現代はインターネットが普及し情報が氾濫している時代です。そんな状況の中で、賢く生きるために必要なスキルが「情報収集力」です。
膨大な情報の中にはダミーの情報や、中には個人的な意図が含まれているものもあるでしょう。
今回はそんな情報の中から正しい情報を取り出して活用する
解説していきます。情報収集力を付けることで何が変わるのか、本当に身につけるべきスキルなのかなど、詳しく掘り下げていきます。
情報収集力とは
豊富な情報をまとめる能力のこと
まずは情報収集能力とは何かについて説明しておきます。
情報収集力とは膨大な情報源から豊富な情報を取り出し、それをまとめる能力のことを指します。この時情報源となるものは、幅拾く確かなものであることが前提です。
つまり情報収集力とは、情報を集めるだけでなくそれを整理していつでもアウトプットできる状態を指すのです。
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では情報収集力があることで何が変わるのでしょうか?メリットは以下の通りです。
・情報を無駄なく有効活用できる
・仕事や私生活の効率が上がる
・幅広い知識を持てる
・情報を常に最新のものに保てる
価値のある情報を効率よく取り出せる
情報収集力を身につけるうえで最大のメリットは、必要な情報だけを取り出せるという点です。情報が氾濫する中で、自分にとって必要でなおかつ価値がある情報だけを取捨選択できるので、時間を非常に有効活用できるのです。
また価値ある情報とは、当たり前に真実であることが前提。情報収集力を身につけることで、正しい情報を精査することもできます。
情報を無駄なく有効活用できる
先述しましたが情報収集力とは取得した情報をまとめておくことも含まれます。よって情報収集力によって、自分が持っている情報を適切に活用することが出来るのです。
情報を得ただけで整理できていなければ、必要だと思った時に使用できません。これではせっかく得た情報が無駄になってしまうのです。
仕事や私生活の効率が上がる
また情報を活用することで主に仕事の効率が上がります。情報は武器になります。より効率的な仕事の進め方を知っていたり、様々な業界の知識を獲得していることで、周囲の人間よりも常に効率的に動けるのです。
生活ではまさに「生活の知恵」というものが、この情報にあたります。
料理のレシピから、掃除の仕方、洗濯の仕方など、家事には情報が必須。全く家事の知識がない人間が初めて家事をするのと、何十年も家事をしてきた人間がするのとでは、家事完了までに何時間もの差ができるはずです。
幅広い知識を持てる
このメリットは見落としがちですが、情報収集力がある方は常に様々なジャンルにアンテナを張っています。
自分に関係がないから、興味がないからという理由で情報をシャットアウトせず、多くのことに興味を持って生きているのです。
稀に起こるのが、全く関連性がないと思っていた情報が意外なところで繋がったり、想定外で活用できてしまったという状況。情報の引き出しを増やしておくことで、より多くの事態に対処できるようになるのです。
情報を常に最新のものに保てる
情報は一点にとどまらず、常に更新し続けるものです。そのため情報収集力がある人は、情報更新を頻繁に行います。
例えばニュース1つでも、最初の報道からどう遷移したのか状況を逐一チェックしなければなりません。古い情報には誤りがある場合があるので、更新しない情報はどんどん情報としての価値が失われてしまうのです。
情報収集力がないとどうなる?
世間から取り残される
情報収集力がない人はまず世間から取り残されます。
例えば電話一つをとっても、固定電話、携帯電話、スマートフォンと数十年のうちに飛躍的な進化を遂げました。
比較的若い世代からすればこのような電話媒体の遷移には自然についていくことが出来ますが、年配の方からはついていくのに苦労しているという印象が強いですよね。
しかしスマートフォンを完璧に使いこなしている年配の方はたくさんいます。これが情報収集力のある人とそうでない人の違いです。
自分には難しいからと拒絶することなく、情報はどんどん取り入れるべきなのです。
自分の意見が持てない
また情報収集力がない人は自分の意見が持てません。これはTwitterやInstagramなどのSNSを例にとって考えてみましょう。
SNSで1つの投稿を見ると、それに対して少なからず感情や意見を抱くはずです。新しい情報が入ってくればそれに対する「思考」が発生しますが、全く情報を取り入れないとこの「思考」が発生しないことになるのです。
様々な情報を比較したうえで自分の意見が持てれば、議論に参加してさらに考えを洗練させることもできます。
進歩しない
これは前段と少し重なりますが、情報収集力がない人間は進歩しません。
進歩というのは、情報そのものの知恵もそうですし、情報を取り入れるための手段もそうです。例えば英語の情報を取り入れるために、たくさんの英文を読めば英語の能力が高まりますよね。
情報を収集する際は知識そのものを取り入れるだけでなく、情報収集のために他のスキルも上がっていることになるのです。
【仕事の将来が不安?】解消するための考え方を解説!情報収集力の身につけ方
ではここからは実際に情報収集力を高める方法を紹介します。情報収集力は経験に応じて高くなっていきます。まずは以下の項目を実行することから始めましょう。
・情報収集を習慣にする
・得た情報はアウトプットする
・ツールをうまく活用する
・集めた情報に対して自分の考えを持つ
・情報同士の繋がりを意識する
情報を集める目的を明確にする
まずは「自分は何のためにこの情報を集めるのか」を明確にしましょう。情報はむやみやたらに集めても活用できません。
しっかりとした目的意識をもって、その目的を達成するために有効な情報のみを集めるようにしましょう。
情報収集を習慣にする
情報収集は習慣化させなければなりません。これは先述した「情報の新鮮さ」がどんどん失われていくから。
情報は常に更新するとともに、関連して新しい情報も取り入れるのがベストです。
得た情報はアウトプットする
これが一番大切なステップです。得た情報は必ず活用して、アウトプットするのを心がけましょう。
これは情報は使うことでより強く定着するから。使われない情報はどんどん記憶の片隅へと追いやられてしまいます。情報収集の時間が無駄にならいよう、情報は積極的に活用するべきなのです。
ツールをうまく活用する
これは人によって異なりますが、個人的にはツールを活用して情報収集するのがオススメです。
私はニュースはTwitterのニュース機能を利用して確認しています。なぜならTwitterのニュースには他人の意見が「リプライ」として残されており、自分の意見や感じたことと比較できるから。またそのニュースの正当性もリプライから推測することできます。
このように情報収集はツールを活用して効率的に行いましょう。
集めた情報に対して自分の考えを持つ
これはアウトプットと少し重なりますが、集めた情報には必ず自分の意見を持ちましょう。意見ではなく、自分の経験と重ねるのもOK!
情報を軽く受け流すのではなく、反対意見でも賛成意見でも、とにかく自分の意思をしっかり持つのが重要です。
情報同士のつながりを意識する
最後に集めた情報同士の繋がりを意識してみましょう。全く関係のないジャンルの情報でも、実はそれぞれで活用できる場合があったり、意外な部分で接点が見つかることもあります。
引き出しが増えたということは、より多くの知恵が増えたと言う事。一つのことに行き詰ったときに、全く別のジャンルから打開策を引っ張って来れるかもしれません。
まとめ
今回は情報収集力について身につけ方とそのメリットを紹介しました。
情報収集力を身につけることで、生きやすさそのものが向上します。また自分の意思を明確にできるため、しっかりとした軸ができるというもの情報収集のメリットですね。
正しく価値のある情報をしっかり収集できる能力を獲得し、上手く活用できる人間になりましょう。
参考文献:
情報収集力 – weblio辞典