副業の思わぬ落とし穴とは!?初心者が注意したいポイントを解説

働き方が多様化してきている中で、兼業や副業を始める人も増えています。自分のスキマ時間に合わせて行える副業もあり、主婦や会社員にも人気です。

しかし、副業は何も知らずに始めると後悔するケースも。「簡単で誰にでもできる副業と言われ始めたら詐欺だった」「副業が忙しくて本業に影響が出てしまった」など、思わぬ落とし穴にハマってしまう可能性があります。

最悪の事態を防ぐためにも、副業についてしっかり理解しておくことが大切です。この記事では、副業で陥りやすい落とし穴や副業の注意点などについて解説します。

これから副業を始めようと思っている人は参考にしてみてください。

副業者がハマりやすい落とし穴とは?

副業の種類はたくさんありますが、スキマ時間で行いやすい副業にはパソコンやスマホを使って行うネット関係の仕事や投資、フードデリバリーなどのアルバイトなどが挙げられます。

未経験で始められる仕事が多く、本業の後や家事の間など空いた時間を使って行うことができるのが副業の魅力です。

しかし、副業にはメリットばかりではありません。簡単だと聞いて始めたものの、想像していた副業とはかけ離れていたため挫折してしまう可能性もあります。

思わぬ副業の落とし穴を知ることで気をつけるべきポイントが分かります。

モチベーションが維持できず途中で挫折してしまう

会社で共同的に行っている仕事とは違い、主な副業は一人で行うことが多くなります。ネット上で行う仕事の多くは煩わしい人間関係や出勤準備などがないため、気持ち的には楽に仕事ができます。

しかし、自分だけでほとんどの仕事を行わなければならず、分からないことも自分で解決しなければなりません。副業は時間の縛りがない分、仕事をする時間は自分で管理しなければならないため、仕事とプライベートの境目が曖昧になってしまう可能性があります。

また、自分のプライベートや趣味の時間を副業に取られてしまうため、モチベーションが下がって挫折してしまう可能性も考えられます。

思ったよりも稼げない

副業で成功している人の中には、副業だけで本業の収入以上に稼いでいると言う人もいて、副業は本業の片手間で簡単に稼げるというイメージがありますよね。

確かに未経験でも始めやすい副業はたくさんありますが、誰でも出来る仕事が多い副業になればなるほど報酬は低くなる傾向です。

そのため「自分が思っていたような仕事ではなかった」「想定していたよりも稼げなかった」などの理由で副業が続かなくなってしまう可能性があります。

副業が忙しく、本業に影響を与えてしまう

スキマ時間を使って行うことができる副業ですが、副業によってはマニュアルやルールがあるものが多く、覚えるまでには時間がかかるものです。想定した時間以上に時間がかかるものや納期が指定されているものもあり、副業といえども請け負った場合はしっかりと仕事をこなさなければなりません。

本業をしながら副業を行う場合、多くの会社員は日中の仕事を終えてから副業を行うことになります。会社から帰った後、仕事によっては自分の時間や睡眠時間を削って仕事を行わなければならない場合もあり、寝不足や体調不良になってしまうことが考えられます。

フードデリバリーなどの仕事は体力を使うため、仕事の後に毎日行うとなると体調を崩してしまう恐れも。副業のせいで本業を休まなければならなくなる可能性もあります。

確定申告が漏れていた

会社で仕事をしている場合は、会社側が年末調整を行ってくれるために確定申告を行う必要はありません。副業をしている場合でも副業の年間所得が20万円以下ならば原則として確定申告は必要ないことになっています。

ただし、副業の形態がアルバイトやパートで給与所得となっている場合や、副業にかかる経費を引いた年間所得が20万円以上の場合は確定申告が必要です。

確定申告しなければならないのに忘れてしまった場合や、申告が漏れていた場合は法律違反として罰せられてしまう可能性もあります。

また、会社に黙って副業をしていた場合、本業の収入に見合わない住民税額になり会社に副業がバレてしまう可能性もあります。

副業詐欺に遭う

「誰でも簡単にできる」「一日数分作業するだけで稼げる」などの謳い文句での広告を見かけたことがあるという人も少なくないでしょう。

広告以外にもSNSダイレクトメールなどで勧誘し、サイト登録を誘導するという悪質な副業案件もあります。簡単そうだからとサイトに登録してしまうと、副業をするための高額セミナーや商材の購入を強制されたり、投資を求められたりする可能性もあります。

副業でお金を稼ぐどころか大幅な支出が増えてしまい、最悪の場合は個人情報まで盗まれてしまう可能性もあるため危険です。

副業を選ぶ時に気をつけたいポイント

副業の際にハマりやすい落とし穴を踏まえて、副業を選ぶ際に気をつけたいポイントを解説します。

初期投資を抑える

副業で成功している人の多くは長い時間コツコツと続けて成果を出しています。広告などで簡単な副業を謳う案件などは初期投資が必要なものも多いため慎重に選ぶ必要があります。

初めて副業を行う場合は上手くいかないことも多いので、副業はあくまでも副業と割り切り「失敗してもいい」くらいの気持ちで臨むことが大切です。

また、利益が大きく出せる副業としてFXや株式投資といったものもあります。投資は成功した場合は大きく儲けることができますが、その分リスクも大きくなります。生活に必要なお金まで投資につぎ込んでしまい、最悪の場合は破産ということにもなりかねないため注意が必要です。

安心できるサイトやクライアントを選ぶ

副業をする際は、大手の副業サイトや利用者の多いクラウドソーシングサイトなど、比較的規模が大きく評判の良いサイトを選ぶことが大切です。

悪質なサイトは運営会社の詳細を明記していないことも多いため、サイトに登録する前に運営元や実績、会員数などを確認するようにしましょう。

また、大手サイトでも詐欺案件が紛れている可能性もあります。クライアントの評価や仕事内容なども予め確認しておくのが安心です。

契約はしっかり守ること

副業も本業も同じ仕事であることには変わりありません。クライアントから信頼してもらうためにも、仕事を受注したら与えられた仕事は最後まで行いましょう。

また、契約の際は仕事の内容や納期などをしっかり確認しておきましょう。副業は履歴書が必要ないものが多く顔を合わせずに契約ができてしまうため、途中で「やっぱりできない」と辞めてしまう人も多いのが現状です。

仕事のモチベーションを維持するためにも、仕事の内容や報酬などについてしっかりと確認を行い、自分が確実にできる仕事を選びましょう。

怪しい仕事やうますぎる話にはのらない

ネットで仕事を探す際は、少しでも怪しいと思った仕事やうまい話で勧誘してくる仕事には乗らないようにしましょう。

詐欺などの悪質な案件の場合は、宣伝が過剰であったり報酬金額が高すぎたりすることが多くあります。また、大手サイトの中にも内容の割に金額を高く設定していたり、簡単な仕事内容が記載されていたりすることがありますが、応募してみると全く別の仕事内容でLINEなどの登録を促される場合があります。

SNSなどを使って誰でも自由に情報を発信できるようになりましたが、中には嘘や誤った情報が紛れている場合もあります。曖昧な情報や過剰な宣伝などに騙されないように気をつけましょう。

本業に影響しない仕事を選ぶ

副業に自分の時間や睡眠時間を取られ本業に影響を与えてしまっては本末転倒です。あくまでも本業に影響を及ぼさない程度の空いた時間を使って行える仕事を選ぶことが大切です。

また、副業の仕事はとてもたくさんの種類があります。専門的な知識を必要とするものから誰でも出来るような簡単なもの、同じような内容の仕事でも報酬金額が高いものから低いものまで様々です。

報酬の高さだけにつられて仕事を選ぶのは避けた方が良いでしょう。最初は副業初心者でもできるような簡単なものから始め、コツコツと続けて実績を作りながらレベルの高い案件に挑戦していくのがおすすめです。

副業で知り得た情報を口外しない

副業においても個人情報を守ることは大切です。副業で知り得た個人や会社の情報を他人に口外してはいけません。

また、契約の際にはクライアントに個人情報を伝えることもあります。悪質な契約に引っかかり個人情報が漏洩すると詐欺に利用されてしまう可能性があるため気をつけましょう。

スマホ副業にも危険な落とし穴がある

スマートフォンが普及するのに合わせて、スマホでできる副業も増えてきています。スマホは大抵の人がいつも身につけて歩くものなので、空いた時間にスマホを使って副業ができるとなれば当然やりたいと思う人も増えるでしょう。

しかし、スマホ副業が増えるにつれてより巧妙な副業詐欺が増えてきています。スマホ副業での詐欺の例として、身近なSNSを利用して「簡単に稼げる」と勧誘し、詐欺的な副業を案内したり高額なセミナーや教材を売りつけるといった手口や、人気のポイ活を利用した換金できない仕組みのサイトに登録させるといった悪質な手口が挙げられます。

スマホを使って手軽に副業ができるようになった分副業詐欺が多様化し、被害に遭ってしまう人も増えています。副業詐欺を防ぐためには、自分自身で怪しい案件を見極めることが必要です。

詐欺にあってしまったらどうする?

どんなに気をつけていても、詐欺に遭ってしまう可能性もあります。もしも詐欺に遭ってしまった場合はどうすればよいのでしょうか。ここでは3つの対策について解説します。

周りの人に相談する

詐欺には巧妙な手口が使われます。実際に被害に遭ってから詐欺だということに気付く場合も少なくありません。そのため、ちょっとでも怪しいと思ったらまず周りの人に相談するようにしましょう。第三者の目から見てもらうと客観的に考えられる場合もあります。

国民生活センターや弁護士に相談する

実際に被害に遭ってしまった場合や自分だけではどうすることもできない場合は国民生活センターや弁護士などの専門家に相談することもできます。専門機関に対策を講じてもらい、少しでも被害を減らすことが大切です。

銀行やクレジット会社、警察に相談する

詐欺に遭って自分の銀行口座やクレジットカード番号を知られてしまった場合は、なるべく早く銀行やクレジット会社に連絡し、口座やカードを凍結してもらうようにしましょう。また、警察に被害届を出すことも必要になります。

まとめ

今回は、副業をする上で陥りやすい落とし穴や副業する時の注意点などについて解説しました。

副業で陥りやすい落とし穴

  • 副業は煩わしい人間関係や出勤などの必要がなく、自分のペースで行えるのがメリット
  • プライベートと仕事が曖昧になりモチベーションが下がってしまう可能性も
  • プライベートや趣味の時間を副業に費やさなければならず、途中で挫折してしまう可能性がある
  • 案件によってはかかった時間に対してあまり稼ぐことができず、続かない場合もある
  • 副業が忙しいせいで睡眠不足や体調不良になり、本業に支障が出てしまう可能性もある
  • 副業での年間所得が20万円以上の場合は確定申告をする必要があり、申告が漏れていた場合は罰せられる可能性もある
  • 悪質な案件に引っかかり、詐欺に遭ってしまう可能性がある
  • スマホ副業は簡単なものが多いがその分報酬が低くなりモチベーション低下につながる

副業を選ぶ際に気をつけたいポイント

  • 副業を選ぶ際は、安全に利用できるサイトやクライアントを見つけて初期投資をかけずに副業を始めることが大切
  • 副業をする際は個人情報を守り、契約に従ってしっかりと仕事を行わなければならない
  • 怪しい仕事やうまい話には乗らず、本業に影響しない仕事を選ぶようにする
  • 身近なSNSやダイレクトメールなどを利用した詐欺が増えてきているので注意が必要
  • もしも詐欺に引っかかってしまったら、周りの人や国民生活センターなどに相談し、できるだけ早く対策を行うことが重要

スマホやパソコンなどで副業が簡単に行えるようになり、誰でも副業に取り組みやすくなっていますが、その分詐欺などの犯罪に巻き込まれたり、思わぬ落とし穴にハマってしまうこともあります。

副業をこれから始めようと思っている人は、自分が利用する副業サイトや仕事の情報などをしっかり確認し、安全に副業を行えるようにしていきましょう。

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