働きやすく、より自分に合った職業を探す世の中になり「天職」というワードに聞き覚えがある方も多いのではないでしょうか。
ではこの天職とは具体的にどんな職業のことを指すのかはご存じですか?
今回は
✓自分にとっての天職を見つける方法
について紹介します。今自分の仕事について悩んでいる方はこの「天職」を見つけ、仕事のストレスから解放されるという手もあるのです。
目次
天職とは?
自分にとっての天職をより見つけやすくするために、まずは正しい「天職」の意味を知っておきましょう。
天職の意味
実は天職は正式な単語で、辞書にも登録されています。goo国語辞典によると
1 天から授かった職業。また、その人の天性に最も合った職業。「医を天職と心得て励む」
2 天子が国家を統治する職務。
出典:goo国語辞典
といった意味があります。しかし類語に「適職」という言葉がある通り、最近では少し変わり「自分の性質に合った職業」という意味を持つようになったようです。
確かに元々の意味である「天から授かった職業」の部分を少し練れば、天から授かったかのように自分に合った仕事という定義で捉えることができますよね。
適職と天職の違い
天職とほとんど同じ状況で使われる言葉に「適職」という言葉があります。適職とはそれぞれの能力や才能に合った職業のことを指すので、意味は天職とは大差ありません。
ここまで見てみると、やはり「その人にとって性格的に、能力的に合う仕事」を天職と呼ぶのが相応しいでしょう。
しかし天職は「天から授かった」という意味があるので、性格や能力の中でも生まれ持った先天性のものに合う職業を天職とここでは定義します。
天職の見つけ方
ではここからは実際に天職を見つける方法について紹介します。実際に天職を探している方は、以下の項目を実施してみましょう。
・世間の職業を研究する
・新しい職種にチャレンジする
・ポジティブな感情を抱くシーンを思い出す
・毛嫌いせずに没頭する
自己分析をする
天職を見つけるためには、自己分析がしっかり行われている必要があります。自己分析とはこれまでの人生を振り返り、自分の長所や短所の見極めをしっかり行うこと。
自己分析を行うことによって、自分の能力や才能を発見でき、結果的にその特性を生かせる職業に就けるのです。
人間誰しもが向き・不向きというものがあります。天職を見つけるためには、努力すると倍以上に結果が返ってくる「特性に合った」職業を見つける必要があるのです。
また同時に「自分の好きな事」についても考えておきましょう。好きなことは何でもOK!たとえ好きな事が職業と直接的につながらなかったとしても、意外な点で関連を持っていることがあります。
好きなことを掘り出した後は「なぜ自分はそれが好きなのか」を詳しく分析していきましょう。
世間の職業を研究する
天職を見つけるには「自分の特性に合った職業を見つける」と先述しましたが、この天職を見つけるために、実存する職業をより多く知る必要があります。
今は誰もが気軽にインターネットが利用できる時代です。世の中にはどんな職業があるのかをピックアップしておきましょう。
新しい職種にチャレンジする
天職は意外な所から発掘される場合もあります。それが、今までは見向きもしなかったり、毛嫌いしていたり、何かと理由を付けて挑戦することのなかった職業です。
「自分には無理だから」と否定から入るのはチャンスを失うのと等しく、とても勿体無い状態。
とりあえずやってみよう!という精神を大切に、まずは挑戦してみるのが大切です。しかしここで注意して欲しいのが「時間は有限である」ということ。
片っ端から挑戦するのも良いですが、天職を見つけたころにはもう手遅れという場合もあります。この最悪な状況を回避するためには、その職業に就いている人の話を聞いたり、業務内容を詳しく調べたり、とにかく情報収集を行いましょう。
最終的に残った1~2つの職業にチャレンジし、天職を見つけるという方法が一番効率的と言えるでしょう。
ポジティブな感情を抱くシーンを思い出す
皆さんは何をしている時が一番楽しいと感じますか?もしくは落ち着く、ストレスフリーだ、集中できる、達成感を感じるなど、ポジティブな感情なら何でもOK!
このようにポジティブな感情を抱いている状況を思い出してみましょう。
よく考えてみると、趣味や私生活などのプライベート以外にも、仕事をしている最中にポジティブな感情を抱くシーンがあるのではないでしょうか?
「仕事として全体を見ると嫌いだけど、この業務だけは好き」これさえあれば、天職を探すきっかけとなるのです。
毛嫌いせずに没頭する
天職を探す際、多くの人が焦ってすぐに仕事を諦めてしまう傾向があります。しかしよく考えてみてください。仕事以外でも、最初から上手に思った通りにできる事は少ないはず。
しかし回数を重ねるうちに「これは自分にとって得意な事だったのかもしれない」と感じるシーンがあるのではないでしょうか?
これは仕事にも当てはまります。仕事は特に最初が苦労の連続。辛いからやめようという思考を改めて、「まだもう少し耐えてみよう」と考えるようにしましょう。
なぜあなたの年収は上がらないのか?天職は本当にストレスフリーなのか?
しかし就職・転職するというのは、大変労力がかかるため気軽に行えるものではありません。ここでは天職を見つけるうえでのデメリットを解説します。
膨大なエネルギーが必要
まず就職活動・転職活動には膨大なエネルギーが必要です。特に「自分に合った職種に就く」天職探しでは、あらゆる業種を研究しつくし、さらに数ある企業から自分に合った企業を選定しなくてはなりません。
就職は情報戦です。情報を集める際は多大なエネルギーを消費するので、それを覚悟の上で天職探しに臨む必要があります。
収入が安定しない
天職は一発で見つかる場合もありますし、何回も転職したうえで見つかる可能性もあります。
天職探しの懸念点としては、やはり収入が安定しないことにあるでしょう。一つの企業に長く務めることが出来ないので、収入はあまり上がりません。
現在の会社に在籍中に転職活動を行う器用な方もいますが、やはり集中するためには退職後に企業探しに専念するのがベスト。
天職探しを行う際は、予め生活費を貯金しておくことをおすすめします。
業界での経験値が積めない
これは先ほどの段落と内容が重なりますが、一つの企業に長く勤めないということは、その企業での経験値をあまり積むことが出来ません。
転職する際、企業側が本人がどんなスキルを身につけているかを重視しますが、職を転々としているとアピールできるスキルがない状態になってしまうのです。
なので先ほど紹介したように、天職探しに挑戦する際は1~2企業を厳選するのがオススメなのです。
天職が見つからない可能性もある
これは非常に残念な現実ですが、天職探しには見切りを付けなければいけないこともあります。
何回転職を重ねても、天職が見つからない場合もありますし、そもそも天職に就けていたのに、見極めが出来ずにチャンスを逃してしまう場合もあります。
天職は必ず見つけられるものではなく、むしろ見つけられるのは凄いことだということを意識しておきましょう。
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今回は「天職の意味」と同時に、天職の見つけ方やデメリットについてもご紹介しました。
いかがでしたか?天職を見つけるというのはとても難しいことです。また天職が必ず見つかるという保証もないまま、転職活動を繰り返す気力や体力が必須になります。
それでも天職を見つけたいという方は、今回紹介した見つけ方を参考に天職探しをスタートしてみてくださいね。
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