MySQLとは?データベースについてプログラミング初心者向けに解説!

「MySQLって何のこと?」
「プログラミングにどう関わるの?」

このように、プログラミング学習を始めた方であれば「MySQL」について、まだどのようなものか知らない方も多いのではないでしょうか。

MySQLはデータを管理するために必要なもので、プログラミングとは密接に関わりを持っているのもです。これからのプログラミング学習をスムーズに進めていくためにも、ぜひ知識を取り入れていきましょう!

MySQLとは何か

MySQLとは何か

それでは早速、「MySQL」についてご説明していきます。
プログラミング学習を進める上で何度か利用する機会があると思いますので、この機会にしっかりと覚えておきましょう。

MySQLはデータベース管理システム

MySQLとは、一言でいえば世界で一番使用されている「データベース管理システム」のことです。

大量のデータを管理し、高速で扱うことができるようとても便利な機能が備わっています。
初心者にとっても導入しやすく扱いやすいため、人気の高いデータベース管理システムと言えるでしょう。

そもそもデータベースという単語自体に抵抗がある方も多いとは思いますが、データベースは複数で共有したり利用するために、検索や編集しやすいように整理されたデータの集まりです。MySQLに限らずデータベースとは、「WordPress」のようなシステムでほぼ確実に使用されるものなので、プログラミング学習では欠かせません。

MySQLの特徴とは

いくつかデータベースはありますが、なぜMySQLが世界的に利用されているのでしょうか。それにはきちんと理由があります。

MySQLが利用されている背景、特徴は以下の通りです。

  • WordPressのようなCMSの発展
  • オープンソース(無償)で利用可能
  • Windows、macOS、Linuxなどで利用可能
  • 膨大なデータを取り扱うことができる
  • オラクル社という巨大企業が開発・運用
  • 初心者でも比較的簡単に導入、操作可能
  • phpMyAdmin、MySQL Workbenchなどの管理ツールが充実

以上のことから、MySQLは世界的にも多く利用されていると言えるでしょう。

MySQLとSQLの違い

MySQL」と「SQL」を同一のものと勘違いする方も多いですが、全く別のものです。
よく違いがわからない方も多いとは思いますが、大まかに違いを説明すると以下の通りとなります。

  • MySQL:データベース管理システム
  • SQL:データベースを管理する「データベース言語」

この違いをきちんと理解しておきましょう。

SQLを習得することで様々な種類のデータベースを操作することができるため、JavaやPHPなどのウェブサービスに利用されるプログラミング言語と一緒に習得しておくことで、より深く理解度を高めることができるのです。

MySQLを学習するメリットについて

MySQLを学習するメリットについて

  • 実務ですぐに使える
  • Webアプリケーションの理解度が深まる
  • データ保護
  • セキュリティ技術

MySQLを学習することで、上記のようなメリットがあります。
プログラミング学習をする際にMySQLの学習もすることで、より一層理解度が高くなるため学習していきましょう。

実務ですぐに使える

MySQLは仕事の場でも多く活用されており、管理ツールが充実しているため実務で活用しやすいのが特徴。

サーバー構築には「LAMP環境」というものが採用されているのですが、MySQLの使い方を学習しておくことでこの環境知識も身につき、仕事獲得につながります。

LAMP環境とは以下の通りに構されています。

  • L:「Linux」
  • A:「Apache」
  • M:「MySQL」
  • P:「PHP」

Webアプリケーションの理解度が深まる

Webアプリケーションが動く仕組みは、データベースがあってこそです。データベース管理システムを使わないWebアプリはほとんどないため、MySQLを学習することでWebアプリケーションの理解度が深まるのです。

Webアプリケーションではどのようにデータを扱い活用していくのか、一連の流れを理解できることはプログラミング学習でとても大きなメリットだと言えます。

データ保護

MySQLを活用する目的として、データの保護性能が優秀だからというメリットがあります。

MySQLはデータの一貫性を保つため、一連の処理が完了するまでデータを変更できないようにする機能があり、これを「トランザクション」と言います。これによりもし仮に作業中に何かしらのトラブルが起きた場合、一連の処理を全て破棄してデータの相違が出ないようになります。

どのような場面で活用できるかと言うと、例えば金融機関などのデータの相違が大問題となる場面で活躍します。

セキュリティ技術

MySQLは高いセキュリティ技術でデータが保護されており、データベースの認証時に正規のユーザーだけがデータベースサーバにアクセスできるように制御できたり、ユーザーによるデータベースサーバへのアクセスを、クライアントマシン単位でブロックするといった制御も行えます。

重要かつ膨大なデータを取り扱う機会が多いため、セキュリティ面は注意しなければいいけません。

MySQLであればデータベースへのアクセス制御や、安全な接続を保証する「SSH」や「SSL」といったセキュリティ技術がサポートされており、データ暗号機能も用意されているため安心して利用ができますね。

データベース言語「SQL」について

データベース言語「SQL」について

MySQlとSQLの違いについては前述しましたね、
ここからは、データベース言語である「SQL」について詳しくご紹介していきます。

SQLを使いどのようにデータベースに命令を送るのか

一般的なプログラミング言語は、一方的にコンピュータに命令を送る形式となっています。しかしデータベース言語であるSQLの特徴として、それが命令が対話方式になると言うことです。

例えばデータ項目を指定して取得する「SELECT構文」と条件を指定する「WHERE句」を使った命令を参考にしてみます。この場合の命令文は「SELECT+対象範囲+WHERE+条件式」という形で表され、基本的には一行で完結します。

SELECT 文はテーブルに格納されているデータを取得する際に使うのですが、基本は下記のように記述します。

SQLによる命令に対してデータベースからの反応がありますが、これを繰り返して対話形式でコンピュータに命令を送るといったイメージになります。

一方で、一般のプログラミング言語は、一方的にコンピュータに命令を送ると前述しましたね。例えばRubyの場合、下記のように記述します。

このように、プログラムが終わるまで一方的にコンピュータに命令を送ることとなるのです。

データベースはどんな用途で使用されるか

MySQLはデータベース管理システムですが、ではデータベースとはどのような用途で使用されるのでしょうか。プログラミング学習を始めたばかりの方では、なかなかイメージが難しいかと思います。

データベースは、システムやアプリケーションから見た時のデータの参照先になります。私たちの日常でも、辞書などを使い情報を集めたり情報を記録する場面があるかと思いますが、そのようなイメージです。

また、データを収集して記録するだけではなく分析などをするために、活用しやすいように整理する役割も重要となります。MySQLの他にもデータベース管理システムはありますが、データベースによってそれぞれ強みが異なります。

セキュリティ対策に強いものや、データ形式の制約がないものなど様々です。

まとめ

いかがでしたか?

この記事では、「MySQL」について解説させていただきました。
データベースの仕組みなど、この記事できちんと理解していただけたらと思います。

プログラミング学習で、データベースについての知識は身につけた方がメリットが大きいため、今後さらに知識を集めていきましょう!

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