【初心者必見】アプリ開発におすすめの言語を紹介

Webアプリ

Webアプリとは、インターネット（Web）経由で利用するアプリケーションのことをいいます。YouTubeやGmailもWebアプリケーションの一種です。また、AmazonなどのECサイトやTwitterなどのSNSアプリも全てWebアプリに該当します。

このように、インターネット上で動作するアプリがWebアプリに分類されます。

スマホアプリ

スマホアプリは、iOSやAndroidといったスマートフォン向けのアプリを指します。ガラパゴスケータイが主流だったころは、ガラケー向けに提供されるゲームはブラウザ経由で利用するのが主流でした。

一方、スマホアプリが主流になってからは、iOSの場合はApp Store、AndroidはGoogle Play経由でアプリをダウンロードしてプレイするのが主流になりました。

端末にインストールするため、写真アプリやゲームはネット環境が無くてもプレイできて、動作が速いのも特徴の一つです。また、デバイス自体が持つ通知機能や位置情報などを使った機能を簡単に実装できるのもスマホアプリのメリットです。

 ハイブリッドアプリ

ハイブリッドアプリは、今までに紹介したWebアプリとスマホアプリの良いところを組み合わせたアプリです。ブラウザでも、端末にインストールしても使用することができます。

例えば、GmailやGoogle Mapsなどはインターネット上でも、アプリとしても使用できます。食べログやAmazonもアプリとインターネット上どちらでも使用可能です。

最近では、そういったハイブリッドアプリの開発が一般的になっていますが、スマホアプリに比べて動作が遅いことや、複雑なアプリには向かないといったデメリットもあります。

アプリ開発に必要な言語

さきほど紹介した「Webアプリ」「スマホアプリ」「ハイブリッドアプリ」の3つの種類に沿って、アプリ開発に必要な言語を紹介していきます。

Webアプリに必要な言語

Ruby(ルビー)

Rubyは、わずかなコードで多くの機能が実現できることが最大の魅力です。プログラミングの自由度も非常に高いので、初心者から上級者まで高い人気があります。
また日本語の情報が多く、使い勝手の良さがいいことから、習得難易度が低い言語といえます。

PHP

PHPは、WebサービスやWebアプリ開発で使用されるプログラミング言語で、国内でも人気のある言語です。そのため、ネット上にも情報が多く、わからないことがあってもすぐに調べられます。HTMLに埋め込んで使うことができたり、初心者でも比較的簡単に動作確認ができたりと動きのあるWebページが作れるようになっています。

スマホアプリに必要な言語

Java

Androidアプリ作成時の定番であり、アプリを作る際のサンプルやライブラリも多く公開されています。さらに、オンラインの無料講座や情報サイトも多く、さまざまなアプリ作成方法を解説した書籍も多数発売されています。IDE（アイディーイー）といった、開発に必要なものが全部詰まった総合開発環境を使用することで、初心者でも簡単に始められます。

Kotlin（コトリン）

Kotlin（コトリン）もAndroidアプリ開発向けの言語です。2017年にAndroidの公式開発言語として追加されたことがきっかけで知名度が上がりました。

今までAndroidアプリは、ほとんどJavaが採用されていましたがJavaよりコードが書きやすく、安全性の高さなどから、Androidアプリ開発現場ではKotlinが使用されるようになってきています。

Swift(スゥイフト)

Swiftとは、Apple社が2014年に発表した新しいプログラミング言語です。iPhoneやMacなどのApple製品のアプリをはじめ、Webアプリケーションまで開発することができます。今までMac環境でしか動作しなかったのですが、最近ではWindows環境でも動作するようにバージョンアップされました。

ハイブリッドアプリに必要な言語

ハイブリットアプリはWebアプリをベースとしているので、主にHTML/CSSやJavaScriptなどの言語を使用します。必要な知識は以下の通りです。

開発に必要なツール

次にスマホアプリを開発するのに必要なツールをみていきます。Androidアプリの開発にはAndroid Studio、iOSの開発にはXCodeが必要になります。

Android Studio

先ほど紹介したKotlinを開発したJetBrains社のIDE（システム開発に便利なソフトウェア）を、GoogleがAndroid用に直したAndroid開発専用のIDEです。Android StudioはAndroidスマホの※エミュレーターを簡単にインストールできるようになっているので、これ一つで出来ないことはありません。

XCode

XCodeはApple社が開発・提供しているiOSアプリ開発用のツールです。アプリを構成しているファイルを動かすことができます。

XCodeは内部にiPhoneやiPadなどiOS製品の※エミュレーターを持っているので、XCodeがないとiOSアプリの開発ができません。アップルストアから取得できて、iOSアプリ開発にはMacが必須です。

※エミュレータ:コンピュータや機械の模倣装置あるいは模倣ソフトウェアのこと。簡単にいうと、スマホやPCで3DSやPSをしたりできる装置。

初学者がアプリ開発を学ぶ方法

初学者でも自宅に開発環境を整えることで、スマホアプリを開発できます。スマホアプリを開発するには「パソコン」「プログラミング言語」「開発支援ツール」の3つが必要になります。

書籍や学習サイトでも学ぶ方法はありますが、スマホアプリの開発はWebアプリ開発よりも情報量が少ないため、スマホアプリ開発ができるプログラミングスクールに通うことをおすすめします。

まとめ

今回はおすすめの言語から開発に必要なツールまでご紹介しました。アプリ開発をする場合は、まず初めにどんなアプリを作りたいのか、ざっくりとしたイメージを決めてから言語を選択するようにしましょう。

一つのプログラミング言語でアプリ開発ができれば、他のプログラミング言語も習得しやすくなりますよ。ご一読いただき、ありがとうございました。この記事が今後の学習に役立つと幸いです。