プログラミング言語選びの比較ポイントを解説【初心者向け】

これからプログラミングスキルを身につけたい人にとって、最初の壁がプログラミング言語選びです。数ある言語の中から、どの言語を選べばいいのか初心者には判断できません。

そこで今回は、プログラミング言語選びの比較ポイントを解説していきます。各言語の特徴や得意分野についても紹介しているので、初心者の言語選びにぜひ役立ててください。

プログラミング言語の選び方

プログラミング言語初心者が最初に悩むのは、言語選びです。プログラミング言語には数多くの種類があるため、初心者はどの言語を選べばいいのか判断できません。

これからプログラミング言語を学ぶたい人は、次の3つを基準に選ぶと良いでしょう。

  • 簡単な言語を選ぶ
  • 目的に合わせて選ぶ
  • 仕事につながる言語を選ぶ

それでは、それぞれ詳しくみていきましょう。

簡単な言語を選ぶ

プログラミングといえば、記号が羅列している難しいイメージがあると思います。実際に挫折した経験のある人も多いでしょう。

しかし最近では、初心者でも簡単に使えるプログラミング言語が増えています。実際、プログラミング言語を学ぶことのできるITスクールでは、短い所だと1~3ヵ月程で卒業することができます。簡単な言語を選べば、自動車免許並みの学習期間でスキルが身につくということです。

なお、プログラマーとして生活するのであれば、複数の言語を扱える人は珍しくありません。そういった場合でも、1言語習得しておけば、2言語目は応用的に考え、身につけやすくなるので、最初は基礎を固めるために簡単な言語を選ぶと良いでしょう。

【プログラミング初心者必見!!】簡単なプログラミング言語ベスト3

目的に合わせて選ぶ

IT企業は、アプリやゲームの開発、Webサイト制作、データ分析など事業内容が多種多様です。そして、プログラミング言語は、言語によって得意分野が違うので、学ぶ目的に合わせて言語選びをしなくてはいけません。

ゲームを作りたくてプログラミングを学んだのに、Webサイト制作のためのスキルを身につけたのでは、何の役にも立ちません。もしもゲーム会社に就職できたとしても、それは自社サイトの管理者として採用されただけで、ゲームクリエイターとしての仕事は任されない可能性が高いです。

言語選びを間違えると、せっかく習得したプログラミングスキルが無駄になってしまいます。プログラミングを学ぶ目的を明確にして、その目的に合わせた言語選びをしましょう。

プログラミングを学習する目的【言語別でできること】

仕事につながる言語を選ぶ

プログラミング言語の習得が、すぐに仕事につながるわけではありません。IT企業に就職したいのであれば、求人数の多い言語選びが必要です。フリーランスや副業として活用したいのであれば、クラウドソーシングの案件数が多い言語を選ぶと良いでしょう。

仕事のためにプログラミング言語を学んだのに、仕事につながらないのでは学んだ意味がありません。仕事につながるかどうかが、言語選びの基準に含まれることを忘れてはいけません。

【比較】プログラミング言語の特徴

プログラミングを学ぶのであれば、言語選びが重要です。そこで、これからプログラミングスキルを身につけたいと考えている人向けに、おすすめの言語を紹介します。

言語選びで失敗しないために、初心者は次の中からプログラミング言語を選ぶようにしましょう。

  • Java
  • Python
  • Swift
  • Kotlin
  • PHP
  • JavaScript

なお、各言語によって得意分野は違います。自分がプログラミングを学ぶ目的に合った言語を選択しましょう。それでは、各言語の特徴と得意分野について解説していきます。

Java

Javaは、現在最も使われているプログラミング言語です。幅広い分野で活躍できる言語なので、求人数も圧倒的です。

他の言語との親和性も高く、オブジェクト指向を学ぶ上でもおすすめの言語です。初心者でも習得は可能ですが、最近のプログラミング言語の中では比較的難しい言語といえます。

大規模システムや金融機関といった基幹システムの開発で使用されていて、もはや現代社会になくてはならない存在になっています。特に目的もなくプログラミングを学びたいのであれば、Javaが最も無難な選択肢だといえるでしょう。

Python

Pythonは、データ処理やデータ分析に優れたプログラミング言語です。複雑な計算が必要となる人工知能開発や、データサイエンティストの分野で活躍しています。人工知能やデータ分析が注目を集めている現在、最も伸びているプログラミング言語です。

Pythonは、コードの記述量が少ないことが特徴で、初心者でも簡単に扱うことができます。しかし、他言語への応用がしづらいため、違う言語を学ぶときには、Pythonの経験が役に立たない可能性があります。

最先端技術の開発者として活躍したい人には、おすすめの言語だといえますね。

Swift

Swiftは、Apple社が開発したApple製品向けのプログラミング言語です。発表は2014年なので、まだまだ歴史の浅いプログラミング言語です。しかし、Apple製品の普及に伴い、Swiftの需要も高まっています。

iOSアプリの開発を行うのであれば必須言語だといえますが、逆に開発できるのがApple製品に限られてしまうので、汎用性は低いといえます。

コード自体は簡単なので、初心者でも簡単に習得することができます。しかし、Swiftプログラマーの需要は、Apple製品の普及率に直結する点に注意が必要です。

Kotlin

Kotlinは、Androidアプリの開発におすすめのプログラミング言語です。Javaをベースに作られたので、Javaとの親和性が高いのが特徴です。

以前は、JavaでAndroidアプリの開発が行われてきましたが、Kotlinの方が簡単に開発できるので、Kotlinのシェア率が伸びています。

Javaと相互利用ができて、Javaより簡単に書けるので、Javaの入門編として学んでみるのも良いでしょう。

PHP

PHPは、Webサイトに動きを与えるプログラミング言語です。Webサイト制作には欠かせない言語だといえます。PHPは、Javaと並んで求人数が多く、IT企業での需要が多い言語です。CMSであるWordPressで使用されていることでも有名です。

なお、PHPは初心者でも習得が簡単ですが、コードの書き方次第でセキュリティの甘いサイトになってしまうので注意が必要です。

クラウドソーシングでの案件数も多いため、フリーランスや副業で稼ぎたいと考えている人にとっては、お金になりやすいプログラミング言語だといえます。

JavaScript

JavaScriptは、PHP同様、Webサイトに動きを与えるプログラミング言語です。JavaScriptも求人数は多いですが、比較的簡単に習得することができます。

Webサイト制作に携わるのであれば、「HTML・CSS・PHP・JavaScript」は必須スキルだと思っていいでしょう。

まとめ

いかがでした?プログラミング言語選びの参考になったでしょうか?

以前に比べ、簡単な言語が増えたため、プログラミングスキル習得のハードルは下がりました。ただし、自分の目的に合った言語を選ばないと、学んだ意味がなくなってしまいます。また、仕事に繋がらない可能性もあります。

これからプログラミングを始めたいのであれば、まずは何のためにプログラミングを学ぶのかを決め、各言語の特徴や得意分野をきちんと比較して、最適な言語を選びましょう。

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