に「K・L・;キー」という順番に指を配置します。これが基本の指の位置になります。
また、Fキーが基本の位置である左手人差し指は、左斜め上にあるRキーと右斜め下にあるVキーも担当します。他の指も同じく、上下斜めのキーを担当します。
50音順にキーボードをタイピングしてみよう
基本の位置に指を置いた状態から、「あ、い、う、え、お、か、き、く、け、こ〜」と50音順で文字を打ってみましょう。どこを押せばよいのかキーボードを見ながら1語ずつ文字の場所を把握していきます。
この動作を何度か繰り返すことで、指がキーボードを打つことに慣れてきます。慣れてきたと感じたら、次はキーボードを見ずに画面だけ見て50音順でタイピングする練習に入ります。
キーボードを見ずにタイピングすることを「ブラインドタッチ」や「タッチタイピング」と呼びます。地域によっては「ブラインドタッチ」という言葉が差別用語とみなされる場合があるので、ここでは「タッチタイピング」と呼びます。
最初は上手くいかないことが多いので、分からなくなったときはその都度キーボードを見て場所を確認しましょう。タッチタイピングで50音順で打つ練習を何度かすると、次第に早くタイピングできるようになってきます。
タッチタイピングで100文字日記を書いてみる
50音順でタッチタイピングできるようになったら、いよいよ文章を入力する練習に入ります。タッチタイピングで文章を書く練習に最適なのが「100文字日記」です。
名前の通り100文字程度の日記を毎日タッチタイピングで行うという方法で、次のようなメリットがあります。
- タッチタイピングの練習をする習慣を作れる
- 短い文なので気負わず取り組める
- 日々の継続と成長が目に見えて分かる
書くことがない日は「今日はいい天気だった」という短文だけでも問題ありません。毎日数文字でもタッチタイピングすることで少しづつタイピングスピードが上がってきます。
100文字日記の練習を1週間続けるだけでも、ある程度の「文字の配列」が感覚として記憶され身体に染み付くので、以前と比べると飛躍的に成長しているはずです。
タッチタイピングはタイピング初心者を脱するのに必須
タイピング練習をする初心者の多くは「キーボードを見ないでタイピングする」という過程を見落としがちです。この過程を見過ごしてしまうと、間違えたキーをいつまでも押してしまったり、その都度キーを確認することになります。
タッチタイピングを練習することで、キーを確認する過程がないので必然的にタイピングスピードが速くなります。
タイピングを練習たばかりの時期は、キーボードを見ながらの方が早く打てますが、そのスピードにも限界があるので早い段階でタッチタイピングの練習を取り入れることをおすすめします。
短文になれたら長文に挑戦しよう
タッチタイピングに慣れてきた次の段階として、覚えたタッチタイピングの正確性を上げる必要があります。そのための練習方として、タッチタイピングで長文を書くことをおすすめします。
ここでいう長文とは500文字以上の文のことです。また、普段自分が使わないような文字をタイピングすることでよりバランスよくミスが少なくなります。
おすすめの方法は、ネットのニュース記事をメモ帳アプリやWordに500文字以上タッチタイピングで書き写すことです。ニュース記事をタッチタイピングすることで次のようなメリットが生まれます。
- 自分が日頃使用しない複雑な言葉をタイピングするので練習に最適
- タッチタイピングだけでなくニュース情報も学べる
- タッチタイピングの自信がつく
このような長文を書く練習をある程度続け、タッチタイピングに慣れることができれば、仕事でも活用できるタイピングスキルを習得できたと言えるでしょう。
タイピング初心者におすすめなWebサービス
これまで紹介してきた練習以外に、タイピング練習用のWebサービスを活用することもおすすめです。数あるタイピング練習サービスの中でも、比較的使いやすいWebサービスを解説します。
どのWebサービスもダウンロードせずインターネット上で使用できるので、お手軽に試せます。
寿司打
寿司打はタイピングの正確性と迅速性を高めるためのゲームです。寿司のネタにローマ字と日本語でタイピングのお題が出され、それを早く正確にタイピングしていくことで他人や過去の自分と記録を競い合います。
寿司打には簡単な練習モードから一発勝負モードまであり、これからタイピングを習得したいと思う初心者やタッチタイピングで正確、かつ迅速なタイピングを習得したいと思う上級者まで、幅広いユーザーのタイピング練習に適したゲームとなっています。
例えば、速度重視のモードを選ぶとタイピングスピードを上げるための練習が可能で、正確性重視のモードを選べばタイピングミスを減らす練習ができます。
なお、ゲームプレイ中はBGMがついているので、臨場感のある状況ででタイピングスキルを学ぶことができます。
myTyping
https://typing.twi1.me/
myTypingは「ひよこでも出来るタイピング講座」などを筆頭にタイピング練習やタッチタイピングの習得に向けた練習やゲームを通じて、タイピングを1~2か月で体系的に学べるサイトです。
myTypingを使用することで、基礎から応用までタイピングが幅広く学べるます。さらに、自分が苦手とするキーの練習や童謡、物語を使ってタイピング練習できます。
音楽の歌詞などをタイピング練習することもでき、飽きさせない工夫が随所に見られます。タイピングの練習が中々続かなくて悩んでいる方におすすめのWebサービスです。
タイピングスキルが上がるとできるようになること
スムーズにタイピングできるようになると、様々な面で役に立ちます。愚弟的にどのような点で役に立つのか解説していきます。
仕事に役立つ
ITが発展したことで、どの業種でもパソコンを触る機会が多くなってきています。業務の進捗や日報を報告するにもパソコンで書いて提出することが多いため、タイピングが早くなると仕事のスピードも必然的に上がります。
特にIT企業は、タイピングスキルがほぼ必須となり、中には採用試験にタイピングテストを実施する企業もあるほどです。20、30代の方だとこれからキャリアチェンジをする可能性もあるので、どの業種でも触れる可能性の高いパソコンの基本スキルであるタイピングを身につけることをおすすめします。
副業に役立つ
働き方改革や大手企業の副業解禁の影響もあり、副業の需要は年々増加しています。中でもプログラミングやWeb制作、Webライターといったパソコン1つでできる副業が人気です。
身につけたタイピングスキルを仕事以外に生かしたいと考えている方は、副業としてプログラミングやWeb制作をすることで、タイピングスキルを存分に活かせます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本記事では、タイピング 初心者に向けてタイピングの基本と上達のコツについて解説しました。
上達するには、タイピング練習を楽しく継続することが一番です。これまでに紹介した練習方法やWebサービスを使って、短期間で効率的にタイピングを習得しましょう。