・プログラミング言語の特徴やできることは?
・プログラミングにはどんな言語があるの?
コンピューターに命令を出すために使われるプログラミング言語ですが、プログラミングについて聞いたことがない人やどんな言語なのか知らない人も多いでしょう。
そこでこの記事では、プログラミング言語とは何なのか、特徴やできること、代表的な言語などを解説します!
この記事を読めば、プログラミング言語とは何か知ることができ、どのような開発に使われているのか理解することができるでしょう。
プログラミング言語とは何かよくわからない、どんなことができるのか知りたいという人は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
プログラミング言語とは?
プログラミング言語とは、人間がコンピューターに対して命令を出すための言語です。
例えば、私たちが普段使っているWebサイトやWebサービス、アプリケーションなどは、このプログラミング言語によって作られています。
これらのモノを動かすためにコンピューターに命令を出すのですが、普段話している言葉で命令しても、コンピューターにとっては理解できません。
コンピューターに命令を出すには、プログラミング言語というコンピューター専門の言語を使わなければならないのです。
このプログラミング言語は、世界に200種類以上あると言われています。
人間の世界に英語や日本語、中国語など様々な言語があるのと同様に、コンピューターの世界にも様々な言語があるのです。
ですが、世界でよく使われている言語はそのうちの10%ほどで、すべての言語を覚える必要はありません。
コンピューターで作るモノによって、使う言語が異なるので、必要な言語だけを学習すればコンピューターに命令を出すことができます。
プログラミング言語の特徴やできること
プログラミング言語は、世の中のあらゆるモノを作るために使われています。
身近なモノで言うと、以下の通り。
- ・Webサイト・Webサービス
- ・アプリケーション
- ・ゲーム
- ・業務システム
私たちが毎日のように使っているWebサイトやWebサービスなどは、プログラミング言語によって作られています。
例えば、ブログサイトやAmazon、楽天などのショッピングサイト、YouTubeのような動画サイトなどです。
スマホからインストールして使うことができるアプリもプログラミング言語で作られたモノです。
その他にもゲームや家電、ロボットなどの機械もプログラミング言語が使われています。
また、企業や会社などでは、商品管理システムや販売管理システム、給与計算システムなどを使用しているところが多く見られますが、それらもプログラミング言語で作ることができます。
このように、世の中のあらゆるところでプログラミング言語が使われているのです。
プログラミング言語を学べば、Webサービスやアプリケーションなどを自分で作ることができ、世の中の問題や不便なことを解決することもできます。
そして将来は、IT化がさらに進むと考えられているため、プログラミング言語に関する知識は、重要になってくるでしょう。
代表的なプログラミング言語
ここまでで、プログラミング言語とはどういったものなのか、理解することができました。
そこで、どんな言語があるのだろうと感じた人もいるでしょう。
なのでここでは、世の中でよく使われている代表的なプログラミング言語をいくつか紹介します。
代表的なプログラミング言語は次の通り。
- ・JavaScript
- ・PHP
- ・Python
- ・Ruby
- ・Java
- ・Perl
- ・Swift
- ・C言語
- ・GO
JavaScript
JavaScriptは、WebサイトやWebサービス、アプリケーションなど、様々な分野で使われているプログラミング言語です。
JavaScriptはブラウザ上で動作する言語で、主にサイトに動きをつけるために使用します。
サイトによくある開閉メニューや画像のスライダーなどが、JavaScriptによる動きです。
JavaScriptは世界的にも人気が高いため、初心者にとっても学びやすい言語となっています。
PHP
PHPは、Webアプリケーションの開発に使われている言語です。
PHPはJavaScriptと違い、サーバー上で動作する言語になり、データの送受信などを行うことができます。
世界の中でも人気が高く、約3割のサイトが使用していると言われているWordPressもPHPで作られています。
PHPを学習すれば、ブログサイトやECサイトを開発することもできるようになるので、非常に便利です。
Python
Pythonは、AIや機械学習、Webアプリケーションなどに用いられる言語です。
近年では、AIの普及が著しく増加しており、Pythonは世界的にも人気が高くなっています。
Pythonは文法が読みやすいため、初心者にとっても学びやすい言語であると言われています。
人工知能や業務の自動化などに興味がある人には、Pythonを学習するのがおすすめです。
Ruby
Rubyは、主にWebアプリケーションの開発に使われる言語です。
Rubyは日本で生まれたプログラミング言語であるため、日本語の情報がたくさんあります。
Rubyには、Ruby on Railsというフレームワークがあり、それを利用することでさらに素早く、そして簡単にWebアプリケーションを開発することができます。
多くの企業が取り入れているので、Rubyを学ぶ際はRuby on Railsもセットで学習するのがおすすめです。
Java
Javaは、Webアプリケーションや組み込み系システム、Androidアプリなどで使われている言語です。
C++やC言語を元に開発されているため、それらと構文が似ています。
また、汎用的にOSに依存しない特徴を持っており、どんな環境でもソフトを動かすことができるため、多くの現場で使われています。
Javaは世界的にも有名で、様々な分野に取り入れられていますが、初心者にとっては少し習得難易度が高くなっています。
とは言っても、Javaの需要は非常に高いので、身につけておいて損はない言語です。
Perl
Perlは、Webアプリケーションやシステム管理、データの分析や変換など、様々な分野で使われている言語です。
構文はC言語に似ているため、Perlを理解すればC言語も理解しやすくなるでしょう。
Perlはスクリプト言語の中でも長い歴史を持ち、特にテキスト処理に優れている特徴があります。
また、ソースプログラムを修正する際に、コンパイルする必要がないため、処理の速度が非常に早く、すぐ実行できるのもPerlの特徴です。
Swift
Swiftは、アップル社が開発した言語で、iOSやmacOSなどで使われています。
特に、iPhoneやiPadなどで利用できるアプリは、このSwiftで作られています。
Swiftには、処理が早い、C言語やObjective-cと簡単に連携ができるといった特徴を持っており、需要がどんどん大きくなっています。
なので、これからiOSやmacOSでアプリを開発する場合は、Swiftがおすすめであると言えるでしょう。
C言語
C言語は、プログラミング言語の祖である言語で、様々なアプリケーションを作ることができます。
C言語は、コードを書いて動作させるまでに、コンピューターがコードを理解できるように翻訳するコンパイルという処理が必要になります。
初心者にとっては難易度が高く、いきなりC言語を習得するのは難しいと言われています。
ですが、C言語を学べば、プログラミングの深い内容まで理解することができるのでおすすめです。
Go
Goは、エンジニアの生産性を高めるために開発されたオープンソースのプログラミング言語です。
主に、Webサーバーの構築やWebアプリケーションの開発に用いられています。
Goは表現豊かなコードを簡潔に書くことや複雑なシステム構築ができる特徴を持っており、大規模なプロジェクトでも活用することができます。
他のプログラミング言語に比べると歴史は浅いですが、人気が高まっている言語です。
まとめ
今回は、プログラミング言語とは何かについて解説しました。
プログラミング言語は、私たち人間がコンピューターに対して命令を出すための言語です。
普段使っているWebサイトやアプリケーション、業務システムなどは、このプログラミン言語によって作られています。
プログラミング言語は、世界に200種類以上あると言われていますが、今回紹介した代表的な言語が最も使われています。
これらのプログラミング言語を習得すれば、様々なものを作れるようになるでしょう。
この記事がプログラミング言語について知りたい人の役に立てば幸いです。