プログラマーはAIに仕事を奪われる?生き残るための方法とは?

プログラマーは、AIが発展すると失業すると言われています。そこで今回は、AIが発達することでプログラマーが職を失うと言われている理由と、プログラマーとして生き残るための方法について解説していきます。

現在、プログラマーとして活躍している人も、これからプログラミングを学びたいと考えている人も、ぜひご覧ください。

AIが発達するとプログラマーが失業する?

AIの発達により、現在のほとんどの仕事は、機械に置き換わると言われています。そして、様々な職種の中でも、プログラマーはAIに仕事を奪われる代表的な職種だと言われています。

AIが発達すると、プログラマーが失業すると言われる根拠は次の通りです。

  • 人件費の削減効果が高い
  • プログラミングは自動化しやすい
  • 現時点でも自動化が進んでいる

それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう。

人件費の削減効果が高い

IT業界において、最も費用が掛かると言われているのが人件費です。実際、プログラマーを始め多くのエンジニアは、いかに効率良く業務をこなせるかが評価の対象となっています。

そのため、プログラマーの仕事がAIで自動化されれば、開発コストを大幅に抑えることができ、開発に必要な時間も短縮することができます。

例えば、車の自動運転が普及しても運転席に操縦者が座る必要があれば、あまり普及する意味はありません。無人のタクシーやトラック、公共交通機関が普及することで、初めて人件費の削減に繋がるのと同じです。

プログラミングは自動化しやすい

AIが発達したからといって、全ての業務を自動化できるわけではありません。職種によって、自動化しやすい仕事と自動化しにくい仕事に分かれます。

営業やカウンセラー、介護職、政治家などといった仕事は、AIで自動化するのは、難しい職業です。一方、事務員や警備員などの仕事は、AIで自動化しやすく、コスト的にも業務効率的にも自動化した方が良い職業だといえます。

そして、プログラマーも自動化しやすい職業の1つです。プログラマーの仕事を簡単に説明すると、設計書に書かれた内容を機械語に翻訳する仕事です。英語の翻訳ソフトがあるように、設計書をソースコードに翻訳するソフトがあれば、プログラマーの仕事を自動化することができます。

現時点でも自動化が進んでいる

実は、現時点でもプログラミングの自動化やソースコードの自動生成は、一部行われています。

また、プログラマーは自分達の業務を効率化させるために、自分達でツールを開発できてしまいます。プログラマーにとって、自動化は美徳であってAIに仕事を奪われることに抵抗を覚える人は少ないでしょう。

自分達の仕事を楽にするために、まずは自分達の仕事を自動化することから始めるのは当然といえば当然です。

AI時代に生き残るプログラマーとは?

AIの発達により、プログラマーの仕事が自動化されるのは間違いないでしょう。しかし、全てのプログラマーが要らなくなるわけではありません。

そこで、AI時代に生き残るプログラマーになるために、知っておくべきことを紹介していきます。

  • 今すぐプログラマーが失業することはない
  • 保守や点検業務は必要
  • AIについて理解するべき
  • 生き残るのはAIプログラマー

それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう。

今すぐプログラマーが失業することはない

まず、今すぐプログラマーが失業することはありません。そして、現在のIT業界は人材が不足しています。これからプログラマーを目指したいのであれば、夢を諦める必要はありません。

ただし、IT業界は新しい技術が生まれやすい業界です。新しい情報を入手して、日々対応できなければ、すぐに前時代のプログラマーとして扱われてしまいます。

プログラマーがスキルをアップさせるには?方法や必要性を紹介

保守や点検業務は必要

企業にもよりますが、プログラマーの仕事には開発したシステムの保守や点検業務が含まれる場合もあります。クライアント先でエラーやトラブルが発生した場合には、原因を特定するために出張する機会もあるでしょう。

こういった業務は、減らすことはできても完全になくすことはできません。AIによる自動化で対応できる範疇を超えているので、保守や点検業務がなくなることはありません。

AIについて理解するべき

プログラマーといっても、全ての人間がAIに詳しいわけではありません。まずはAIの知識を深めましょう。

AIについて理解することで、今後自動化される業務と自動化されない業務を認識できるようになります。そして、AIでは対応できない人間のプログラマーならではの価値を見出す努力をしましょう。

生き残るのはAIプログラマー

これまではITが発展してきましたが、これからはAIが発展する時代です。プログラマーとしてのアイデンティティを示したいのであれば、AIプログラマーがおすすめです。

AIプログラマーとは、AI開発をするプログラマーのことです。一概にプログラマーといっても、ソフトウェア開発やアプリ開発、ゲーム開発など多くの分野があります。それぞれ得意分野や使っているプログラミング言語が違うため、次の日から別の開発に参加するのは難しいのが現状です。

そのため、アプリ開発に携わるプログラマーは、ずっとアプリ開発を行い、ゲーム開発に携わるプログラマーは、ずっとゲーム開発を行うのが一般的です。

これらの状況を踏まえると、これからプログラマーを目指したい人や、今後もプログラマーとして生き残りたいのであれば、AI開発に携わるプログラマーになるのが、最も良い判断だといえるでしょう。

AIプログラマーになる方法

AIプログラマーを目指すのであれば、AI開発に特化したスキルを身につける必要があります。差し当たって覚えるべきプログラミング言語は、Pythonでしょう。Pythonは、AI開発の現場で活躍しているプログラミング言語で、近年のAI技術の発展に伴い、急速に普及しています。

Pythonを身につけて、AIプログラマーになるには、次の方法が考えられます。

  • 独学で身につける
  • プログラミングスクールに通う

プログラミングの習熟度によって、おすすめの学習方法は違います。それぞれ詳しく見ていきましょう。

AI開発に必須!?Pythonプログラミングの魅力を紹介!!

独学で身につける

現在、プログラマーとしてある程度のスキルを習得しているのであれば、独学でもAI開発のスキルを身につけることができるでしょう。

AIプログラマーといっても、他のプログラマーと大きな違いがあるわけではありません。これまでのプログラミング知識があれば、新しく覚えることはそこまで多くありません。

書店に行けば、AIに関する書籍が数多く出版されています。近年では、クラウドソーシングサービスを使って、個人で仕事を受注することもできます。簡単な案件を受注して、副業でスキルを磨くこともできるでしょう。

プログラミングスクールに通う

プログラミング初学者であれば、プログラミングスクールに通うのがおすすめです。プログラミングスクールでは、プログラマーに必要なスキルを、プロの講師から教わることができます。

空き時間を利用して、オンラインで受講できるスクールもあるので、現在仕事をしている人でも安心です。

注意点として、スクールやコースによって習得できるスキルは違います。AI開発に必要なスキルを習得できるスクールやコースを選ぶようにしましょう。

まとめ

AIの発達により、プログラマーの仕事は自動化されていきます。しかし、プログラマー自体がいなくなるわけではありません。今後のプログラマーは、さらに業務効率が良くなり、短期間で多くの成果を上げられるようになるでしょう。

そして、プログラマーとして生き残りたいのであれば、AI開発に携わるのがおすすめです。AIに仕事を奪われる側から、AIで仕事を奪う側になることができます。

AIプログラマーとしてのスキルは、独学やプログラミングスクールで身につけることができます。この機会にAIプログラマーを目指してみてはいかがでしょうか。

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