- プログラミングを学んだら何ができるようになるの?
- どうやってプログラミングを学べばいいかわからない!
- どのプログラミング言語から始めるべき?
プログラミングを始める前に、こういった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、
・プログラミングでできるようになること
・プログラミング学習の始め方・進め方
・プログラミング言語の選び方
をご紹介します。
プログラミングを始めたいと考えている初心者の方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
プログラミングとは?何ができるの?
プログラミングとは、「コンピュータにやってほしい仕事」を「コンピュータにわかる言語」で書いて指示を与えることです。
人間に仕事をお願いするときは、「この画像を表示して!」「この画面を切り替えて!」など普段使っている言葉で伝えられますが、コンピュータはその言葉が理解できません。
コンピュータに理解してもらうために、JavaScriptやPHPなどいわゆるプログラミング言語で、指示を与える必要があるのです。
プログラミングの技術を使うと、
・LINE、Twitter、Facebookのようなアプリ
・あらゆる機種のゲーム
・ロボットやシステム
など、普段の生活に欠かせないものや、暮らしを豊かにするツールを開発することができます。
もはや、現代社会では欠かせない存在になっているのがプログラミング技術と言えるでしょう。
プログラミングを始めるのに必要なもの3つ
まずはパソコンを用意する
プログラミングを始めるのにまず必要なものは、パソコンです。
WindowsとMacがありますが、シンプルで直感的な操作で動かせるMacがおすすめです。
エンジニアの現場で多く使われているのもMacのため、Macでの基本操作を覚える意味でもおすすめです。
また、iPhone向けのスマホアプリを作りたいのであれば、Macは必須です。
1日30分でも毎日継続する
1日にたったの30分であっても、毎日継続することが大事です。何日も間が空いてしまうと、どんどん内容を忘れてしまいます。
1日やらないと、「今日はできなかった。また明日やろう」「今日もできなかった。また明日でいいや」が積み重なっていき、最終的にプログラミングを学ぶこと自体がどうでもよくなってしまいます。
プログラミングを学ぶ目標を決める
継続するために絶対に必要なことは、目標を設定することです。
自分が何のためにプログラミングを学ぶのか、学んだ先にどうなりたいのかをあらかじめ明確にしておきましょう。
目標が定まっていないとどこへ向かって進めばいいのかわからなくなり、継続していくのも難しくなってしまいます。
学ぶプログラミング言語を決めるポイント2つ
一口にプログラミングと言っても、HTML・CSS・JavaScript・Pearl・Python・PHP・Ruby…など、たくさん言語があります。
初めてプログラミングを学習する場合、どれから学べばいいのか迷ってしまいますよね。
そこでどのプログラミング言語から始めるべきか、プログラミング言語を選ぶポイントを目的別にご紹介します。
作りたいものから選んでみる
プログラミングを学んだ結果、「自分が何を作れるようになりたいか」で選んでみましょう。
Webサイトを制作したい!
→HTML・CSS・JavaScript
「自分でWebサイトを作りたい!」という方はHTML・CSS・JavaScriptを学習しましょう。
HTML・CSSはWebサイトの見た目を作るための技術で、正確にはプログラミング言語ではありません。
ですが、学習難易度も低く、プログラミング初心者の方におすすめです。
JavaScriptはWebサイトに動きをつけることができます。
Webサイトのトップページのスライドショーや触れると動き出すアニメーションなど、多くの場合JavaScriptが使用されています。
Webアプリを作りたい!
→Ruby・PHP・Python
Webサイト制作から一歩進んで「Webアプリを作りたい!」という方は、Ruby・PHP・Pythonを学習しましょう。
RubyはTwitter、PHPはFacebook、PythonはInstagramと、どれも代表的なSNSサービスの開発に使用されている言語です。
中でもRubyは日本人が開発したため、公式の日本語リファレンスが豊富で初心者にも理解しやすい言語です。
どれもプログラミング初心者に易しく、簡単なプログラムであれば短時間で構築できます。
iOsアプリを作りたい!
→Swift
「iOsアプリを作ってみたい!」という方はSwiftを学習してみましょう。
「モダン・安全・高速・インタラクティブ」をコンセプトにした言語であり、シンプルなコードが初心者にも理解しやすくおすすめです。
2014年にできたばかりの言語で、iPhoneやiPad向けのアプリの開発には必須といえるでしょう。
Androidアプリを作りたい!
→Java
「Androidアプリを作りたい!」という方におすすめなのはJavaです。
JavaはもともとWebページ上での使用を想定して開発された言語でした。
ですが、あらゆるOS上でも動かせるという特徴のため、今ではAndroidアプリの開発などさまざまな場面で使用されています。
ただし学習難易度は高いため、初心者がいきなり始めるには難しい言語と言えます。
ゲームを開発したい!
→C#・Unity
「ゲームを開発したい!」という方は、C#とUnityを始めてみましょう。
C#はゲーム開発で主流のプログラミング言語ですが、Javaと同様に初心者にはハードルが高い言語です。
Unityはゲームを開発する上で欠かせないゲームエンジンのことです。2Dゲーム・3Dゲームともに作成することができ、VRアプリケーションの開発も可能です。
なりたい職業から選んでみる
実は同じエンジニアでも仕事内容で細かく分かれており、必要とされる言語も異なってきます。そこで、職業別に必要となる言語をご紹介します。
WEBエンジニア
WEBサイトを作るエンジニアのことです。通販サイトやSNS、各種申し込みサイトなど、様々なWebサイトを作る仕事をしています。
必要言語:HTML・CSS・PHP・JavaScript・Ruby・Java・Linuxなど
スマホアプリエンジニア
スマホのアプリを開発するエンジニアのことです。iPhoneアプリであればSwift、AndroidアプリであればJavaやRuby・C言語などが必要になります。
必要言語:Java・JavaScript・C#・Objective-C・Swift・Visual Basicなど
ゲームエンジニア
ゲームを開発するエンジニアのことです。様々な機種のゲームがありますが、キャラクターの動きを作ったり音楽を流したりと、その全てはプログラミングで行なっています。
必要言語:C++・C#・JavaScript・Swift・Ruby・Luaなど
組み込み系エンジニア
電子レンジやデジカメ、エアコンや掃除機など、様々な電子機器にプログラムを組み込む仕事をします。プログラミングのスキル以外に、ハードウェアの知識も必要となってきます。
必要言語:Java・C#・C++など
業務系エンジニア
経理システムや在庫管理システムなど、業務に関わるシステムを扱うエンジニアです。企業に所属している業務系エンジニアは、開発というよりもメンテナンスを主な業務としています。
必要言語:Java・VB・C#・JavaScriptなど
プログラミングを学ぶ目標・目的を設定しよう
プログラミングを始める前に、自分は何のために学習するのか・ゴールはどこなのかを明確にしましょう。
目標を定かにすることで、自分が何から始めるべきか・どの言語を学ぶべきかなど、これから進むべき道もはっきりとしてきます。
副業として月に5万円稼ぎたい
例えば、現在の職業と並行し副業として「月に5万円稼ぎたい」という場合もあるかもしれません。
その場合、HTML・CSS・JavaScript・PHPなど、学習難易度が低く手軽にWebサイトやWebアプリが作れる言語から学習を始めるのがいいでしょう。
エンジニアに転職したい
「今の職業をやめて、ゆくゆくはエンジニアに転職したい」という場合もあるでしょう。
その場合、自分が目指す職業に必要な言語を学ぶのが必須となります。
モチベーションが保てない!継続するコツは?
いざプログラミングを始めてみると、あまりの難しさに挫折しそうになることがあるかもしれません。
言語によって難易度に差があるとはいえ、初めてプログラミングを学ぶのであれば必ずどこかでつまずきます。
学習前にはあんなにあったモチベーションも、だんだん維持できなくなることだってあります。
そんな時にどうすればいいか?解決方法をまとめました。
Twitterでプログラミングの学習状況をつぶやく
Twitterは気軽に他人とつながれるツールです。
ブログのように設置する手間がなく、短い文章を投稿するだけ。
アカウントを登録すれば、いつでも手軽に始められます。
また、「いいね!」機能で他人からの反応がもらえるため、モチベーションにもつながりやすいです。
ハッシュタグやリツイートなどTwitterの機能を利用すれば、より多くの人と繋がれるでしょう。
プログラミングを学ぶコミュニティを探す
プログラミングの需要が高まっている現在、多くのプログラミングの勉強会やセミナーが開催されています。
中にはプログラミング初心者向けのものもあり、自分と同じ学習レベルの仲間と出会うこともできるでしょう。
勉強会をきっかけに、情報を共有したり、意見を交換できる仲間や先輩が増えるかもしれません。
ブログを書いて情報を発信する
Twitterじゃ書ききれない、まとまった文章を投稿するにはブログがいいでしょう。
プログラミングを学習する上で、自分がつまずいたことや知りたかったことをブログで公開すれば、同じように困っている誰かの助けになるかもしれません。
ブログを見た人からコメントがもらえたり、ブログへアクセスが集まれば、大きなモチベーションとなるでしょう。
また、ブログは書き続けることで一つの資産になります。
広告やアフィリエイトを設置すれば、自分の収入になるという利点もあります。
独学でプログラミングに挑戦する
まずは独学でプログラミングにチャレンジしてみよう!という方に、入門書としておすすめの本や、学習中に役立つWebサイトをご紹介します。
プログラミング独学におすすめの本3選
Webとプログラミングのきほんのきほん
初めてWebプログラミングを学ぶという方におすすめの本です。
PHPとJavaScriptを例にしながら、プログラミングの基本部分について詳しく解説されています。
他のプログラミング言語にも共通する根幹の仕組みを理解することができるので、新しい言語を学ぶ時にも短時間で習得することができるでしょう。
1冊ですべて身につくHTML&CSSとWebデザイン入門講座
Webサイト制作に必要なHTML・CSSの知識が、ゼロから体系的に学べる内容になっています。
レスポンシブ・Flexbox・CSSグリッドなど、最新の技術も掲載されています。
手を動かしながら学べるので、これからWebサイトを作り始める初心者の最初の一冊としておすすめです。
スラスラ読める JavaScript ふりがなプログラミング
「ふりがなプログラミングシリーズ」のうちの一冊です。
「プログラムの読み方すべてにふりがなをふる」という手法で、プログラミングに馴染みがない初心者でもすんなりと理解できる内容になっています。
他にもJava・Phyton・PHP・Rubyのシリーズがあります。
プログラミング独学に役立つWebサイト2選
Qiita(キータ)
Qiitaは、プログラミングに関する情報や知識を記録し、共有できるサービスです。
プログラミングを学習しているとエラーが起きることが多々ありますが、こちらのサイトに解決策が掲載されていることもよくあります。
エラーが起きたり、何か困ったことがある時は、まずはQiitaで検索してみることをおすすめします。
stack overflow(スタックオーバーフロー)
stack overflowはプログラマー・エンジニア向けの質問サイトです。
どうしても自分で解決できない、Webサイトを検索してもわからない時は、stack overflowでプログラミングの先輩方に質問してみるといいでしょう。
独学が難しければプログラミングスクールに通ってみる
・独学で始めてみたけど、やっぱり難しい
・どういう順番で学べばいいかわからない
・仕事に使える技術が身についたかわからない
という時は、プログラミングスクールを利用して効率よく学習しましょう。
本で学習するよりはお金がかかりますが、圧倒的に短い時間で効率的にプログラミングを習得することができます。
まとめ
以上、プログラミング初心者の方にぜひ知っておいてほしいポイントとして、
・プログラミングでWebサイトやアプリ、ゲームなどが作れるようになる
・プログラミング学習の始め方、継続するコツ
・どのプログラミング言語から始めるべきか
をご紹介しました。
プログラミングに興味がある方・プログラミングを始めようと思っている方は、ぜひ今日からのプログラミング学習に役立ててみてください!