どうも、ガルシュアです。
「プログラミングに挑戦したいけれど、何から手をつけたらいいか分からない。」
「なるべく楽しんでプログラミングを学びたい。」
「プログラミングロボットって子供向けのイメージだけど大人でも楽しめる?」
こんな悩みを抱えていませんか。
昨今のITブームで大人から子供までプログラミングを学ぶ方が増えています。
特に子供向けのプログラミング教育だとロボットの活用が注目を集めていますが、大人がやるメリットは見えにくいかもしれません。
結論から言うと、大人こそロボットプログラミングに挑戦してほしいです。
ここでは、大人がロボットプログラミングを学ぶメリットとデメリット、おすすめのプログラミングロボット等について解説しています。
ぜひ最後まで読んで下さい。
目次
大人にロボットプログラミングをおすすめする理由4つ
小学校のプログラミングが必修化され、子供が飽きない工夫をするためにロボットを活用した授業もあります。そのイメージゆえに大人がプログラミングロボットで勉強するのは幼稚と思われている人も大勢いるでしょう。
しかし、大人がプログラミングを学ぶならロボットは最高の教材と言えます。
ここでは、大人がロボットでプログラミングを勉強するメリットを4つ解説します。
- 楽しみながら学べる
- お金がかからない
- IT製品に詳しくなる
- デバイスの操作に慣れる
楽しみながら学べる
ロボットを使うと楽しみながらプログラミングを学べるのが最大のメリットです。なぜなら、自分が書いたプログラミングの通りにロボットが動いてくれるからです。
私も大学時代に演習でライントレースロボットを実装しましたが、コマンド通りに走ってくれたときはけっこう感動しました。
通常のプログラミング教材では全てパソコンの中だけで完結するので、面白さを感じにくいと思います。
プログラミングは面白くなかったら挫折する可能性が高いです。遊び感覚でプログラミングを学べるロボットはモチベーションを保ちやすいでしょう。
お金がかからない
プログラミングロボットは安上がりな教材としてのメリットを持っています。市販のプログラミングロボットは子供向けに作られているので、値段が数千円~数万円程度。
もしプログラミングスクールなら高いところだと受講料が年間50万円かかるケースもあります。
なるべくお金をかけずに勉強したいけれど、挫折のリスクも抑えたいなら、プログラミングロボットはメリットが大きいですね。
IT製品に詳しくなる
ロボットでプログラミングを勉強すると、IT製品に詳しくなります。なぜなら、プログラミングを実装するのはパソコンだけではないからです。例えば以下のようなデバイスでもプログラミングができます。
- ipad
- スマートフォン
- ボードコンピューター
もちろんデバイス毎に使い勝手も変わってくるので、各製品の中身もある程度勉強しなくてはいけません。ロボットプログラミングは身近なIT製品の知識を深めるのに最適と言えます。
デバイスの操作に慣れる
IT製品に詳しくなるメリットと少し被りますが、パソコンなどのデバイスの操作に慣れるのも大人の方にとってメリットです。なぜなら、ロボットは通常のプログラミング教材と違って工程が長いからです。
一般的に、ロボットをイチから実装しようと思った以下の工程を踏まなくてはいけません。
- ロボットを組み立てる
- パソコンとロボットを同期させる
- プログラムを記述
- ロボットの付属品を付け替えて再度コーディング
ロボットを組み立てる際にはモーターやセンサーなどの知識も身につきますし、ipadやスマートフォンで実装するなら各製品の操作にも詳しくなるでしょう。
プログラミングに加えて身近なデバイスの操作に慣れるのも、プログラミングロボットのメリットです。
【意外な落とし穴?】大人がロボットでプログラミングを学ぶデメリット2つ
大人がロボットでプログラミングを勉強するメリットは何となく分かってもらえたかもしれません。しかし、ロボットプログラミングは通常の教材にはないデメリットもあります。
ここでは大人がロボットでプログラミングを学ぶデメリットを3つ紹介します。
- 飽きやすい
- ロボットの組立に苦労する
- スペースを取られる
飽きやすい
ロボットプログラミングは楽しみながら学べるのがメリットと述べましたが、難易度によってはすぐ飽きてしまいます。
特に小学校低学年向けのようなおもちゃロボットだと飽きるケースが多いです。言語もビジュアル言語で、コードをドラッグして順番を並べ替えるだけの簡素なもの。
最初は面白いくらい自分の思い通りに動くので楽しいのですが、2,3日もしないうちに飽きてしまいます。ロボットはあくまでも手段なのに、カンタンすぎて何も成長しなかったでは意味がありません。
選ぶロボットによっては飽きやすいのは、プログラミングロボットのデメリットと言えるでしょう。
ロボットの組立に苦労する
機械に不慣れな方だと、ロボットの組立に苦労するかもしれません。私も不器用な方なので、ロボットプログラミングをする際に一番苦労したのが組立です。
センサーの取付け位置は不自然だし、完成したつもりが部品が余ったことなどしょっちゅう。
機械いじりに慣れていないと、組立に手間を取られるのはデメリットかもしれません。
スペースを取られる
ロボットプログラミングにはまりすぎると、スペースを取られます。
一般的に、ずっと同じロボットでプログラミングを学ぶのは稀です。同じロボットで一通りスキルを磨いたら、また別の高レベルなロボットにチャレンジする方もいるでしょう。しかし、次から次へと新しいロボットに挑戦したら、家はロボットであふれかえってしまいます。
もちろん、趣味として極めるなら問題ありません。しかし、純粋にプログラミングを学び続けるなら、ロボットプログラミングはどこかの時点で卒業したほうがいいでしょう。
大人におすすめのプログラミングロボットの特徴3つ
「プログラミングロボットで勉強したくなったけど数が多すぎる。」
「お金をムダにしたくないし、どんなプログラミングロボットが大人におすすめか知りたい。」
こんな悩みを抱えている方に、大人におすすめのプログラミングロボットの特徴を3つ紹介します。子供におすすめするロボットとは選定基準が変わるので、じっくり読んで下さい。
- 実践的な言語で実装できる
- 組立がカンタン
- 子供と一緒に楽しめるロボット
実践的な言語で実装できる
ロボットを選ぶ際は実践的な言語で動かせるか見てください。なぜなら、特定のロボットでしか使えない言語だと他のプログラミングで応用が利かないからです。
実践的な言語とは以下のような実務で使う言語です。
- Python
- Java
- C
- Ruby
- C#
できれば、複数の言語で実装可能なロボットを選ぶとスキルが磨きやすくなります。
組立がカンタン
組立がカンタンなロボットを選ぶのも重要です。
くどいようですが、本来の目的はプログラミングスキルを身につけることであって、ロボット組立ではありません。
ロボットの組立が複雑で時間を取られるのは本末転倒と言えるでしょう。最初はレゴブロックなど比較的作るのがカンタンなロボットを選びましょう。
子供と一緒に楽しめるロボット
お子さんがおられるのでしたら、子供と一緒に楽しめそうなロボットを選びましょう。
大人1人で孤独にやるのも悪くはありませんが、家族でロボットプログラミングをやると楽しさは倍増しです。
私の会社の先輩でも、子供さんがプログラミングを習いたいと言ってロボットを購入したのですが、先輩も見ているうちにハマったそうです。
ただ、あまりに低学年かレベルが高いモノだと、どちらかが飽きてしまいます。小学校高学年レベルのロボットが大人子供両方楽しむのにちょうどいいかと思われます。
【人気あり!】大人におすすめのプログラミングロボット3選
大人にプログラミングロボットがおすすめな理由は分かったけれど、どのロボットを選べばいいか分からないですよね。
アマゾンで探しても膨大な数のロボットがあり、どれがいいか分からないからと片っ端から買うわけにもいきません。
ここでは、大人におすすめのプログラミングロボットを3つ厳選しました。どれも人気の商品なので、ぜひご検討下さい。
- マインドストームEV3
- mBot
- Qumcum
マインドストームEV3
(引用:Amazon)
ロボットプログラミングで定番のマインドストームEV3は楽しみながらスキルアップできます。なぜならCやJavaなど複数の記述式プログラミングで実装できるからです。
私が初めて使ったプログラミングロボットもマインドストームEV3でした。組立もカンタンで習ったC言語をそのまま使えるので、かなりスキルが上がりました。
センサーを使ったライントレースもできる等、遊び感覚で実装できるのも大人におすすめできる点の一つです。
一般教材でCやJavaを学んだけれど、もっと達成感のあるプログラミングをしたい方にマインドストームEV3はおすすめと言えるでしょう。
mBot
(引用:Amazon)
mBotは親子でプログラミングを学ぶにおすすめのロボットです。マインドストームと同じくライントレース型の走行ロボットですが、Androidアプリで実装できるのが主な特徴です。
言語は記述式ではなくビジュアルプログラミングですが、記述式言語で実装する前のワンクッションでmBotはおすすめと言えるでしょう。
Qumcum(クムクム)
(引用:Amazon)
クムクムは、プログラミング学習者向けに日本の企業が開発した二足歩行ロボットです。
対応言語もPythonやCで、障害物検知装置やマイクも搭載されているなど、かなり本格的なプログラミングができます。
うまく実装できないと障害物にぶつかったり、転んだりしてしまう側面はありますが、試行錯誤ができるロボットとしてはうってつけです。もちろん、自分の思い通りに動いてくれたときの感動は格別。
Pythonなど今流行の言語でロボットプログラミングを極めたい方なら、クムクムは最高の教材と言えます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
プログラミングロボットと聞くと、子供用と言うイメージが強いかもしれません。しかし、大人こそロボットを活用してプログラミングを勉強すれば楽しくスキルアップできます。
ここで紹介したおすすめのプログラミングロボットも活用して、楽しくスキルを身につけましょう。