「コンピューター言語とプログラミング言語って違うの?」
今回はこのような疑問について解説をしてきますね。
そもそも「コンピューター言語」は言い換えると「プログラミング言語」です。
プログラミング言語にも様々なものがあり、言語別で出来ることも違いますのでこの機会にぜひ覚えておきましょう!
目次
コンピューターを動かす言語とは?
まず、パソコンなどの「コンピューター」がどのような仕組みで動いているかはご存知ですか?
当然ですが、コンピューターは私たちが使っているような「日本語」は理解できません。
ではどのような仕組みでプログラムを処理し動いているかというと、数字の「0」と「1」だけで計算をして様々な処理をしています。
コンピューターはこの「0」と「1」で処理をする事ができるのですが、コンピューターに指示を出す人間にとっては難しくて理解できないですよね。
そんな時に使用されるのが、人間でも理解しやすくコンピューターに指示を出す事ができる「プログラミング言語」です。
プログラミング言語もいくつか種類があり、言語によって作れるサービスも異なります。
種類としては、メジャーなものからマイナーなもの全てを含めると200種類以上の言語がある事がわかっています。
全てを紹介することはできないですが、今回はよく現場で使用されている言語と、その特徴などを解説してきますので参考にしてみてくださいね。
プログラミング言語の種類と出来ること
代表的なプログラミング言語は以下の通りです。
- Ruby
- PHP
- JavaScript
- Swift
- Java
- Kotlin
- C#
- Python
- C言語
- Go
Ruby
Ruby(ルビー)はWeb系のプログラミング言語で、ホームページをはじめ、Web上で動くアプリケーションの作成に向いているプログラミング言語となっています。
初心者でも習得しやすい言語として、多くのプログラミングスクールなどで始めに学習される言語とも言えます。
Ruby on Railsというフレームワークを使うと、Web開発に必要な機能が用意されているのでさらにプログラミングがしやすくなります。
開発環境も整えやすいため、人気の言語と言えます。
PHP
PHP(ピーエイチピー)もWeb系のプログラミング言語です。
Webサイトやブログなどに使われているサーバーサイドのプログラミング言語となっています。
サーバーサイド、とはWebサイトの裏側の部分のことです。
案件数も多く、Rubyと同様に初心者でも習得しやすい言語として学習されています。
PHP単体で使用される事は少なく、HTMLやCSSといったWebサイトを作る言語と一緒に学習されるケースが多いですね。
JavaScript
JavaScript(ジャバスクリプト)もWebサイトの動作には欠かせないプログラミング言語ですね。
Webサイトに動きをつける言語として親しまれています。
JavaScriptもプログラミングを書いてすぐに実行を確認する事ができますので、学習を実感しやすい言語としてよく使われています。
JavaScriptはフロントエンドの言語で、先ほどのサーバーサイドのプログラミング言語とは違い、Webサイトの表側、つまり目で見える部分の開発をする事ができます。
しかしNode.jsなどのライブラリを使うことで、JavaScriptでもサーバーサイドの開発は可能です。
Web開発をするのであれば、習得をする事で関われる案件数も大幅に増えますので、ぜひ習得してみましょう。
Swift
Swift(スウィフト)はApple社が開発したプログラミング言語です。
という事で当然ですが、iPhoneやiPadなどで利用するiOSアプリケーションの作成に適した言語ですね。
iPadのアプリにSwiftを学習できるサービスが提供されていますので、興味がある方はそちらで学習してみてもいいかもしれませんね。
Mac OSのXcodeという必要な機能が揃ったIDE(統合開発環境)を使うと、Swiftでの開発がスムーズに行えるのでおすすめです。
Java
Java(ジャバ)はAndroidアプリの開発をする事ができるプログラミング言語です。
もちろん、アプリだけでなく大掛かりなシステムの開発などにも使用されます。
プログラミング言語の中でも歴史は古く、需要もあるため長年人気のある言語です。
特徴としては、Webアプリなどにも多く利用され、さまざまなOS(WindowsやAndroid、MacOSなど)で利用できる汎用性の高いプログラミング言語です。
そのため、Javaの技術者の需要も高いですね。
コンパイラ言語と呼ばれ、習得難易度は高くなります。
プログラミングスクールによっては、このJavaをメインで習得させるところもあります。
Kotlin
Kotlin(コトリン)は先程のJavaよりも簡単で安全な言語として2011年にリリースられたプログラミング言語となっています。
文法もJavaに近いため、Javaを習得している方であればすぐに習得できるのではないでしょうか?
Androidの開発言語としても公式認定されていますので、Androidアプリを開発したいという人は学習しておきたいプログラミング言語だといえますね。
C#
C#(シーシャープ)はMicrosoftが開発したプログラミング言語となっています。
Javaを元に作られた言語で、Javaのいい部分を取り入れたイメージですね。
ゲーム開発などに主に利用され、Windowsなどで遊べるゲームにも多く使われています。
プログラミングでも「ゲーム開発」に興味のある方は、このC#から学習してみてもいいでしょう。
Python
Python(パイソン)はAIなどの機械学習に向いているプログラミング言語です。
実はYouTubeやInstagramの開発にも利用されている事で有名ですね。
文法もシンプルですので、誰が書いても比較的統一されたプログラムとなるため、書いた後に読みやすいことも特徴的です。
機械学習の分野はいまとても人気があります。
需要がさらに高まる事が予想されるため、ぜひとも習得しておきたいプログラミング言語と言えます。
C言語
C(シー)言語は汎用性の高いプログラミング言語として、ハードウェアの制御にも向いています。
プログラミングの基礎的な考え方を学べることもあって、プログラミング初心者が始めにこのC言語から学習するケースは多いですね。
しかしC言語は習得の難易度が高いです。
難易度が高いため初心者がいきなりC言語から学習するのはおすすめできませんが、習得すればコンピューターの動きやハードウェア制御を学べるため、役立つ場面は多いですね。
Go
Go(ゴー)はGoogleが開発したプログラミング言語で、いま人気のあるプログラミング言語です。
特徴としてはシンプルな点で、APIサーバー開発やWebサーバーの開発に使用されています。
システムを大規模化してもコストが高くならないので、主に規模の大きいプロジェクトで利用されています。
まとめ
いかがでしたか?
コンピューターは「0」と「1」の並び替えで指示を理解していますが、「プログラミング言語」を使うことで人間も理解しやすい指示が出来るようになっています。
言語がたくさんある分、きちんと目的を持って学習をする事が大切です。
自分の興味のない言語を学習をしても時間がもったいないので、目的をしっかりと決めて学習に取り組みましょう!