こんにちは。
在宅ワークが続き、ネクタイの結び方を忘れてしまったFa1(ふぁいち)です。
突然ですが、皆様はこれからプログラミングを始めたいと思われていますか?
プログラミング教育が小学校で必修となったこの時代に、プログラミングを始めたいと思われる方も増加傾向にあるようです。
ただ、いざプログラミングを始めようと思っても、
「プログラミング言語の種類が多くて、なにから始めれば良いのかわからない」
「簡単にはじめられるプログラミング言語はどれだろう」
といった疑問を抱えられる方が多いかと思います。
そこで、本記事では初心者でも取り組みやすいプログラミング言語について紹介を行わせていただこうと思います。
目次
プログラミング言語とは?
それでは、まずはプログラミング言語とはどんなものかを説明致します。
コンピュータとのコミュニケーションツール
プログラミング言語とは、結論から言ってしまうと
コンピュータと人間の間で用いるコミュニケーションツール
です。そもそもコンピュータは人間の言葉を理解することができません。
実はコンピュータは「1か0か」という内容しか理解できません。いくつもの1と0の組み合わせによって複雑な命令を解釈します。つまり、コンピュータに何か命令を行うには1と0の組み合わせを用いる必要があります。この1,0の組み合わせでの命令を「機械語」と言います。
しかし、1, 0の組み合わせはコンピュータにとってはわかりやすい表現かもしれませんが、人間にとっては非常に分かりづらい表現です。そこで、コンピュータと人間との間に立ってコミュニケーションをスムーズにしてくれる翻訳家(言語プロセッサ)が登場します。
その翻訳家にも理解できる言葉の限度があるので、純粋な日本語や英語ではなく「プログラミング言語」という少しコンピュータ寄りの言語を用います。
インタプリタとコンパイラ
言語プロセッサには、
- インタプリタ
- コンパイラ
- アセンブラ
という三種類があり、アセンブラはアセンブラ言語専用の翻訳家ですので、アセンブラ言語を用いる環境ではない限りあまり関わることはありません。
コンパイラ
コンパイラは、人間が記述したソースプログラムを目的プログラム(機械語)へと翻訳する言語プロセッサです。目的プログラムとは、ソースプログラムを全て機械語に翻訳した状態のプログラムのことを指します。
コンパイラの特徴としては、ソースプログラムを一気に翻訳をして一度コンパイル(翻訳作業)を終えればその後同じソースプログラムに対してコンパイル作業は不要となります。
言語プロセッサとしてコンパイラを使うプログラミング言語は、何度も何度も翻訳がいらないので、比較的動作が早いものとなります。以下がコンパイラを用いたプログラミング言語の例になります。
- C言語
- C++
- Java
インタプリタ
インタプリタは、人間が記述したソースプログラムを一命令ずつ機械語へと随時翻訳する言語プロセッサです。
コンパイラとは違い、目的プログラムを作らないという特徴もあります。
インタプリタはソースプログラムの一命令ずつを随時機械語に翻訳してコンピュータへ伝えていくので、ソースプログラムが未完成であったとしても、できているところまで実行されるという特徴があります。そのため、エラーが非常に見つけやすくデバッグがしやすいという特徴があります。
以下がインタプリタを用いたプログラミング言語の例です。
- Python
- JavaScript
- Ruby
エラー発見の容易さ等から初心者の方はインタプリタを用いた言語から始められることをおすすめ致します。
初心者におすすめの言語
始めやすい言語
先述の通り、初心者の方はインタプリタの言語から始めることをおすすめ致します。その中でも、開発環境構築や文法理解の容易さを考慮したおすすめ言語を2つご紹介致します。
JavaScript
まずはJavaScriptです。JavaScriptは、ブラウザとメモ帳ソフトさえあれば開発を行うことが可能です。
そのため基本的に特別な開発環境をセットアップする必要が無く、今すぐにでも始めることができる言語です。文法構成もシンプルで、学習用のコンテンツも豊富にあるため学習に困りません。
JavaScriptの実行環境はブラウザ(Google ChromeやSafari等)内に含まれているため、追加で何かをダウンロードするといった作業も必要ありません。
JavaScriptは、主にホームページに動きを加える際に用いられます。例えば、ホームページ上に他サービス(Google map等)のデータを取得・表示したり、カウントダウンタイマーを表示したり、ホームページ上で動的に変化する情報を加工したりすることができます。
基本的なデザインはHTML / CSSという言語を用いて記述を行うため、JavaScriptと合わせてHTML / CSSについても学習を行われることをおすすめ致します。それぞれの言語を取得することで、個人でWebサービスを構築することも可能になります。
【初心者向け】JavaScriptの文字列の基本的な処理方法について解説! javascript が効率的に学べるおすすめサイト9選!Python
続いてのおすすめ言語はPythonです。
Pythonは簡潔な言語文法仕様により、少ないコード数で非常に分かりやすいソースコードを記述することが可能です。
JavaScriptと同様に、人気な言語ですので学習用のコンテンツも豊富です。困ったときは「Python 〇〇〇 やり方」と検索すればおおよそ解決する可能性が高いです。
Pythonが得意な分野は、統計計算や機械学習です。ライブラリも豊富に備えているため、自身でAIを構築するなんてことも可能です。AIの分野は今後もさらに注目度が増していく分野ですので、Pythonをマスターしていくメリットは長期的にみても大きいです。
ただし、JavaScriptよりも導入は難しいです。JavaScriptはブラウザにプログラムの実行環境が含まれてるため、追加で実行環境を導入する必要がありませんが、Pythonは自分で実行環境を導入する必要があります。
とはいえ、Pythonの公式サイトから自身の環境(Windows or MacOS)に合わせて開発環境をダウンロードし、流れに従っていくだけで導入が可能です。
Python公式サイト
https://www.python.org/downloads/
上記のサイトより、「Download Python」をクリックするだけで、導入を始めることができます。
AIプログラミング入門【Python】まとめ
本記事では、「プログラミング言語とはどのようなものか」と「初心者の方にとってのおすすめのプログラミング言語」について説明を行いました。最も容易に始めることができる言語はJavaScriptで、次点でPythonがおすすめです。
上記に限らずに何か一つのプログラミング言語を取得することができれば、他の言語を学び始めた際にも共通の文法が合ったりと、なにかと応用がきく場面が出てきます。そのため、まずは何か一つの言語をしっかり学び続けることが大切です。
本記事がプログラミングを始めようとされている方にとって参考になりましたら幸いです。