未経験の女性でもプログラマーになれる。女性プログラマーが増えている理由とは?

プログラマーは、近年人気の高まっている職種の一つです。IT人材の需要が高まる中で、転職を考えるひとも増えています。

ただ、「女性で未経験からでもプログラマーになれるのかな?」「女性プログラマーの実態を知っておきたい」そういった女性の方も多いのではないでしょうか?

そこで今回はそういった方へ向けて、女性プログラマーの割合・収入やプログラマーが女性に向いている理由、転職方法について詳しく解説していきます。

この記事を参考にして、女性プログラマーの実態について把握した上で、自身のライフスタイルと照らし合わせて転職を検討してみてください。

女性・未経験からプログラマーになれるの?

「そもそも、女性でもプログラマーになれるの?」と不安に思っている方も多いでしょう。確かに、プログラマーと聞くと男性のイメージが強いかもしれません。女性プログラマーの実態について、客観的なデータから読み解いていきましょう。

女性プログラマーの割合

女性プログラマーの割合は、プログラマー全体の20%ほどだといわれています。少ないように思われるかもしれませんが、年々女性プログラマーの割合が増えているのは事実です。

実際、一般社団法人情報サービス産業協会(JISA) が、協会の正会員企業を対象として実施した「2019年版情報サービス産業基本統計調査」によると、女性プログラマーの割合は以下の通りだと報告されています。

■ITエンジニア

  • 男性:150,185人(79.6%)
  • 女性:38,377人(20.4%)
  • 合計:188,562人(100%)

[出典]2019年版情報サービス産業基本統計調査

2010年に 同一般社団法人が行った統計調査 では、女性プログラマーの割合はわずか「11.9%」でした。ここ10年の間に倍ほどの割合を示すようになっており、女性プログラマーの活躍の場が広がっていることは明らかです。

女性プログラマーの転職決定数

「転職」という観点から見ても、女性プログラマーが増えていることは明確です。女性プログラマーの転職決定数は、ここ数年で顕著な伸びを見せています。

実際、株式会社リクルートキャリアがリクルートエージェントを利用した女性プログラマーを対象にした調査によると、女性プログラマーの転職決定数は以下のように推移しています。

[出典]女性エンジニアの現状|リクルートキャリア

2018年には2009年時点と比較して約4倍の転職決定者が出ていることが読み取れるでしょう。リクルートキャリアは、この結果の要因として女性の労働環境が改善されて女性が活躍しやすい業界になったことを挙げています。

実は未経験からでも入社可能

あまり大々的に知られているわけではありませんが、実は未経験からでもプログラマーとして入社することは可能です。多くの会社が未経験プログラマーの採用を取り入れています。

以下は、未経験プログラマーを受け入れている企業の実際の求人情報です。

企業Aの場合

■募集職種

  • プログラマ― ※未経験者歓迎、実務経験不問
  • システムエンジニア ※経験者

■応募資格

  • 未経験者:高卒以上 18~35歳 位迄
  • 経験者:高卒以上 20~40歳 位迄

■給与

  • 月給制 20万~35万円/月
    ※みなし残業手当(20時間/37,900円)含む、超過分は別途支給
  • 試用期間 6ヵ月/月給18万円以上
    ※みなし残業手当(14時間/17,920円)含む、超過分は別途支給

■年収例

  • 480万円:月給30万円+賞与(25歳/入社3年目)
  • 540万円:月給34万円+賞与(27歳/入社5年目)

企業Bの場合

■給与

  • 月収195,000円~270,000円以上

■シフト

  • 週5日 1日8時間以上

■勤務地

  • 中野区 最寄駅 三軒茶屋駅

ここで挙げた例はほんの一部で、未経験プログラマーを採用している会社は探せばいくらでも見つかります。未経験だからといってプログラマーへの転職を諦める必要はありません。

女性プログラマーの年収

女性プログラマーの年収は、およそ366万円です。厚生労働省が2019年に日本全国(一部地域を除く)を対象に行った「賃金構造基本統計調査」に、女性プログラマーの年収に関して報告されています。

■企業規模計(10人以上)

  • 年齢:31.7歳
  • 勤続年数:5.4年
  • 現金給与:267,800円
  • 年間賞与類:449,800円

[出典]厚生労働省

参考値として「年収=きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額」で算出してみると、女性プログラマーの年収は「366.34万円」となります。国税庁の「民間給与実態統計調査」では、女性の平均年収は293万円とされているので、女性プログラマーは平均よりも高い水準であることが分かります。

女性こそプログラマーに向いている!

男性のイメージが強いプログラマー職ですが、実は女性こそプログラマーに向いているといえます。なぜなら、一般的に女性の方が男性より優れているとされる能力が、プログラマーという職種で活きることが多いからです。

また、結婚している女性や、子供のいる女性にとっても、プログラマーは働きやすい職業であるといえます。この点からも、プログラマーは女性向きの職業だといえるでしょう。

コミュニケーション能力が活かせる

一般的に女性が得意とされている「コミュニケーション能力」が、プログラマーの仕事に大いに活きます。なぜなら、プログラムを組む際に、上流のSEやPGとの綿密なやりとりが重要となるからです。

プログラマーの仕事の中心はコードを書くことですが、それ以前に相手の意図を汲み取って業務を行うことが求められます。

女性は細かい点に気が付きやすい

男性に比べて細かい点に気付きやすいという特徴も、女性がプログラマーに向いているといえる要因です。プログラミングにバグはつきもので、どの部分が誤っていてバグを起こしているのかを特定する必要があります。

女性は日常生活から細かいところに目を向けているので、その性質をプログラミングの現場でも活かすことができるでしょう。

性別によってハンデが付かない

プログラマーという職業は、性別によってハンデが付きません。例えば、力仕事を要する職業では女性が不利になることが多いですが、プログラミングの業務ではそういった心配がありません。

女性・男性で差が付く職業が多い中、プログラマーは女性であっても参入しやすい職種であるといえるでしょう。

フレキシブルな働き方ができる

プログラマーという職業は、フレキシブルな働き方が実現しやすいといえます。なぜなら、PCとインターネット環境さえ整っていれば基本的には仕事ができるため、場所に縛られることが少ないからです。

リモートワークを許可している企業も多く、お子さんのいらっしゃる女性でも働きやすい職業だといえます。

比較的お休みも取りやすい

プログラマーは、他の職種に比べてお休みが取りやすい職種だといえます。なぜなら、納期前でなければそれほど忙しくはなく、顧客対応もほとんどないので、通常時であれば仕事に追われることが少ないからです。

ライフワークバランスを重視したい女性にとっても、プログラマーは適した職業であるといって良いでしょう。

自分で稼ぐ力を身に付けられる

自分で稼ぐ力を身につけられるというのも、女性にとって大きな魅力でしょう。スキルさえあれば引く手数多ですし、独立してフリーランスとして仕事を獲得していくことも十分可能です。

旦那様に家計を頼っているので今後が不安、自分の力で生きていきたい、そんな女性にとってプログラマーはうってつけの職業です。

女性が未経験からプログラマーを目指す注意点

女性プログラマーが活躍する環境は整ってきており、また、女性にはプログラマーに向いている点も多くあります。プログラマーへの転職は、あなたのキャリアを良い方向に導いてくれるかもしれません。

しかし、プログラマーを働く上では注意点を踏まえておく必要があります。なぜなら、デメリットをしっかり頭に入れておくことで、現実的にプログラマーとしてのライフスタイルを具体的にイメージすることができるからです。

プログラマーのデメリットとしては、納期前など一時的に稼働時間が増えてしまう可能性があることが挙げられます。期日どおりにクライアントに成果物を納品しなければならないため、スケジュールがタイトになるからです。

基本的にはフレキシブルな働き方が可能なプログラマーという職業ですが、デメリットも踏まえた上で、あなたの人生にとってベストな選択をしましょう。

女性が未経験からプログラマーになる3つの方法

女性が未経験からプログラマーに転職するための3つの方法を紹介します。いくつかの方法がありますが、女性かつ未経験の方におすすめしたいのはプログラミングスクールで学ぶことです。

独学でプログラミング学習をする

一番に思いつくのが、独学でプログラミング言語を学習するという方法でしょう。しかし、独学は挫折する可能性の高い方法でもあります。

例えば、プログラミング学習を独学で始めた方の中には、以下の理由で挫折してしまった方もいます。

原因不明のエラーで、ググっても分からなくて挫折した。
[出典]Twitter

環境構築の段階で、2〜3か月かかってしまい挫折した。
[出典]Twitter

C言語を学習していたが、明確なモチベーションがなくて挫折した。
[出典]Twitter

ただ、まずは独学から始めてみて、無理なら次に紹介する方法に移行するという選択も可能です。どうしても独学で始めたいという方は、以下の記事を参考にしてみてください。

[関連記事]【独学】プログラマーになるための勉強法!無料で学習できるサイトも紹介!

未経験可の企業に入社する

一旦、未経験者の採用を行っている企業に入社してしまうという方法もあります。実務経験を積みながらお金ももらえるので、一つの選択肢として考えておくのもありです。

実際、記事の冒頭で紹介したように、未経験からプログラマーを採用している企業も多く存在します。この章から読み始めたという方は、冒頭に実際の採用情報を例として挙げているので参考にしてみてください。

ただし、未経験からだと正社員ではなく、アルバイトやインターンからの採用になることも多いです。給料が自ずと低くなってしまうので、その点は検討する必要があるでしょう。

プログラミングスクールに通う

女性が未経験からプログラマーとして活躍する上で、最もおすすめの選択肢はプログラミングスクールに通うことです。理由としては、主に以下の3つが挙げられます。

  • 先生や仲間がいるので、プログラミング学習を挫折しにくい
  • 実践的なスキルが身につくので、即戦力として採用してもらえる
  • 転職や副業、独立に至るまで支援してくれるところが多い

独学で本当に学習を続けられるのか不安な方も多いでしょう。また、勢いで転職してしまって、現在の安定した生活を手放してしまうのが怖い方も多いと思います。

現在の仕事を続けながら、まずはプログラミングスクールで学びつつ、向き不向きを確かめてみても良いのではないでしょうか。

【女性・未経験】でプログラマーを目指すならウェブカツ!

ウェブカツはプログラミングスキルの習得に留まらない、「自分で稼ぐ力」を身に付けられるプログラミングスクールです。ウェブカツがどういったカリキュラムを組んでいるのか、どんな人がウェブカツの卒業生に入るのかを紹介します。

プログラミングスキルが最速で学べる

プログラミングスキルの独学には1,000時間が必要だといわれています。しかし、ウェブカツなら約半分の550時間でスキルを身に付けることが可能です。

ウェブカツのカリキュラムは短期集中型のため挫折しにくく、次のキャリアへスムーズに移行することができます。現職を続けながらでもスキマ時間に利用することもできるので、無理なく効率的に必要なスキルが身に付くでしょう。

「自分の力で稼ぐ」本質的な力が身に付く

ウェブカツはプログラミングのスキルに留まらず、「自分の力で稼げるプログラマー」の育成に力を入れています。したがって、特定の会社やクライアントに依存しない、本質的な稼ぐ力を身につけることが可能です。

ウェブカツで学べるプログラミング以外のスキルには、以下があります。

  • 営業スキル
  • 起業ノウハウ
  • WEBマーケティングスキル など

女性の中には既に結婚していて、家計を旦那様に頼られている場合もあるでしょう。「自分の力で稼ぐ力」を身につけることは、経済的に自立する大きな武器となり、自分らしい人生を歩む助けとなってくれるはずです。

ウェブカツでプログラマー就職した女性の場合

最後に、ウェブカツを卒業した女性で、実際にプログラマーに転職した方をご紹介します。

6社中3社からお返事&面談のオファーがあり、そのうち2社から内定をいただきました!業界未経験かつ育児保活中だけどWebデザイナー決定です。
[出典]Twitter

この度、自社開発企業から内定を頂きました。 訳あって2月からの入社ですが、念願のエンジニアとして働くことが決まりました。
[出典]Twitter

入部当初は、どなたもプログラミングに縁がなく、事務や営業の仕事をされている方ばかりでした。しかし、プログラミングスキルをしっかり身につけることで、未経験からでもプログラマーとして活躍することができます。

あなたもプログラミング学習を始めて、女性プログラマーとして新しい人生を歩み始めてみませんか?

ウェブカツへ仮入部

BLOGコンテンツをパーソナライズします

あなたは現在「プログラミング学習者」ですか?