ビジネスとは1の労力に対して…
どうも、かずきちです。
あなたが思う、ビジネスの大原則ってなんだと思いますか?
いわゆる、ビジネスとして成り立つための条件です。
「お金を得られること?」「利益を出すこと?」「社会貢献?」
違います。
もっと、根本的なものです。
答えは、
1の労力に対して、対価が10にも20にもなるもの。
です。
稼げない人がやりがちなビジネス
ビジネスとして成り立つためには、さっき言ったように「1の労力に対して、その対価が1以上になるもの」です。
どういうことかというと
例えば、あなたが普通に会社員をしています。
会社員として基本1日8時間週5で働き、その対価としてお金を得ています。
これは
1の労力に対して1の対価を得ているもの
です。
働いたら働いた分だけもらえる。
というものですね。
ハッキリ言いますが、これはビジネスではありません。
営業マンも基本的には同じです。
私が昔やっていた不動産の営業もそうでした。普通の内勤の会社員とは違い、歩合になるので、売れば売るだけ給料が増えます。
しかし、これも「動いたら動いた分だけ」というものです。
「1件売ればいくら」という形ですね。
さらに請負も基本的には同じです。
請負というのは、仕事を請負ってその対価としてお金を得るというものですね。
HPの制作会社なんかもそうです。
1社or1人から仕事を請負って、その対価としてお金を得るわけなので、結局は「働いたら働いた分」だけです。
ECサイトなどのネット通販なんかもそう。
1商品仕入れて、売って。です。
この「働いたら働いた分だけ」の何がいけないかというと
ずっと自分が動き続ける必要がある。
動かないかぎりお金は得られない。
自分の時間を切り売りしている
ということです。
結局これって会社員となんら代わりはないんです。
そんなビジネスやるなら、会社員の方が良いです。
福利厚生もあるし、ローンも組みやすいですしね。
昔流行ったロバート・キヨサキの「金持ち父さん貧乏父さん」という本のように「ラットレース」というネズミが風車を頑張って回しても、結局その場所から一歩も進まない。というようにこういった動き方というのは働いても働いてもお金が増えていくことはありません。
(もちろん、実際は増えますが、必ず限界が来てしまいます)
時給の限界
「動いたら動いた分だけでもいいんじゃないの?」
「請負がなぜいけないの?」
「HP制作会社もちゃんとしたビジネスじゃないの?」
という声が聞こえてきそうですが、
なぜ「動いたら動いた分だけ」というのがいけないかというと
自分の時間を切り売りしているに過ぎない
からです。
実は、結局のところアルバイトとなんら変わらないんです。
アルバイトで働くよりも、時給が高くなっただけ。
結局は「自分の1時間をいくら」という形で売っているだけです。
なぜ、これがいけないかというと
前回も話しましたが、人は必ず1日24時間という縛りがあります。
これは誰でも同じですね。
ということは、
上限がある。
ということです。
実際会社員として働いていても、1ヶ月300時間程度が限度でしょう。
時給4000円だとしても、1ヶ月120万円が限度です。
もちろん、有名なデザイナーや芸能人のように1件の仕事を獲得するだけで、何千万ということになれば時給は何十万にもなりますが、普通の人には到底無理です。
自分の技術なりを上げても限度があります。
これが、「働いたら働いた分だけ」の限界なんです。
ビジネスとは、人の時間の奪い合いである
でも、HP制作会社とかネット通販は儲かってるよね?ビジネスだよね?大抵のビジネスは請負だよね?
と思われるかもしれませんが、その通りです。
れっきとしたビジネスです。
ただし、肝心なのは
「自分が動かない」
ということ。
さっき「働いたら働いた分だけ」は限界があると言いました。
ただし、それは、
「自分が動いたら」の場合。
だから、大企業の社長なり中小企業の経営者なり政治家なり、
この根本を分かっている人はみんな
人を雇う
んです。
人を雇うことで、人を使うことができ、根本的には
人の時間を使うことができます。
人の時間を奪い、人の時間を使うことで、利益をどんどん増やしていくことができるんです。
だから、さっきの「時間の限界」を超えることができるんです。
「奪う」というと悪そうな言い方になりますが、
もちろん、働く側にも新しいスキルや経験を得られたりメリットがあり、さらにはお金を得られるわけなので、悪い話ではありません。
ただし、この根本は常にあるということを意識しておく必要があります。
前回、「稼いでいる人は1日24時間ではない」と言いましたが、実はこのことがあるからなんですね。
人の時間を使うことで自分の時間を増やし、その時間で稼ぐ。
お金がある人ほどお金が出せるので、人の時間を使うことができるわけです。
お金がない人よりも、早く、労力が少なくお金を増やすことが出来るんです。
あなたがビジネスをするのであれば、
1の労力に対して、対価が10にも20にもなるもの。
を見つけることです。