学ぶべきWeb系プログラミング言語はこう決める

こんにちは。実はコーヒーがいまだに飲めないサイトウです。

プログラミングを勉強してみようと思うけど、何から始めてよいのかわからないという方、いらっしゃいませんか?特に独学でプログラミングを学び始めた初学者の方に多いのですが、いかがでしょう?

プログラミングを学習することは、とても素晴らしいことです。なぜなら、たとえ仕事で使わなかったとしても、考え方や思考方法が様々な問題解決に役立つからです。

今回は、プログラミング初学者が、どんなWeb系の言語を学んでいくべきかについてご紹介します。これからプログラミング学習をスタートさせようと考えている方や、どんな言語があるのか知りたい方は是非読んでみてくださいね。

初学者が初めにすべきこと

まず初めにしなければならないことは、「なぜWeb系のプログラミング学習をしたいのか・何のために学習したいのか」を明確にすることです。プログラミング言語は現在200種類以上あると言われており、それぞれ得意なこと・不得意なことがあります。また、使われている分野も様々です。

もしプログラミングを仕事にしたいと考えているなら、言語選択を誤ってしまうと大変です。せっかく身につけたのにやりたい仕事がない!なんてことにならないためにも、どの言語をどう学んでいくのか道筋をつける必要があります。

つまり、目的や目標がわからなければ、学ぶ言語は選べないのです。

フロントエンドとバックエンド

フロントエンドやバックエンドという言葉を聞いたことはありますか?

フロントエンドとは、WebサイトやWebアプリケーションで直接ユーザーの目に触れる部分のことです。 クライアントサイドとも呼ばれます。今あなたが見ているこのサイトが、まさにフロントエンドです。

フロントエンドの開発で利用する言語は、HTMLやCSS、JavaScriptです。

華やかなホームページが作りたい、Webのデザインを極めたいという方は、フロントエンドを深く学んでいくことになります。

バックエンドとは、Webサイトの目につかない裏側の部分のことです。サーバーサイドとも呼ばれます。例えば会員情報登録であったり、クレジットカード決済などの個人情報のデータを読み込むなどのユーザから見えない部分の処理を行います。

バックエンドの開発で利用する主な言語は、Java・PHP・Python・Rubyなどです。

デザインや装飾は苦手だけど、情報の管理をしっかりできるシステムを作りたい、きちんと機能するサイトの構造にしたいという方はバックエンドをしっかりと学びましょう。

フロントエンドやバックエンドどちらの言語を学ぶか

結論から言うと「どちらも学んだほうが良い」です。なぜなら、フロントエンドとバックエンドは双方が組み合わさって良いサービスとなるので、基本的な構造や動きを知らないと齟齬をきたすからです。

ただし、やりたいことや目指すものによってどちらを専門的に深く学ぶかを選択します。そして、どちらが学びやすいかといえばフロントエンドです。

Web系プログラミング初学者が最初に学ぶべき言語

なぜフロントエンド言語が学びやすいかというと、

  1. 文章に装飾をしていく感覚で学ぶことができる(数字や記号が少ない)
  2. 書いたコードがどのように表示されるのかすぐに確認できるので、飽きない(修正もすぐにできる)
  3. プログラミングの基礎だけでなく、インターネットやブラウザなどの情報分野の基礎を学ぶことにつながる

といった特徴があるからです。HTML・CSS・JavaScriptを学んで、プログラミング学習の土台を固めましょう。

HTML

Hyper Text Markup Languageの略で、Webページの土台となるファイルを作成する言語です。Webページに表示したい文章をタグと呼ばれる文字列で囲みます。文章をWebサイトに表示することができるのがHTMLです。

CSS

Cascading Style Sheetsの略で、文書の見た目を装飾するための言語です。色や配置を変えたり、文字の太さや大きさを設定することができます。

HTMLとCSSはセットで学んでいく方が効率が良いです。HTMLとCSSだけでも簡単なホームページを作ることができます。

JavaScript

Webサイトに「動き」をつけることができる言語です。「ボタンをクリックしたら画像が変わった・数字を入力したら計算結果がでた」などはJavaScriptでできます。

HTMLとCSSに比べて、英数字や記号が多く使われます。代入や変数などの抽象的な概念が増えてきますので、本格的なプログラミング学習への第一歩といったところです。

バックエンドで現状よく使われている言語

バックエンドの言語は、スクリプト言語とコンパイラ言語という2つの種類があります。これから紹介する PHP とRuby はスクリプト言語、Javaはコンパイラ言語です。

スクリプト言語の特徴は、命令内容の書き直しが容易で、スピーディーにプログラム作成が進められることです。Webサイト制作では、そこまで処理にスピードを求められないこと、Webサービスは変更が多いという理由から、スクリプト言語が多く使用されています。

一方、コンパイラ言語は、コンパイラと呼ばれる翻訳プログラムに、コンピューターが理解できる命令文(人間には読めない)に置き換える操作を必要とします。コンピューター向けに翻訳したものをプログラムとして実行するので、非常に動作が早いのが特徴です。Webサービス以外ではこちらの方が多く使用されています。

では、それぞれの言語の特徴をみていきましょう。

PHP

Web系のサービスを作るのに特化したプログラミング言語で、非常に多くのWebサービスで使われています。HTMLの中にタグ埋め込むようにして、コードを書くことが可能です。

また、フレームワークという開発をするときによく使う機能をひとまとめにして、開発効率や修正をしやすくするためのツールが充実しています。有名なものはWordPressやLaravelです。

有名サイトでいうと、SlackやWikipedia、ぐるなびなどにPHPが使われています。Webサイト制作や、在宅で仕事をしたい方におすすめの言語です。

Ruby

Rubyは他の言語と比べると記述量が少なくてすむため、開発のスピードが速いのが特徴です。ソースコードの可読性に優れ、保守性の高いプログラムを制作することができます。Ruby on Railsというフレームワークがよく使用されています。

また、日本人が開発した言語で、書籍や解説サイトも豊富です。クックパッドはRubyで作られています。ベンチャー企業で自分の力を試したい・スピーディーな開発現場で働きたいという方におすすめの言語です。

Java

非常にセキュリティに優れ、信頼性が高く安定しているという特徴があります。そして、コンパイラ言語なので処理速度が速いです。Webだけでなく、銀行システムなど様々な場所で使用されており、就職先が豊富です。しかし、PHPやRubyに比べると、習得までに少し時間がかかるかもしれません。

EvernoteやMinecraftはJavaで作られています。また、AndroidのアプリケーションはJavaで作ることができます。Javaを使った開発は多岐にわたるため、プログラミングの腕をしっかり磨いていろいろな分野で活躍したいという方におすすめの言語です。

将来のびるといわれている言語

「Python」というプログラミング言語を聞いたことはありませんか?近年非常に注目されているプログラミング言語です。

Pythonはシンプルで覚えやすく、コードが読みやすい・書きやすいといった特徴があります。他言語のコードと比べると、とてもすっきりとしていて読みやすいです。

そしてPythonは、統計学、解析、分析など、人工知能・機械学習といった分野を得意としています。今後ますます需要が高まるであろうと言われているのはこのためです。実際に求人も増えています。

出典:レバテックキャリア|【2020年7月発表】プログラミング言語別求人案件ランキング
https://career.levtech.jp/guide/knowhow/article/606/

機械学習や深層学習だけではありません。YoutubeやInstagramはPythonで書かれています。Pythonを使って様々なサービス作りにチャレンジしたいという方は、ぜひチャレンジしてみてください。

まとめ

いかがでしたか?今回はWeb系のプログラミング言語についてご紹介しました。

自分の目標にあった言語を選択し、一歩ずつ学習を積み重ねていきましょう。この記事が少しでも参考になればうれしいです。

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