「XAMPPを使ってWordPressを構築する方法を知りたい」
今回の記事では「XAMPP」を使い、ローカル環境でWordPressを構築する手順について解説をしていきたいと思います。
XAMPPを使ってWordPressを構築することで、サーバーに公開する前にWordPressカスタマイズができて、オリジナルテーマの制作などに役立ちます。
そしてXAMPPは、ローカル環境を構築するのに適した無料ソフトですので、しっかりと活用していきましょう。
目次
XAMPPの特徴
まず「XAMPP(ザンプ)」をインストールする前に、その特徴について解説をしていこうと思います。
XAMPPはローカル環境を構築する上で必須のソフトですので、しっかりと特徴を理解しましょう。
「XAMPP」とは、以下の5つの頭文字を合わせた名称となっていますのでこの機会に覚えておいてくださいね。
- cross-platform の “cross” を意味するX(Windows、Linux、Mac OS X、Solaris)
- Apache HTTP サーバー(Webサーバー)
- MySQL(データベース)
- PHP(プログラミング言語)
- Perl(プログラミング言語)
それぞれが重要な役割を果たし、XAMPPという1つのソフトにまとめられているため初心者でも簡単に、今回の目的であるローカル環境へのWordPress構築ができます。
XAMPPはあらゆる OS 環境で使用することができるのですが、Macユーザーの場合は「MAMP(マンプ)」をインストールしてローカル環境の構築をすることをおすすめします。
MAMPはMac OSに適したソフトですので、「XAMPP」よりも「MAMP」を使用するようにしましょう!
XAMPPを使ったWordPressの構築手順
- XAMPPのインストール
- WordPressのインストール
- ローカル環境のセキュリティ設定
- XAMPPにWordPress用のデータベースを作成
- XAMPPにWordPressをインストール
具体的なXAMPPのインストール、及びWordPressの構築手順は上記の通りです。
慣れないうちは難しく感じるかもしれませんが、何度か読み返して、段階ごとに構築していきましょう!
XAMPPのインストール
まずは XAMPP公式サイトにアクセスし、ソフトをダウンロードをしましょう。
Windows、Linux、Mac OS X向けのダウンロードがありますが、Windowsユーザー向けに「XAMPP」を使った構築の手順を解説をしていきます。
Windowsユーザー向けのダウンロード欄をクリックしたら、そのままダウンロードが進んでいくはずですので、画面の案内に沿って進めていきましょう。
ここで、途中で警告ダイアログが表示される場合があります。しかし気にせずそのまま進めて問題ありません。
操作を進めていくと、インストールデータを指定できるチェック項目が表示されます。
WordPress をインストールするには次の4つが必要になるため、これらにチェックが入っているか、しっかりと確認して進めましょう。
- Apache(Webサーバーソフトウェア)
- MySQL(データベース)
- PHP(プログラミング言語)
- phpMyAdmin(データベース管理ツール)
他へのチェックは特に必要ないですが、必ず上記の4つにチェックが入っているかを確認してください。
このチェックが確認できたら、あとは画面の指示通りに進めていけばOKです。
WordPressのインストール
次にWordPressのインストールです。
この次に解説する「XAMPPにWordPress用のデータベースを作成」と順番が逆になっても大丈夫なのですが、忘れないうちにWordPressをインストールしておきましょう。
WordPress公式サイトよりダウンロードが可能です。
現在の最新バージョンはWordPress5.6ですが、時期によってはバージョンアップしている可能性があります。気にせず、そのままWordPressのダウンロードを行いましょう。
ダウンロードができたら、zipファイルを解凍しておきます。
XAMPPにWordPress用のデータベースを作成
XAMPPを使ってWordPressをインストールするためにも、WordPress用のデータベースを用意しておく必要があります。
流れとしては、以下の通りです。
- XAMPPの起動
- ApacehとMySQLが稼働しているか確認
- MySQLの “Admin” をクリックして、phpMyAdminを開く
- phpMYadminの「データベース」タブをクリック
- 分かりやすいデータベース名を入力して、「作成」をクリック
この流れで新しくWordPress用のデータベース作成ができるので、覚えておきましょう。
XAMPPにWordPressをインストール
では、いよいよWordPressをインストールしていきます。
ここまでの段階でWordPressのダウンロードは完了しているはずですので、解凍した「WordPress5.6」ファイルをXAMPPの [ C:\xampp\htdocs ] ディレクトリ内にコピー&ペーストなどで移動させます。
これでWordPressへのアクセスができますので、あとは必要情報の入力や初期設定を行なっていきます。WordPressへのアクセスするアドレスは、http://localhost/wordpress/となります。
※この際に、 Apache と MySQLがきちんと起動しているかを確認しましょう。
アクセスができたら、以下のような画面になるはずです。
「さあ、始めましょう!」をクリックすると、データベースなどの情報を入力する画面へと移ります。下記を参考に、情報を入力してみましょう。
- データベース名:作成したデータベース名
- ユーザー名:MySQLのログイン名(デフォルトは「root」)
- パスワード:MySQLのログインパスワード(デフォルトの場合未入力でOK)
- データベースのホスト名:デフォルトの場合は「localhost」
- テーブル接頭辞:デフォルトの「wp_」
情報の入力が完了したら、「送信」→「インストール実行」の流れで操作を進めます。
次に、WordPressの設定をしていきます。
あと少しで完了ですので、最後まで頑張りましょう!
WordPressのサイト名、WordPressにログインするサイト管理者のユーザー名とパスワード、メールアドレスの入力をしていきます。
パスワードは、セキュリティ強化のため自動的に生成される強力なパスワードを利用しましょう。WordPressの管理画面にログインする際に必要となりますので、管理には気を付けてください。
「検索エンジンでの表示」は、Google検索された時にページがヒットするかどうかになります。今回はローカル環境でのWordPress構築ですので、チェックを外しておくことをおすすめします。
全ての入力が完了したら、「WordPressをインストール」をクリックし、インストールを完了させます。
成功したらログイン画面へを移動できますので、先ほど入力した「ユーザー名」および「パスワード」を入力しログインしてみましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回の記事では、
について解説しましたが、ローカル環境で構築することで、オリジナルテーマの開発をする際などに役立てることができます。
難しい部分もあったかもしれませんが、何度か見返して、WordPressの構築をしていきましょう!