ノマドワーカーに向いている仕事・働く場所は?

昨今、働き方は多様化しています。以前は朝起きて会社に行くと言う事が標準でしたが、現代では誰にでも当てはまるという訳ではありません。

そのような現代で「ノマドワーカー」と言う働き方がひときわ注目を集めています。

そこで今回はノマドワーカーとはどのような働き方か?というところから、向いている業種、どこで仕事をするのか?と言うところまで見ていきます。是非、最後までご覧ください。

ノマドワーカーとは?

ノマドワーカーとは、勤務先の事務所や自宅では無く、カフェであったり、コワーキングスペース等を利用して、ノートPCやタブレット端末を使用して仕事を行う人の事を言います。

また、海外を転々と旅をしているノマドワーカーも増えています。ネット環境の急速な進歩により多くのノマドワーカーが世界を移動しながら仕事をしています。
「ノマド」はフランス語であるnomadoを語源としています。日本語にすると「遊牧民」と言う意味です。

ノマドワーカーとはこの遊牧民のように一定の場所ででは無く、場所を変えながら自由なスタイルで仕事をする働き方です。
今後、このような働き方をする人は日本に限らず、世界中で増えていくでしょう。

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ノマドワーカーの持ち物

ノマドワーカーとして働くために日常持ち歩く持ち物とはどのような物でしょう。ここに記載している物は基本的な物です。職種によって追加するものもあります。

パソコン

ノマドワーカーの仕事と言うのは基本的にパソコンが無いと仕事になりません。連絡方法も基本的にはメールやチャットツールになります。職種によっては納品もオンライン上で行う事になります。

ノマド用のパソコンは可能な限り小型の物がいいのですが、スペックや作業の快適性などの要素を加味し選択しましょう。

パソコンの充電器や予備バッテリー

カフェなどで作業の際、パソコンの充電が切れてしまうと言う事は避けなければなりません。パソコンがただの箱になってしまいます。充電が切れてしまうと全ての作業が止まってしまいますし、外部との連絡も取れなくなる可能性があります。

カフェの場合は電源席が用意されている場合がありますので、その際は電源席を確保する事が重要です。ただ、すべてのカフェに電源席がある訳ではありませんので、万一の場合に備えて予備のバッテリーも持ち歩きましょう。

Wi-Fi

多くのカフェではフリーWi-Fiが用意されています。ただ、その場合であっても時間制限等がある場合もありますので注意が必要です。

また、公園であったり、その他の環境で作業する場合はポケットWi-Fiを契約しておきましょう。

スマートフォン

情報収集から、クライアント等との連絡、アイデア出しなど各作業に欠かせません。海外でノマドの場合はSIMフリーモデルを選んでおけば各国の現地SIMを差してどこからでも通信できます。

ノマドワーカーに向いている仕事

いろいろな職種がある中で、ノマドワーカーに向いている仕事を紹介していきます。

エンジニア

プログラミングのスキルを持っていれば、コーディング等の案件を受ける事が出来ます。HTML/CSSを使用したWebデザインやスマホアプリの開発等、様々な仕事があります。

プログラミングは小学校での授業必修化も予定されており、大きく需要が増えています。現在技術者の数が圧倒的に不足しています。
募集サイトににも大量の仕事が掲載されています。

システムの案件受注から成果物の納品までのやり取り全てをネット上で完結する事が出来ます。

ブロガー

ブログを執筆する事を仕事にする事も出来ます。有益な情報を掲載すれば、ブログの閲覧数が増えれば広告収入やアフィリエイトの収入を得る事が出来ます。
完全に個人の仕事となりますので、取引や交渉などもありませんので自由な働き方の代表的な仕事となります。

通常ノマドワークの為にはかなりの専門知識が必要とされていますが、その中でスキルや経歴の無い人が最も収入を得やすいのがブログと言われています。
簡単ではありませんが、誰でも即スタートする事が出来ます。

自分の得た知識であったり経験をブログに掲載し、多くのアクセスを得て広告経由で商品やサービスが売れると紹介料としてマージンが入ります。

他の手段で稼ぐ場合に於いてもブログ経由で案件を受注できる事もあるので、是非ブログを開設しておきましょう。

Webライター

全くの初心者でノマドワーカーになりたいと思った場合、Webライターもおすすめです。その名称通りメディア等へ寄稿する文章をライティングする仕事です。簡単なPC操作が出来れば誰でも始める事が出来ます。

多くのWebライティングの仕事はネット上で完結する事が出来ます。
また、スキル、実績を積み重ねる事が出来れば単価交渉をする事も可能になります。

得意分野、専門分野の知識や文章力を磨く事により、どこでもパソコン1台あれば働けるようになります。

翻訳家

語学の知識を活かし、翻訳で収入を得てる人もいます。
外国語が話せると言う事は海外移住のハードルが大きく下がりますし、生活の中で外国語使う環境なのでスキル習得に繋がりノマドとの相性は抜群で自由な働き方や暮らしを手に入れる事が出来るでしょう。

ハードルは高いものの、特定のジャンルの専門知識を身につければ、差別化に繋がり、比較的安定して稼ぐ事が出来ます。

Webデザイン・ホームページ作成

ノマドワーカーの代表的な仕事の一つとなります。未経験から実現する人が多く、仕事を受注する事を出来るサイトも充実しています。

Webライターと一番大きな違いは「単価」です。誰でも出来るわけでは無いので買い叩かれる事が少なく、安定した収入を得る事が出来ます。

ノマドワーカーの働く場所

パソコンとWi-Fi環境さえあれば時間や場所にとらわれずに作業する事が出来るのノマドワーカーですが、具体的にどのよう場所で作業しているのでしょう。
イメージ的にはカフェでコーヒーを飲みながらと言う感じですが、そうとばかりではないようです。

コワーキングスペース

コワーキングスペースとは、不特定多数の人が仕事をする共有スペースの事となります。フリーアドレスのワークスペース、空いている席を自由に使うタイプと、自分専用席を持てるタイプがあります。

コワーキングスペース利用の利点は個別に仕事を持つ人々が交流を持って、お互いに刺激を与えあう事が出来ると言う事です。

多くの場合は月額の利用料金を支払い所定時間内に自由に出入りして作業を行う事が出来ます。フリーランスの場合こういった場所で人脈を作っていく事もあるようです。

カフェ

ノマドワーカーと言えばやはりカフェで作業と言うイメージです。カフェにはチェーン店のカフェや個人経営のカフェなどいろいろな形態があります。
ノマドワーカーが増えてくるにつれ、電源席やWi-Fi環境を整えるカフェも多くなってきました。

チェーン店のカフェの場合、周囲がうるさかったり、テーブルが小さかったりして人によっては作業しずらいかもしれません。ただ、コーヒーの値段は安く済むでしょう。

一方個人経営のカフェや喫茶店の場合、必ずしもWi-Fiや電源席が用意されているわけではありません。ただ、落ち着いて作業できるカフェが多いようです。

但し、飲食をしたいお客さんの邪魔にならないように配慮しましょう。

インターネットカフェ

周囲の音が原因で集中する事が出来ないと言う方はインターネットカフェで作業をしています。個室なので他人の目が気になる事もありませんし、基本的には他人の会話も聞こえてきません。パソコンも備え付けてありますので、ノートパソコンを持ち運ばなくても作業できるメリットがあります。

公園

ノマドワーカーの場合、通勤や外回りが無く1日中室内にいる事もあるでしょう。1日中室内いる事は健康に良くないとされています。
そこでおすすめしたいのが、公園での作業です。公園にはベンチがあったり、小さなテーブルが設置されている事もあります。

昼の一時に公園で太陽の光を浴びながらメールチェックをするだけでもリフレッシュ出来るでしょう。良いアイデアも降ってきそうです。

ノマドワーカーのメリット・デメリット

ノマドワーカーのメリット

ノマドワーカーには様々なメリットがあります。自己管理がしっかり出来る人には、理想の働き方となります。

場所・時間が自由

働く場所・時間が自由と言う事がノマドワーカーの一番のメリットと言えるでしょう。
会社員の場合、就業時間や場所が決まっていますので、プライベートの予定も思うようにこなすことができません。

平日に外せない所用がある場合でも、人員不足等で休みを取れない会社もあるでしょう。その点ノマドワークであれば、時間と場所を柔軟に変更する事ができます。

ノマドワーカーはカフェでの作業が多いです。自分のお気に入りのカフェを見つけたり、初めてのカフェに立ち寄ったりする楽しみもあるでしょう。

自分のペースで作業できる

世の中には夜型の人もいます。このタイプの人が会社の就業規則に合わせて働くと言うのは効率面や精神面で見てもデメリットばかりで良い事は1つもありません。朝起きる事が出来ない代わりに夜集中して作業すると言う方もいる事でしょう。

ノマドワーカーは自らの体調やライフサイクルに合わせて働くことが可能ですので、高いパフォーマンスで仕事に取り組めるでしょう。

通勤は不要

朝の満員電車がつらいと言う方も多いのではないでしょうか。通勤時間は人の幸福度に大きく影響を及ぼすと言われています。
会社に着いた時点で体力が消耗していては、仕事に集中できないでしょう。

ノマドワーカーは通勤の必要がありませんから、朝もゆっくりできます。仕事開始の段階から全力で仕事に取り組めることでしょう。

ノマドワーカーのデメリット

自己管理が必須条件

人間はどうしてもやる気が出ない日があります。そんな時でも会社員の場合は同僚と会話したり、資料に目を通す事によってモチベーションが上がってくる事があります。

一方、ノマドワーカーの場合は、自分一人で悪い意味でも周りの目がありませんので、モチベーションが上がらず「今日はやめよう」と思ってしまうかも知れません。
自己管理がうまくできない人は、1日で終わらずズルズルといってしまう危険性もあります。

また、体調不良の場合も会社員の場合は同僚にお願いする事も出来ますが、ノマドワーカーの場合はできません。
健康及び自分のモチベーションをしっかり出来る人でないと仕事を進めるのが難しいかも知れません。

チームコミュニケーションがない

上司に恵まれない、職場の人間関係が嫌こう言った理由でノマドワーカーになりたいと考える人も多いでしょう。
しかしながら、一人で仕事を始めてみると、人と関わりながら仕事をしたいと思うようになる可能性があります。

1日中パソコンに向かっていても問題ないと言う人でないと寂しい気持ちになるかも知れません。

お金がかかる

カフェで作業するには最低でもドリンク1杯分の出費が発生します。コワーキングスペースを利用するにも場所代はかかります。
これが毎日となるわけですから、それなりの出費となります。

集中が途切れがち

隣の席が近い、不特定多数の人が常時出入りしている。このような環境で作業をしていると集中が途切れがちです。また、1日中同じ場所には居れるとは限りません。作業途中であってもやむなく移動する事もあるでしょう。

更には、公共の場所で作業する事に対して否定的な意見がある事も事実です。そういった意見も理解しておかねばなりません。

 

フリーランスを目指すために準備しておく事

まとめ

今回はノマドワーカーとはどのような働き方か?というところから、向いている業種、どこで仕事をするのか?と言うところまで見て見ました。
いかがでしたでしょうか?

場所や時間に縛られることのない自由な働き方ですが、同時に自己管理や自己研鑽が必須でもあります。働き方が多様化している現代ではオフィスで働かないと言う方も増えています。

ノマドワーカーとして生活できるスキルを手に入れれば、今後更に自由な暮らしを手に入れる事が出来るでしょう。

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