海外での生活はお金がかかるもの。「副業をして少しでもお金を稼ぎたい」と思っている方は多いのではないでしょうか。
また、日本で副業をしていると「海外ではどんな副業が流行っているのだろう?」と考えたことはありませんか?
海外の副業を知ることで新しいビジネスの可能性に気づき、今よりもっと稼ぐことができるかもしれません。
そこでこのページでは、海外でできる副業や海外で副業をする際の注意点をまとめました。
現在海外に住んでいる方や海外に住む予定の方はもちろん、日本で副業をして収入を増やしたいと思っている方もぜひ参考にしてみてください。
目次
【海外でできる副業】インターネットを活用した副業
海外でできる副業にはさまざまなものがあります。
なかでも、インターネットを活用した副業は在宅でできるため人気が高いです。
まずはインターネットがあれば始められる副業からご紹介します。
- クラウドソーシング
- ブログを始める
- Youtuberになる
クラウドソーシング
海外でできる副業として代表的なものが「クラウドソーシング」です。
クラウドソーシングとはインターネット上で仕事のやりとりを行うことで、インターネット環境さえ整っていれば、世界中のどこからでも仕事できるというのが大きな魅力です。
主な仕事内容としてはライティング・文字起こし・デザイン・ネーミングの提案などで、未経験でもチャレンジしやすい案件が数多くあります。
最近では日本国内でも利用する人が増加しており、「自分のペースでコツコツと作業したい」「育児などの理由で仕事に出られない」という人でも在宅で仕事ができると人気を集めています。
クラウドソーシングを始める際は、まずクラウドソーシングサービスに登録するのが一般的です。
収入を得た際には手数料が引かれますが、登録料は無料で「仕事をしたい人」と「仕事を依頼したい人」を結んでくれるので、海外からでも問題なく仕事を探せます。
副業だけではなく本業として取り組んでいる人も多く、クラウドワーカーとして経験やスキルを積んでいくことで単価が上がり、まとまった収入が期待できます。
在宅でできるお小遣い稼ぎ13選!副業を始める際の注意点も解説!ブログを始める
海外でできる副業として、ブログが挙げられます。
ブログとは自身が開設したブログに広告を貼り、閲覧者が広告をクリックしたり、広告を通じて商品を購入することで収入を得る方法です。
専門知識や技術がなくても誰でも始められ、スキマ時間にブログを書いて稼ぐことができます。
ただしすぐに収入を得ることは難しいので、どうすればアクセス数を増やせるのか考えて工夫しながらブログをコツコツと更新していくことが大切です。
閲覧者が求めている記事を書くことでアクセス数を伸ばし、人気ブログにすることができれば大きな収入を得ることも可能です。
ブログを始める際はまずブログサービスに登録して記事を書き、ある程度経ったらアドセンス広告(クリック報酬型広告)やアフィリエイト(成果報酬型広告)を貼ることを考えていきましょう。
Youtuberになる
海外でもできる副業として、Youtuberも挙げられます。
YouTubeにログインして自分のチャンネルを設定し、動画をアップロードすることで誰でもYoutuberになることが可能です。
ただし成功するためには地道な編集作業や、視聴者を楽しませるための努力や工夫が欠かせません。
キレイな動画を撮影するためには三脚を購入したり、編集ソフトの導入なども必要になるでしょう。
まずは気軽に投稿してみて、収益化できそうだなと感じたら専門的な機材をそろえていくのも良いかもしれません。
【海外でできる副業】物販ビジネスの副業
物販ビジネスとは、安く仕入れた物を高く販売し、その差額で収益を得る方法です。
つづいて物販ビジネスの副業についてご紹介します。
- メルカリ
- BUYMA
- eBay
- ネットショップを開設する
メルカリ
物販ビジネスとして始めやすいのがメルカリです。
日本国内でも副業や本業として人気ですが、海外在住であれば日本国内では仕入れが難しい物を販売できるというメリットがあります。
まずは住んでいる国で売れそうなものがないかリサーチしてみましょう。
ただし、しっかりとした梱包をしたうえで発送しなければいけないので、場合によっては日本に住んでいる家族や友人などに協力してもらう必要が出てくるかもしれません。
詳しい始め方や注意点は、こちらを参考にしてみてください。
物販副業をするならメルカリがおすすめ!やり方や注意点を徹底解説!BUYMA
BUYMA(バイマ)は、世界中の商品を購入できる人気の通販サイトです。
海外の商品を購入したいと考えている日本人のかわりに、海外在住のパーソナルショッパーと呼ばれるバイヤーが海外のさまざまなアイテムを出品し、発送するというシステムになっています。
海外ファッションブランドの商品の需要が高く、日本では手に入らない限定品などを手に入れることができる海外在住者にピッタリの副業です。
在庫なしで始められるのでリスクが少なく、サービス料が収入となるので、軌道に乗れば安定した収入が期待できる副業です。
バイマを始める際は、ますパーソナルショッパーとしての登録を済ませましょう。
次に売れ筋の物を調査し、ブランド品など出品したい物を決めて、写真を撮って出品します。
注文が入ったら商品を仕入れて梱包し、発送するだけです。
eBay
eBay(イーベイ)は世界最大級のマーケットプレイスで、世界各国に住んでいる人と取引できる物販サービスです。
今住んでいる国のアイテムを仕入れて販売したり、他の国の製品を仕入れて今住んでいる国で販売し、その差額が収益となります。
とくに日本製のアイテムは海外でも信頼が高いので、eBayから日本製品を仕入れて販売するという副業がおすすめです。
始めは出品リミットが設けられているため多くは稼げませんが、何度か取引を重ねて良い評価を受けることで出品できる商品数が増えていきます。
eBayの始め方は、アカウントを作成して取引設定を行うだけです。
ただしBUYMAに比べると取引の流れがやや複雑なので、取引の流れをしっかりと読んで理解してから登録することをおすすめします。
海外の人と直接やり取りをする必要があるので、英語が必須になります。
ネットショップを開設する
ネットショップを開設し、現地の商品を日本に向けて販売するという方法もあります。
ネットショップと聞くと難しそうなイメージがあるかもしれませんが、実店舗を構えて運営するよりもハードルは低いです。
店舗の建設費や維持費が不要で、在庫を持たずに注文が入ってから商品を仕入れて発送するシステムが可能なので、初期費用がほとんどかからず低リスクで始められます。
通販ショップを通さないので手数料が不要で、ビジネスが軌道に乗れば安定した収入が見込めます。
通販サイトを通じた物販副業でコツを掴んだ人や、物を選ぶセンスに自信がある人、今住んでいる国に売れそうなアイテムがたくさんありそうという人に向いています。
興味がある人は、まずはネットショップ運営をサポートしているサービスからチェックしてみてください。
【海外でできる副業】海外在住ならではの副業
せっかく海外に住んでいるので、それを活かさない手はありません。
続いては、海外在住者だからこそできる副業を集めてみました。
- ロコタビ
- 現地のガイド
- タイムチケット
- 写真販売
ロコタビ
ロコタビは、海外在住者が自身の知識や経験などを活かしたさまざまなサービスを有料で提供できるサイトで、海外旅行に行く日本人の間で人気が高まっています。
ロコタビでは現地での観光ガイド・通訳・送迎・観光プラン作成・滞在中のトラブル時のサポート・チケットの購入やレストラン予約代行・ビジネスのマッチングなど、さまざまなサービスが提供されています。
サービスの内容や条件は自分で提案出来るので、自分の特技を活かしてお金を稼ぐことができ、現地の情報に詳しい海外在住者だからこそできる副業といえるでしょう。
ロコタビを始める際はロコタビに登録してマイページから必要な情報を入力し、取引希望のメッセージが来るのを待ちましょう。
収入を受け取る際に「ロコ手数料」として金額の20%が差し引かれるシステムになっており、登録自体は無料なので、もしも依頼がこなかったとしても損することはありません。
自分のスケジュールに合わせて空いた時間を有効活用し、低リスクで副業にチャレンジできます。
現地のガイド
海外に住んでいるというメリットを活かして、現地ガイドとして副業してみるのもおすすめです。
現地ガイドを目指す場合は先ほどの「ロコタビ」に登録するか、現地の旅行会社や日本の旅行会社に連絡してみると良いでしょう。
海外在住者のなかには個人でツアーガイドを行っているという方もいます。
自分に合った方法でチャレンジしてみてください。
タイムチケット
タイムチケットは、個人の時間をチケットにして販売できるサービスです。
海外に住んでいるというのは他の人にはない価値なので、海外在住者だからこそ稼ぐチャンスがある副業といえます。
たとえば現地での個人ツアー・一人旅への動向・予約代行・旅行中の通訳などさまざまなタイムチケットを販売することができるでしょう。
タイムチケットを始める際はまず登録を行い、チケットの内容を入力して発行します。登録は無料で、誰でもすぐにチケットを販売できます。
チケットには予約可能日時が設定できるので、自分の予定に合わせて空いた時間に副業できます。
チケットをSNSでシェアして、購入者があらわれれば収入が得られるというシステムです。
初期費用がかからず、どんなものでも気軽に販売を始められるので、副業として始めやすいでしょう。
写真販売
写真を撮るのが好きな人には、写真を撮って販売する副業もおすすめです。
手持ちのスマホやカメラなどで撮った写真をインターネット上で販売し、その売り上げが収益になるので、趣味を活かして収入を得ることができます。
写真のデータを取引するだけなので、何枚販売しても在庫が減らないという特徴があります。
日本では撮影できないようなシチュエーションの写真を撮影できるので、海外在住の人におすすめの副業です。
写真販売を始めたいという方は、まずはフォトストックサービスに登録することから始めましょう。
写真1枚あたりの報酬などはどのサービスを利用するかによって異なるので、いくつかのサービスを見比べて、自分に合ったサービスを探すことが大切です。
【海外でできる副業】語学力を活かす副業
海外在住者の利点といえば、ネイティブな発音や言い回しができる語学力です。
ここからは高い語学力を活かすことができる副業をご紹介します。
- 現地日本語講師
- オンライン日本語講師
- 翻訳
現地日本語講師
日本語講師は、日本語を学びたい外国人に日本語を教える仕事です。
雇用条件は国によって異なりますが、資格は不要なので誰でも日本語講師を目指せます。
とくに日本語教育能力検定試験に合格していたり、420時間講座を受けていると採用される確率が高くなるようです。
日本語が話せない人にもわかりやすく説明し、文法まで正しく解説できる能力が必要になります。
求人が多い東南アジアに住んでいるという人は、副業として取り組みやすいかもしれません。
オンラインで日本語講師
オンラインで日本語を教える方法もあります。
オンライン日本語講師はSkypeなどを利用し、遠くに住む講師が生徒に日本語を教える副業です。
現地で日本語講師をするよりもハードルが低く、インターネット環境が整っていて、カメラとマイクなどがあればいつでも始められます。
興味がある人は、オンラインの日本語講師を募集しているサイトを探して登録してみましょう。
日本語を学びたいという人は世界中にたくさんいるので、語学力を活かして活躍してみてはいかかでしょうか。
翻訳
語学力を活かしてできる副業として、翻訳が挙げられます。
案件にもよりますが、語学力のほかに翻訳のスキルも必要となるので、難易度が高い副業です。
一方でスキルが必要なぶん単価が高く、在宅でスキマ時間に稼げるので、海外在住者を中心に人気が高まっています。
クラウドソーシングサービスでは翻訳に関わる案件が数多く取り扱われているので、そこから探し始めるのがおすすめです。
英語はもちろん中国語やドイツ語など幅広い需要があり、海外在住者のネイティブな発音は希少性が高いので、副業として始めやすいでしょう。
【海外でできる副業】代行サービスの副業
現在の日本では共働きが主流になってきており、海外でも共働きの家庭がほとんどです。
日本以上に共働きが一般化している国もあり、代行サービスの需要が高まっています。
ここからは代行サービスの副業をご紹介します。
- 家事代行
- ペットシッター
- モーニングコール代行
家事代行
家事代行は、共働きの夫婦に代わって家事を代行するという副業です。
日本は家事は自分たちでするのが一般的ですが、海外は日本に比べると家事に費やす時間が短くなっています。
海外では家事などの手間をできるだけ省いた生活が一般的なので、食洗器や洗濯乾燥機の使用率が高く、家事を仕事として他の人に任せようという考えが広まっています。
そのため、日本ではあまり聞かない家事代行が、海外では副業として成り立っています。
とくに食事の準備は需要が高いので、料理が得意な人におすすめの副業です。
ペットシッター
ペットシッターは共働きの夫婦の不在時にペットの世話をしたり、高齢者の代わりにペットの散歩をするサービスです。
日本ではあまり馴染みのない職業ですが、海外では人気の副業です。
民間の資格を取得してプロとして働く人もいますが、特別な資格やスキルがなくても始められます。
求人サイトでアルバイトとして募集されているケースや、仲介サイトや求人サイトを通して仕事を見つけるケースが一般的です。
体を動かす副業なので、普段運動することが少ないデスクワークの人にピッタリです。
モーニングコール代行
あまり聞きなれないかもしれませんが、モーニングコール代行という副業もあります。
日本で早起きしたいと思っている人にモーニングコールをかけるだけなので、誰でも気軽に始められます。
この副業の嬉しいところは、時差を利用できるところです。
日本国内でモーニングコールをする場合、自身も早起きしなければいけません。
しかし海外在住者が日本在住者にモーニングコールをする場合、時差をうまく活用できれば自身は早起きする必要がありません。
モーニングコール代行に興味がある人は、モーニングコール会社を探して登録してみましょう。
海外在住者が副業をする場合の注意点
海外在住者が副業をする場合、いくつか注意点があります。
曖昧なまま副業を始めてしまうと違法行為となる可能性があるので、トラブルを予防するために、あらかじめ次の項目をしっかりとチェックしておきましょう。
- 副業前に就労条件を確認する
- 日本の課税対象になる可能性がある
- 日本の銀行口座が必要になるかもしれない
副業前に就労条件を確認する
まず第一に確認することは、就労条件です。
就労ビザを獲得していない場合は、現地で働くことはできません。
就労ビザを取得しているという方も、あらかじめ就労条件をよく確認してから副業を始めてください。
インターネットを利用して日本の会社が提供しているサービスで副業をする場合、現地で仕事をしているとはみなされず問題なく副業できるケースもあります。
副業してもよいのかわからないという人は、住んでいる国の日本大使館に相談または移民局で確認してください。
日本の課税対象になる可能性がある
海外に住んでいる間に稼いだお金でも、日本の課税対象になる可能性があるので注意が必要です。
日本の会社を通した副業や、日本円で収入を得た場合は、日本の課税対象となり確定申告が必要となります。
副業として年間20万円以上の収入を得ると確定申告の義務が生じるので、忘れずに申告してください。
クラウド会計ソフトを利用すれば、海外在住でも簡単に確定申告可能です。
副業の経費は認められる?計上できる費用・できない費用を解説!日本の銀行口座が必要になるかもしれない
副業によっては日本の銀行口座が必要な場合もあるので注意が必要です。
海外生活が長い方など、日本の銀行口座を全て解約しているという方もいるかもしれません。
日本の銀行口座が必要な場合は一度帰省して改めて銀行口座を開設するか、日本にいる家族の方に協力をお願いしてみましょう。
すぐに作るのは難しいかもしれないので、副業を始める前に確認しておくことをおすすめします。
まとめ
- インターネットでできる副業
- クラウドソーシング
- ブログを始める
- Youtuberになる
- 物販ビジネスの副業
- メルカリ
- BUYMA
- eBay
- ネットショップを開設する
- 海外在住ならではの副業
- ロコタビ
- 現地のガイド
- タイムチケット
- 写真販売
- 語学力を活かした副業
- 現地日本語講師
- オンライン日本語講師
- 翻訳
- 代行サービスの副業
- 家事代行
- ペットシッター
- モーニングコール代行
- 副業を始める前に就労条件を確認しておく
- 海外在住でも日本の課税対象になる可能性があるので注意する
- 副業によっては日本の銀行口座が必要になるかもしれない