あなたは何を考えて、プログラミングを始めていますか?
分からない部分が現れた時、エラーが発生した時、すぐに検索して、出てきたコードをコピー&ペーストしていませんか?
プログラミングを勉強していく、使っていくにあたって、プログラミング的な考え方を身に付ける事がプログラミング初心者を卒業できるポイントとなっています。
そこで今回は、
- プログラミング的な考え方ができない原因
- プログラミング的な考え方ができるようになる5つのステップ
を紹介していきたいと思います。
目次
プログラミング的な考え方とは?
簡単に言うと、目的を達成するために、どうすればいいかを論理的に考え順序を立てていき、よりよい結果を出すこと(=問題解決力)がプログラミング的な考え方です。
文章ではプログラミング的な考え方の定義が上手く掴めないので、肉じゃがの作り方を例に考えてみます。
【肉じゃがの作り方】
- じゃがいもと人参を乱切りにします
- 玉ねぎはくし切りで、お肉を一口大に切ります
- 軽く油を熱して、お肉を炒めます
- 野菜も加えて炒め合わせ全体に油がまわったら砂糖とお水を注ぎ入れます
- 合わせ調味料も加えて落としぶたをして、弱火で20ー30分煮込みます
- じゃがいもとにんじんに箸がスッと通れば完成です
このように肉じゃがを完成させるまでに、どうやって材料を切るか、どのような手順で料理をしていくかなどの作りたい料理(=目的)のレシピ(=順序)を作る前に考えます。
プログラミングも同じように、プログラミングをしていく前に、どのように進めていくかという手順を細かく考えていく事が必要になってきます。
プログラミング的な考え方ができない主な原因と解決方法
なぜプログラミング的な考え方ができない?
プログラミング的な考え方ができない原因の1つは、何も考えずにコードをコピー&ペーストしていることです。
例えばエラーが出た時に、本来なら検索して
- ・なぜエラーが出たか
- ・エラーの原因は何か
など、自分のコードとサンプルコードを比較し吟味する作業が必要です。
ですが、プログラムを動作させたい気持ちが先走って、サンプルコードをコピー&ペーストして無事に動作したら次に進んでしまうこともあるのではないでしょうか。
これを繰り返しているのであれば、プログラミングの勉強をたくさんしていてもプログラミングのスキルはいつまで経っても向上しません。
また、チームで開発する時は、自分の書いたコードをシェアするため、自分の意図で書いていない、説明できないコードを書くのは、チームの仲間にも迷惑をかけてしまいます。
使えないコピペエンジニアになるのは避けたいところです。
では上記の主な原因を解決するためには何をすればいいのでしょうか?解決方法をみてみましょう。
プログラミング的の考え方できない原因の解決方法とは?
率直に言うと、プログラミング脳を鍛えていくことです。
エラーが出たら、エラーの原因を追求せずにサンプルコードを理解せずにそのままコピー&ペーストするのではなく、なぜ?という疑問を持って一つ一つのコードの意味を理解していく事が大切になってきます。
コピー&ペーストを繰り返して暗記していくプログラミング学習をしているのでは、プログラミング的な考え方ができる脳を築いてはいけません。
論理的に考えて順番に理解していくことをたくさん繰り返すことによってプログラミング脳が作られていきます。
では、どのようなステップでプログラミング的な考え方ができるような脳を育てていけばいいのでしょうか?
プログラミング的な考え方を育てる5つのステップ
これから作るプログラムの仕様を掴んで理解する
何かの目的を達成するためにプログラムは作られます。
なので、これから作るものに必要なものは何かを理解する事が大切です。
肉じゃがの例に基づくと、材料は何が必要か、どういう手順で肉じゃがを料理していくかです。
確認する事を忘れない
肉じゃがを作る時も、作っている最中に味付けが上手にできているか確認するように、プログラミングもきちんと動いているかどうか、工程事に出力していき、改善点を見つけたりする事がポイントとなってきます。
慣れてきたら、テストコードを書いてみるといいでしょう。
プログラムの手順を考える
ここで目的となるプログラムに対して、細かく分解して手順を考えていきます。
肉じゃがの例を用いると、肉じゃがを作るために、材料を切る、どこでじゃがいもを投入するか、いつ味付けするか、などの目的を達成するための細かい道筋を立てていくことです。
プログラミングに関しても、詳しく順序を考えていきます。
コーディングを始める
決められたプログラミング言語のルールに則って、コードを書いていきましょう。
すぐにコーディングを始めるのではなく、手順を考えてからコーディングを始めていく事がポイントです。
書いたコードをリファクタリング
みんなが分かりやすい綺麗なコードを書くためには、リファクタリングが必要です。
正確に動作しているか確認をした後、自分の書いたコードをリファクタリングしてみましょう。
まとめ
いかがでしたか?
プログラミング脳を形成していくためには、
- プログラムの仕様を把握して理解する
- 確認
- 手順を考える
- コードを書き始める
- 最終調整
このステップを順番に一つずつ丁寧に繰り返していくことがプログラミング的な考え方に繋がります。
プログラミングを学習し始めた時期は、エラーやコードがどういう意味を持つのか理解出来ず、大変だと思います。
ですが、諦めず一つずコツコツと理解していけばプログラミング脳ができ、プログラミングが向上していきます。
「プログラミング学習を始めて間もない方」、「プログラミングの考え方が分からない方」にこの記事が参考になれば幸いです。