努力できない人は脳に原因があった?「ご褒美」を意識して努力を楽しむ方法

今までの人生で努力してきた経験はありますか?日々の努力がなくとも、「これだけは今までにないくらい努力できた」と他人に誇れるものはありますか?

無いという方や、そもそも努力するのが苦手という方は、これから努力することの楽しさを知っていきましょう。

今回この記事では努力するのが苦手な方向けに

・努力できる人と努力できない人の違い
・「ご褒美」で努力を楽しむ方法

について解説していきます。なぜ努力ができないのか、どうやったら努力ができるようになるのかを知れば、きっと努力できるようになるはず!

努力できない人は脳に原因があった?

まずはなぜ努力が苦手なのか、既に実証された実験結果をもとにその原因を解説します。

努力できる人と努力できない人の脳の違い

実は努力できる人の脳は「線条体(せんじょうたい)」と「前頭前皮質腹内側部(ぜんとうぜんひしつふくないそくぶ)」が活発で、それに対して努力できない人は「島皮質(とうひしつ)」が活発という研究結果が出ているのです。

これはアメリカのヴァンダ―ビルト大学で行われた研究結果によるもの。被験者25人に「利き手の人差し指で一定の時間で決められた回数ボタンを押せば少額の報酬を獲得できる」という課題を出し、その結果によって発覚しました。

線条体は大脳の中で運動機能と意思決定を司る部分。頭前皮質腹内側部は複雑な認知行動や、人格表現、社会的行動の調節を行っている部分。

これらは脳の「報酬系」の一部で、快感を得るために、事前に報酬の予測を行っています。

また島皮質は損得勘定によって、ネガティブな発想を展開させ行動を抑制させる働きがあることが分かっています。

つまり努力が得意な人は、事前に得られるものを計算し、そのために努力することが出来ていたのです。

脳の機能まとめ
・線条体・前頭前皮質腹内側部 ⇒ 報酬を事前に予測する
・島皮質 ⇒ ネガティブな発想で行動を抑制する

努力は改善できる?

この研究結果を聞くと「自分には努力する才能がない」と思うかもしれませんが、この脳の働きは工夫次第でコントロールすることが出来ます。

脳の中で快感を得られないのであれば、外部から快感を与えられるように刺激を与え、疑似的に努力=楽しいことと紐づけてしまえば良いのです。

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努力を楽しむための方法

ではここからは、努力が苦手な方向けに「努力を楽しむための方法」を解説していきます。

もうすでに努力=辛いこととインプットされている方もいると思いますが、ここではその考えを捨てて、とにかく実行してみることが大切です。

ご褒美を与える

まずは一番原始的な方法「ご褒美を与える」方法について解説します。先述した通り、努力できない人は島皮質の働きが活発ということが分かっています。

島皮質は「努力しても時間の無駄」というようなネガティブな感情を生み出してしまうので、それを抑制するために「これを頑張ったらご褒美が貰える!」とポジティブな感情で埋めてしまうのです。

これにより、努力したことで成功報酬が貰えたという事実が残ります。こうして「努力することは無駄ではない」と脳に認識させていくのが、このご褒美を与えるという方法の仕組みです。

目標設定は細かく小さめに

また努力が苦手という方は、目標設定の期間が長かったり、あまりにも大きな目標を掲げていたりと、目標設定の仕方が間違っている場合もあります。

目標設定することは正しい方法なのですが、それが達成できなければ達成感や、目標をやり遂げたという結果は残りません。

これを解決するために、小さな目標を重ねていくようにしましょう。

例えば一冊の技術書を学ぼうとしたとき、漠然と「〇日までに最後まで読破しよう」という目標を設定するのではなく、「今週は〇ページまでしっかり頭に入れよう」と少しずつ目標を立てて、コツコツと積み重ねていくようにします。

また有効的なやり方として、目標を他人と共有するという方法もあります。特に同じ目標を持った仲間を作り、共に目標達成に向かっていくことで、より継続して努力することが出来るでしょう。

必ず努力の振り返りを行う

努力を継続させるには、自分に快感を感じさせることが大切です。そのためにしっかり振り返りを行うようにしましょう。

ありがちなのは目標を設定を行い、達成できたかどうかしか見ない反省方法。これだとどうやって達成できたのか、どんな努力が達成への道筋を作ったのか、次に生かすことが出来ません。

反省や振り返りを行う際は、必ずその中身を重視しましょう。

失敗しても落ち込まない

人生の中で失敗はつきもの。どんなに上手くいっている人でも、一度も失敗の経験がないという方はいないはずです。

よって失敗で落ち込むのは絶対NG!特に失敗=努力が無駄になったと結びつけてしまうのは避けましょう。これによって次の努力がし辛くなります。

これは経験を積んでいくうちに気付く方が多いのですが、実は成功よりも失敗した方が得られるものが多いことがあります。

例えば初めての挑戦で偶然成功した場合、なぜ成功したのかを推理しなければなりません。しかし失敗を数回重ねてから成功した場合は、成功するためのノウハウを知っているため、なぜ成功したのかを明確に認識することが出来るのです。

もし結果を得られなかったら、先述した通りしっかりと反省を行いましょう。なぜ結果が出なかったのか、要因を徹底的に探ります。

ゲーム感覚で取り組む

脳科学者の意見には、努力が苦手な人間は努力をゲーム化して取り組むことを推奨しています。ここでは、その「努力のゲーム化」について紹介します。

ここで指すゲーム化とは「退屈さを紛らわせる」こと。一番手軽な方法に記録を付けるという方法があります。この時記録はグラフにして、可視化できるようにしましょう。

これによって努力した分が目に見えて結果として残り、次の努力につなげやすくなるのです。

努力を習慣化する

そして努力は習慣化して、繰り返し取り組むことが一番大切。生きているうちに努力しなければならない場面は何回もあると思いますが、その度に意気込んでいてはエネルギーを無駄に消費してしまいます。

しかし努力することが習慣化できれば、いざというときも当たり前に努力できるようになっているのです。

努力することが嫌いにならないように、小さなことから積み重ねていくようにしましょう。

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それでも努力ができない場合は?

しかしこうした工夫を凝らしても努力するのが苦手な方にとっては、努力は苦痛に感じるはず。その場合はどうすれば良いのか?

努力することを辞めてみましょう。

これは一見課題を放棄しているように見えますが、そうではありません。努力せずに効率的な方法で最短ルートを歩んで課題を達成させるのです。

これは努力が苦手だからこそできること。どうしたら努力せずに効率的にできるのか。それを熟考してみるというのが、この方法です。

まとめ

今回は「努力ができない人間はどう努力すれば良いのか」という内容を解説しました。少し話が複雑になってしまったので、内容を簡単にまとめます。

努力の得意不得意は脳に原因があった
・努力が得意な人 ⇒ 報酬を予測する脳の働きが活発である
・努力が不得意な人 ⇒ 努力自体を損得勘定で測ってしまう
努力を楽しむための方法
・ご褒美を用意して努力=無駄ではないと結びつける
・目標設定は段階的に細かく
・反省会を開く
・失敗は当たり前
・ゲーム感覚で努力を継続させる
・努力することを習慣にする

以上が今回のポイントになります。努力が苦手という方は、こうした工夫を取り入れて努力の楽しさを味わうことから始めてみましょう!

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