【HTML入門】textareaタグの基本的な使い方を徹底解説!

フォームを作る時、お問い合わせ内容などユーザーにテキストを入力してもらいたい時によく使うのがtextareaです。ですが、同じテキストを入力できる<input type=”text”>との使い分けに悩んだ方もいるのではないでしょうか。

そこで今回はHTML初心者に向けて、

・textareaタグとinputタグとの違い
・テキストエリアの作り方
・テキストエリアに設定できる属性

をご紹介します。

テキストエリアの使い方にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

textareaタグとinputタグの違い

<textarea>と<input type=”text”>は、どちらもテキストを入力させたい場合に使います。

使い分けは簡単で、

タグ 入力欄 使用例
 <textarea>  複数行のテキスト入力欄 お問い合わせ内容など
 <input type=”text”>  1行のテキスト入力欄 名前・住所など

となります。

入力項目の内容によって使い分けましょう。

テキストエリアの作り方

それでは実際にテキストエリアを作ってみましょう。

テキストエリアは他のフォームの部品と違い、inputタグを使いません。以下のようにtextareaタグを使って記述します。

このように表示されます。inputタグと違い、最後に</textarea>という閉じタグが必要になるので注意しましょう。

テキストエリアに設定できる属性

テキストエリアはお問い合わせフォームなどの部品の一つとして使います。

フォームの部品として機能させるために必要な属性や、テキストエリアの見た目を変えるために必要な属性があります。

テキストエリアを使いこなす上で必須な内容なので、一緒に覚えておきましょう。

テキストエリアに名前を指定する【name】

例えばお問い合わせフォームのように、何かの情報を送信する必要がある場合、HTMLだけでは機能を実現できません。PHPなどの別のプログラムに情報を送り、処理をする必要があります。

inputタグと同様に、name属性を指定すると情報を送られたプログラムが「このフォームの部品は何なのか」と識別できるようになります。

上の例だと、textareaの中に入っている内容は「otoiawase」の中身なんだとプログラムに認識されます。

行数・列数を指定する【rows・cols】

テキストエリアが狭いと、ユーザーは入力しづらく感じます。rows・colsの項目を指定してあげると、テキストエリアの大きさを自由に変更できます。

属性名 設定できる項目 見た目の変化
rows 行数 テキストエリアの高さが変わる
cols 文字数 テキストエリアの幅が変わる

入力できるのは数字のみで、%などの単位で指定することはできません。

ちなみに、rowsやcolsを使わずにCSSのwidthやheightで指定することもできます。

初期値を指定する

テキストエリアに初期値を入力しておきたい場合は、<textarea>〜</textarea>の中に含めます。

初期値が不要な場合は<textarea></textarea>とすれば何も表示されません。

inputタグと違い、value属性で初期値を設定することはできないので注意しましょう。

入力必須にする【required】

必ず入力させたい項目にはrequiredを指定しましょう。

入力せずに送信しようとするとエラーが表示されます。

最大文字数・最小文字数を決める【maxlength・minlength】

maxlength属性を使うと、指定した文字数以上の入力は無効になります。

上記の例の場合、20文字以上の入力は全て無効になります。ただし、これだけだとユーザー側からはどうして途中から入力が無効になるかわかりません。必ず入力フォームの近くに「◯文字以内で入力してください」と書いておくようにしましょう。

同じように、minlength属性を使うと最小文字数が指定できます。

上記の例だと、5文字未満で送信しようとするとエラーになります。ただし、空(0文字)だと送信できてしまうので、入力必須のrequiredと一緒に使うようにしましょう。

プレースホルダーを指定する【placeholder】

初期値としてではなく、そのテキストエリアが何の項目なのか表示したい時にはplaceholderを使いましょう。

このように、入力欄にうっすらとテキストが表示されるようになります。placeholderで指定した内容は、ユーザーが何かを入力すると表示されなくなります。

まとめ

以上、今回はHTML初心者の方に向けて

・textareaタグとinputタグとの使い分け
・テキストエリアのタグの書き方
・テキストエリアに設定できる属性6つ

をご紹介しました。

この記事の内容を覚えておけば、よりユーザーが使いやすいテキストエリアが作れるようになります。ぜひマスターしてみてくださいね。

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