【100%転職できる!?】プログラミングスクールの転職保証の実態を解説!

こんにちは。

元IT業界転職エージェントの渡辺です。

今回は転職保証付きのプログラミングスクールに関して解説していきます。

プログラミングスクールの多くは、卒業後の就職支援も行っており、転職保証を謳っているスクールも少なくありません。

ただ、未経験なのに転職保証ってちょっと信じられないと感じる方も少なくないでしょう。

そこで記事では、プログラミングスクールの実態と転職保証に関して解説していきます。

プログラミングスクールとは

まずはプログラミングスクールとはどのようなものか説明していきます。

プログラミングスクールの現状

現在プログラミングスクールと言うと、未経験の方を対象にして、転職を前提にしたスクールがほとんどです。

長くても3ヶ月程度の短期集中型が多く、働きながら通うのではなく、会社をやめてから通うことになります。

平日夜間や土日のみで働きながら通えるスクールもありますが、数は圧倒的に少ないです。

費用の相場ですが、無料のものから50万円を超えるスクールまで幅広い為、無料と有料に分けてもう少し説明します。

無料プログラミングスクール

無料のプログラミングスクールも最近では多くあります。

無料と聞くと逆に怪しく感じられますが、スクール生が就職した企業からお金をもらうことで成り立っています。

決して詐欺ではないので安心してください。

無料のプログラミングスクールは、生徒が就職しないと売上になりませんので、就職させることを最も優先させます。

その為、期間は1ヶ月~3ヶ月と比較的短く、プログラミングの力を伸ばすというよりは、面接指導等も行い、決まるまで何十社も面接を受けさせて就職を支援するスタイルです。

プログラミング力の向上や、大手企業への就職は期待できませんが、完全無料でエンジニアになれるというメリットは大きいです。

有料プログラミングスクール

有料のプログラミングスクールも無料のスクールと同様に転職を前提としており、転職支援も行っているところがほとんどです。

無料プログラミングスクールとの大きな違いは、プログラミング学習に力を入れていることです。

無料スクールの場合、就職が決まった時点でスクールからの卒業となりますが、有料のスクールであれば、平均3ヶ月程度のカリキュラムをしっかりと受けた上での就職活動となります。

その為、期間としては学習期間3ヶ月+就職活動1ヶ月程度となっているスクールが多いです。

有料プログラミングスクールであれば、ある程度基礎固めが出来た状態でエンジニアになれるというメリットがあります。

プログラミングスクールの転職保証とは

多くのプログラミングスクールが転職支援を行っていることは説明した通りですが、プログラミングスクールには転職保証を謳っているスクールがあります。

このプログラミングスクールの転職保証とは何かを解説していきます。

転職保証の内容

プログラミングスクールの転職保証とは、簡単に言うと、就職できなかった場合には、授業料を全額返金しますよ。というものです。

つまり、転職保証が存在するのは、有料のプログラミングスクールのみとなります。

もちろん、転職保証制度を利用して全額返金してもらうには、いくつかの条件があります。

具体的には、年齢制限、カリキュラムをすべてこなしているか、転職指導を受けているか等です。

年齢制限は30歳が基準になっているスクールが多いです。

転職保証の実態

では、実際のところこの転職保証制度は、機能しているのか解説していきます。

結論から言うと、このプログラミングスクールの転職保証を利用している人は、ほぼいないです。

これは、マイナスな意味ではなく、転職保証を謳っている大手プログラミングスクールであれば、転職成功率が100%近いからです。

プログラミングスクールは太いパイプを持った企業を持っており、ほとんどの人を転職成功させています。

就職できなかった数%の人は、スクールのカリキュラムの途中でドロップアウトした人がほとんどです。

逆に言うと、就職させられる自信があるので、50万円の受講料を返金する転職保証制度を設けているのです。

転職保証のメリット

転職保証のメリットは、万が一うまく就職できなかった場合に高額な受講料を返してもらえることです。

ただし、返金にはそれなりの条件がありますので、必ずしも返金が保証されているわけではない事を覚えておきましょう。

転職保証のデメリット

転職保証のデメリットは転職保証を行っているスクールのほとんどが高価な授業料がかかることです。

また、スクール側としては、転職保証制度を使わせたくないので、無理やりにでも就職先を決めようとすることも考えられます。

上述の通り、そもそも年齢制限的に対象にならない方には使えないということも転職保証のデメリットと言えます。

転職保証付きプログラミングスクール

それでは、代表的な転職保証付きのプログラミングスクールを紹介していきます。

どこも大手で非常にたくさんの実績があります。ただし、こういったプログラミングスクールはかなり受講料が高いです。

DMM WEBCAMP

受講料が60万円程度と高価なコースが基本となっています。

転職保証の内容としては、30歳未満の方が規定の条件を満たした場合、受講料の全額返金となっています。

細かな条件は直接ご確認いただくのが確実ですが、真面目に授業を受けて、転職活動にも取り組んだ上で、一定期間内に就職が決まらなかった場合とのことです。

TechAcademy

TechAcademyの転職保証は、30歳以下かつ東京で就職を希望する方のみを対象にしております。

もちろん、転職保証を受けるには、カリキュラムを規定期間内にこなし、転職活動もスクールの指導に基づき行う必要があります。

テックキャンプ

テックキャンプの場合、転職支援が受けられるのが、40歳未満と他のスクールよりも年齢制限が緩いです。

転職保証に関しては、転職支援を受ける条件を満たした上で、カリキュラムを完璧にこなし、転職支援の指導にも従った上で、半年間内定が得られなかった場合に適用となります。

スキルを身に着けたいなら転職保証付きスクールはNG

転職保証付きのプログラミングスクールは、かなりの高確率で「とりあえず転職できる」ことは分かりましたが、その費用に見合うスキルが身につくかといっら、答えはNOです。

やはり、プログラミングのスキルをしっかりと身に着け、その上でエンジニアとして転職するという事が、その後のキャリアプランにとってもベストな選択です。

幸せなエンジニア転職を望むのであれば、無料・有料にかかわらず転職保証付きのスクールに行くことはおすすめしません。スキルが身に付き、その後の転職活動も支援してくれるスクールを検討するのが良いでしょう。

まとめ

いかがでしたか?今回は、転職保証付きプログラミングスクールに関して解説していきました。
転職保証付きスクールはあまりおすすめでないという事が理解できたのではないでしょうか。

実は多くの方が、プログラミングスクール経由でエンジニアに転職されています。

途中で挫折しないように自分の中での覚悟は必要ですが、エンジニアに転職することは難しくありません。

エンジニアに興味のある方は、プログラミングスクールに通うことも選択肢にいれて検討してみてください。

 

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